年齢調整死亡率
直接法
- 1. 観察集団の年齢別死亡率を基準集団に適用し、得られた年齢別死亡人口の和を基準集団の総人口で割ることで、直接法による年齢調整死亡率を得る。人口千人対に直すために1000をかける。
- 1段目の式は人口/人口となる。
| 年齢階級 | 観察集団 | 基準集団 | ||||
| 年齢階級別 人口 (人) |
年齢階級別 死亡数 (人) |
年齢階級別 死亡率 (人口千人対) |
年齢階級別 人口 (人) |
年齢階級別 死亡数 (人) |
年齢階級別 死亡率 (人口千人対) | |
| 0歳以上10未満 | 10 | 2 | 200 | 7500 | 32 | 4.3 |
| 10歳以上20未満 | 20 | 3 | 150 | 7000 | 4 | 0.6 |
| 20歳以上30未満 | 30 | 4 | 133.3 | 6500 | 5 | 0.8 |
| 30歳以上40未満 | 40 | 5 | 125 | 6000 | 6 | 1 |
| 40歳以上50未満 | 50 | 7 | 140 | 5500 | 67 | 12.2 |
| 50歳以上60未満 | 60 | 4 | 66.7 | 5000 | 766 | 153.2 |
| 60歳以上70未満 | 70 | 23 | 328.6 | 4500 | 5 | 1.1 |
| 70歳以上80未満 | 80 | 5 | 62.5 | 4000 | 3 | 0.8 |
| 80歳以上90未満 | 90 | 7 | 77.8 | 3500 | 454 | 129.7 |
| 90歳以上100未満 | 100 | 98 | 980 | 3000 | 643 | 214.3 |
| 合計 | 550 | 158 | 52500 | 1985 | 37.8 | |
間接法
- 1. 観察集団の年齢別人口構成で、基準集団の年齢別死亡率を当てはめて、得られた年齢別死亡人口の和とる。この値は期待死亡数となる。
- 2. 観察集団での死亡数は期待死亡数(基準集団の年齢別死亡率が当てはめられた場合の死亡数)に対してどの程度をみるために、観察集団の死亡数を期待死亡数で割る。百分率に直すために100をかける。この値は標準化死亡比 SMRと呼ばれる。
- 2段目の式は人口/人口x100(%)となる。
- 大きいほど基準集団より死亡が多く、小さいほど基準集団より死亡が少ない。
- 観察集団の死亡者数は基準集団の年齢別死亡率を適応した計算上の死亡数(期待死亡数)との比がわかった
- 3. 基準集団の死亡率と標準化死亡比を100で割った者の積をとることで、間接法による年齢調整死亡率を得る。人口千人対に直すために1000をかける。
- 3段目の式は死亡率 x 比
- 基準集団の死亡率と2段目で求めた観察集団と基準集団における死亡数の比を用いて年齢調整死亡率を得ている。
| 年齢階級 | 観察集団 | 基準集団 | ||||
| 年齢階級別 人口 (人) |
年齢階級別 死亡数 (人) |
年齢階級別 死亡率 (人口千人対) |
年齢階級別 人口 (人) |
年齢階級別 死亡数 (人) |
年齢階級別 死亡率 (人口千人対) | |
| 0歳以上10未満 | 10 | 2 | 200 | 7500 | 32 | 4.3 |
| 10歳以上20未満 | 20 | 3 | 150 | 7000 | 4 | 0.6 |
| 20歳以上30未満 | 30 | 4 | 133.3 | 6500 | 5 | 0.8 |
| 30歳以上40未満 | 40 | 5 | 125 | 6000 | 6 | 1 |
| 40歳以上50未満 | 50 | 7 | 140 | 5500 | 67 | 12.2 |
| 50歳以上60未満 | 60 | 4 | 66.7 | 5000 | 766 | 153.2 |
| 60歳以上70未満 | 70 | 23 | 328.6 | 4500 | 5 | 1.1 |
| 70歳以上80未満 | 80 | 5 | 62.5 | 4000 | 3 | 0.8 |
| 80歳以上90未満 | 90 | 7 | 77.8 | 3500 | 454 | 129.7 |
| 90歳以上100未満 | 100 | 98 | 980 | 3000 | 643 | 214.3 |
| 合計 | 550 | 158 | 52500 | 1985 | 37.8 | |
直接法と間接法
| 直接法 | 間接法 | ||
| 必要なパラメタ | 基準集団 | 年齢別人口 | 年齢別死亡率 |
| 総人口 | 死亡率 | ||
| 観察集団 | 年齢別死亡率(年齢別死亡数、年齢別人口) | 年齢別人口 | |
| 死亡数 | |||
| 特徴 | 大集団 | 小集団 | |
| 小集団では1人の死亡が年齢別死亡率を大きく変動してしまう→間接法 | 観察集団の年齢別人口が分かるだけで良い | ||
| 年齢別期待死亡数が算出できるので実死亡数を用いてχ二乗検定ができる | |||
| 全国・都道府県間の比較 | 市町村間の比較 | ||
参考
- 1. 人口動態調査|厚生労働省
- <click2in>http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html</click2in>
- 2. 年齢調整死亡率の計算方法 - 厚労省
- <click2in>http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/00sibou/1.html</click2in>
- 3. 人口動態統計年報 主要統計表(最新データ、年次推移)平成23年12月1日 - 厚労省
- <click2in>http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii10/index.html</click2in>
- 総覧 (年齢調整死亡率の年次推移)
- <click2in>http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii10/dl/s01.pdf</click2in>
国試
- 095A001:×
年齢調整死亡率は上昇している。 → 年齢調整死亡率は減少、粗死亡率は増加。日本の年齢調整死亡率は先進国中、最低。 ← 高齢者人口が多くなり、高齢者における死亡数は高まるが、そういう影響を標準集団で補正すると(年齢調整死亡率)、医療福祉介護の整備により死亡数は減少し続けている、ということ?
間接法
QB CBT vol.3 199
- 標準化死亡比(SMR)の計算に必要ないのはどれか?
- a. 基準集団の年齢別死亡率
- b. 対象集団の年齢別死亡率
- c. 対象集団の総死亡率
- d. 基準集団の年齢別人口 → ×
- e. 対象集団の年齢別人口