線維腺腫

fibroadenoma, FA
乳腺線維腺腫
乳房




  • 混合腫瘍・良性

特徴

  • 乳腺内に発生し、上皮および間質線維性結合組織の両成分で構成される良性腫瘍(悪性化はきわめてまれで、悪性の場合は上皮成分のみ)
  • 良性腫瘍であり、境界は明瞭であり可動性は保たれている。限局性充実性の腫瘤病変である。単発することも多発することもある。
  • ホルモン依存性(エストロゲン)

疫学

  • 20-40歳台に多い  ⇔  乳腺症(30歳~)、乳癌(40-60歳)

病理

  • 管周囲性:腺腫成分が管状
  • 類臓器型:小葉構造をまねる
  • 管内性:腺腫成分が線状に分岐
  • 乳腺症型:上皮の増生が強く乳腺症様


症状

  • 腫瘤を触れる

身体所見

  • 弾性硬、可動性のある腫瘤で、疼痛はない。

検査

  • マンモグラフィー:乳腺と等濃度であり、粗大な石灰化像を認めることがある。
  • 超音波エコー:辺縁明瞭な腫瘤陰影で低エコーである。

治療

  • 経過観察でよいが、急激に大きくなるものや既に大きい者は腫瘍核出術を行う。