大腸ポリープ
概念
- (広義)大腸の管腔内に突出する限局性隆起。腫瘍性から非腫瘍性のものを含む。
- (狭義)上皮性増殖からなる隆起。良性のものを指して言うことが多い。
分類
- 1. 腫瘍性ポリープ
- 上皮性:大腸腺腫(腺管腺腫(80%)、腺管絨毛腺腫(20%)、絨毛腺腫)。(遺伝性)大腸腺腫症(家族性大腸ポリポーシス、Gardner症候群、Turcot症候群
- 非上皮性:腸管リンパ腫など
- 2. 非腫瘍性ポリープ
- 過誤腫性:過誤腫性ポリープ(Peutz-Jeghers症候群、若年性ポリープ、Cowden病)
- 炎症性:炎症性ポリープ、良性リンパ濾胞性ポリープ
- その他:過形成性ポリープ、Cronkhite-Canada症候群?
- 大腸ポリープ全体のなかで大腸腺腫は80%を占める。
疫学
- 40歳代より漸増。50歳以上でよく見られる(SSUR.544)。
- 男女比2:1
病態
- 直腸(50%)・S状結腸(20%)に好発。
病理
- 無茎性(Is)が最も多い。有茎性(Ip)、亜有茎性(Isp)など
症状
- 無症状のことが多いが、まれに消化管出血をきたしうる。しかし、下血を来すほどの出血はしない。