直腸肛門奇形
- 英
- anorectal malformation(SPE), anorectal anomaly
- 同
- (国試)鎖肛 anal atresia imperforate anus、肛門閉鎖 肛門閉鎖症 anal atresia
- 関
- 肛門形成術、小児科学。小児外科。VACTERL連合
概念
- 直腸肛門の形成異常。
疫学
- 5000人に1人
病型
- 高位 :m-lineより上方で終わる ;直腸盲端が恥骨直腸筋係蹄より高位にある(小児科学第2版 p.1027)
- 中間位:m-lineとI-lineの中間で終わる;直腸盲端は恥骨直腸筋係蹄中にあるものの通過はしていない(小児科学第2版 p.1027)
- 低位 :I-lineより下方で終わる ;直腸盲端が完全に恥骨直腸筋係蹄を通過している(小児科学第2版 p.1027)
- 特殊型:総排泄孔 croacal anomaly:女児のみの病型。正常肛門を認めず、外陰部に一つの孔、つまり、尿路の排泄口・消化管の排泄口・生殖器の開口部が共通の1孔しかない。
合併奇形
- 泌尿器:
- 泌尿器以外:
- 先天性心奇形、先天性十二指腸閉鎖、ダウン症候群 ← 鎖肛による合併奇形の割合は50%と高い。
- (合併奇形の一つとして)VACTERL連合
検査
単純X腺
- 倒立胃X線撮影法
- Wangensteen-Rice法
- 生後12時間以上たってから倒立胃にして3-4分維持し側面より撮影する
尿道造影
- 瘻孔を通じて直腸が造影されれば人工肛門の適応
治療
- PED.1029 SSUR.687
- 低位型:
- 1. 新生児期に会陰式肛門形成術を施行
- 2. 瘻孔をブジーなどで拡張し、生後6ヶ月前後に瘻孔を正常肛門位置に移動させる
- 中位型、高位型
- 新生児期に人工肛門造設、生後6-12ヶ月後に直頂盲端が恥骨直腸筋、深部及び表在括約筋の中央を通るように手術を施行し、人工肛門を閉鎖する。
- 仙骨会陰法:中位型
- 腹仙骨会陰型:高位型
- 後方矢状切開術:中位型、高位型
予後
- 高位ほど排便機能の手術的予後は不良
予防
参考
- 1. Wangensteen-Rice法の一例
- <click2in>http://www.szote.u-szeged.hu/radio/gyerek/agyer10c.htm</click2in>
- 2. Wangensteen-Rice法の一例
- <click2in>http://www.futureme.jp/HPF/case/2/1/01011.html</click2in>