鰓弓

出典: meddic

branchial arch
咽頭弓 pharyngeal arch
鰓嚢咽頭嚢



first aid step1 2006 p.122
  • 鰓弓由来の構造とその神経支配.xls
# 鰓弓 神経 骨格 動脈*
1 顎弓(上顎隆起下顎隆起) CN V
三叉神経: 上顎枝、下顎枝(第一鰓弓の筋を支配)
咀嚼筋(側頭筋咬筋内側翼突筋外側翼突筋)、顎舌骨筋顎二腹筋前腹、口蓋帆張筋鼓膜張筋 上顎突起(顎前骨上顎骨頬骨側頭骨の一部)、メッケル軟骨(下顎骨キヌタ骨ツチ骨、前ツチ骨靱帯、蝶下顎靱帯) 消失し一部残存(顎動脈)
2 舌骨弓 CN VII
顔面神経
顔面表情筋(頬筋耳介筋前頭筋広頚筋口輪筋および眼輪筋)、顎二腹筋後腹、茎突舌骨筋アブミ骨筋 アブミ骨茎状突起、茎突舌骨靱帯、舌骨小角と舌骨体の上部 消失し一部残存(舌骨動脈、アブミ骨動脈)
3   CN IX
舌咽神経
茎突咽頭筋 舌骨大角と舌骨体の下部 総頚動脈、内頚動脈の基部。外頚動脈が出芽
4   CN X
迷走神経
輪状甲状筋口蓋帆挙筋 喉頭軟骨(甲状軟骨輪状軟骨披裂軟骨小角軟骨、および楔状軟骨 大動脈弓の一部
5 上喉頭神経(第四鰓弓支配神経) 咽頭収縮筋 消失
6 反回神経(下喉頭神経)(第六鰓弓支配神経) 喉頭内の筋 動脈管と肺動脈の基部






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和文文献

  • 鼻咽腔閉鎖機能不全による摂食・嚥下障害を伴った第1第2鰓弓症候群の1例
  • 玄 景華,橋本 岳英,片川 吉尚,安田 順一
  • 岐阜歯科学会雑誌 37(3), 188-194, 2011-02-20
  • … 【緒言】第1第2鰓弓症候群は主に顔面、口腔および耳などに変形を生じる先天性疾患であるが、摂食・嚥下障害は少ないとされている。 …
  • NAID 110008138685
  • 下顎部および頸部に生じた鰓裂由来の側頸瘻・側頸嚢胞の2症例
  • 後藤 浩之,仲沢 弘明,本田 隆司,下田 勝巳,櫻井 裕之
  • 東京女子医科大学雑誌 80(12), 370-375, 2010-12-25
  • … 頸瘻・側頸嚢胞は、胎生期に鰓弓を分けている鰓裂の遺残に起因する先天性疾患であり、発生頻度は10万人に1人とされ、本邦でもその報告が散見されるが、形成外科領域においてはいまだ比較的稀な疾患である。 …
  • NAID 110007881699
  • 下顎枝矢状分割術後に咽頭部気道径狭窄を呈した第一・第二鰓弓症候群患者の麻酔経験
  • 大郷 英里奈,百田 義弘,弘兼 素子,小谷 順一郎
  • 日本歯科麻酔学会雑誌 38(2), 217-218, 2010-04-15
  • NAID 10026405176
  • 用語解説 鰓弓 (咽頭弓)
  • 小川 郁
  • 日本気管食道科学会会報 61(6), 528-530, 2010
  • NAID 40017408146

関連リンク

鰓弓(さいきゅう)とは、妊娠4週初め頃の胎児にできてくる隆起性の構造体で、顔面や頚部のさまざまな器官(特に骨と筋肉)を作るもとになるものです。この鰓弓には頭側から順に番号がつけられており、第1から第6まであります。
1 1 鰓弓・鰓嚢のプリント(9/29試験分) 鰓性器官をつくる4構造を理解する 頭部、頸部の発生において、発生第4~5週に次の重要な構造が形成される ン鰓弓(咽頭弓)→鰓の支持装置(鰓はナダには存在しないが発生過程で生じる)
世界大百科事典 第2版 鰓弓(鰓)の用語解説 - 高等脊椎動物では鰓裂が開口するまでには至らず,別に肺の形成が進む。鰓裂の開口と並行して,それぞれの鰓裂に沿って鰓弓gill archが発達する。一生を水中で暮らす魚類では,鰓弓の外 ...

関連画像

ヒトの鰓弓器官の模式図コウライキツネメバル鰓B009.JPGヒトの発生を元にする。第5鰓 鰓弓


★リンクテーブル★
先読み鰓嚢
リンク元三胚葉から形成されるもの」「三叉神経」「神経堤」「咽頭嚢」「鰓溝
拡張検索第1鰓弓症候群」「第1鰓弓

鰓嚢」

  [★]

branchial pouch
[[]]

咽頭嚢


三胚葉から形成されるもの」

  [★]

外胚葉

  • 1.表層外胚葉
  • 1)表皮Epidermis
  • 2)表皮から派生物
  • ①毛
  • ②爪
  • ③皮膚腺(汗腺、乳腺、脂腺)
  • ④水晶体、角膜
  • ⑤口窩上皮、下垂体前葉、エナメル芽細胞、唾液腺
  • 3)表皮の肥厚Placodaによりできるもの
  • ①嗅器
  • ②内耳

内胚葉

上皮Epithelium

  • 1.消化管の上皮
  • 2.消化管上皮由来
  • 1)肝臓の実質細胞
  • 2)膵臓の実質細胞
  • 3)呼吸器系の上皮
  • 3.咽頭嚢上皮由来
  • 1)第一咽頭嚢
  • ①鼓室の上皮
  • ②耳管の上皮
  • 2)第1と第2の咽頭嚢の境界(舌盲孔)  甲状腺
  • 3)第2咽頭嚢
  • ①扁桃上窩
  • ②口蓋扁桃
  • 4)第3咽頭嚢
  • ①下位の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 5)第4咽頭嚢
  • ①上皮の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 6)第5咽頭嚢  鰓後体(甲状腺C細胞)
  • 7)その他  脊索前板
  • 4.尿膜上皮由来
  • 1)蹄胱の上皮(一部)
  • 2)尿道の上皮(一部)
  • 3)前立腺
  • 4)膣下部
*始原生殖細胞は卵黄嚢(内胚葉)由来といわれてきたが、最近の研究では三層性胚盤以前の二層性胚盤の時の胚盤葉上層の一部の細胞が生殖細胞への運命をたどる(決定)ことが明らかにされた。

中胚葉

  • 1)体幹と体肢の筋肉=筋板
  • 2)体幹と体肢の骨格=椎板
  • 3)体幹の皮膚の真皮=皮板
  • 4)結合組織
  • 5)骨髄
  • 1)泌尿器系 腎板〈腎節)
  • a) 腎・尿細管(後腎より)
  • b) 尿管・腎盤・腎杯・集合管(中腎管より尿管芽として出芽
  • 2)生殖腺と生殖管
  • a) 生殖腺(卵巣と精巣)
  • b) 中腎管(精巣上体・精管・精嚢)
  • c) 中腎傍管(卵管・子宮・膣上部)
  • a) 漿膜(腹膜腔、胸膜腔、心臓腔の表面)
  • b) 副腎皮質
  • c) 体肢の骨と結合組織(肢芽)
  • a) 消化管系の筋
  • b) 脈管系の筋
  • c) 心臓(刺激伝導系も含む)
  • d) 脾臓
  • e) 血球
*四肢骨の形成には椎板由来の間葉細胞と壁側中胚葉が関与する。
*四肢の筋の形成は体節(筋板)由来の細胞が関与する。

三叉神経」

  [★]

trigeminal nerve
nervus trigeminus
CN V, fifth cranial nerve
脳神経鰓弓
  • 図:N.116(分布)

概念

核 (B.33)

  1. 三叉神経中脳路核
  2. 三叉神経主知覚核
  3. 三叉神経脊髄路核

支配

走行

CN# 一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
V1 眼神経           三叉神経節           上眼窩裂 角膜、前頭部、頭皮、眼瞼、鼻の皮膚、鼻腔と副鼻腔の粘膜からの感覚
V2 上顎神経           三叉神経節           正円孔 上唇を含む上顎部の顔の皮膚、上顎の歯、鼻粘膜、上顎洞、口蓋の感覚
V3 下顎神経           三叉神経節           卵円孔 下唇を含む下顎と顔の外側部の皮膚、下顎の歯、顎関節、口の粘膜、舌の2/3の感覚
                    支配筋:咀嚼筋顎舌骨筋顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋鼓膜張筋

臨床関連





神経堤」

  [★]

neural crest
crista neuralis
同?
神経堤細胞 neural crest cell神経冠
[[]]
  • 神経板の貫入中に、神経溝の両縁に沿って出現する一群の細胞集団が神経堤細胞であり、これは外胚葉由来である。
  • 頭頚部の発生過程では、外胚葉由来である神経堤細胞が中胚葉の代わりに間葉組織として振る舞っている。
①末梢神経系ニューロン、脳神経節(知覚性、副交感性)、脊髄神経節(知覚性)、交感神経節(交感性)、消化管の副交感神経節
②神経鞘芽細胞(シュワン細胞)
③グリア細胞
④髄膜細胞(軟膜クモ膜硬膜)
⑤副腎髄質細胞(内分泌)
⑥メラニン芽細胞(皮膚の色素細胞)
⑦顔面・頭部の軟骨・骨と結合組織、軟骨芽細胞頭蓋骨ゾウゲ芽細胞鰓弓の骨と骨格筋、顔面・頚部(鰓弓由来)の真皮大動脈弓



咽頭嚢」

  [★]

pharyngeal pouch
鰓嚢 branchial pouch
鰓弓
体腔内の構造!!


  • 鰓溝に対応して、前腸の最先端部に形成されるくぼみである。L.327
  • ここから形成される構造は内胚葉由来となる
■第一咽頭嚢
 鼓室と耳管を形成する。
■第二咽頭嚢
 口蓋扁桃、扁桃窩
■第三咽頭嚢
 背側翼 (頭方に位置する) 下上皮小体
 腹側翼 (尾方に位置する) 胸腺
■第四咽頭嚢
 (頭方に位置する) 上上皮小体
 (尾方に位置する) 鰓後体



鰓溝」

  [★]

branchial cleft
咽頭溝 pharyngeal cleft
[[]]


第1鰓弓症候群」

  [★]

first arch syndrome, first branchial arch syndrome

第1鰓弓」

  [★]

first branchial arch




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