B群連鎖球菌

出典: meddic

group B streptococcus GBS, Streptococcus agalactial
B群溶連菌B群溶血性レンサ球菌
連鎖球菌属 ストレプトコッカス属A群連鎖球菌


感染症

  • 髄膜炎
  • 以前は新生児における髄膜炎の起炎菌として主なものであったが、最近は50歳以上の基礎疾患を持つ患者において髄膜炎の起炎菌として見いだされる(HIM.2622)

B群連鎖球菌


UpToDate Contents

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和文文献

  • ペニシリン低感受性B群連鎖球菌
  • 木村 幸司,荒川 宜親
  • 小児感染免疫 20(3), 312-316, 2008-10-01
  • NAID 10022600130
  • キノロン耐性B群連鎖球菌の臨床的・疫学的特徴と耐性機序の解析
  • 岡本 友紀,鈴木 弘倫,樽川 友美 [他]
  • 臨床検査栃木 3(2), 54-57, 2008
  • NAID 40016056545
  • 細菌学からみた非溶血性B群連鎖球菌(non-homolytic B group streptococci)による尿路感染症をきたした慢性腎不全患者の1症例(臨床検査学科)
  • 柴田 明佳,飯野 幸永,荻原 利彦,河西 美代子,高嶋 真理,半藤 厚司,山下 祐子,横尾 智子,高濱 眞紀子,岡部 紘明
  • 東京文化短期大学紀要 25, 21-25, 2008
  • Within the scope of our research, we obtained reports of non-hemolytic B group streptococcal infectious diseases in newborn babies and infants with meningitis or septicemias in foreign countries. Howe …
  • NAID 110007126306

関連リンク

B群連鎖球菌(Group B Streptococcus : GBS)は、新生児に細菌性髄膜炎を起こすこと があります。1999年4月からの日本の感染症発生動向調査では、細菌性髄膜炎は4類 感染症として基幹定点病院による把握疾患となりました(現在は5類感染症)。この日本 ...
B群β溶血性レンサ球菌 (Group B Streptococcus; GBS) - 羅Streptococcus agalactiae等。消化管内に常在する菌である。新生児の細菌性髄膜炎、敗血症の起炎 菌となり、特に出生後24時間以内に発症する敗血症は死亡率の高い危険な疾病である 。

関連画像

連鎖球菌0227 化 72写真2 A群レンサ球菌の 連鎖状 の 菌体 piste d'un vaccin contre le streptocoque B新生児における侵襲性GBS感染症


★リンクテーブル★
国試過去問092B007」「080A068
リンク元母子感染」「連鎖球菌属」「Streptococcus agalactiae」「溶血性連鎖球菌」「GBS
拡張検索B群連鎖球菌感染症
関連記事B」「連鎖」「」「球菌

092B007」

  [★]

  • 分娩時の感染で未熟児にとって致命的となるのはどれか
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

080A068」

  [★]

  • 適切な組み合わせはどれか。全て選べ

母子感染」

  [★]

mother-to-child transmission MTCT
垂直感染, vertical disease transmission, vertical transmission周産期感染症


母子感染において重要なウイルス

資料より(http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-541.pdf)

RV風疹ウイルス先天性風疹症候群
CMVサイトメガロウイルス巨細胞封入体症
HSV単純ヘルペスウイルス新生児ヘルペス
VZV水痘・帯状疱疹ウイルス先天性水痘帯状疱疹症候群
B19V:パルボウイルス非免疫性胎児水腫
HPVヒトパピローマウイルス:咽頭乳頭症

その他

HBV :B型肝炎ウイルス感染症
HCV :C型肝炎ウイルス感染症
HIV :ヒト免疫不全ウイルス感染
HTLV:ヒトT細胞白血病ウイルス感染症

TORCHS症候群

  • 古典的な母子感染
TO:トキソプラズマ
R :風疹ウイルス
C :サイトメガロウイルス
H :ヘルペスウイルス(単純ヘルペス水痘・帯状疱疹ウイルス
S :梅毒

母子感染の経路

資料2

1. 胎内感染

1. 母体が感染した場合,あるいは持続感染した微生物が再活性化した場合に,母体血を介し胎盤から臍帯を通じ児に感染
2. 胎盤に感染した微生物が増殖し児に感染
3. 子宮頸部や腟から上行性に羊膜や羊水を介し感染

2. 分娩時感染

1. 産道感染:
1. 子宮頸部,腟,外陰部などに感染している微生物が分娩時に産道内で児の粘膜などから感染
2. 産道内の母体血中の微生物が児の粘膜などから感染
2. placental leakage : B 型肝炎ウイルスやHIV の胎内感染率が切迫早産既往群に多いことから推定された.母体血の新生児血中への混入量を胎盤性アルカリフォスファターゼを指標として測定した場合,予定帝切群で0.8ml/kg(新生児体重)、経腟分娩群で1.2ml/kg と有意差があるという報告もある

3. 経母乳感染

母乳中の微生物や感染リンパ球が経口的に児に感染。
サイトメガロウイルスは経母乳感染をするが、成熟児はこの感染により自然免疫を得て,成人してから初感染することは防げる。
1,500g 未満の極低出生体重児では経母乳感染により,肝炎などを発症する可能性がある。

母子感染症

G10M.168
  胎内感染 分娩時感染 母乳時感染
経胎盤感染 上行性感染 経胎盤感染 産道感染 母乳感染
ウイルス 風疹ウイルス × × × ×
サイトメガロウイルス × ×
ヒトパルボウイルスB19 × × × ×
水痘・帯状疱疹ウイルス × × ×
単純ヘルペスウイルス × ×
B型肝炎ウイルス × ×
C型肝炎ウイルス × ×
成人T細胞白血病ウイルス1型 × × ×
ヒト免疫不全ウイルス
細菌 梅毒トレポネーマ × × ×
淋菌 × × × ×
B群連鎖球菌 × × × ×
真菌 カンジダ・アルビカンス × × × ×
原虫 トキソプラズマ × × × ×
クラミジア クラミジア・トラコマチス × × × ×
G10M.182改変
病原体 疾患 感染経路 問題となる感染時期 母体 胎児
ウイルス 風疹ウイルス 先天性風疹症候群 経胎盤感染 妊娠12週未満。18週未満は軽微 初感染妊婦  
サイトメガロウイルス 巨細胞封入体症 経胎盤感染 妊娠前半 初感染妊婦。感冒様症状 小頭症、脳内石灰化、精神遅滞、網脈絡膜炎、感音性難聴、貧血、黄疸、出血斑、低体重児、肝脾腫
ヒトパルボウイルスB19   経胎盤感染 妊娠20週未満 伝染性紅斑 非免疫性胎児水腫、胎児死亡
水痘・帯状疱疹ウイルス 先天性水痘症候群 産道感染 妊娠20週未満 初感染妊婦 精神遅滞、網脈絡膜炎、皮膚瘢痕、四肢低形成、低出生体重児
単純ヘルペスウイルス 新生児ヘルペス 産道感染   中枢神経:小頭症、眼:脈絡網膜炎角結膜炎、皮膚:水疱疹
B型肝炎ウイルス   産道感染   無症候キャリアー化
C型肝炎ウイルス   産道感染    
成人T細胞白血病ウイルス1型   母乳感染    
ヒト免疫不全ウイルス HIV感染症 産道感染 HIV感染症 HIV感染症
細菌 梅毒トレポネーマ 先天梅毒 経胎盤感染 妊娠14週以降 梅毒 水頭症、難聴、老人様顔貌、鼻炎、粘膜斑(梅毒性天疱瘡)、黄疸、貧血、点状出血、パロー仮性麻痺、肝脾腫、骨軟骨炎
晩発性梅毒ハッチンソン三徴
淋菌 淋疾 産道感染 産科合併症(流産・早産、前期破水、絨毛膜羊膜炎、子宮内膜炎) 化膿性結膜炎(膿漏眼)
B群連鎖球菌 B群連鎖球菌感染症 産道感染 常在菌 髄膜炎
真菌 カンジダ・アルビカンス   産道感染 常在菌。カンジダ膣炎 口腔内カンジダ症
原虫 トキソプラズマ 先天性トキソプラズマ症 経胎盤感染 妊娠中後期 初感染妊婦。無症状 脳室拡大、小頭症、脳内石灰化、髄膜炎、精神遅滞、脳性麻痺、けいれん、網脈絡膜炎、黄疸、発疹、貧血、リンパ節腫脹、肝脾腫、低出生体重児
クラミジア クラミジア・トラコマチス   産道感染 無症状。早産・流産 新生児結膜炎、新生児肺炎

感染時期と胎児影響

  • 妊娠初期:早産、先天性胎児奇形:風疹ウイルス、水痘ウイルス、麻疹ウイルス、HHV-6、パルボウイルスB19
  • 妊娠中期~末期:新生児ウイルス感染:単純ヘルペスウイルス、水痘ウイルス、サイトメガロウイルス、梅毒トレポネーマ(妊娠13週までは胎児感染しにくい)

資料

  • 1. 各種感染症の母子感染予防
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-416.pdf
  • 2. 母子感染の経路と主な病原微生物
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-535.pdf


連鎖球菌属」

  [★]

Streptococcus
ストレプトコッカス属Streptococcusストレプトコッカス連鎖球菌

概念

  • 増殖に際して二連、レンサ上に配列する球形、卵円系のグラム陽性球菌の総称 (SMB.243)
  • 連鎖球菌は属名なので、連鎖球菌属(Streptococcus属)
  • グラム陽性球菌
  • 通性嫌気性菌:糖を発酵分解、乳酸を産生。
  • カタラーゼ非産生 ← ブドウ球菌属との判別に利用

分類

溶血の性状による分類

  • ヒツジ赤血球寒天培地における溶血性で分類
  • α溶血性:不完全溶血。緑色不透明環
  • γ溶血性:非溶血性

β溶血性連鎖球菌の分類(ランスフィールドの群別, SMB.244)

細胞壁の構成成分である多糖抗原の違いにより分類



Streptococcus agalactiae」

  [★]

Streptococcus agalactiae
ストレプトコッカス・アガラクティエ
B群連鎖球菌 Streptococcus group Bストレプトコッカス属細菌


  • 下部により溶血性、莢膜型が異なる。
  • 直腸および腟の常在菌。新生児期および産褥期の母子感染
  • 出産後12-20日後に発症。新生児感染により敗血症肺炎髄膜炎



溶血性連鎖球菌」

  [★]

hemolytic streptococcus, (pl.)hemolytic streptococci
溶連菌溶血性レンサ球菌溶血レンサ球菌溶血連鎖球菌
連鎖球菌A群連鎖球菌B群連鎖球菌

溶血性の分類

ヒツジ赤血球寒天培地における溶血性で分類


GBS」

  [★]


B群連鎖球菌感染症」

  [★]

group B streptococcal infection GBSI
B群溶連菌感染症GBS感染症 GBS infection、B群溶血性レンサ球菌感染症 infectious diseases due to group B streptococci
B群連鎖球菌

病原体

  • B群連鎖球菌

感染経路

症状

予防

  • 予防の適応:妊娠33-37週に膣周辺の培養検査を行い、陽性であった場合、あるいは前回の分娩でGBS感染患児が分かっている場合、さらに培養検査の結果が明らかになっていない場合(ガイドライン1)
  • 抗菌薬はペニシリンを用いるが、ペニシリンアレルギーがある場合にはクリンダマイシン、さらにこれに抵抗性がある場合にはバンコマイシンを経腟分娩中に経静脈的に投与する。
  • 分娩中に投与するのは、分娩前の投与では産道に定着しているGBSを除去できないためである。(経口でなく)静脈投与するのは経胎盤的に胎児に移行させるため母親の血中、そして胎児が嚥下する羊水中、この両方の薬物濃度を迅速に上昇させるために必要とされる。(参考1)

ガイドライン

  • 1. 産婦人科診療ガイドライン―産科編2008
http://www.jsog.or.jp/activity/guideline.html

参考

  • 1. [charged] 新生児および乳児におけるB群レンサ球菌感染症 - uptodate [1]


B」

  [★]

  • Mg2+存在下でC3, B, Dが反応してC3bBbとなり、これがC3転換酵素(C3bBb)あるいはC5転換酵素(C3bBb3b)を形成する。これらはP(properdin)と結合して活性化し、それぞれC3、C5を活性化する

WordNet   license wordnet

「the 2nd letter of the Roman alphabet」
b

WordNet   license wordnet

「the blood group whose red cells carry the B antigen」
type B, group B

連鎖」

  [★]

linkagelink、(化学)catenationlinked
関連結合結びつける連関連結連接リンク連鎖性連鎖的関連づけるカテネーション
遺伝子対立遺伝子


菌」

  [★]

fungusfungimicrobial
菌類真菌真菌類微生物

球菌」

  [★]

coccus
細菌




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