巣状分節性糸球体硬化症

focal segmental glomerulosclerosis, FSGS, focal and segmental glomerulosclerosis
巣状硬化性糸球体腎炎 focal sclerosing glomerulonephritis
巣状糸球体硬化症 focal glomerulosclerosis, FGS


概念

  • 本症は糸球体が巣状かつ分節状に硬化した疾患。
  • ネフローゼの20-30%を占める

疫学

症状

  • 血尿、高血圧
  • 蛋白尿はnonselective

成因

  • 1. 一次性
  • 2. 二次性
  • 1. HIV感染、ヘロイン
  • 2. 他の糸球体腎炎に続発
  • 3. ネフロン喪失に続発するmaladaptation
  • 4. 足細胞に発現する細胞骨格に関連する蛋白質(ネフリン)

病理

  • 光学顕微鏡
  • 巣状かつ分節性の硬化病変
  • メサンギウム基質、毛細管腔の閉塞、ヒアリン・脂質滴の沈着
  • 蛍光抗体法…IgMと補体成分(特にC3)の沈着が認められる
  • 電子顕微鏡…上皮細胞に足突起の融合が見られ、ところどころで上皮細胞そのものが脱落し、基底膜が丸出しになっている所見も認められる

予後

  • 予後不良
  • ステロイドが効かない
  • 腎移植後の再発が多い