髄膜炎菌

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Neisseria meningitidis

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和文文献

  • 小児保健 学校保健安全法施行規則の一部改正について : 対象疾病の追加,出席停止期間の見直し
  • 経験 高校男子寮における髄膜炎菌感染症の集団発生
  • 藤本 茂紘,永野 秀子,益留 真由美
  • 小児科 53(9), 1249-1255, 2012-08
  • NAID 40019410232

関連リンク

髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)は1887 年にWeichselbaum によって急性髄膜炎を発症した患者の髄液から初めて分離された。大きさは0.6~0.8μm 、グラム陰性の双球菌(図2)で、非運動性である。患者のみならず ...
髄膜炎菌(Neisseria meningitidis )は1887年にWeichselbaumによって、急性髄膜炎を発症した患者の髄液から初めて分離された。大きさは0.6~ 0.8μm、グラム陰性の双球菌(図2)で、非運動性である。患者のみならず、健常者の鼻咽頭 ...
厚生労働省検疫所「FORTH」、海外で健康に過ごすために。 ... 髄膜炎菌性髄膜炎 Meningococcal infection 人から 重要度:高 頻度:低 髄膜炎菌感染症は髄膜炎菌に感染することによってかかる病気で、人から人へ感染します。

関連画像

髄膜炎菌(c)A. DOWSETT CAMR/SCIENCE 髄膜炎の特徴的な症状No.10 髄膜炎菌図2. 髄膜炎菌のグラム染色像髄膜炎起因菌抗原検査id:cepacia:20091109081517j:image

添付文書

薬効分類名

  • 細菌ワクチン類

販売名

メナクトラ筋注

組成

製法の概要

  • 本剤は,髄膜炎菌血清型A,C,Y及びW-135の培養液から分離精製した多糖体をジフテリアトキソイドタンパク質とそれぞれ共有結合させた原液に,無菌のリン酸緩衝生理食塩液を加えて製剤化したものである。なお,本剤は製造工程でウシ乳由来成分 (酸加水分解カゼイン) を使用している。

組成

  • 本剤は,1バイアル中に下記の成分・分量を含有する。

有効成分

  • 1バイアル (0.5mL) 中の分量
    髄膜炎菌 (血清型A) 多糖体ジフテリアトキソイド結合体 4μg*
    髄膜炎菌 (血清型C) 多糖体ジフテリアトキソイド結合体 4μg*
    髄膜炎菌 (血清型Y) 多糖体ジフテリアトキソイド結合体 4μg*
    髄膜炎菌 (血清型W-135) 多糖体ジフテリアトキソイド結合体 4μg*
    *多糖体としての量。ジフテリアトキソイドタンパク質量は,全血清型の結合体の合計で約48μgであるが,用いる原薬の多糖体/タンパク質比によって変動する。

添加物

  • 1バイアル (0.5mL) 中の分量
    塩化ナトリウム 4.35mg
    無水リン酸一水素ナトリウム 0.348mg
    リン酸二水素ナトリウム一水和物 0.352mg

禁忌

(予防接種を受けることが適当でない者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には,接種を行ってはならない。
  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の成分又はジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  • 上記に掲げる者のほか,予防接種を行うことが不適当な状態にある者


効能または効果

  • 髄膜炎菌 (血清型A,C,Y及びW-135) による侵襲性髄膜炎菌感染症の予防
  • 本剤では,血清型A,C,Y及びW-135以外に起因する侵襲性髄膜炎菌感染症を予防することはできない (血清型Bに起因する侵襲性髄膜炎菌感染症を予防することはできない)。
  • 既に発症している髄膜炎菌感染症を治療することはできない。
  • 本剤に含まれるジフテリアトキソイドを,予防接種法に基づくジフテリアの予防接種に転用することはできない。
  • 1回,0.5mLを筋肉内接種する。
  • 2歳未満の小児等に対する安全性及び有効性は確立していない (「小児等への接種」の項参照)。
  • 他のワクチン製剤との接種間隔
    生ワクチンの接種を受けた者は,通常,27日以上,また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は,通常,6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。ただし,医師が必要と認めた場合には,同時に接種することができる (なお,本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。

慎重投与

(接種の判断を行うに際し,注意を要する者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は,健康状態及び体質を勘案し,診察及び接種適否の判断を慎重に行い,予防接種の必要性,副反応,有用性について十分な説明を行い,同意を確実に得た上で,注意して接種すること。
  • 心臓血管系疾患,腎臓疾患,肝臓疾患,血液疾患,発育障害等の基礎疾患を有する者
  • 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
  • 過去にけいれんの既往のある者
  • 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
  • 本剤の成分又はジフテリアトキソイドに対してアレルギーを呈するおそれのある者
  • 血小板減少症あるいは出血障害を有する者
  • 過去にギラン・バレー症候群と診断された者


重大な副作用

ショック,アナフィラキシー(頻度不明注1))

  • ショック,アナフィラキシーがあらわれることがあるので,接種後は観察を十分に行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

急性散在性脳脊髄炎 (ADEM)(頻度不明注1))

  • 急性散在性脳脊髄炎 (ADEM) があらわれることがある。通常,接種後数日から2週間以内に発熱,頭痛,けいれん,運動障害,意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。

ギラン・バレー症候群(頻度不明注1))

  • ギラン・バレー症候群があらわれることがあるので,四肢遠位から始まる弛緩性麻痺,腱反射の減弱ないし消失等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

横断性脊髄炎(頻度不明注1))

  • 横断性脊髄炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

けいれん(頻度不明注1))

  • けいれんがあらわれることがあるので,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 抗髄膜炎菌莢膜多糖体抗体は侵襲性髄膜炎菌疾患からの防御に関与する4)5)。本剤は血清型A,C,Y及びW-135の莢膜多糖体に対する特異的殺菌抗体産生を誘導する。


★リンクテーブル★
国試過去問100F048」「102A041」「106I029」「102I020」「103E016」「101F073
リンク元細菌」「抗菌薬」「急性咽頭炎」「ナイセリア属」「Neisseria meningitidis
拡張検索髄膜炎菌感染症」「血清型C株髄膜炎菌」「髄膜炎菌敗血症」「髄膜炎菌血症
関連記事髄膜炎」「髄膜」「

100F048」

  [★]

  • 24歳の女性。発熱頭痛および嘔吐を主訴に救急車で搬入された。一昨日の夜から高熱、強い頭痛および嘔吐が出現し、背部痛を伴っている。身長156cm、体重51kg。体温38.6℃。呼吸数22/分。脈拍112/分、整。血圧80/56mmHg。胸部に異常を認めない。項部硬直とKernig徴候とを認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)。脳脊髄液所見:外観混濁、圧240mmH2O(基準70~170)、細胞数2,560/μl(基準0~2)(多核球95%)、蛋白500mg/dl(基準15~45)、糖15mg/dl(基準50~75)。血液所見:赤血球420万、Hb13.2g/dl、Ht42%、白血球23,000。
  • 推定される病原体はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100F047]←[国試_100]→[100F049

102A041」

  [★]

  • 7歳の男児。発熱と耳痛とを主訴に来院した。昨日から左耳痛を訴えていたが、夕方から39.0℃の発熱を認め、耳痛が増悪したため救急外来を受診した。鼓膜の写真を以下に示す。起因菌として考えられるのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 102A040]←[国試_102]→[102A042

106I029」

  [★]

  • 青壮年期における細菌性髄膜炎の主要な原因菌はどれか。 2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I028]←[国試_106]→[106I030

102I020」

  [★]

  • 新生児髄膜炎の起因菌として頻度の高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I019]←[国試_102]→[102I021

103E016」

  [★]

  • 新生児髄膜炎の起因菌で頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103E015]←[国試_103]→[103E017

101F073」

  [★]

  • 成人の細菌性髄膜炎の主要な原因菌はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F072]←[国試_101]→[101F074

細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



抗菌薬」

  [★]

antibacterial drug, antibacterial
抗生剤薬理学抗菌薬一覧抗細菌薬
first aid step 1 2006 p.165

定義

  • 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
  • このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ


作用機序による分類

first aid step 1 2006 p.165
  Mechanism of action Drugs
1 Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
2 Block peptidoglycan synthesis bacitracin, vancomycin, cycloserine
3 Disrupt bacterial/fungal cell membranes polymyxins
4 Disrupt fungal cell membranes amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
5 Block nucleotide synthesis sulfonamides, trimethoprim
6 Block DNA topoisomerases quinolones
7 Block mRNA synthesis rifampin
8 Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
9 Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin
 ATuSi → あつし


薬物動態

  • 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
  • 時間依存性:βラクタム系抗菌薬

治療期間

小児

尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断 原因菌 投与期間(抗菌薬)
髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
肺炎球菌 10-14日
髄膜炎菌 7-10日
GBS,腸内細菌,リステリア 21日
中耳炎 <2 歳 10日
2 歳≦ 5-7日
咽頭炎 A 群連鎖球菌 10日(ペニシリン系薬)
5日(セフェム系薬)
肺炎 肺炎球菌,インフルエンザ菌 解熱後3-4日
黄色ブドウ球菌 3-4週間
マイコプラズマ,クラミジア 10-21日
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎 大腸菌,プロテウス,腸球菌 3日
14日
骨髄炎 黄色ブドウ球菌 21日
連鎖球菌,インフルエンザ菌 14日

主要な感染症の抗菌薬投与期間

感染レジマニュ p.27
骨髄炎 4-6週
耳鼻咽喉 中耳炎 5-7日
副鼻腔炎 5-14日
A群溶連菌咽頭炎 10日
肺炎 肺炎球菌 7-10日 or 解熱後3日間
インフルエンザ菌 10-14日
マイコプラズマ 14日(7-10日)
レジオネラ 21日
肺化膿症 28-42日
心臓 感染性心内膜炎 α連鎖球菌 2-4週
黄色ブドウ球菌 4-6週
消化管 腸炎 赤痢菌 3日
チフス 14日(5-7日)
パラチフス
腹膜炎 特発性 5日
二次性 10-14日
胆肝膵 肝膿瘍 細菌性 4-8週
アメーバ性 10日
尿路 膀胱炎 3日
急性腎盂腎炎 14日(7-10日)
急性腎盂腎炎・再発 6週
慢性前立腺炎 1-3ヶ月
髄腔 髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
髄膜炎菌
肺炎球菌 10-14日
リステリア 21日
敗血症 敗血症 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 5-7日
黄色ブドウ球菌 28日(14日)
グラム陰性桿菌 14日(7-14日)
カンジダ 血液培養陰性化後, 14日

妊婦に避けるべき抗菌薬

  • Antibiotics to avoid in pregnancy
  • Sulfonamides––kernicterus.
  • Aminoglycosides––ototoxicity.
  • Fluoroquinolones––cartilage damage.
  • Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
(and clarithromycin––embryotoxic).
  • Metronidazole––mutagenesis.
  • Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
  • Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
  • Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
  • Chloramphenicol––“gray baby.”
  • SAFE Moms Take Really Good Care.

使っても良い

YN.H-24
  • βラクタム系
  • エリスロマイシン、アジスロマイシン

参考

  • 抗菌薬インターネットブック
まとまっていてよい
[display]http://www.antibiotic-books.jp

抗菌薬一覧

急性咽頭炎」

  [★]

acute pharyngitis
カタル性咽頭炎 catarrhal pharyngitis
咽頭炎急性扁桃炎


病因の鑑別

IRE.475改変
  • 1. 非感染性
  • 2. 感染性
  • ウイルス
  • 細菌
  • 真菌

化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes A群β溶連菌による急性咽頭炎

治療

  • ペニシリン系抗菌薬:ペニシリンアレルギーがある場合には使えない。また病原体が不明であるときに投与すると、疾患が伝染単核球症の場合皮疹を生じさせてしまうので、これを否定できるまで投与しない。(IRE.999)
  • マクロライド系抗菌薬:クラリスロマイシンアジスロマイシン。日本ではマクロライド耐性溶連菌が多いらしい。(IRE.999)

国試


ナイセリア属」

  [★]

Neisseria
Neisseria属

ナイセリア属

感染症(first aid step1 2006 p.140)

  Neisseria gonorrhoeae Neisseria meningitidis
polysaccharide capsule ×
maltose fermentation ×
vaccine ×
infection gonorrhea
septic arthritis
neonatal conjunctivitis
PID
meningococcemia
meningitis
Waterhouse-Friderichsen syndrome

感染症

Neisseria gonorrhoeae Neisseria meningitidis
尿道炎 髄膜炎
子宮頚管炎 敗血症
卵管炎 肺炎
前立腺炎 尿道炎
敗血症 関節炎
関節炎  
結膜炎
咽頭炎
骨盤死膣炎

Neisseria meningitidis」

  [★]

髄膜炎菌
meningococcus
細菌ナイセリア属

生物的特徴

感染経路

  • 飛沫感染
  • 上気道から感染し、鼻咽腔で増殖し、血行性に広がる

髄膜炎菌感染症

  • 髄膜炎
  • 菌血症、敗血症
  • 70%以上の症例で点状皮下出血や紫斑性皮下出血
  • 致命率:15-25%
  • Waterhouse-Friderichsen症候群:両側の副腎が侵され、ついにはDICによりショック死する。
  • 高頻度:関節炎
  • まれ :化膿性結膜炎、副鼻腔炎、心内膜炎、肺炎

培養(SMB.215)

  • 3-10%CO2存在下で24時間培養
  • 血液感染培地、チョコレート培地


髄膜炎菌感染症」

  [★]

meningococcal infection, meningococcal infections
髄膜炎菌 Neisseria meningitidis


髄膜炎菌感染症

  • 髄膜炎菌性脳炎 meningococcal encephalitis
  • 髄膜炎とは無関係に敗血症から起こる化膿性・細菌性心膜炎と、抗生物質治療後に発症する無菌性免疫性心膜炎がある。
  • 髄膜炎菌性心筋炎 meningococcal myocarditis
  • 髄膜炎菌性心内膜炎 meningococcal endocarditis
  • 髄膜炎菌性心膜炎 meningococcal pericarditis

病原体

疫学

潜伏期間

感染経路

症状

合併症

経過

治療

髄膜炎

検査

予防

血清型C株髄膜炎菌」

  [★]

serogroup C meningococcus、serogroup C meningococciserogroup C Neisseria meningitidis
セログループC髄膜炎菌C群血清型髄膜炎菌C群髄膜炎菌


髄膜炎菌敗血症」

  [★]

meningococcal sepsis
髄膜炎菌敗血症
[show details]


髄膜炎菌血症」

  [★]

meningococcemia
髄膜炎菌性菌血症
髄膜炎菌 Neisseria meningitidis


髄膜炎」

  [★]

meningitis
脳脊髄膜炎
蛋白細胞解離


病因

  • 感染症(細菌、ウイルス、真菌など)、悪性腫瘍の浸潤 → 髄膜の炎症

分類

病原体

  • 菌血症→脳脈絡叢→髄腔
  • 菌体成分(LPSなど)→BBB, 上衣細胞、脳細胞の障害。神経膠細胞による炎症サイトカインの分泌
  • 血行性、あるいは神経軸索によりウイルスが髄腔に波及。

臨床経過

宿主要因と髄膜炎に関わる病原体

頻度・年齢階層が資料によって異なるため混乱しないように注意。

YN.J-137改変

4ヶ月未満 B群溶連菌(50%) 大腸菌(25%) インフルエンザ菌(20%) リステリア菌(1%)  
4ヶ月~6歳未満 インフルエンザ菌(70%) 肺炎球菌(25%)      
6歳~50歳未満 肺炎球菌(65%) インフルエンザ菌(10%) 髄膜炎菌  
50歳以上 肺炎球菌(80%) 黄色ブドウ球菌      
免疫不全者 クレブシエラ 連鎖球菌 緑膿菌 黄色ブドウ球菌 真菌

first aid step1 2006 p.161

Newborn (0–6 mos) Children (6 mos–6 yrs) 6–60 yrs 60 yrs +
Streptococcus agalactiae Streptococcus pneumoniae Neisseria meningitidis Streptococcus pneumoniae
Escherichia coli Neisseria meningitidis Enteroviruses Gram-negative rods
Listeria Haemophilus influenzae type B Streptococcus pneumoniae Listeria
  Enteroviruses HSV  
incidence of H. influenzae meningitis has ↓ greatly with introduction of H. influenzae vaccine in last 10–15 years.

CBT QB vol2 p.562

  1位 2位 3位
新生児 大腸菌 B群溶連菌 リステリア菌
小児期(6歳以下) インフルエンザ菌 肺炎球菌  
成人 肺炎球菌 髄膜炎菌  

IMD.1042

年齢 病原体
3ヶ月未満 B群溶連菌 大腸菌 リステリア菌
3ヶ月以上の乳小児 インフルエンザ菌 肺炎球菌  
成人 肺炎球菌 髄膜炎菌  
高齢者 肺炎球菌 グラム陰性桿菌 リステリア菌

小児細菌性髄膜炎起炎菌(PED.606)

<3か月 3か月≦
グラム陽性 球菌 Streptococcus agalactiae
Streptococcus pneumoniae
Staphylococcus
Enterococcus faecalis
Streptococcus pneumoniae(PSSP/PISP/PRSP)
桿菌 Listeria monocytogenes Listeria monocytogenes
グラム陰性 球菌 Neisseria meningitidis Neisseria meningitidis
桿菌 Escherichia coli
Enterobacter cloacae
Serratia marcescens
Haemophilus influenzae type b

新生児

  • Streptococcus agalactiaeは産道感染
  • Escherichia coliもおそらく産道感染

新生児と老人

  • Listeria monocytogenesは産道感染するので新生児に多い。新生児と老人に多いのは通性細胞内寄生菌で細胞性免疫の弱い宿主に感染やすいため?

乳児~幼児

  • Haemophilus influenzae type B

乳児~大人

  • Enteroviruses
  • Neisseria meningitidis

小児~大人

  • Herpes simplex virus

乳児~老人

  • Streptococcus pneumoniae

老人

  • グラム陰性桿菌は老人

髄膜炎の鑑別

  細菌性髄膜炎 ウイルス性髄膜炎 結核性髄膜炎 真菌性髄膜炎 癌性髄膜炎
外観 混濁 clear 水様~
キサントクロミー
日光微塵
clear~
日光微塵
clear~
キサントクロミー

70-180
(mmH2O)
↑↑
200~800以上

200~300

200~800

200~800

200~300
細胞
0-5
(/mm3)
500~数百万 10~1,000 25~1,000 25~1,000 25~500
好中球 リンパ球 リンパ球 リンパ球 好中球
タンパク
15-45
mg/dl
↑↑
50~1,500

正常~100

50~500

100~500

50~500

50-80
mg/dl
↓↓
0~40

正常
↓↓
~40
↓↓
~40

~40

予後不良因子

  • 入院時の状態に依存する:痙攣、意識レベルの変化、低血圧 (IRE.407)

国試




髄膜」

  [★]

meninx, meninges (M)
脳脊髄膜



菌」

  [★]

fungusfungimicrobial
菌類真菌真菌類微生物




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