ツェンカー憩室
- 英
- Zenker's diverticulum、Zenker's diverticula、Zenker diverticulum、Zenker diverticula
- 同
- ツェンケル憩室 Zenker憩室、咽頭食道憩室 pharyngoesophageal diverticulum、咽頭憩室
- 関
- 憩室、仮性憩室、食道憩室
- 図:RNT.199
まとめ
- 圧出性憩室、仮性憩室:上部食道括約筋である輪状喉頭筋の弛緩と咽頭の収縮の協調不全の結果、食道入口部の内圧が上昇し粘膜が脱出。
概念
- 咽頭食道移行部後壁の食道筋層の抵抗減弱部から圧出して生じた憩室(圧出性憩室)。筋層を欠く(仮性憩室)。(SSUR.449)
- 成因:上部食道括約筋である輪状咽頭筋の弛緩と喉頭の弛緩の強調不全の結果、食道入口部の内圧が上昇し粘膜が脱出する。(SSUR.449)
- Killian三角とよばれる筋層が薄い部分から粘膜が圧出される。
症状
- SSUR.449
- Zenker憩室は入口の狭い嚢状の構造のため、飲食物が貯留しやすいうえ、咽頭や喉頭に近いため、他の憩室に比べて症状が出やすい。
- 咽頭部の違和感、咳、逆流など。
診断
- 食道X線写真造影検査:側面像で食道の背側に突出する嚢状構造。(SSUR.449)
治療
- SSUR.449
- 憩室切除
- 憩室のつり上げ固定
- 輪状咽頭筋切開術:食道入口部の内圧を下げるため。