099F030
出典: meddic
- 61歳の女性。元気のない様子を心配する家族に連れられて来院した。
- 生来健康であり、家庭生活にも社会生活にも問題はなかった。親、子供および兄弟姉妹に精神障害に罹患している者はいない。家族によれば、半年ほど前に、次男の結婚話がもつれ、「不安で落ち着かない」と訴えるようになった。破談が決まったころから元気がなく、憂うつそうな表情をしていることが多くなった。それでも、パートタイムや家事を何とかこなしていたが、「体がだるい」などと頻繁に訴えていた。
- そのうちパートタイムの仕事を休みはじめ、家事も滞りがちになった。また、「物覚えが悪くなった。馬鹿になった。治らない病気にかかってしまった」としきりに漏らすようになった。夜は眠っているようであるが、日中も居眠りをしていることがあったという。
- 最も考えにくいのはどれか。
- a. うつ病
- b. 適応障害
- c. 統合失調症
- d. Alzheimer病
- e. 甲状腺機能低下症
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