シリング試験
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- ビタミンB12吸収不全の診断目的に行う検査
方法
- 放射性コバルトで標識したビタミンB12(57Co-V12)を投与し、尿中への放射性ビタミンB12の排泄を時間経過で測定。排泄が低下していれば、吸収障害と言える。
HIM.650
- 1. 一晩絶食
- 2. 放射線ラベルしたシアノコバラミンを経口投与
- 3. 2時間後にコバラミン or ヒドロキシコバラミンを1mg筋肉内注射 ("flushing dose") → 過剰量投与することで、健常人では不要なビタミンB12がじゃかじゃか排泄されるはずであるが、吸収障害があれば、放射線ラベルしたシアノコバラミンは体内に大切に保持される
- 4. 24hr urine specimenをとり、尿の放射能活性を測定する;低値であれば吸収障害があったということになる。
- 5. 48時間後に内因子とともに2.の手順を行う。内因子が吸収障害に関わっているかを鑑別できる。
- 手間暇かかるので、57Coシアノコバラミン(胃酸結合型57Co・B12)と58Coシアノコバラミン(遊離型58Co・B12)を用いた方法が存在するが、日本ではこの試薬の入手はできないらしい(LAB.366)