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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/20 19:06:29」(JST)
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自立生活運動(じりつせいかつうんどう)(英: Independent Living Movement)とは、障害者が自立生活の権利を主張した社会運動のことである。
経緯
1960年代のアメリカカリフォルニア州で、当時の障害のある大学生による抗議運動から始まる。 1962年、アメリカで初めて、極めて重度の全身性障害を持つ学生がカリフォルニア大学バークレー校に入学する。この学生は後に、バークレーCILを設立し、さらにカリフォルニア州リハビリテーション局長に就任するエド・ロバーツである。 エド・ロバーツが入学した翌年、CILの共同設立者となるジョン・ヘスラーも同校に入学し、1967年には12人の重度身体障害者が同校で学生生活を送ることになる。 そして、彼らはやがて、大学構内および地域社会のアクセシビリティを求める障害学生の運動組織を結成し、大学構内のアクセシビリティ、障害学生に対する管理的なリハビリテーション・システム等に対して問題提起をしていく。
1969年、彼らは「自立生活のための戦略」という講座を開講し、さらに後のCILにおけるサービスの雛形となった「身体障害学生プログラム」を企画・運営する。このような活動を通して、彼らは後にCILの原則となる3つの理念に到達する。
- 1)障害者のニーズとその満たし方を最もよく知るものは障害者自身である
- 2)障害者のニーズは、各種多様なサービスを提供する総合的プログラムによって、最も効果的に満たされる
- 3)障害者はできるだけ地域社会に統合されるべきである
そして1972年、この理念を基盤とした、障害者の権利を擁護する運動体であると同時に、当事者である障害者自身が、自立生活支援サービスを供給する主体である事業体としての性格を併せ持つ「自立生活センター(CIL)」をバークレーにおいて設立することになる。
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 障害学とカルチュラル・スタディーズについての一考察
- 曽和 信一
- 四條畷学園短期大学紀要 44, 7-17, 2011-05
- … それに次いで、障害学について考察する前提として、わが国の障害学の形成に影響を与えた青い芝の会とIL運動という障がい者の運動について言及した。 …
- NAID 110008438033
- 高畑 隆
- 埼玉県立大学紀要 11, 79-84, 2009
- … 患者の体験重視の視点には、上田敏の体験的知識、IL運動の視点、セルフヘルプグループの視点、人間性心理学、クライエントセンターがある。 …
- NAID 110007590259
- <論文>障害者自立支援システムに求められる機能と構造 : 主体性・関係性の視点による「共に生きる」システムの構築
- 原田 和幸
- 人間福祉研究 3, 79-112, 2000-12-30
- … 自立生活運動(IL運動)を契機として障害者支援においては当事者性が重視され,ピア・カウンセリングやセルフ・ヘルプ・グループなどの様々なアプローチが開発されてきた。 …
- NAID 110000040943
Related Links
- 自立生活運動で、重度障害者が、一般社会の中で、健常者と同じように、自分の意思で人間としての権利を主張、獲得して社会の、一構員として参加することを目的とした運動をいいます。IL運動は1970年代にアメリカで始まり ...
- JIL。自立生活センターの理念と活動紹介。全国のセンター一覧。
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