食道粘膜下腫瘍

出典: meddic


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和文文献

  • 食道粘膜下腫瘍に対して粘膜切開後の直視下組織生検が診断に有用であった1例
  • 高松 徹,東海 浩一,牛丸 信也,松本 吏弘,岩城 孝明,福西 昌徳,鷺原 規喜,宮谷 博幸,吉田 行雄,山田 茂樹
  • 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 53(9), 3023-3027, 2011-09-20
  • 食道粘膜下腫瘍(SMT)は良性腫瘍が大部分を占め,悪性は稀とされている.しかし,画像所見のみでは良悪性の鑑別が困難な場合もあり,組織型により治療方針も異なるため組織診断を得ることが必要である.今回,われわれは30mmの食道SMTに対して超音波内視鏡下穿刺吸引生検術(EUS-FNAB)を試みたが,組織量が不十分で確定診断に至らず,粘膜切開後直視下生検にて確定診断が得られた症例を経験した.EUS-FNABはSMTに …
  • NAID 10029837347
  • 腹腔鏡下に切除しえた胸部下部食道平滑筋腫の1例
  • 野中 隆 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(1), 10-14, 2011-03-25
  • … 以上より20mmをこえる食道粘膜下腫瘍に対して腹腔鏡下腫瘍摘出術を行った。 …
  • NAID 110008454353

関連リンク

食道は粘膜層、粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下層、筋層、外膜からなり、その中には 血管、リンパ管・リンパ組織、神経、などが含まれます。食道癌は食道表面の粘膜から 発生しますが、それ以外の層からできる腫瘍は粘膜下腫瘍といわれ、ほとんどが良性 腫瘍 ...
食道粘膜下腫瘍, 食道粘膜の下にできる腫瘍で、多くは平滑筋腫という良性腫瘍ですが 、稀に平滑筋肉腫という悪性の場合もあります(これは通常、手術をして病理組織検査を しないと診断はつきません)。平滑筋腫の場合は腫瘍のみを切除するだけでよいので、 ...

関連画像

食道の粘膜下腫瘍胃粘膜下腫瘍に対する胃部分 食道粘膜下腫瘍画像の説明


★リンクテーブル★
関連記事食道」「腫瘍」「粘膜下腫瘍」「粘膜」「粘膜下

食道」

  [★]

esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



腫瘍」

  [★]

tumor
新生物 neoplasm new growth NG


分類(EPT.65)

悪性度

細胞と間質の割合

発生学的由来

  • 上皮性腫瘍
  • 外胚葉性、中胚葉性、内胚葉性
  • 非上皮性腫瘍
  • 間質由来(中胚葉性)

組織学的分類

上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

非上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

臓器別分類

外陰部(女性)

子宮

卵巣

  • 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
  • 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
  • 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors

腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294

粘膜下腫瘍」

  [★]

submucosal tumor
消化管粘膜下腫瘍胃粘膜下腫瘍

概念

  • 主病変が粘膜下層以下に存在する隆起病変の総称

分類

  • 非上皮病変
  • GISTCD34(+), c-Kit(+)   →   粘膜下腫瘍の中で最多である。
  • 筋原性腫瘍:平滑筋腫、平滑筋肉腫、類上皮平滑筋肉腫:smooth muscle actin(+), desmin(+)
  • 神経原性腫瘍:神経鞘腫、神経線維腫:S-100(+)
  • 上皮性病変
  • 炎症性病変
  • 効酸球性肉芽腫

形態的特徴

  • Delle デレ
  • なだらかな陰影の移行(造影、X線透視)、なだらかな隆起の移行(内視鏡)
  • bridging fold(ヒダが腫瘤をよけない)
  • 粘膜表面に異常は認められない(圧排が強くなれば何らかの影響はある、と思う)

参考

  • 1.
[display]http://www.cancernetwork.com/gastrointestinal-stromal-tumor/content/article/10162/35555


粘膜」

  [★]

mucosa (KL), mucous membrane (KH), endometrium (Z. L-20), mucosae (Z. P-27)
tunica mucosa
粘膜固有層粘膜筋板粘膜下組織筋層


  • 消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系

定義

  • 上皮、粘膜固有層、粘膜筋板をまとめて粘膜と呼ぶ

粘膜

粘膜下の深層にある組織



粘膜下」

  [★]

submucosasubmucosalsubmucous
粘膜下層




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