商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
- 各種嫌気性菌感染症、感染性腸炎、アメーバ赤痢を効能・効果とする新投与経路医薬品
UpToDate Contents
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- 1. メトロニダゾール:概要metronidazole an overview [show details]
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- 2. マクロライド系剤、アミノグリコシド、テトラサイクリン、クリンダマイシン、およびメトロニダゾールに対する過敏反応hypersensitivity reactions to macrolides aminoglycosides tetracyclines clindamycin and metronidazole [show details]
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- 3. 最新の診療アップデートpractice changing updates [show details]
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- 4. 抗原虫治療antiprotozoal therapies [show details]
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- 5. ジアルジア症:治療および予防giardiasis treatment and prevention [show details]
…The efficacy of metronidazole for treatment of giardiasis is 75 to 100 percent . Dosing is summarized in the table . Oral metronidazole is available only in tablet form. Metronidazole may be used in infants; …
Japanese Journal
- 薬事Up-to-Date 適応拡大クローズアップ 静注メトロニダゾール(商品名:アネメトロ点滴静注液500mg)
- 小川 竜一
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 57(9), 1515-1518, 2015-08
- NAID 40020555102
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- この情報は KEGG データベースにより提供されています。 日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。 販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 アネメトロ点滴静注液500mg ANAEMETRO
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アネメトロ点滴静注液500mg
組成
1バイアル中
容量
有効成分
添加物
- 無水クエン酸、無水リン酸一水素ナトリウム、塩化ナトリウム、注射用水
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(化膿性髄膜炎及び脳膿瘍の患者を除く)[中枢神経系症状があらわれることがある。]
- 妊娠3ヵ月以内の婦人(有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く)[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
嫌気性菌感染症
適応菌種
- 本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバクテリウム属
適応症
- ・敗血症
- ・深在性皮膚感染症
- ・外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
- ・骨髄炎
- ・肺炎、肺膿瘍、膿胸
- ・骨盤内炎症性疾患
- ・腹膜炎、腹腔内膿瘍
- ・胆嚢炎、肝膿瘍
- ・化膿性髄膜炎
- ・脳膿瘍
感染性腸炎
適応菌種
適応症
アメーバ赤痢
- 感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
- 通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1回500mgを1日4回投与できる。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 本剤は嫌気性菌に対して抗菌活性を有する。したがって、好気性菌等を含む混合感染と診断された場合、又は混合感染が疑われる場合は、適切な薬剤を併用して治療を行うこと。
- クロストリジウム・ディフィシルによる感染性腸炎においては、他の抗菌薬の併用により、治癒の遷延につながる場合があることから、併用の必要性について十分検討すること。
- 本剤は血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[「薬物動態」の項参照]
慎重投与
- 血液疾患のある患者[白血球減少、好中球減少があらわれることがある。]
- 化膿性髄膜炎及び脳膿瘍のある患者[中枢神経症状があらわれることがある。]
- 肝機能障害のある患者[血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。(「薬物動態」の項参照)]
- 本剤には、生理食塩液が含まれるため、次の患者には慎重に投与すること。
- 心臓、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増やすことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
- 腎機能障害のある患者[水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。]
- コケイン症候群の患者[コケイン症候群の患者で重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。]
重大な副作用
中枢神経障害(頻度不明)
- 脳症、痙攣、意識障害、構語障害、錯乱、幻覚、小脳失調等の中枢神経障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照]
末梢神経障害(頻度不明)
- 末梢神経障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[「重要な基本的注意」の項参照]
無菌性髄膜炎(頻度不明)
- 頸部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性膵炎(頻度不明)
- 急性膵炎があらわれることがあるので、腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
白血球減少、好中球減少(頻度不明)
- 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照]
肝機能障害(頻度不明)
- 肝機能障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。コケイン症候群の患者で重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ったとの報告がある。[「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照]
薬効薬理
薬理作用36,37)
- 各種嫌気性菌及びアメーバに対し、それぞれ抗菌作用及び抗アメーバ作用を示す。
作用機序36〜38)
抗菌及び抗アメーバ作用
- メトロニダゾールは、菌体又はアメーバ内の酸化還元系によって還元を受け、ニトロソ化合物(R-NO)に変化する。このR-NOが嫌気性菌に対する抗菌作用及び抗アメーバ作用を示す。また、反応途中で生成したヒドロキシラジカルがDNAを切断し、DNAらせん構造の不安定化を招く。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
略号
化学名
- 2-(2-Methyl-5-nitro-1H-imidazol-1-yl)ethanol
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(99.5)又はアセトンにやや溶けにくく、水に溶けにくい。
希塩酸に溶ける。
光によって黄褐色になる。
融点