黒質

出典: meddic

substantia nigra (KH)
黒核 intercalatum, nucleus nigra
錐体路

概念

解剖


臨床関連

  • ドーパミン作動性ニューロンの脱落により発病


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/02 05:17:50」(JST)

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和文文献

  • パーキンソン病の臨床症状と黒質および青斑核の神経メラニンイメージングの検討
  • 小出 瑞穂,大塚 千久美,紺野 可奈子,加藤 可奈子,寺山 靖夫
  • 岩手医学雑誌 64(2), 89-97, 2012-06-01
  • NAID 110009421606
  • 成体期黒質損傷ラットにおける時間知覚の行動科学的検討 <論文>
  • 氏田 麻美,坂田 省吾,ウジタ アサミ,サカタ ショウゴ,Ujita Asami,Sakata Shogo
  • 広島大学大学院総合科学研究科紀要. I, 人間科学研究 6, 1-11, 2011-12-31
  • We studied the effects of an injection of 6-hydroxydopamine (6-OHDA) into the substantianigra of rats on the performance of timing behavior by using a peak interval (PI) procedure. Rats were trained o …
  • NAID 80022327864
  • 特徴的なMRI画像を呈した日本脳炎の1例
  • 坂本 光弘,林 紀子,中村 芳美,氷室 公秀
  • 日本内科学会雑誌 100(8), 2256-2258, 2011-08-10
  • NAID 10029748398

関連リンク

黒質(こくしつ substantia nigra = ラテン語で「黒い物質」の意)は中脳の一部を占める 神経核である。黒質は、緻密部と、網様部(および外側部)とによって、大きく二群に大別 されるが、いずれも大脳基底核を構成する中心的な要素である。
デジタル大辞泉 黒質の用語解説 - 大脳基底核を構成する神経核の一。緻密部と網様部 がある。緻密部は線条体にドーパミンを送り興奮を抑制する。網様部は淡蒼球内節と 同様に、線条体や淡蒼球外節から抑制性の入力、および視床下核から興奮性の入力を  ...
黒質(こくしつ). 脳の中の「中脳」という場所にある、黒い色をした組織のこと。 パーキンソン病の発症に大きく関わっている「ドパミン」という物質を作っている黒質の 神経細胞がメラニン色素を多く含んでいるため、正常の黒質は黒く見えます。しかし、 パーキンソン病 ...

関連画像

図2:黒質―線条体ドーパミン 黒質の画像 p1_29黒質(こくしつ)海馬と脳質.jpg黒質の画像 p1_23


★リンクテーブル★
先読み錐体路
国試過去問101A044」「100F050」「108B009
リンク元セロトニン受容体」「解剖学」「不随意運動」「中脳」「進行性核上性麻痺
拡張検索黒質網様帯GABAニューロン」「黒質線条体ドーパミン作動性投射」「黒質緻密層」「黒質網様帯」「黒質被蓋投射
関連記事

錐体路」

  [★]

pyramidal tract
tractus pyramidalis
錐体外路下行性伝導路錐体路徴候
皮質脊髄路corticospinal tract皮質核路 tractus corticonuclearis
  • 大脳の運動野にあるBetzの巨大錐体細胞などから起こり、内包の膝と後脚の前半部を通過し、大脳脚の中央1/3を通り、胸腹側部を経て脊髄腹側に錐体として出現。さらに下降する際は大部分の線維は錐体交叉で対側に写り脊髄側索の背側半を外側皮質脊髄路となって下降していく。

皮質核路

  • 中心前回→内包(膝)→大脳脚→交叉→脳神経核

皮質脊髄路

  • 中心前回→内包(後脚前部)→大脳脚→
錐体交叉→側索 (外側皮質脊髄路) 対側
→→→→→前索 (前皮質脊髄路)  同側



101A044」

  [★]

  • 65歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。1年前から上肢の筋がやせて筋力が低下してきた。5か月前から歩行に際して疲労が目立つようになり、階段を上るのが困難となった。2か月前から言語が不明瞭になった。意識は清明。身長170cm、体重53kg。呼吸数26/分、整。舌の萎縮を認める。四肢に筋萎縮と中等度の筋力低下とを認める。上下肢ともに深部腱反射は亢進し、Babinski徴候は両側で陽性。感覚は正常。排尿障害はない。
  • この疾患で病変がみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101A043]←[国試_101]→[101A045

100F050」

  [★]

  • 65歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。1年前から上肢の筋がやせて筋力が低下してきた。5か月前から歩行に際して疲労が目立つようになり、階段を昇るのが困難となった。2か月前から言語が不明瞭になった。意識は清明。身長170cm、体重53㎏。呼吸数26/分、整。舌の萎縮を認める。四肢に筋萎縮と中等度の筋力低下とを認める。上下肢ともに深部腱反射は亢進し、Babinski徴候は両側で陽性である。感覚は正常である。排尿障害はない。
  • 病変部位として考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100F049]←[国試_100]→[100F051

108B009」

  [★]

  • 脳の前額断面写真 (別冊 No. 1)を別に示す。長方形で囲まれた部位はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108B008]←[国試_108]→[108B010

セロトニン受容体」

  [★]

serotonin receptor
5-HT受容体
セロトニン


セロトニン受容体 (GOO.300)

サブタイプ シグナル 局在 機能 生体反応 選択的作動薬 選択的阻害薬
5-HT1A AC縫線核
海馬
自己受容体   8-OH-DPAT
tandospirone
 
5-HT1B AC鉤状回
黒質
自己受容体      
5-HT1C AC脳血管 血管収縮      
5-HT1D AC皮質
線条体
-   sumatriptan  
5-HT1E AC脳および末梢 -      
5-HT2A PLC血小板
平滑筋
大脳皮質
血小板凝集
収縮
神経興奮
  α-methtl-5-HT, DOI スピペロン
ketanserin
5-HT2B PLC胃底 収縮   α-methtl-5-HT, DOI  
5-HT2C PLC脈絡叢 -   α-methtl-5-HT, DOI  
5-HT3 ion channel 末梢神経 神経興奮   2-methyl-5-HT ondansetron
tropisetron
腸神経細胞 嘔吐
最後野
5-HT4 AC胃腸管 神経興奮   renzapride  
海馬 認知
5-HT5A AC         
5-HT5B ? 海馬      
5-HT6 AC線条体      
5-HT7 AC脳下垂体
小腸
     
  • 5-HT3受容体はリガンドの結合により開閉してNa+, K+の等価に関わる。ニコチン性受容体に似ている。(GOO.299)

セロトニン受容体

  • 5-HT1A
  • リガンドの結合に共役してK+チャネルを開口→過分極→電位依存性カルシウムチャネルを抑制
  • 脳幹縫線核、に局在
鎮静作用をしめすセロトニン作動性ニューロンが存在
  • somatodendritic 5-HT1A autoreceptors descrease raphe cell fireing when activated by 5-HT released from axon collaterals of the same or adjacent neurons. (GOO.301)
  • 5-HT1B
  • 5-HT1C
  • 5-HT1D
  • 5-HT1E
  • 5-HT2A
  • 5-HT2B
  • 5-HT2C
  • 5-HT5A
  • 5-HT5B
  • 5-HT6受容体
  • 5-HT7受容体


解剖学」

  [★]

anatomy
anatomia
体表解剖学臨床解剖学神経解剖学比較解剖学

系統解剖

運動

筋肉

部位ごとの分類

関節ごとの分類

筋の付着部

神経

部位別

上肢

体幹

下肢

下肢の皮神経

名称
陰部大腿神経大腿枝
外側大腿皮神経
大腿神経前皮枝
閉鎖神経皮枝
伏在神経
浅腓骨神経
深腓骨神経
上殿皮神経
中殿皮神経
下殿皮神経
大腿皮枝の枝
後大腿皮神経の終末枝
内側腓腹皮神経
外側腓腹皮神経
腓腹神経
外側足背皮神経

脳幹の神経解剖

血管

臓器に分布する血管

臓器 栄養血管 機能血管
動脈 静脈 動脈 静脈
食道        
       
小腸 上腸間膜動脈 上腸間膜静脈門脈    
大腸 上・下腸間膜動脈 上・下腸間膜静脈門脈    
肝臓 固有肝動脈 肝静脈下大静脈    
胆嚢 胆嚢動脈 胆嚢静脈    
膵臓        
気管        
気管支動脈 気管支静脈 肺静脈 肺動脈幹肺動脈
腎臓        
尿管        
膀胱        
脾臓 脾動脈 脾静脈    
精巣 精巣動脈 蔓状静脈叢    
卵巣 卵巣動脈 蔓状静脈叢卵巣静脈    

各体部位に分布する血管

  • 頭部
頚部



不随意運動」

  [★]

involuntary movement IVM
不随意筋


不随意運動と大脳基底核との関連

  大脳基底核の障害との関連 特徴 好発部位 代表疾患
振戦 tremor 黒質 律動的な振動運動 指、手 Parkinson病
本態性振戦
舞踏病様運動 choreiform movement 尾状核 不規則で、目的のない、非対称性運動
[show details]
顔面、四肢 Huntington舞踏病
バリズム ballism/ballismus 視床下核 舞踏様病の一種。運動はより急速、粗大、持続性。四肢の抹消よりも体幹に誓い部分に強く起こり、上下肢を投げ出すよう激しい運動
[show details]
四肢 視床下核 Juys体の出血・梗塞
アテトーゼ athetosis 赤核被殻淡蒼球 舞踏病よりゆっくりで、持続性のある運動。舞踏病に比べ一定の運動。虫が這うような運動。
[show details]
手・指 脳性麻痺
CO中毒
レンズ核障害
ミオクローヌス myoclonus 赤核 1つまたは多くの筋の短時間の不随意な収縮。関節や四肢の強い運動を伴わないのが原則
[show details]
全身・局所 Creutzfeldt-Jakob病
Ramsay Hunt症候群
てんかん
リピドーシス
ミトコンドリア脳筋症
痙攣 cramp/convulsion   筋肉が不随意に,激しく攣縮する状態    
ジストニー dystonia   異常姿勢。筋緊張の亢進で異常な姿勢となり、体幹の捻転、胸郭の傾斜、頚の捻転、肘の過伸展、手首の過屈曲、指の過伸展などを呈する。
[show details]
体幹・近位筋 捻転ジストニー
チック tic   顔、頚部、肩などに起こる、比較的急激で、繰り返して起こる運動
[show details]
顔面 てんかん
緊張



中脳」

  [★]

midbrain
mesencephalon
, 一次脳胞

解剖

  • 中心管は、細い中脳水道となっている
  • 中脳は3つの領域に分けられる。
  • 中脳水道より背側にある領域は中脳蓋
  • 腹外側に突出した部分は大脳脚
  • 両者の間の領域が中脳被蓋である

発生

  • 一次脳胞の中脳

脳神経の神経細胞


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

中脳とは(医学大事典)

臨床関連

神経内科



進行性核上性麻痺」

  [★]

progressive supranuclear palsy PSP
進行性核上麻痺スティール・リチャードソン・オルゼウスキー症候群 スティール-リチャードソン-オルシェウスキィ症候群 Steele-Richardson-Olszewski syndrome
[show details]

概念

  • 難病であり、特定疾患治療研究事業の対象疾患である。
  • 中年期以降男性に好発し、易転倒性、核上性注視麻痺、パーキンソニズム、認知症などを特徴とする原因不明の疾患である。病理学的には淡蒼球視床下核、小脳歯状核赤核黒質、脳幹被蓋の神経細胞が脱落し、異常リン酸化タウ蛋白が神経細胞内およびグリア細胞内に蓄積が見られる。(参考1)

参考

  • 1. パーキンソン病関連疾患 (1)進行性核上性麻痺 - 難病情報センター
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/276
  • 2.
[display]http://www.jsnp.jp/cerebral_14.htm


黒質網様帯GABAニューロン」

  [★]

GABA neurons in the reticular part of substantia nigra
黒質網様帯、GABAニューロン

黒質線条体ドーパミン作動性投射」

  [★]

nigrostriatal dopaminergic projection
黒質線条体

黒質緻密層」

  [★]

黒質黒質緻密部 substantia nigra pars compacta


黒質網様帯」

  [★]

reticular part of substantia nigra

黒質被蓋投射」

  [★]

黒質被蓋


質」

  [★]

quality
品質




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