IV型アレルギー
- 英
- type IV allergic reaction
- 同
- IV型アレルギー反応、type IV hypersensitivity、遅延型アレルギー反応 delayed allergic reaction delayed type allergic reaction、遅延型過敏症 delayed-type hypersensitivity delayed type hypersensitivity DTH、遅延型過敏症アレルギー、遅延型アレルギー、遅延型過敏性免疫反応、遅延型過敏反応
- 関
- アレルギー
概念
- 抗原特異的T細胞によって起こる細胞性免疫反応
関与する細胞・物質
- 1.
- 1) 抗原提示細胞:マクロファージ、樹状細胞
- 2) 抗原に感作されたT細胞(IV型アレルギーの原因となっているT細胞 = TDTH)
- 2. T細胞が放出するサイトカイン(昔の言葉でリンホカイン)
- 3. 2.によって動員される細胞:T細胞、マクロファージ
アレルギー反応発現までの時間
- ピークは24-48hr ⇔ I型アレルギーは即時
病態生理
- 体内に侵入した抗原は樹状細胞やマクロファージなどの抗原提示細胞に貪食され分解されて、MHC class IIに抗原をのせてT細胞に提示する。T細胞は感作され、再び抗原刺激を受けるとINF-γやTNF-αなどのサイトカインを産生し炎症を惹起する。この反応は抗原進入後48時間程度でピークとなる。(SPE.291)
- ここで活性化されるT細胞がTh2細胞優位である場合、I型アレルギー反応の遅延型反応のような反応を呈する。
主な疾患
- アレルゲン:うるし、銀杏など、装飾品(めがね、イヤリング、時計など)、下着、外用薬、化粧品
- アレルゲンテスト:パッチテスト(皮膚貼付試験: アレルゲン貼付後24-48時間後に判定)
- I型アレルギー + IV型アレルギー
- アレルゲン:結核、癩(らい)、サルコドーシスの原因となる病原体
IV型アレルギーを利用した検査
- 1. ツベルクリンテスト
- 2. 光田反応
- 癩抗原(レプラミン)注射後、硬結を判定
- 3. ディック反応
- 猩紅熱のディック毒素の判定
- 4. フライ反応
- 鼡径リンパ肉芽腫(第4性病)の判定
- 5. DNCB感作試験