食道裂孔ヘルニア

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esophageal hiatus hernia
hernia hiatus oesophagi
食道胃裂孔ヘルニア裂孔ヘルニア hiatal hernia
食道

検査

消化管造影



国試




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/25 19:29:18」(JST)

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和文文献

  • 臨床研究・症例報告 診断が困難であったSandifer症候群の1幼児例
  • 大浜 和憲,下竹 孝志,石川 暢己 [他]
  • 小児科臨床 65(11), 2337-2341, 2012-11
  • NAID 40019449281
  • 手術手技 ?型食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下逆流防止術(LARS) : 当施設における経験
  • 野村 務,松谷 毅,萩原 信敏 [他]
  • 手術 66(11), 1627-1631, 2012-10
  • NAID 40019456799
  • 臨床医のために 食道裂孔ヘルニアに対するメッシュを用いた腹腔鏡下手術
  • 野村 務,松谷 毅,萩原 信敏 [他]
  • 日本医科大学医学会雑誌 8(3), 207-210, 2012-08
  • NAID 40019415661

関連リンク

食道裂孔ヘルニア。食道裂孔ヘルニアとはどんな病気か ヒトには胸部と腹部の間に 横隔膜(おうかくまく)という隔壁(かくへき)があって、胸腔と腹腔を分けています。胸腔と 腹腔に連続している大動脈、大静脈、食道は、それぞれ横隔膜 gooヘルスケア 家庭の ...
2007年4月18日 ... こんにちわ。5年ほど前に、常に胃が気持ち悪く食道に戻ってくる状態が続き胃カメラを したところ『食道裂孔ヘルニア』だと診断されました。その後遠方に引越すことになり...
食道裂孔ヘルニアとは?症状や治療方法など気になる情報を徹底解説します!

関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問097C011」「100F027」「098D030」「100A017」「101A025」「097G117」「073A060」「086B036
リンク元嘔吐」「先天性横隔膜ヘルニア」「経食道心エコー」「下部食道括約筋」「横隔膜ヘルニア
関連記事食道」「ヘルニア」「食道裂孔」「裂孔

097C011」

  [★]

  • 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。嚥下障害を主訴に来院した。
  • 現病歴 : 6か月前から胸骨後部の不快感を自覚していた。1か月前、食事中に肉片がつかえたがお茶を飲んで通過した。その後、固形物が頻回につかえるようになった。最近1か月で5kgの体重減少がみられた。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 生活歴 : 飲酒:日本酒2合/日、40年間。喫煙:30本/日、40年間。
  • 現症 : 身長162cm、体重47kg。左側の頚部と鎖骨上窩とにリンパ節を触知する。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球280万、Hb9.5g/dl、白血球7,900。血清生化学所見:総蛋白5.8g/dl、アルブミン3.2g/dl、AST18単位(基準40以下)、ALT16単位(基準35以下)。入院後の食道造影写真(別冊No.4)を別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 097C010]←[国試_097]→[097C012

100F027」

  [★]

  • 81歳の女性。胸やけを主訴に来院した。3年前から胸やけと前胸部痛とを自覚することがあった。症状が次第に増悪し、最近2か月で5の体重減少がみられる。体温36.1℃。脈拍72/分、整。心雑音はなく、呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球325万、Hb9.9g/dl、Ht30%、血小板29万。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン3.6g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST18単位、ALT10単位。上部消化管造影写真を以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 100F026]←[国試_100]→[100F028

098D030」

  [★]

  • 74歳の女性。胸やけを主訴に来院した。
  • 10年前から前屈あるいは高脂防食摂取で増悪する胸やけの症状があり、制酸薬と酸分泌抑制薬との処方を受けていた。服薬による改善と中断による再燃とを繰り返してきた。
  • 食道造影写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D029]←[国試_098]→[098D031

100A017」

  [★]

  • 75歳の女性。人間ドックでの胸部エックス線写真で異常を指摘され来院した。身長154cm、体重52㎏。体温36.1℃、呼吸数12/分。脈拍64/分、整。血圧140/70mmHg。心音と呼吸音とに異常はない。胸部エックス線写真と胸部造影CTを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 100A016]←[国試_100]→[100A018

101A025」

  [★]

  • 54歳の男性。胸やけを主訴に来院した。1年前から食後に胸やけの症状がある。食道内視鏡写真を以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A024]←[国試_101]→[101A026

097G117」

  [★]

  • 消化管内視鏡下治療が行われるのはどれか。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097G116]←[国試_097]→[097G118

073A060」

  [★]

  • 疾患と腹部X線造影所見で適切な組み合わせはどれか。

086B036」

  [★]

嘔吐」

  [★]

vomiting, emesis
vomitus
悪心嘔気 nausea悪心・嘔吐 nausea and vomiting

概念

  • 胃の内容物をはき出す現象。
  • 胃または腸内容が食道を経て口腔より吐出される現象。

嘔吐中枢

嘔吐中枢の近傍に存在するもの

  • 呼吸中枢、血管運動中枢、消化管運動中枢、唾液分泌中枢、前庭神経核

随伴症状

  • 発汗、唾液分泌、顔面蒼白、脈拍微弱、徐脈、頻脈、血圧の動揺、めまいなど

症状の出現形式と原因の所在

  • 突然の嘔吐:中枢性
  • 消化器症状を伴う:末梢性

嘔吐に関わる経路

IMD.351
  • 1. 嘔吐中枢(延髄網様体背側神経背側核近傍)への直接刺激(脳圧亢進、循環障害)
  • 2. 化学受容体誘発帯(CTZ; 第四脳室底)への刺激(代謝異常や中毒による化学物質の作用) → 1.
  • 3. 大脳皮質(中枢神経など高位中枢)からの入力 → 1.
  • 4. 求心性迷走神経や交感神経を介する入力 → 1.

原因

中枢性刺激 化学受容器引金帯刺激 薬物 アポモルヒネモルヒネジギタリス抗菌薬抗癌薬降圧薬アミノフイリンコルヒチンアルコール
毒物 重金属ガス
放射線 各種癌治療後
感染症 細菌毒素
内分泌疾患 肝性脳症糖尿病性ケトアシドーシス/ 高血糖高浸透圧症候群尿毒症妊娠悪阻妊娠高血圧症候群
代謝疾患 甲状腺クリーゼ副腎不全Addison病
直接刺激 脳圧亢進 頭部外傷脳腫瘍脳出血くも膜下出血髄膜炎、脳への放射線療法後
脳循環障害 ショック低酸素脳症脳梗塞片頭痛脳炎髄膜炎
上位中枢刺激 神経性食思不振症不快感てんかんヒステリー抑うつ状態うつ病、過度の嫌悪感、不快感拘禁反応による恐怖ストレス視覚嗅覚味覚的刺激
末梢性刺激 消化管疾患 舌咽頭疾患 アデノイド咽頭炎
食道疾患 胃食道逆流症食道裂孔ヘルニア食道癌
胃腸疾患 急性胃炎、急性胃十二指腸粘膜病変、急性腸炎急性虫垂炎消化性潰瘍食中毒、消化管腫瘍、寄生虫食中毒Mallory-Weiss症候群
消化管通過障害 腸閉塞、胃幽門部狭窄、輸入脚症候群
腹膜疾患 腹膜炎
胆膵疾患 急性胆嚢炎急性胆管炎急性膵炎膵癌胆管癌
肝疾患 急性肝炎
循環器疾患   うっ血性心不全狭心症急性心筋梗塞
泌尿器科疾患 尿路結石腎結石急性腎炎腎盂腎炎腎不全
耳鼻咽喉科疾患 中耳炎Meniere病乗り物酔い
眼科疾患 緑内障
呼吸器科疾患 肺結核胸膜炎肺癌、咳嗽発作
婦人科疾患 子宮付属器炎月経前症候群更年期障害
脊髄疾患 脊髄癆多発性硬化症
膠原病 結節性多発動脈炎強皮症側頭動脈炎

小児科で遭遇する嘔吐の原因

  新生児 乳児 幼児~学童
消化器疾患以外で見・落とさないよう注意する疾患 敗血症髄膜炎水頭症脳奇形尿路感染症 髄膜炎脳炎脳症虐待児尿路感染症呼吸器感染症心疾患薬物中毒誤嚥 脳炎脳症脳腫瘍肺炎中耳炎頭部外傷薬物中毒心筋炎不整脈
よくある消化器疾患 溢乳空気嚥下・哺乳過誤・初期嘔吐胃食道逆流現象・胃腸軸捻転・腸管感染症壊死性腸炎 食事過誤・空気嚥下便秘腸管感染症幽門狭窄症腸重積症胃食道逆流現象・胃長軸捻転・食事アレルギー 腸管感染症急性虫垂炎腹部外傷肝炎胆嚢炎膵炎腹部外傷・食事アレルギー・好酸球性胃腸症
主な代謝性疾患 先天性副腎過形成・ガラク卜ース血症 先天性副腎過形成Reye症候群 アセトン血性嘔吐症ケトン性低血糖症糖尿病性ケトアシドーシスReye症候群
その他     起立性調節障害神経性食思不振症
外科的疾患 食道閉鎖狭窄症胃軸捻転十二指腸閉鎖狭窄症腸回転異常捻転小腸閉鎖症Hirschsprung病胎便性イレウス・稀に腸重積肥厚性幽門狭窄・特発性腸管偽性閉鎖症 肥厚性幽門狭窄症腸重積腸回転異常捻転Hirschsprung病虫垂炎 虫垂炎腸重積腸回転異常捻転上腸間膜動脈症候群腫瘍嚢胞



先天性横隔膜ヘルニア」

  [★]

congenital diaphragmatic hernia, CDH
横隔膜ヘルニア

分類

病態

  • 胎児期に胸腔に突出した腸管により肺の形成が妨げられ、肺低形成を来す。
  • 腸管は胸腔に脱出するために、出生後腹部の陥凹(scaphoid abdomen)を認める。

検査

  • 胸腹部単純X線写真:腸管ガス像が胸部に認められる。
[show details]

参考

  • 1. [charged] 新生児における先天性横隔膜ヘルニア - uptodate [1]
  • 2. [charged] 先天性横隔膜ヘルニア:出生前診断および管理 - uptodate [2]

国試


経食道心エコー」

  [★]

transesophageal echocardiography, trans-esophageal echocardiography, TEE
経食道心エコー法経食道心エコー検査
経食道心エコー図, 経食道心エコー像, transesophageal echocardiogram
心エコー

適応

  • 解離性大動脈の術前診断、左房内血栓の検索などに有用

禁忌

参考1
  • 食道疾患
  • 胃疾患
  • [[上部消化管出血(3カ月以内)
  • [[最近の胃手術後(3カ月以内)
(相対的禁忌)

参考

  • 1. Anet 術中TEEの適応
[display]http://www.maruishi-pharm.co.jp/med/libraries_ane/anet/pdf/31/31spe_2.pdf
  • 2.
[display]http://suuchan.net/note/Chapter-041401.html
  • 3. 経食道エコー(超音波)検査 説明・同意書
[display]http://www.jcc.gr.jp/navy/ic/tuh-008.pdf



下部食道括約筋」

  [★]

lower esophageal sphincter, LES
上部食道括約筋食道括約筋食道


LES圧

LESS圧低下の原因

  • 非特異性
  • 膠原病
  • 内分泌性
  • 医原性
  • 食物、嗜好品

臨床関連

  • LES圧が高い状態
  • LES圧が低い状態


横隔膜ヘルニア」

  [★]

diaphragmatic hernia, diaphragmatocele
hernia diaphragmatica
横隔膜胸腹裂孔ヘルニア


分類

発生の時期

  • 先天性
  • 後天性

横隔膜欠損部位

  • 1) 食道裂孔ヘルニア
  • 成人のヘルニアの80-90%。50歳以上の女性に多い
  • 脱出臓器:胃
  • 滑脱型ヘルニア:胃の噴門部が胸腔内に滑脱 → 多い
  • 傍食道型ヘルニア:食道下部は横隔膜に下にあって、胃の一部が胸腔内に脱出
  • 脱出臓器:結腸、小腸
  • 小児のヘルニアの60%以上。左側に多い。 → 症状が重篤であれば緊急手術
  • 脱出臓器:大網、横行結腸
  • 発症頻度は少ない。右側に多い
  • 横隔膜の外傷によるヘルニア

国試



食道」

  [★]

esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



ヘルニア」

  [★]

hernia
脱腸
真性ヘルニア true hernia


  • 鼡径部ヘルニア


食道裂孔」

  [★]

esophageal hiatus (M,K)
  • 図譜:M.174
  • T10椎体の高さに位置する(M.175)
  • 右脚の筋から時計回りに筋束が走り、右脚の筋の起始よりわずか下方で合する、みたい。

!この構造を通過する器官 (M.175)

  1. 前迷走神経幹
  2. 後迷走神経幹
  3. 食道動脈(左胃動脈の食道枝)
  4. リンパ管
esophageal hiatus


裂孔」

  [★]

hiatusesophageal hiatushiatal
食道裂孔




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