骨重積
- 分娩経過におきる生理的な骨重積と、脳実質の発達障害によるものがある。
- (1) 分娩経過におきる生理的な骨重積
- 児頭の各頭骨は縫合、泉門により緩く結合されている。
- 児頭が産道を通過する際に、各頭骨は縫合、泉門の部分で相近接し、重なり合って児頭の産道内通過面を縮小させることで産道通過を容易にしている。(NGY.336)
- 頭位分娩ではほとんどの場合前頭骨、後頭骨は両頭頂骨の下方に、頭頂骨は骨盤入口で母体の後方(仙骨側)にある側のものが前方にある側の下方に入り重積する。
- 生後2-3時間後に骨重積は消失する。
- (2) 脳実質の発達障害による骨重積
- 脳実質の発達に異常が起き、脳実質が萎縮することで骨重積が生じる。
- 胎児脳の予後不良を示唆しており、例えば胎内死亡で生じる。