099C004
- 85歳の女性。「夕方になると右鼠径部から大陰唇にかけて腫れて痛い」という訴えで来院した。医師と患者との面接内容を以下に示す。
- 医師①「いつから、どんな症状があるのか、ゆっくり話してみてください」
- 患者「2年前からこのあたりが痛むのです」(右鼠径部を指差す)
- 医師「そうですか」
- 患者「それに股のあたりが夕方になると腫れてきます」
- 医師②「それはご心配ですね」
- 患者「心配で夜も眠れなくなってしまいましたj
- 医師「2年間どうしていらっしゃいましたか」
- 患者「整形外科にも外科にも産婦人科にも行きました」
- 医師③「どんなふうに言われましたか」
- 患者「なんともないと言われました。CTも撮りましたのに」
- 医師「夕方腫れてくるなら、ヘルニアって言われませんでしたか」
- 患者「いいえ」
- 医師④「‥‥・(沈黙)‥‥・」
- 患者「前はこんなふうじゃなかったんです」
- 医師「こんなふうじゃないというと?」
- 患者「主人はそれは大きな人でして。私は長い聞きちんと介護できましたから」
- 医師「それはいつころのことですか」
- 患者「8年前から2年前までです」
- 医師⑤「そうするとご主人が亡くなられてから、痛みが始まったのですか」
- 医師の会話①~⑤について正しいのはどれか。
- a. ①は限定的で患者が話しにくい質問である。
- b. ②は唐突な応答になっている。
- c. ③は診断することを回避しようとしている。
- d. ④は話の促進に役立っている。
- e. ⑤は患者の心の傷を逆なでしている。