輸血関連急性肺障害

transfusion-related acute lung injury TRALI
輸血関連急性肺傷害
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概念

  • 輸血開始後数時間以内(1-6時間以内、多くは2 時間以内)に激しい呼吸困難を呈する。胸部X線像上に両側性肺水腫による所見が認められ、低酸素血症(PaO2 30-50mmHg)を呈する。多くの症例で湿性ラ音が聴取され、呼吸困難に伴う頻脈、発熱、重篤な場合は血圧低下をきたす。

原因

  • 抗白血球抗体(抗HLA抗体、抗顆粒球抗体)と白血球との抗原抗体反応により補体が活性化され、好中球が肺の毛細血管に損傷を与えることによると考えられているが、詳細は不明。
  • 多くの場合は輸血用血液に抗白血球抗体が検出されますが、患者血液中に検出される場合もある。

治療

  • 輸血開始後に急激な呼吸障害があらわれた場合には、ラインは確保したまま直ちに輸血を中止して呼吸管理を行う

参考

  • 1.
<click2in>http://www.jrc.or.jp/mr/trans_pdf/0201-68.pdf</click2in>
  • 2.
<click2in>http://www.jrc.or.jp/mr/trans_pdf/0409-85.pdf</click2in>