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Japanese Journal
- 坂上 吉一
- 防菌防黴 = Journal of antibacterial and antifungal agents 39(4), 247-252, 2011-04-10
- NAID 10028119167
- <原著>洗浄回収処理血への各種血液保存液添加の効果
- 上原 圭司
- 近畿大学医学雑誌 36(1), 25-32, 2011-3
- … 洗浄回収式自己血輸血装置を用いて洗浄回収処理血を作成し,これに各種の血液保存液を添加して,経時的な変化を赤血球脆弱試験,血清電解質濃度測定,2,3-DPG測定,ATP測定,および光学顕微鏡像により評価した.ATP維持の観点から赤血球若返り液であるAIS液の添加が最も効果的であったが,作成の煩雑さや,投与量に伴うイノシンの腎毒性を考慮すると,解糖系の基質であるグルコースの添加が,より簡便で …
- NAID 120003002905
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 血液保存液C液(生物学的製剤基準)及び赤血球保存液MAP液
販売名
カーミC リューコトラップ MAP(200mL採血用)
組成
- *血液保存液C液及び赤血球保存液MAP液は、1袋中に下記の成分を含有する。
*血液保存液C液(採血バッグ)
成分:200mL採血用(28mL中)
- クエン酸ナトリウム水和物:736.4mg
クエン酸水和物:91.56mg
ブドウ糖:649.6mg
リン酸二水素ナトリウム:70.28mg
*赤血球保存液MAP液(MAP液バッグ)
成分:200mL採血用(50mL中)
- D-マンニトール:728.5mg
アデニン:7.0mg
リン酸二水素ナトリウム:47.0mg
クエン酸ナトリウム水和物:75.0mg
クエン酸水和物:10.0mg
ブドウ糖:360.5mg
塩化ナトリウム:248.5mg
効能または効果
- 血液保存及び赤血球成分の保存
- 生物由来原料基準 血液製剤総則1(2)全血採血により採血バッグ(C液)に採血し、白血球除去用フィルターにて濾過した血液を遠心分離後、赤血球成分と本品の子バッグ内の液(MAP液)を混和する。なお、採血量は200mL及び400mLとする。
慎重投与
製剤調製方法と調製時の注意
製剤調製方法
準備・採血
- 本品を包装袋から取り出す。
- 採血針(a)のキャップを外し、ドナーの静脈に穿刺する。
- 採血開始直後の初期血液を検査用血液採血袋(b)に規定量採取した後に、クランプ(c)を閉じて連通ピース(d)を開き採血バッグ(e)に規定量の採血を行なう。このとき、採血バッグ内の血液保存液と血液を混和するために、市販の自動混合タイプ採血機の上に載せるか、または手によって混和する。
- セットに表示されている量を採血したら、ドナーの静脈から採血針を抜き採血針誤刺防止カバー(f)をした後に通常の方法で採血を終了する。
フィルター濾過による白血球除去
- 採血後、採血バッグ(e)をよく混和する。
- 採血バッグ(e)をイルリガートル台に吊るし、採血バッグ(e)の連通ピースを開通する。
- 落差により白血球除去フィルター(g)で濾過する。
- 採血バッグ(e)とフィルターをシーラー等により分離切断する。
血液成分分離(袋が2連の場合は省略)
- 白血球除去全血バッグ(h)と共に血漿用バッグ(i)とMAP液バッグ(j)を遠心処理する。
- 白血球除去全血バッグ(h)の連通ピースを開通する。
- 上層に分離した血漿を血漿用バッグ(i)に採取し、シーラー等により分離切断する。
- MAP液バッグ(j)の連通ピースを開通し、MAP液を白血球除去全血バッグ(h)下層の濃厚赤血球に移してよく混和し、シーラー等により分離切断する。
調製時の注意
使用前の注意
- 本品は医師または医薬品製造管理責任者の管理の下に使用すること。
- 本品は採血した全血から白血球を除去し、血液製剤を調製することを目的とする。それ以外の目的には使用しないこと。
- フィルター本体、回路およびバッグが破損していないか、採血針のキャップが外れていないか、滅菌袋が破損していないか、また保存液漏れがないか確認すること。いずれの場合も異常が認められる場合には使用しないこと。
- 本品は清潔な場所で包装袋から使用直前に取り出し、直ちに使用すること。
使用中の注意
- *クランプを閉じる際は、チューブが確実に閉塞されたことを確認すること。[クランプ内でチューブがずれ閉塞されない可能性がある。]
- *初期血液を採取する前にクランプを閉じないこと。
- 採血中はドナーの状態を観察し、異常が認められる場合は直ちに中止すること。
- バッグ等を切り離す場合は、チューブの切断個所の両端をチューブシーラー等の方法で密封すること。
- 本品の使用中に、血液漏れ等の異常が発見された場合は、細菌混入のおそれがあるので直ちに使用を中止すること。
- フィルター濾過は、予め血液をよく混和してから開始すること。
- MAP液は、遠心分離により調製した濃厚赤血球にのみ入れること。
- 採血後、本品を用いて調製した血液製剤は、速やかに下記貯法にて保存すること。なお、MAP液を用いて調製した血液製剤は42日間保存できるが、細菌混入のおそれがある場合には使用しないこと。
《白血球除去したMAP加濃厚赤血球:白除RC-MAP》
《白血球除去した血漿:白除血漿》
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