黄熱病ウイルス

出典: meddic

yellow fever virus
黄熱ウイルス一覧感染症感染症法

ウイルス学

潜伏期間

  • 3-6日

感染経路

疫学

  • アフリカ(Guinea,Sierra Leone, Liberia, Ivory Coast Ghana, Togo, Benin, Nigeria)・中南米に分布
  • 中国の東北地区で頻繁に発生。朝鮮半島でも104のオーダーで患者がいるらしい

症状

軽症

  • 発熱、頭痛

重症

  • 黄疸、出血、腎炎、脳炎
  • 3-4日で死亡。致命率は25-30%(土着民は5%)

経過

  • 古典的病期
  • 感染期:発熱。頻脈から徐脈へ。Faget's sign
  • 緩解期:感染4日後に解熱傾向
  • 中毒期:発熱、上腹部痛、嘔吐、乏尿・無尿

治療

  • 対症療法のみ

検査

  • 第3病期までの血液から哺乳類マウスへの脳内接種、培養細胞への接種。

予防

  • 弱毒生ワクチン(17D株)

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関連リンク

... 対する免疫が乏しいヒトが密集していてネッタイシマカが活発な地域に感染者が移動し、ウイルスがヒトからヒトへ運ばれて大規模な流行を起こす。 黄熱ウイルスはフラビウイルス属の1本鎖RNAウイルスである。感染すると無症候の ...
病原体 黄熱は、日本脳炎と同じフラビウイルス属のウイルスによってひきおこされる。 黄熱の主要な脊椎動物の宿主はサルとヒトである。アフリカでは主にアフリカミドリザルが感染するが、中南米では多種類のサル(リスザル ...
どんな病気? 病原体である黄熱ウイルスを持っている蚊(ネッタイシマカなど)に刺されてから発病するまでの潜伏期間は3-6日間です。突然に悪寒戦慄とともに高熱がでます。嘔吐、筋肉痛、出血(鼻出血・歯齦出血・黒色の嘔吐物 ...

関連画像

天然痘ウイルス麻疹ウイルス黄熱病ウイルス黄熱 ウイルス黄熱病 (Yellow Fever) は蚊に ネッタイシマカ


★リンクテーブル★
先読み再興感染症」「」「感染症
リンク元心筋炎」「ワクチン
関連記事ウイルス」「黄熱」「

再興感染症」

  [★]

reemerging infectious disease, re-emerging infectious disease
感染症新興感染症
再興感染症(re-emerging infectious diseases)とは、すでに知られてはいたもののその発生数は著しく減少し、もはや多くの人々にとって健康上の問題は少ないと考えられていた感染症のうち、再び出現し問題疾患として復活してきたものとされています

一覧

ウイルス 狂犬病
デング熱
黄熱病
細菌 炭疽病
劇症型A群連鎖球菌感染症
塹壕熱
ペスト
結核
百日咳
サルモネラ
肺炎球菌感染症
コレラ
ジフテリア
髄膜炎菌性髄膜炎
耐性菌感染症
原虫・寄生虫 マラリア
住血吸虫症
ニューロシスチセルコーシス
アカントアメーバー症
リーシュマニア症
トキソプラスマ症
ランブル鞭毛虫症(ジアルジア)
エキノコックス症


蚊」

  [★]

mosquito
Culicidae

種類

  • ハマダラカ亜科 Anophelinae
媒介:マラリア
  • ナミカ亜科 Culicinae
  • オオカ亜科 Toxorhynchitinae
媒介:黄熱ウイルスデングウイルス
媒介:デングウイルス
媒介:日本脳炎ウイルス
媒介:バンクロフト糸状虫イヌ糸状虫ウエストナイルウイルス日本脳炎ウイルス


感染症」

  [★]

infectious disease
感染定着感染症法


  • 病原体から引き起こされる疾患
  • 感染が成立して、宿主に病気が発症した状態
→宿主が病原体を追い出そうとしている状態

新興感染症

再興感染症

地域別の感染症

参考になるリンク

  • 厚生労働省検疫所 - 感染症別情報トップ
  • 厚生労働省検疫所 - 国別感染症情報トップ
http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/index.html
  • Centers for Disease Control and Prevention
http://www.cdc.gov/


心筋炎」

  [★]

myocarditis

概念

  • 種々の原因により心筋が局所的・びまん性に炎症性が生じた病態

分類

経過

病理学的

  • (特発性)巨細胞性心筋炎:心筋生検あるいは剖検による組織学的検索で、炎症巣に多核巨細胞を認める場合で、なおかつ心臓サルコイドーシスが除外されるもの。好酸球とリンパ球の浸潤が強く、心筋壊死が高度である。
  • 好酸球性心筋炎:心筋生検にて好酸球の浸潤・脱顆粒、心筋の破壊、末梢血における好酸球の増加が認められるもの。

類縁疾患

年齢

  • 小児心筋炎

ガイドラインによる分類

病因分類 組織分類 臨床病型分類
ウイルス リンパ球性 急性
細菌 巨細胞性 劇症型
真菌 好酸球性 慢性(遷延性/不顕性)
リケッチア 肉芽腫性  
スピロヘータ    
原虫,寄生虫    
その他の感染症    
薬物,化学物質    
アレルギー,自己免疫    
膠原病,川崎病    
サルコイドーシス    
放射線,熱射病    
原因不明,特発性    

疫学

  • 日本の剖検例では0.15%に見られる(IMD)

病因

  • 感染性
参考1より
ウイルス科 ウイルス属
ピコルナウイルス コクサッキーA群
コクサッキーB群
エコーウイルス
ポリオウイルス
A型肝炎ウイルス
オルソミクソウイルス A型インフルエンザ
B型インフルエンザ
パラミクソウイルス RSウイルス
ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
フラビウイルス C型肝炎ウイルス
デング熱ウイルス
黄熱病ウイルス
トガウイルス 風疹ウイルス
チクニングニアウイルス
ラブドウイルス 狂犬病ウイルス
レトロウイルス HIVウイルス
ポックスウイルス ワクチニアウイルス
ヘルペスウイルス 帯状庖疹ウイルス
サイトメガロウイルス
単純ヘルペスウイルス
EBウイルス
アデノウイルス アデノウイルス
パルボウイルス パルボウイルス
  • 薬物性
  • 続発性:全身性疾患(例えば血管炎)

YN.C-137

  • ウイルス(コクサッキーB、エコーウイルス、ヘルペスウイルス。風疹ウイルス、ムンプスウイルス、インフルエンザウイルスでも生じる)、細菌、心筋、原虫(シャーガス病)。
  • 化学物質、放射線、膠原病、特発性

病理

  • 実質性心筋炎 parenchymatous myocarditisと間質性心筋炎 interstitial myocarditisの像がみられる。
  • 心筋細胞の融解、間質浮腫、円形細胞浸潤、壊死巣形成

病態

  • ウイルス性の場合、免疫反応に基づき心筋を障害する。
  • 薬剤性の場合は、薬剤による心筋障害
  • 心筋の障害 → 伝導障害、不整脈、心不全、ショック

経過

  • 急性の場合、かぜ症状や消化器症状に続発。これらの初発症状から数時間から数日で心症状が出現(YN.C-137)。

身体所見

心臓

  • 心音:
  • (重症の場合)muffled first heart sound, along with a third heart sound (HIM.1486)
  • (心不全に至れば)奔馬調律(gallop rhythm) (YN.C-138)
  • 心雑音:(重症の場合)a murmur of mitral regurgitation (HIM.1486)
  • 心膜摩擦音:心膜炎を伴った場合に聴取

  • (心不全に至れば)ラ音の聴取

症状

  • 動悸、呼吸困難

検査

心電図、心エコー所見、単純胸部X線写真、及び症状がが短時間に変化していくのはacute myocarditisを示唆(IMD)
  • 心電図:(特異的な変化はない)非特異的ST-T変化、QRS低電位、異常Q、ST上昇(心膜炎があれば)、心室内伝導障害、房室ブロック
  • 血液検査:心筋障害、炎症を示唆する様な結果
  • CK-MB、LDH、AST上昇、CRP陽性、ESR亢進、WBC増加
  • ウイルス学的検査:
  • 心エコー:壁運動低下、(間質に浮腫が認められれば)壁肥厚、心室腔拡大(心不全)、心嚢液貯留(心膜炎)
  • 心筋生検:心臓への炎症細胞の浸潤。
  • 好酸球増加性心疾患による心筋炎:急性期に心内膜を中心とした好酸球の浸潤:*自己免疫疾患(劇症型心筋炎、重症筋無力症、潰瘍性大腸炎など)による心筋炎:多核巨細胞の出現
  • 核医学検査:67Ga,99Tc-ピロリン酸の心臓への集積。

診断

  • 心筋生検が確定診断

鑑別疾患

  • 心筋梗塞
  • 甲状腺機能低下症、心筋障害を伴うミオパチー
  • 膠原病
  • (慢性心筋症の鑑別)拡張型心筋症

治療

  • ウイルス性心筋炎では根治療法がなく、対症療法にとどまる。
  • 不整脈:(完全房室ブロック)体外式一時ペーシング、(頻脈性不整脈)除細動・抗不整脈薬
  • 心不全:SGカテーテルで血行動態を見ながら、利尿薬、血管拡張薬、カテコラミンを使用する。
  • 重症心不全・ショック:経皮的心肺補助(PCPS)、大動脈内バルーンパンピング(IABP)
  • ステロイド、免疫グロブリン:考慮されることがあるがエビデンスなし。

予後

  • 急性型は予後良好であるが、劇症型心筋炎、拡張型心筋症にいたる場合もある。

参考

  • 1. 急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン - 日本循環器学会



ワクチン」

  [★]

vaccine
予防接種 immunization感染症感染症予防法シードロット・システムimmunization

種類

  • 遺伝子組換えワクチン

副反応

風疹ワクチン

  • 発熱、発疹、関節痛、リンパ節腫脹

おたふくかぜワクチン

  • 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
  • MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
  • 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐

学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)

病原体 感染症 ワクチン 学校伝染病 ワクチンの形状 潜伏期間 季節性 年齢 出席停止解除条件
ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア ジフテリア,破傷風,百目咳混合ワクチン    トキソイド        
百日咳菌 Bordetella pertussis 百日咳 不活化 6~14     咳の消失
結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 BCG 不活化       伝染のおそれが無くなるまで
ポリオウイルス poliovirus ポリオ ポリオワクチン(経口)          
麻疹ウイルス measles virus 麻疹 麻疹・風疹混合ワクチン 10~12   0~2 解熱後3日
風疹ウイルス rubella virus 風疹 18 春~初夏 4~9 発疹消失
日本脳炎ウイルス Japanese encephalitis virus 日本脳炎 日本脳炎ワクチン   不活化        
インフルエンザウイルス influenza virus インフルエンザ インフルエンザワクチン 不活化 1~5 冬期   解熱後2日
インフルエンザ菌 Haemophilus influenzae  化膿性髄膜炎など Hibワクチン            
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae                
水痘・帯状疱疹ウイルス varicella zoster virus 水痘   11~21 冬(12, 1) 5~9 発疹の痂皮化
ムンプスウイルス mumps virus 流行性耳下腺炎   18~21     耳下腺腫脹消失
B型肝炎ウイルス hepatitis B virus B型肝炎     成分 60~160      
A型肝炎ウイルス hepatitis A virus A型肝炎     不活化 15~40      
狂犬病ウイルス rabies virus 狂犬病     不活化        
アデノウイルス adenovirus 咽頭結膜熱            
黄熱病ウイルス yellow fever virus 黄熱病            

日本で使われているワクチン

その他マイナーなワクチン

  • 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
  • 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする

接種間隔


参考

  • 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
  • 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html




ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。




黄熱」

  [★]

yellow fever
febris flava
黄熱病黒吐病 black vomit



病」

  [★]

diseasesickness
疾病不調病害病気疾患




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