麻疹

出典: meddic

ましん
measles, rubeola
はしか麻しん
麻疹ウイルス感染症法ワクチン学校伝染病


特徴


病原体


疫学

  • 1-5歳に好発
  • 6ヶ月までは母体からの移行抗体により発症しない


感染経路

  • 空気感染
  • 上気道粘膜に進入・増殖 → 所属リンパ節で増殖 → ウイルス血症 → 全身諸臓器で増殖
  • リンパ節腫脹は伴わない


潜伏期

  • 10-12日


経過、症状

NDE.437


  • 1. カタル期:1-5病日:発熱、くしゃみ、鼻水、目脂。コプリック斑
  • 白血球が劇的に低下し、2000-3000まで落ち込むことがある。
  • カタル期終わりの1-2病日に解熱してコプリック斑が発生
  • カタル期の鼻汁、唾液、涙液、気道分泌液は感染性有り


  • 2. 発疹期:6-10病日:発熱。発疹は耳後部、頚部から始まり体幹から四肢へ。色素沈着を残す ⇔風疹
  • 発疹は斑状紅色丘疹。融合する (⇔風疹)

細胞性免疫の低下

リンパ球への感染→細胞性免疫が低下
結核に罹患している場合、粟粒結核に進展することがある


合併症

晩期合併症

  • M蛋白の欠損した麻疹ウイルスによる、らしい
  • 麻疹に感染し、小児期に知能低下ミオクローヌスなどを、初発症状として発症し、意識障害をきたし致命的となる。

妊娠

  • 胎児への影響は報告されていない


検査


  • 画像検査
  • 胸部単純X線写真:間質性肺炎像


鑑別疾患


治療

  • 対症療法
  • 合併症の治療:肺炎、中耳炎などの細菌性二次感染が多く、予防のために抗菌薬投与が行われる


学校伝染病

  • 学校保健安全法では、解熱後3日経過するまで出席停止(NDE.438)
  • 出席停止の解除は、主要症状が消退したあと7日?


予防

  • 麻疹生ワクチン
  • 免疫不全患者にはγグロブリン製剤
  • 免疫があれば重症化しない



予後

  • 2大死因は肺炎と脳炎


参考

uptodate

  • 1. [charged] 麻疹の臨床症状および診断 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 麻疹の予防および治療 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 麻疹の疫学および伝染 - uptodate [3]





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/25 18:34:59」(JST)

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UpToDate Contents

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和文文献

  • 慢性に繰り返す原因不明の蕁麻疹(押さえておきたい!心身医学の臨床の知 35)
  • 細谷 律子,竹中 恵美
  • 心身医学 51(12), 1133-1139, 2011-12-01
  • NAID 110008761818
  • 麻疹・風疹・水痘・ムンプスワクチン (特集 小児感染症2011 : 今どうなっているの?小児の感染症) -- (小児感染症に対する予防接種,最近の考え方は?)
  • 症状の誘発が困難であった小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシーの1例
  • 井上 直之,山本 明日香,松本 居子,石垣 信男
  • アレルギー 60(11), 1560-1566, 2011-11-30
  • … 学校給食で提供された小麦と大豆を摂取後に運動したところ呼吸困難と蕁麻疹が出現した8歳の男児.再度給食で提供された小麦と大豆を摂取した後に運動し呼吸困難が認められた.小麦もしくは大豆を原因とした食物依存性運動誘発アナフィラキシーが考えられ,本邦のガイドラインに準じてアスピリン投与を含めた誘発試験を行ったが陰性であった.その結果から一旦は食物制限を解除したが,再び小麦のみを摂取した後の …
  • NAID 110008798957
  • お茶石鹸使用開始後に発症した小麦によるアナフィラキシーおよび小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの12例
  • 杉山 晃子,岸川 禮子,西江 温子,竹内 聡,下田 照文,岩永 知秋,西間 三馨,古江 増隆
  • アレルギー 60(11), 1532-1542, 2011-11-30
  • … 果】平均年齢は36.0±9.9歳で,全て女性であった.全例,それまで小麦アレルギー症状の既往はなく,当該の石鹸を使用開始してから平均2年弱でWDEIAもしくは小麦アレルギーを発症していた.多くの症例が洗顔時に蕁麻疹や眼瞼腫脹,鼻汁などの症状を呈していた.従来のWDEIAに特異的なω-5グリアジンは12例中10例で陰性であった.【結語】石鹸の使用により加水分解コムギに経皮的に感作され,WDEIAもしくは小麦アレルギーを発症し …
  • NAID 110008798954

関連リンク

はしかにならない!はしかにさせない! ... はしかの病状、一人一人の診断や予防接種の受け方等については、かかりつけの医師、お住まいの地域の医療機関、医師会、保健所(保健センター)などにお尋ね下さい。
定期接種の対象者以外の方も自治体から公費助成がうけられる場合があります。 ... はしかの病状、一人一人の診断や予防接種の受け方等については、かかりつけの医師、お住まいの地域の医療機関、医師会、保健所(保健センター ...
麻疹(はしか)の概要。麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症です。日本を含めた世界保健機関(WHO)西太平洋地域では、2012年までに麻疹を排除することを ...

関連画像

麻 疹 1 原 因 麻疹 ウィルス の 拡大 します マスコミ で 麻疹 淡褐赤色、不規則融合する斑状 所属词条 > 寻麻疹麻疹の発症から治癒まで前駆期(カタル期)麻疹 - 流行病学麻疹


★リンクテーブル★
国試過去問098A055」「102I071」「100D013」「105H028」「100I037」「106B012」「100G021」「098G010」「100G083」「101F070」「103E012」「102B026」「106E004」「102B023」「099D030」「096H069」「099B013」「085A038」「096E042」「103D003
リンク元五類感染症」「ワクチン」「川崎病」「リンパ節腫脹」「風疹
拡張検索麻疹・風疹混合ワクチン」「蕁麻疹様血管炎」「色素性蕁麻疹」「特発性蕁麻疹」「麻疹脳炎

098A055」

  [★]

  • 35歳の男性。39℃を超える発熱、全身の筋肉痛および関節痛を訴えて来院した。
  • カメラマンとして西サモア諸島に2週間滞在し、10日前に帰国した。撮影中よく蚊に剌されたと言う。意識は清明。体温39.5℃、脈拍92/分、整。血圧110/76mmHg。軟口蓋に小出血点が散在しているが、頬粘膜に紅暈を伴った白色斑は認めない。頚部リンパ節腫大はない。腹部では肝を右肋骨弓下に1cm触知し、肺濁音界の拡大を認める。
  • 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb14.5g/dl、Ht41%、白血球2,800、血小板8万。血清生化学所見:血糖102mg/dl、総蛋白7.2g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン2.3mg/dl、AST156単位(基準40以下)、ALT223単位(基準35以下)、Na140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl99mEq/l。CRP1.6mg/dl(基準0.3以下)。
  • 発熱3日目に全身に発疹が出現した。その時の写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098A054]←[国試_098]→[098A056

102I071」

  [★]

  • 8歳の女児。発熱と発疹とを主訴に来院した。3日前から38℃台の発熱、咽頭痛および咳があり、2日前から体を痛がっていた。四肢と顔面との皮膚は発赤し、細かな点状出血様の小発疹を多数認める。口の周囲は顔面と比べて蒼白である。舌はイチゴ状に乳頭が腫脹し、咽頭に暗赤色の発赤と点状出血とを認める。扁桃は発赤腫大し、表面に滲出物を認め、綿棒で表面をこすると膿性粘液が得られる。結膜に発赤を認めない。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I070]←[国試_102]→[102I072

100D013」

  [★]

  • 5歳の男児。発熱を主訴に来院した。3日前から38.5℃の発熱、咳、鼻汁、結膜充血および眼脂が出現した。初診時に口腔粘膜発疹がみられた。受診後いったん解熱傾向がみられたが、翌日から高熱が再び出現し、さらに全身に皮疹が出現した。口腔粘膜の写真と体幹の写真とを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 100D012]←[国試_100]→[100D014

105H028」

  [★]

  • 24歳の女性。発熱と発疹とを主訴に来院した。3日前から微熱があり、昨日から全身に小丘疹が生じ水疱化してきた。薬剤歴に特記すべきことはない。顔面を含む全身と口腔内に小水疱が散在している。顔面の写真(別冊No.4)を別に示す。
  • 最も考えられる診断はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105H027]←[国試_105]→[105H029

100I037」

  [★]

  • 6歳の女児。昨日から微熱、咳嗽および鼻汁がみられ、ほぼ同時に全身に発疹が出現したため来院した。体温37.8℃。脈拍84/分。結膜はやや充血し、咽頭は軽度発赤している。発疹は粟粒大点状丘疹で顔面、頸部および胸腹部にみられる。耳後部に圧痛のあるリンパ節腫脹を認める。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100I036]←[国試_100]→[100I038

106B012」

  [★]

  • a 百日咳 - 特有の咳が消失するまで
  • b 麻疹 - 発疹が消失するまで
  • c 流行性耳下腺炎 - 耳下腺の腫脹が消失するまで
  • d 風疹 - 発疹が消失するまで
  • e 水痘 - すべての発疹が痂皮化するまで


[正答]


※国試ナビ4※ 106B011]←[国試_106]→[106B013

100G021」

  [★]

  • 学校伝染病と出席停止期間の基準の組合せで誤っているのはどれか。
  • a. インフルエンザ - 解熱するまで
  • b. 風疹 - 発疹が消失するまで
  • c. 流行性耳下腺炎 - 耳下腺の腫脹が消失するまで
  • d. 麻疹 - 解熱した後3日を経過するまで
  • e. 水痘 - すべての発疹が痂皮化するまで
[正答]


※国試ナビ4※ 100G020]←[国試_100]→[100G022

098G010」

  [★]

  • 感染症法に基づき入院勧告を行うのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G009]←[国試_098]→[098G011

100G083」

  [★]

  • 紅斑について正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G082]←[国試_100]→[100G084

101F070」

  [★]

  • 麻疹について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F069]←[国試_101]→[101F071

103E012」

  [★]

  • 麻疹と同様の感染経路別予防策を行うのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103E011]←[国試_103]→[103E013

102B026」

  [★]

  • 麻疹罹患学童の出席停止期間の基準はどれか。
  • a. 解熱するまで
  • b. 発疹が消失するまで
  • c. 特有の咳が消失するまで
  • d. 解熱後3日を経過するまで
  • e. 発疹消失後3日を経過するまで
[正答]


※国試ナビ4※ 102B025]←[国試_102]→[102B027

106E004」

  [★]

  • 入院治療を行うにあたり、陰圧室での隔離の必要性が最も高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106E003]←[国試_106]→[106E005

102B023」

  [★]

  • 予防接種後、他の予防接種までに4週以上の間隔をおいた方が良いのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102B022]←[国試_102]→[102B024

099D030」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 099D029]←[国試_099]→[099D031

096H069」

  [★]

  • 妊娠初期に感染した場合、児に最も影響が少ないウイルスはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096H068]←[国試_096]→[096H070

099B013」

  [★]

  • 眼脂がみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099B012]←[国試_099]→[099B014

085A038」

  [★]

  • 1歳6ヶ月の幼児。顔面と躯幹とを中心に紅斑状丘疹が多数みられ、健康皮膚面も残されている。考えられる疾患はどれか。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

096E042」

  [★]

  • 接触感染するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096E041]←[国試_096]→[096E043

103D003」

  [★]

  • 麻疹の合併症はどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103D002]←[国試_103]→[103D004

五類感染症」

  [★]

感染症法感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則

概念

  • 国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民や医療関係者等に提供・公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症(現在42疾患)
  • 発生動向の収集把握と情報の提供を行う。

五類感染症

全数把握疾患

定数把握疾患

統計

五類感染症のうち、全数把握とされる疾患。
診断後7日以内に届出。
参考1を改変
西暦 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
元号 平成11 平成12 平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20 平成21
アメーバ赤痢 276 378 429 465 520 610 698 752 801 871 786
ウイルス性肝炎 B型肝炎 510 425 330 332 245 241 209 228 199 178 178
C型肝炎 136 119 65 61 65 43 57 46 34 52 40
D型肝炎 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
その他 74 41 29 23 19 7 10 6 4 8 5
不明 36 22 14 14 4 2 1 0 0 0 0
急性脳炎 ... ... ... ... 12 167 188 167 228 192 526
クリプトスポリジウム症 4 3 11 109 8 92 12 18 6 10 17
クロイツフェルト・ヤコブ病 92 108 133 147 118 176 153 178 157 151 142
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 21 44 46 92 52 52 60 106 95 104 103
後天性免疫不全症候群 合計 588 794 947 916 970 1162 1203 1348 1493 1565 1446
無症候性キャリア 346 413 570 547 564 699 753 852 951 1000 882
AIDS 215 331 320 312 337 386 359 406 414 441 429
その他 27 50 57 57 69 77 91 90 128 124 135
ジアルジア症 42 98 137 113 103 94 86 86 53 73 70
髄膜炎菌性髄膜炎 10 15 8 9 18 21 10 14 17 10 10
先天性風しん症候群 0 1 1 1 1 10 2 0 0 0 2
梅毒 I期梅毒 112 129 104 99 114 136 151 175 198 172 142
II期梅毒 126 157 134 121 127 179 180 205 234 282 251
晩期顕症梅毒 47 46 40 53 54 54 37 50 55 65 44
先天梅毒 9 8 6 9 5 7 3 12 7 9 5
無症候 457 421 301 293 209 160 172 195 225 299 249
破傷風 66 91 80 106 73 101 115 117 89 123 113
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 ... ... ... ... 0 0 0 0 0 0 0
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 23 36 40 44 59 58 69 83 84 80 116
風疹 ... ... ... ... ... ... ... ... ... 293 147
麻疹 ... ... ... ... ... ... ... ... ... 11012 732

参考

  • 年別報告数一覧(その1:全数把握) 一類~五類感染症、新型インフルエンザ等感染症および指定感染症(全数)
[display]http://idsc.nih.go.jp/idwr/ydata/report-Ja.html

国試


ワクチン」

  [★]

vaccine
予防接種 immunization感染症感染症予防法シードロット・システムimmunization

種類

  • 遺伝子組換えワクチン

副反応

風疹ワクチン

  • 発熱、発疹、関節痛、リンパ節腫脹

おたふくかぜワクチン

  • 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
  • MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
  • 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐

学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)

病原体 感染症 ワクチン 学校伝染病 ワクチンの形状 潜伏期間 季節性 年齢 出席停止解除条件
ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア ジフテリア,破傷風,百目咳混合ワクチン    トキソイド        
百日咳菌 Bordetella pertussis 百日咳 不活化 6~14     咳の消失
結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 BCG 不活化       伝染のおそれが無くなるまで
ポリオウイルス poliovirus ポリオ ポリオワクチン(経口)          
麻疹ウイルス measles virus 麻疹 麻疹・風疹混合ワクチン 10~12   0~2 解熱後3日
風疹ウイルス rubella virus 風疹 18 春~初夏 4~9 発疹消失
日本脳炎ウイルス Japanese encephalitis virus 日本脳炎 日本脳炎ワクチン   不活化        
インフルエンザウイルス influenza virus インフルエンザ インフルエンザワクチン 不活化 1~5 冬期   解熱後2日
インフルエンザ菌 Haemophilus influenzae  化膿性髄膜炎など Hibワクチン            
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae                
水痘・帯状疱疹ウイルス varicella zoster virus 水痘   11~21 冬(12, 1) 5~9 発疹の痂皮化
ムンプスウイルス mumps virus 流行性耳下腺炎   18~21     耳下腺腫脹消失
B型肝炎ウイルス hepatitis B virus B型肝炎     成分 60~160      
A型肝炎ウイルス hepatitis A virus A型肝炎     不活化 15~40      
狂犬病ウイルス rabies virus 狂犬病     不活化        
アデノウイルス adenovirus 咽頭結膜熱            
黄熱病ウイルス yellow fever virus 黄熱病            

日本で使われているワクチン

その他マイナーなワクチン

  • 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
  • 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする

接種間隔


参考

  • 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
  • 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html




川崎病」

  [★]

Kawasaki disease, Kawasaki's disease
Kawasaki病皮膚粘膜リンパ節症候群, 粘膜皮膚リンパ節症候群, mucocutaneous lymph node syndrome, mucocutaneous lymphnode syndrome, MCLS, 急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群, acute febrile MCLS,(小児)急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群, acute febrile mucocutaneous lymphnode syndrome


HIM.2130

概念

  • 乳児~幼児(0-4歳、0歳半~1歳が最多)に後発する熱性疾患(全身性の心血管炎)
  • 原因不明の急性熱性発疹性疾患。リンパ節腫脹と粘膜病変が特徴(SPE.370)

検査

[show details]

診断基準

参考1より引用
  • 本症は、主として4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患で、その症候は以下の主要症状と参考条項とに分けられる。

A 主要症状

  • 1.5日以上続く発熱(ただし、治療により5日未満で解熱した場合も含む)
  • 2.両側眼球結膜の充血
  • 3.口唇、口腔所見:口唇の紅潮、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤
  • 4.不定形発疹
  • 5.四肢末端の変化:
  • (急性期)手足の硬性浮腫、掌蹠ないしは指趾先端の紅斑
  • (回復期)指先からの膜様落屑
  • 6.急性期における非化膿性頸部リンパ節腫脹
6つの主要症状のうち5つ以上の症状を伴うものを本症とする。
ただし、上記6主要症状のうち、4つの症状しか認められなくても、経過中に断層心エコー法もしくは、
心血管造影法で、冠動脈瘤(いわゆる拡大を含む)が確認され、他の疾患が除外されれば本症とする。

B参考条項

以下の症候および所見は、本症の臨床上、留意すべきものである。
  • 1. 心血管:聴診所見(心雑音、奔馬調律、微弱心音)、心電図の変化(PR・QTの延長、異常Q波、低電位差、ST-Tの変化、不整脈)、胸部X線所見(心陰影拡大)、断層心エコー図所見(心膜液貯留、*冠動脈瘤)、狭心症状、末梢動脈瘤(腋窩など)
  • 2. 消化器:下痢、嘔吐、腹痛、胆嚢腫大、麻痺性イレウス、軽度の黄疸、血清トランスアミナーゼ値上昇
  • 3. 血液:核左方移動を伴う白血球増多、血小板増多、赤沈値の促進、CRP陽性、低アルブミン血症、α2グロブリンの増加、軽度の貧血
  • 4. 尿:蛋白尿、沈査の白血球増多
  • 5. 皮膚:BCG接種部位の発赤・痂皮形成、小膿疱、爪の横溝
  • 6. 呼吸器:咳嗽、鼻汁、肺野の異常陰影
  • 7. 関節:疼痛、腫脹
  • 8. 神経:髄液の単核球増多、けいれん、意識障害、顔面神経麻痺、四肢麻痺

備考

  • 1. 主要症状Aの5は、回復期所見が重要視される。
  • 2. 急性期における非化膿性頸部リンパ節腫脹は他の主要症状に比べて発現頻度が低い(約65%)
  • 3. 本症の性比は、1.3~1.5:1で男児に多く、年齢分布は4歳以下が80~85%を占め、致命率は0.1%前後である。
  • 4. 再発例は2~3%に、同胞例は1~2%にみられる。
  • 5. 主要症状を満たさなくても、他の疾患が否定され、本症が疑われる容疑例が約10%存在する。この中には冠動脈瘤(いわゆる拡大を含む)が確認される例がある。

鑑別診断

IMD

参考

  • 1. 川崎病関連情報
診断の手引き、治療ガイドラインなど
[display]http://www.kawasaki-disease.org/tebiki/index.html

uptodate

  • 1. [charged] 川崎病:臨床的特徴および診断 - uptodate [4]
  • 2. [charged] 川崎病:初期治療および予後 - uptodate [5]
  • 3. [charged] 川崎病:疫学および病因 - uptodate [6]
  • 4. [charged] 不完全(非定型)川崎病 - uptodate [7]
  • 5. [charged] 川崎病:合併症 - uptodate [8]
  • 6. [charged] 難治性川崎病の治療 - uptodate [9]
  • 7. [charged] 川崎病の心血管後遺症 - uptodate [10]

国試



リンパ節腫脹」

  [★]

lymph node swelling
リンパ節リンパ節症リンパ節炎リンパ節生検
also see IMD. 395

定義

  • リンパ節が腫大した状態
  • 直径1cm以上。肘窩では0.5cm以上、鼡径部では1.5cm以上
  • 3cm以上は悪性腫瘍を疑う
  • 耳介前部リンパ節、上腕内側上顆リンパ節など、通常触知しない場所にある場合は小さくても有意な腫脹とする

分類

  • 全身性リンパ節腫脹
  • 局在性リンパ節腫脹

原因

  • 原因不明:29-64%
  • 感染症:18%
  • 腫瘍:0.8-1.1%(40歳以上:4%)

腫脹の分布

  • 局所性:75%
  • 頭頚部:55%
  • 鼡径:14%
  • 腋窩:5%
  • 鎖骨上:1%
  • 全身性:25%

体表から触知できるリンパ節

see 診察手技みえ p.62,125 BAT.238,392,475,483 N.68(頭頚部)
  • 頭頚部
  • 鎖骨上窩
  • 腋窩
  • 肘部(上腕骨内側上窩)
  • 鼡径部・大腿部
  • 膝窩

頭頚部 N.68,69

  • 頚静脈二腹筋リンパ節(下顎角直下のリンパ節)(N.69):化膿性扁桃炎
  • 耳介前リンパ節:流行性角結膜炎
  • 顎下リンパ節:口腔内・歯肉の炎症、舌癌
  • 後頚三角のリンパ節:甲状腺癌、咽頭癌などの転移、伝染性単核球症、悪性リンパ腫
  • 鎖骨上窩リンパ節:消化器癌の転移

全身リンパ節腫脹の原因

IRE.376改変

  • 感染性
  • 1.ウイルス性
  • 2.細菌性
  • 3.真菌性
  • 4.原虫・寄生虫性
  • [[]]
  • 非感染性
  • 1.腫瘍性
  • 2.アレルギー,自己免疫,その他


全身のリンパ節腫脹について

参考2
強皮症とクリプトコッカスは国試的にも全身リンパ節腫脹はしない!らしい。
  • 全身のリンパ節腫脹をきたす疾患を2つ選べ
解答形式 正答b,c
a 強皮症 
b 伝染性単核球症 
c トキソプラズマ症 
d クリプトコッカス症 
e 糖尿病 

参考

  • 1. [charged] Evaluation of peripheral lymphadenopathy in adults - uptodate [11]
  • 2. 血液内科 - 順天堂大学
[display]http://www.juntendo-hematology.org/stu6_01.html



風疹」

  [★]

rubella
三日はしか
風疹ウイルス感染症法

特徴

感染経路

  • 経気道感染(SMB.455)←つまり飛沫感染?。別の資料:飛沫経気道感染

疫学

  • 好発年齢:5~15歳。 別の資料:4-9歳が先体の60%を占める(ウイルス学授業プリント)
  • 季節性:春から初夏
  • 不顕性感染率は約25%
  • 終生免疫あり

潜伏期

  • 18日 (ウイルス学授業プリント)。別の資料:16~18日間が多い

症状

  • 丘疹:紅斑状の発疹が顔面に出現し、次第に体幹、四肢に広がる。発疹は癒合しない (⇔麻疹)。発疹消退後、色素沈着無し
  • 軽度の発熱(38℃)、耳後、後頭部のリンパ節の腫脹、結膜炎、咽頭痛を呈する。

3大主症状

  • 発疹、発熱、 リンパ節腫脹(耳介後部リンパ節)

合併症

  • 関節炎 (成人女性に多い)
  • 血小板減少性紫斑病 (3000例に1例)
  • 脳炎(6000例に1例)
  • 溶血性貧血(まれ)

経過

  • 病期:6-7日
  • 発症前(発疹出現前)から伝染力有り。大体、感染時より10日後(SMB.455)
このころには口腔、咽頭、気道分泌液中にウイルスが存在(SMB.455)
発症7日前からウイルス血症
  • 発疹より先立って頚部のリンパ節が腫脹し、発疹消失後数週間に渡って持続
  • 発疹出現-3~5日-発疹消失
  • 発疹と共に発熱-2~3日-解熱 →三日はしか

検査

  • HI:(陽性)血清8倍未満
  • CF:(陽性)血清4倍未満
  • EIA
  • IgG(陰性)2.0未満
  • IgN(陰性)0.8未満

治療

予防

米ではMMRワクチンを12-15月、4-6歳の2回接種
  • 風疹のγグロブリン製剤は少なくとも日本にはない

出席停止の解除(学校保険法)

先天性風疹症候群

  • 妊娠初期(妊娠3ヶ月以内)の妊婦に感染した場合は、胎児の多くが先天性異常を持って生まれてくる

先天性異常

  • 聴覚障害:神経知覚性難聴
  • 眼症状:白内障緑内障、小眼症、網膜症
  • 心疾患:動脈管開存肺動脈狭窄中隔欠損
  • その他:小頭症、身体発育遅滞、骨透明症、肝脾種、血小板減少性紫斑病

発生率

  • 妊娠4週まで :50%以上
  • 妊娠 5~ 8週:35%
  • 妊娠 9~12週:15%
  • 妊娠13~16週: 8%
  • 妊娠20週以降:まれ==ウイルス学==

鑑別




麻疹・風疹混合ワクチン」

  [★]

MRワクチン
麻疹風疹
  • 保健センター本郷支所 健康管理室

成分

  • 麻疹ワクチンと風疹ワクチンのそれぞれ1 回分に相当



蕁麻疹様血管炎」

  [★]

urticarial vasculitis
血管炎
  • 24時間以上、蕁麻疹様皮疹、多形紅斑様皮疹が持続。消退後に紫斑や色素沈着を残す。(NDE.110)


色素性蕁麻疹」

  [★]

urticaria pigmentosa
色素性じん麻疹色素性じんま疹


特発性蕁麻疹」

  [★]

idiopathic urticaria
蕁麻疹


麻疹脳炎」

  [★]

measles encephalitis
麻疹





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