骨盤骨折

pelvic fracture
fractura pelvis
骨盤骨折
研修医当直御法度 第5版 p.204


骨盤の単独骨折 (SOR.680)

  • 裂離骨折 avulsion fracture

骨盤輪の骨折と脱臼 (SOR.681)

  • 恥骨骨折坐骨骨折:骨盤骨折の中で最も多く35-50%を占める
  • 恥骨結合離開:
  • 腸骨垂直骨折
  • 骨盤輪二重骨折
  • 跨坐骨折
  • マルゲーニュ骨折

SLE.127

  • 骨盤半側骨折。恥骨結合離開、恥骨弓骨折、腸仙骨関節離開、腸骨翼骨折、仙骨骨折などが発生し、前方骨盤環と後方骨盤環の連続性が立たれた状態。
  • 高度の後腹膜血腫(2000-3000ml)、骨盤臓器損傷を合併することが多く、重症。

重度の骨盤の多発骨折 SOR.682-683

合併症

  • 出血性ショック
  • 臓器障害
  • 前方骨盤輪骨折による膀胱・尿道の損傷が重要。10%の骨盤骨折にみられ、損傷を合併した例の死亡率は5-10%。
  • 初診時に自力排尿が可能で尿中に出血を認めない場合以外には、カテーテルの挿入を試みて尿路損傷・出血の有無を確認しなければならない。無理に施行すると損傷を拡大することがあるので慎重に行う。
  • 外尿道口に血液が認められている場合には尿道損傷が疑われる。

治療

YN.L41

血圧低下と共に尿量が減少したら、まず輸血をおこなう
  • 1. 輸液、輸血
  • 2. シーツパッキング、サムスリング
  • 3. 動脈塞栓術
  • 4. 骨盤創外固定
  • 5. カンパス牽引