循環調節

cardiovascular regulation






PT.313-
2007年後期生理学授業プリント
-1. 局所性調節
--血管の伸展や血流による機械的ストレスが局所的調節に関係
-2. 神経性調節
--自律神経による
-3. 液性調節
--体液内のホルモン、局所で生成・放出されるオータコイドや代謝産物などによる

-1. 局所性調節
--1-1. 代謝性血管拡張
 局所代謝↑(相対的酸素不足)
   ↓
 種々の物質の蓄積
 CO2, 乳酸, アデノシン,ATP ,ヒスタミン ,H+ ,K+
   ↓
 血管の平滑筋の筋長を低下させる
   ↓
 血流↑

--1-2. 自己調節
---脳、冠状動脈、腎動脈でよく発達している
---Bayliss効果(=べーリス効果)と呼ばれる
 急な血圧の上昇
   ↓
 血管平滑への伸展刺激
   ↓
 筋の反射的収縮
  血管壁が急激に引き延ばされて収縮しようとする
   ↓
 血流量の急激な増加を防ぐ

--1-3. パラクライン性調節
---放出された物質は近くの組織にのみ作用
---血管拡張因子
--- ex.NO, endothelin
---血管収縮因子


-2. 神経性調節
--自律神経による
-3. 液性調節
--3-1. 交感神経-副腎系
 交感神経活動↑→交感神経節前線維末端→(ACh放出)→副腎髄質→カテコールアミンの放出↑→心機能↑
---副腎髄質から放出されるカテコールアミンはアドレナリン80%, ノルアドレナリン20%
--3-2. バソプレシン
 循環血液量の低下→低圧受容器活動↓→延髄孤束核→視床下部→室傍核、視索上核→下垂体後葉からバソプレシンの分泌
---バソプレシンの受容体は腎臓の集合管と血管平滑筋で発現しており、それぞれ水の再吸収を促進、血管壁の収縮をする作用を持つ。
---バソプレシンの受容体については「バソプレシン」の項目を参照
--3-3. レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系
 腎血流↓(輸入細動脈圧の低下)
   ↓
 傍糸球体装置からレニン分泌↑
   ↓
 レニンが、アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンIに転換
   ↓
 ACE(アンジオテンシン転換酵素)が、アンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに転換
    →副腎皮質からのアルドステロン分泌↑→腎尿細管Na+再吸収↑→血液量維持
    →血管平滑筋収縮→血圧↑