線維筋痛症

fibromyalgia FM
線維筋痛線維性筋痛症候群 fibromyalgia syndrome FMS



疫学

uptodate.1
  • 本疾患は、20-55歳の女性における全身性の筋骨格痛の主な原因と考えられている。 → つまりは中年女性に多い
  • 有病率2%
  • 高齢になるに従い有病率が高まる。
  • 精査については、男女比は1:6という記載もあるが、それを否定的な説もある。

病因

  • 不明

症状

SOR.230
  • 多彩な症状:頭痛、全身倦怠感、朝のこわばり、しびれ、睡眠障害、過敏性胃腸症、頻尿


  • 不安感やうつの併存もある。

診断基準

米国リウマチ学会分類基準(1990年) 参考1
以下の1,2を両方満たすとき診断する
  • 1. 少なくとも3ヶ月持続/再発する「広範囲の疼痛」の既往がある。広範囲の疼痛が存在するとは「身体左側の疼痛、身体右側の疼痛、腰から上の疼痛、腰から下の疼痛、さらに躰幹中心部痛(頚椎、前胸部、胸椎、腰椎のいずれかの痛み)が存在する」ことをいう。
  • 2. 触診において18箇所のうち11箇所以上に圧痛を認める。
触診は約4kg/cm2の強さで行う。
触診は4段階評価(痛くない、少し痛い、中くらいに痛い、とても痛い)で行い、少し痛い以上の場合に圧痛有りとする。
圧痛点は以下の9箇所について右左で判定する→18箇所
1 後頭部
2 下部頚椎
3 僧帽筋
4 棘上筋
5 第2肋骨
6 外側上顆
7 臀部
8 大転子
9

併発疾患

参考1
  • 炎症性リウマチ疾患:関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、脊椎強直症など
  • 非炎症性筋骨格系疾患
  • 機能性身体症候群
  • 限局痛症候群

治療

症状応じて非薬物治療と薬物治療を組み合わせる。
  • 非薬物療法:オンス尾プール、エアロビクス、ストレッチ、認知行動療法、リラクゼーション、リハビリテーション、物理療法、精神的サポート
  • 薬物療法:弱い鎮痛薬、抗うつ薬

鑑別疾患

  • 膠原病(関節リウマチなど)

参考

  • 1. [日本リウマチ財団登録医only] 線維筋痛症 - 財団法人日本リウマチ財団
コンテンツにはアクセスできないが、診断基準と重症度分類は参照できる。
<click2in>http://www.rheuma-cme.org/fibromyalgiaWeb/</click2in>


  • 2. wiki ja
<click2in>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E7%B6%AD%E7%AD%8B%E7%97%9B%E7%97%87</click2in>

uptodate

  • 1. [charged] 成人における線維筋痛症の臨床症状および診断 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 成人における線維筋痛症の治療 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 線維筋痛症の鑑別診断 - uptodate [3]
  • 4. [charged] 線維筋痛症の病因 - uptodate [4]