イオヘキソール
UpToDate Contents
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- 1. 造影剤に対する即時型過敏反応:臨床症状、診断、および治療 immediate hypersensitivity reactions to radiocontrast media clinical manifestations diagnosis and treatment
- 2. 造影剤誘発性腎症の予防 prevention of contrast induced nephropathy
- 3. 腎機能の評価 assessment of kidney function
- 4. 造影剤に対する即時型過敏反応:再発反応の予防 immediate hypersensitivity reactions to radiocontrast media prevention of recurrent reactions
- 5. 化学療法関連腎毒性および腎不全患者における用量調整 chemotherapy related nephrotoxicity and dose modification in patients with renal insufficiency
Related Links
- イオベリン注300,イオヘキソール注射液. ... イオベリン300注150mL(ジェネリック薬品 ). 経路:注射薬|規格:64.71%150mL1瓶 |一般名:イオヘキソール注射液|薬価 :7157.00 |メーカー:テバ製薬 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イオベリン240注シリンジ100mL(尿路・CT用)
組成
- 1.組成
- 本剤は1シリンジ中にそれぞれ以下の成分を含有する。
- 内容量
100mL
有効成分
イオヘキソール 51.77g[ヨード含有量:24g(240mg/mL)]
添加物
エデト酸カルシウム二ナトリウム水和物 0.1mg/mL
トロメタモール 1.21mg/mL
pH調整剤
禁忌
- ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な甲状腺疾患のある患者[ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある]
効能または効果
●イオベリン240注シリンジ100mL
- 四肢血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
●イオベリンシリンジ300(50mL,80mL,100mL)
●イオベリン300注シリンジ125mL
●イオベリン300注シリンジ150mL
- 脳血管撮影、選択的血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
●イオベリン350注シリンジ70mL
●イオベリンシリンジ350(100mL)
- 血管心臓撮影(肺動脈撮影を含む)、大動脈撮影、選択的血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影、小児血管心臓撮影(肺動脈撮影を含む)
-
- 通常、成人1回下記の量を使用する。
なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。
|
*240注シリンジ100mL |
シリンジ300(50mL、80mL、100mL) |
300注シリンジ125mL、150mL |
350注シリンジ70mL |
シリンジ350(100mL) |
脳血管撮影 |
− |
5〜15mL |
5〜15mL |
− |
− |
血管心臓撮影 心腔内撮影 |
− |
− |
− |
20〜40mL |
20〜40mL |
血管心臓撮影 冠状動脈撮影 |
− |
− |
− |
3〜8mL |
3〜8mL |
血管心臓撮影 肺動脈撮影 |
− |
− |
− |
20〜40mL |
20〜40mL |
大動脈撮影 |
− |
− |
− |
30〜50mL |
30〜50mL |
選択的血管撮影 |
− |
5〜50mL |
5〜50mL |
5〜50mL |
5〜50mL |
四肢血管撮影 |
25〜50mL |
10〜50mL |
10〜50mL |
10〜50mL |
10〜50mL |
ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影 |
− |
1.5〜50mL |
1.5〜50mL |
− |
− |
ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影 |
− |
20〜50mL |
20〜50mL |
20〜50mL |
20〜50mL |
コンピューター断層撮影における造影 |
40〜100mL |
40〜100mL* |
40〜100mL* |
40〜100mL |
40〜100mL |
静脈性尿路撮影 |
60〜100mL |
50〜100mL |
50〜100mL |
40mL |
40mL |
- *高速ラセンコンピューター断層撮影で腹部の撮影を行う場合は、150mLまで投与可能とする。
-
- 小児血管心臓撮影の場合には、通常1回、下記の量を使用する。
なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。
|
*240注シリンジ100mL |
シリンジ300(50mL、80mL、100mL) |
300注シリンジ125mL、150mL |
350注シリンジ70mL |
シリンジ350(100mL) |
小児血管心臓撮影 心腔内撮影 |
− |
− |
− |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
小児血管心臓撮影 冠状動脈撮影 |
− |
− |
− |
2.0〜4.0mL |
2.0〜4.0mL |
小児血管心臓撮影 肺動脈撮影 |
− |
− |
− |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
小児血管心臓撮影 上行大動脈撮影 |
− |
− |
− |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
0.5〜2.0mL/kg体重 |
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 脱水症状のある患者[急性腎不全があらわれるおそれがある]
- 高血圧症の患者[血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある]
- 動脈硬化のある患者[心・循環器系に影響を及ぼすことがある]
- 糖尿病の患者[急性腎不全があらわれるおそれがある]
- 甲状腺疾患のある患者[ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある]
- 肝機能が低下している患者[肝機能が悪化するおそれがある](【原則禁忌】の項参照)
- 腎機能が低下している患者[腎機能が悪化するおそれがある](【原則禁忌】の項参照)
- 急性膵炎の患者[症状が悪化するおそれがある](「重要な基本的注意」の項参照)
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 幼・小児
重大な副作用
- ショック ショック(遅発性を含む)を起こし、失神、意識消失、呼吸困難、呼吸停止、心停止等の症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。また、軽度の過敏症状も重篤な症状に進展する場合があるので、観察を十分に行うこと。
- アナフィラキシー様症状 呼吸困難、咽・喉頭浮腫等のアナフィラキシー様症状(遅発性を含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 腎不全 急性腎不全があらわれることがあるので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 痙攣発作 痙攣発作があらわれることがあるので、このような場合にはフェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。
- 肺水腫 肺水腫があらわれることがあるので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 心室細動、冠動脈攣縮 心室細動、冠動脈攣縮があらわれることがあるので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 皮膚障害 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 血小板減少 血小板減少があらわれることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 意識障害、失神 ショックを伴わない意識障害、失神があらわれることがあるので、検査終了後も意識レベル等の観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
- 麻痺 一過性麻痺があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- iohexol
- 商
- イオソール、イオパーク、イオヘキソール、イオベリン、オムニパーク、モイオパーク
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- Io
- 関
- カリスト、ユーロパ、ガニメデ、木星
[★]
炭酸水素ナトリウム