リンパ球性下垂体前葉炎
検査
- 画像検査:下垂体腫大。造影剤による強い造影増強効果あり。 ⇔ 下垂体腫瘍では正常下垂体よりも造影効果が弱い。
診断
- 参考1より引用
I. 主症候
II. 検査・病理所見
- 1. 血中下垂体前葉ホルモンの1ないし複数の基礎値または分泌刺激試験における反応性が低い。
- 2. 画像検査で下垂体の腫大を認める。造影剤により強い造影増強効果を認める。
- 3. 下垂体の生検で、前葉に下垂体細胞の破壊像、線維化およびリンパ球を中心とした細胞浸潤を認める(注1)。
III. 参考所見
- 1. 女性でしかも妊娠末期、産褥期の発症が多い。
- 2. プロラクチンの上昇が1/3の症例に認められる。
- 3. 他の自己免疫疾患(慢性甲状腺炎など)の合併例が比較的多い。
- 4. 抗下垂体抗体を認める例がある。
- 5. 長期経過例ではトルコ鞍空洞症(empty sella)を示すことがある。
診断基準
- 確実例 IとIIを満たすもの。
- 疑い例 IとIIの1、2を満たすもの(注2)。
参考
- 1. 自己免疫性視床下部下垂体炎の診断と治療の手引き (平成21年度改訂)
- <click2in>http://square.umin.ac.jp/kasuitai/doctor/guidance/jiko_meneki.pdf</click2in>