適応障害
- 英
- adjustment disorder
- 同
- 不適応 maladjustment, 不適応反応 maladaptation reaction
- 関
- 反応性うつ病、F43
- ICD-10
- F43.2
- 含
- カルチャーショック、悲嘆反応、小児のホスピタリズム
- 除
- 小児期の分離不安障害(F93.0)
F43.2
- A. 症状発症前の1ヶ月以内に、心理社会的ストレス因(並はずれた物や破局的な物ではない)を体験したと確認されていること。
- B. 症状や行動障害の性質は、感情障害(F30-F39)(妄想・幻覚を除く)や、F40-F48の障害(神経小生、ストレス関連性、及び身体表現性障害)、および行為障害(F91-)のどれかにみられるものであるが、個々の障害の診断基準は満たさない。症状はその型も重症度において様々である。
- C. この症状は、遷延性抑うつ反応を除いて、ストレス因の停止またはその結果の後、6ヶ月以上継続しないもの。しかし、この診断基準はまだ満たされない時点で、予測的に診断する事は構わない。
F43.20
- 短期抑うつ反応
- 1ヶ月を越えない、一過性の軽度抑うつ状態
F43.21
- 遷延性抑うつ反応
- ストレスの強い状況に長期にわたって曝された反応として出現する軽度抑うつ状態であり、持続期間は2年を越えない。
F43.22
- 混合性不安抑うつ反応
- 不安症状と抑うつ症状のいずれもが優勢であるが、混合性不安抑うつ障害(F41.2)や他の混合性不安障害(F41.3)に該当するほどの重度ではない。
F43.23
- 主として他の情緒の障害をともなうもの
- 主症状は、通常不安・抑うつ・心配・緊張・怒りなどといったさまざまなタイプの情動からなる。不安と抑うつの症状は混合性不安抑うつ障害や(F41.2)や、他の混合性不安障害(F41.3)の基準を満たすこともありうるが、他のさらに特定したうつ性障害や不安障害と診断されるほどに優勢ではない。夜尿や指しゃぶりなどといった退行した行動を示す小児の反応にも、このカテゴリーが用いられるべきである。
F43.24
- 主として行為の障害をともなうもの
- 主たる障害は、たとえば攻撃的または反社会的行動に至る青年期の悲哀反応のような行為を含む。
F43.25
- 情緒および行為の混合性の障害をともなうもの
- 情緒面の症状と行為障害の両者が優劣な病像である。
F43.28
- 他の特定の症状が優勢なもの
ストレス反応と適応障害
| 急性ストレス反応 | 外傷後ストレス障害 | 適応障害 | |
| ストレス強度 | 大 | 大 | 小 |
| 個体要因 | 小 | 小 | 大 |
| 発現時間 | 1hr以内 | 遅発性 (数W~数M) |
1M以内 |
| 症状 | 幻覚、抑うつ、不安、激怒、絶望、葛藤、引きこもり | 再体験、回避、精神麻痺、過覚醒 | 抑うつ、不安、行為障害 |
| 経過 | 48hr以内に沈静化 | 慢性、動揺性の経過 1Y後に50%が回復 |
1M以内、遅くとも5M以内 |
症状
- PSY.241
- 抑うつ、不安、心配
- 順応できない、将来設計ができない、現状のまま続けていくことができない、などの情緒障害
- 毎日の仕事をこなしていくことにも一定の困難さが出てくる
経過と予後
- PSY.241
- ストレスから1ヶ月以内に発症
- 6ヶ月以上持続する事はない