頻尿

出典: meddic

pollakiuria, pollakisuria, frequent urination, frequent micturition, urinary frequency
尿乏尿無尿頻尿症尿意頻数、排尿回数、機能性膀胱容量


定義

  • 排尿回数が異常に多いこと
  • 1. 昼間頻尿を8回以上、夜間頻尿(夜間多尿症)を2回以上(日本泌尿器科学会排尿障害臨床試験ガイドライン)
  • 2. 1日10回以上、就眠時 2回以上の排尿

原因

  • 1. 膀胱への刺激(膀胱粘膜の浮腫):急性膀胱炎、急性前立腺炎、膀胱結石、膀胱腫瘍、前立腺肥大症
  • 2. 残尿の増加(機能性膀胱容量の減少):前立腺肥大、前立腺癌、膀胱頚部硬化症、神経因性膀胱、尿路狭窄
  • 3. 膀胱容量の減少:萎縮膀胱(脊髄損傷や膀胱結石)、膀胱外からの圧迫(子宮筋腫、子宮外妊娠、卵巣腫瘍)
  • 4. 排尿反射抑制路の障害:心因性膀胱(脳梗塞など)
  • 5. 多尿(尿量の増加):糖尿病、尿崩症、心不全
  • 6. 心因性:神経性頻尿


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/25 19:26:21」(JST)

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和文文献

  • 夜間頻尿を有する外来患者における治療法選択に関する検討-補完代替医療を中心に-
  • 有働 幸紘,日野 こころ,山本 浩介,角谷 英治,北小路 博司,中尾 昌宏
  • 明治国際医療大学誌 (06), 1-10, 2012-03-30
  • NAID 110008914467
  • 乳児鼠径ヘルニア手術後に遅発性に発症した小児膀胱結石症の1例
  • 出家 亨一,金森 豊,小高 哲郎,田中 裕次郎,寺脇 幹,古村 眞,杉山 正彦,釣巻 ゆずり,本間 之夫,岩中 督
  • 日本小児外科学会雑誌 47(7), 1038-1042, 2011-12-20
  • … 5歳10か月女児.4歳時より繰り返す頻尿,血尿を主訴に来院した.乳幼児期に近医成人外科施設にて再発を含む左側2回,右側1回の鼠径ヘルニア手術の既往がある.超音波検査やCTなどの精査により膀胱結石が疑われ,全身麻酔下に膀胱鏡検査を施行した.結石は膀胱頂部やや左側に固定されており,同時に施行した腹腔鏡にて膀胱壁の左内鼠径輪付近との癒着を認めたため,幼少時の鼠径ヘルニア手術に起因する膀胱結石が疑われ,膀 …
  • NAID 110008896725
  • 女性の排尿トラブルと漢方 (特集 女性の医療と漢方--これだけは知っておきたい漢方の知識)

関連リンク

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頻尿)の鍼灸専門治療院頻尿をなんとかしたい女性、冬  頻尿・過活動膀胱・冷え性をに、1日に何回くらいから頻尿  、尿の回数が多い ~頻尿お年寄りの夜間頻尿は病気や 頻尿とは排尿の回数の多いこと 妊娠中の頻尿を予防・改善する


★リンクテーブル★
先読み乏尿」「無尿
国試過去問099C037」「106D052」「108B049」「099C035」「108I068」「105I056」「102D056」「107G053」「104I054」「106I065」「107A037」「096I022」「098D038」「107I070」「108A013」「106D017」「097E017」「105F014」「099B034」「090B063
リンク元100Cases 10」「100Cases 58」「100Cases」「過活動膀胱」「下部尿路症状
拡張検索夜間頻尿」「夜間頻尿症」「神経性頻尿
関連記事尿

乏尿」

  [★]

oliguria
尿量過少症
尿無尿乏尿・無尿

原因による分類

  • 腎前性乏尿
  • 腎性乏尿
  • 腎後性乏尿


定義

  • 400ml/day以下。400/24=16.7ml/hr以下
  • 0.5 ml/kg/h (ICU.501)
  • 尿量 0.5 l/day(2007年後期生理学授業プリント)

意義

  • 一日の溶質排泄必要量 10 mg/kg を排泄できなくなる(2007年後期生理学授業プリント)


無尿」

  [★]

anuria
乏尿尿乏尿・無尿仮性無尿急性腎不全


定義

  • 尿量:100ml/day 以下


099C037」

  [★]

  • 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
  • 24歳の女性。月経の遅れを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 最終月経は平成16年12月10日から7日間。通常の月経周期は28~30日。平成17年1月中旬ころから全身倦怠感があり、悪心も次第に強くなり、嘔吐も数回経験した。尿回数も最近増加しているが、排尿痛はない。昨日(2月18日)から褐色の帯下を少量認めている。
  • 既往歴 : 初経12歳、0経妊0経産。他に特記すべきことはない。
  • 家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長164cm、体重55kg、体温37.3℃。呼吸数20/分。脈拍76/分、整。血圧110/70mmHg。子宮は前傾前屈、手拳大、軟。膣分泌物は褐色、少量。経膣超音波検査で子宮腔内に胎嚢を認め、胎児頭殿長30mmで胎児心拍動を確認できる。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
  • 血液所見:赤血球396万、Hb12.0g/dl、Ht36%、白血球8,800、血小板33万。
  • この患者で異常な症候はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099C036]←[国試_099]→[099C038

106D052」

  [★]

  • 64歳の男性。腰痛頻尿とを主訴に来院した。 1か月前から腰痛が出現し、自宅近くの診療所で鎮痛薬コルセットとを処方されたが、次第に増悪してきた。 3日前から疼痛で歩行が困難になったため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長169cm、体重69kg。体温36.2℃。脈拍68/分、整。血圧148/84mmHg。呼吸数14/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診で小鶏卵大、石様硬の前立腺を触知する。腰椎部に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球480万、 Hb15.0g/dl、 Ht45%、白血球6,800、血小板24万。血清PSA320ng/ml(基準4.0以下)。前立腺生検で低分化型の前立腺癌を認める。腹部造影CTで所属リンパ節の腫大を認める。骨シンチグラム(別冊No. 22)を別に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。 2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D051]←[国試_106]→[106D053

108B049」

  [★]

  • 25歳の男性。尿量増加を主訴に来院した。 1か月前から排尿回数と尿量との増加に気付いていた。口渇があり飲水量は多く夜間も頻尿であるという。常用薬はない。身長 168 cm、体重 58 kg。体温 36.5℃。脈拍 84/分、整。血圧 110/68 mmHg。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。 1日尿量 3,500 ml。尿所見:比重 1.004、蛋白 (-)、糖 (-)、潜血 (-)、ケトン体 (-)、沈渣に異常を認めない。血液所見:赤血球 468万、 Hb 13.9 g/dl、Ht 42%、白血球 8,300、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.5 g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、尿酸 6.9 mg/dl、血糖 98 mg/dl、HbA1c(NGSP)5.8% (基準 4.6~6.2)、総コレステロール 180 mg/dl、Na 142 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 108 mEq/l、Ca 9.2 mg/dl、P 3.4mg/dl。CRP 0.1 mg/dl。
  • 診断のために必要な検査はどれか。2つ選べ。
  • a 頭部MRI
  • b 水制限試験
  • c 排尿時膀胱尿道造影
  • d 腎血流シンチグラフィ
  • e アンモニウム負荷試験


[正答]


※国試ナビ4※ 108B048]←[国試_108]→[108B050

099C035」

  [★]

  • 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
  • 48歳の女性。全身倦怠感発熱とのため来院した。
  • 現病歴 : 3か月前から全身倦怠感を自覚し、1か月前から発熱と体重減少とが出現した。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現 症 : 意識は清明。身長154cm、体重54kg。体温38.4℃。呼吸数20/分。脈拍96/分、整。血圧112/72mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく、眼球結膜に黄疸はない。両側の頭部と誼喬とに大豆大のリンパ節を数個触知する。胸部所見に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、脾を左肋骨弓下に2cm触知する。下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
  • 血液所見:赤血球380万、Hb11.5g/dl、Ht35%、白血球6,200、血小板27万。
  • 血清生化学所見:総蛋白7.0g/dl、アルブミン4.0g/dl、クレアチニン0.7mg/dl、AST22単位、ALT12単位、LDH560単位(基準176~353)、CK35単位(基準10~40)。CRP3.2mg/dl。
  • この患者から聴取する情報のうち診断に最も有用なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099C034]←[国試_099]→[099C036

108I068」

  [★]

  • 52歳の男性。排尿困難を主訴に来院した。 6か月前から夜間に尿意で目が覚めるようになった。 1か月前から頻尿となり、 2週前から排尿の開始までに時間がかかることを自覚している。身長 172 cm、体重 68 kg。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 134/82 mmHg。呼吸数 12/分。腹部は平坦、軟。直腸指診で小鶏卵大で弾性硬の前立腺を触知し、圧痛を認めない。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、沈渣に赤血球 1~4 / 1視野、白血球 1~ 4 / 1視野。血液生化学所見: PSA 2.8 ng/ml(基準 4.0以下 )。国際前立腺症状スコア 18点 (軽症 0. 7点、中等症 8.19点、重症 20.35点 )。腹部超音波像 (別冊 No.28A、B)を別に示す。前立腺体積は 46 ml、残尿量は 80 mlであった。
  • まず行う対応として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108I067]←[国試_108]→[108I069

105I056」

  [★]

  • 68歳の男性。排尿困難頻尿とを主訴に来院した。1か月前から尿意切迫感と夜間頻尿とを認めた。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない.身長164cm、体重64kg、脈拍68/分、整。血圧128/82mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診で表面平滑で腫大した弾性硬の前立腺を触知し、圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。PSA 1.6ng/ml(基準4.0以下)。国際前立腺症状スコア 14点(軽症0-7点、中等症8-19点、重症20-35点)。残尿量 30mg。腹部超音波写真(別冊No.13A)と尿流測定の結果(別冊No.13B)とを別に示す。
  • 対応として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I055]←[国試_105]→[105I057

102D056」

  [★]

  • 58歳の女性。排尿時痛を主訴に来院した。2日前から頻尿残尿感および排尿時痛を認めた。発熱はなかった。普段は腹圧を用いて排尿をしていたが、明らかな残尿感は自覚していなかった。10年前から糖尿病を指摘されていたが未治療であった。体温36.5℃。腹部は平坦、軟で、下腹部の圧痛はない。尿所見:蛋白1+、糖2+、沈さに赤血球5~10/1視野、白血球5~10/1視野。血液所見:空腹時血糖186mg/dl、HbA1c 9.0%(基準4.3~5.8)。
  • 次に行う検査はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102D055]←[国試_102]→[102D057

107G053」

  [★]

  • 28歳の女性。昨夜からの悪寒嘔吐および背部痛を主訴に来院した。2日前から頻尿排尿痛とがある。既往歴に特記すべきことはない。身長156cm、体重54kg。体温38.4℃。脈拍96/分、整。血圧120/82mmHg。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白2+、沈渣に赤血球2.5/1視野、白血球多数/1視野。血液所見:赤血球410万、Hb 13.2g/dl、Ht 38%、白血球14,000(桿状核好中球%、分葉核好中球62%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球22%)、血小板23万。血液生化学所見:尿素窒素19mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl。CRP 10mg/dl。
  • 尿沈渣の塗抹標本で原因菌の推定に有用なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107G052]←[国試_107]→[107G054

104I054」

  [★]

  • 60歳の男性。 1年前からの頻尿排尿困難とを主訴に来院した。直腸診前立腺鶏卵大で、硬結を認めない。尿所見と血液所見とに異常を認めない。PSA 2.4ng/ml(基準4.0以下)。排尿日誌で1回排尿量 200-250mg、昼間排尿回数 10回、夜間排尿回数 2回。国際前立腺症状スコア15点(軽症0-7、中等症8-19、重症20-35)。QOLスコア 4点(軽症0-1、中等症2-4、重症5-6)。腹部超音波写真(別冊No.12)を別に示す。前立腺の長径は53mm、短径は51mm及び前後径は52mmである。
  • 次に行うのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 104I053]←[国試_104]→[104I055

106I065」

  [★]

  • 67歳の男性。3日前からの発熱頻尿とを主訴に来院した。 2年前から前立腺肥大症の診断でα1遮断薬を内服している。体温38.4℃。直腸指診で小鶏卵大の前立腺を触知し、圧痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球1-3/1視野、白血球100以上/1視野。血液所見:赤血球460万、 Hb14.6g/dL、Ht41%、白血球12,300、血小板23万。免疫学所見: CRP6.2mg/dL。 PSA12.6ng/mL(基準4以下)。腹部超音波検査で推定前立腺体積36mL、残尿量10mL。
  • 対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I064]←[国試_106]→[106I066

107A037」

  [★]

  • 64歳の女性。頻尿と尿意切迫感とを主訴に来院した。1週前から自宅近くの診療所で抗菌薬を投与されていたが改善しないため受診した。尿所見:蛋白(±)、糖(-)。沈渣に赤血球1~4/1視野、白血球1~4/1視野、細菌(-)。尿細胞診クラスII(陰性)。腹部超音波検査で残尿を認めない。
  • 次に行うべき対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107A036]←[国試_107]→[107A038

096I022」

  [★]

  • 65歳の女性。外陰部にかたまりを触れたので、びっくりして来院した。外陰部写真を以下に示す。この疾患でみられるのはどれか。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)


[正答]
※国試ナビ4※ 096I021]←[国試_096]→[096I023

098D038」

  [★]

  • 35歳の男性。悪寒戦慄を伴う39℃の発熱、頻尿および排尿時痛のため来院した。3日前から排尿時痛と会陰部不快感とがあったが放置していた。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098D037]←[国試_098]→[098D039

107I070」

  [★]

  • 72歳の5回経妊5回経産婦。数年前から持続する外陰部違和感を主訴に来院した。外陰部の写真(別冊No.23)を別に示す。
  • この疾患の症状でないのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107I069]←[国試_107]→[107I071

108A013」

  [★]

  • 正常月経周期を有する女性の骨盤部 MRIのT2強調矢状断像 (別冊 No. 3)を別に示す。この患者にみられる症状はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108A012]←[国試_108]→[108A014

106D017」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106D016]←[国試_106]→[106D018

097E017」

  [★]

  • 正常妊娠初期の症候でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097E016]←[国試_097]→[097E018

105F014」

  [★]

  • 頻尿の原因で誤っているのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105F013]←[国試_105]→[105F015

099B034」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 099B033]←[国試_099]→[099B035

090B063」

  [★]

  • 小児の慢性腎盂腎炎の診断に有用なのはどれか
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

100Cases 10」

  [★]

☆case10 背痛
症例
27歳 女性
主訴背中に突き抜ける?痛み(pain across her back)
現病歴背中に広がる痛みを訴えて、27歳の女性救急部に運ばれてきた。2日前に熱が出て背部痛が始まり、以降調子が悪い。痛みは増強している。6時間前に2度嘔吐した。
既往歴:3ヶ月前に合併症のない胆嚢炎
・身体診断
調子が悪そうであり、紅潮している。体温:39.2℃。脈拍:120/分。血圧:104/68 mmHg心血管系呼吸器系に異常を認めず。腹部全体的圧痛両側腰部著明圧痛
検査
(血液生化学)
白血球↑、血清尿素↑、CRP
(尿検査)
タンパク:++、鮮血:+++、亜硝酸塩:++
尿の顕微鏡検査:(おそらく400倍の一視野に)赤血球>50、白血球>50
腹部X線:正常
glossary
loin n. (pl)腰、腰部(→(adj.)lumbar)。(獣の)腰肉、ロイン。(pl)陰部生殖器性器
腸雑音、腸音、intestinal murmurintestinal soundbowel sound
urine microscopy 尿の顕微鏡検査
dysuria 排尿障害
urgency n. 切迫、急迫、危急。緊急、火急、焦眉の急。[pl]しつこい要求、懇願。せき立てる力、刺激
hydronephrosis 水腎症
-nephros 腎臓
-stomy 開口術
nephrostomy n. 腎瘻造設術、腎造瘻術、腎瘻術
obstructive urophathy 閉鎖性尿路疾患
intravenous fluid 静脈内輸液
commence vt. 始める、開始する。 vi. ~から始める、始まる(with)
urgently
eradication n. 根絶、撲滅
mimic vt. ~の物まねをする、まねて馬鹿にする。そっくりに[卑屈に]まねる。~によく似る
renal ultrasound 腎臓超音波検査
obstructive uropathy 閉塞性尿路疾患
polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎
medullary sponge kidney 海綿腎
loin-pain hematuria syndrome 腰痛血尿症候群
解説
(第1パラグラフ)疫学
 急性腎盂腎炎男性より女性more common尿路からの細菌の上行感染リスク妊娠糖尿病、免疫低下者、尿路奇形(尿の腎臓への逆流。そして多分狭窄していたりして結石閉塞されやすいこともあると思う)
(第2パラグラフ)病態
 食欲不振悪心嘔吐と共に40℃の発熱が出ることがある。
 腎盂腎炎患者の中には膀胱炎先行症状(排尿障害頻尿、尿意切迫血尿)がある人がいるけど、こういう下部尿路症状がいつも出現するわけではない。
 多くの腎盂腎炎患者は、先行する6ヶ月以内の膀胱炎既往がある。
 老人場合、非典型的な症状を示し、そして混乱した状態でやってくる。
 腎盂腎炎は他の病態によく似ている:急性虫垂炎、急性胆嚢炎急性膵炎下葉肺炎
 普通体表から見て腎臓の直上に前からも後ろからも圧痛を感じる。
 未治療腎盂腎炎では敗血症になるかもしれない。
(第3パラグラフ)本ケースについて
 ・CRP上昇急性感染症示唆
 ・顕微鏡的血尿タンパク尿、白血球増多は尿路炎症を示す。
 ・硝酸塩(nitrate, HNO3と何かの塩)から亜硝酸塩(nitrite, HNO2と何かの塩)への還元により細菌存在確認される。
  覚え方:亜硝酸は(Oが一つ)足らないi(愛)
  でも複雑です。
   HNO2 亜硝酸 nitrous acid, nitrite 。亜硝酸塩 nitrite
   HNO3 硝酸 nitric acid, nitrate   。硝酸塩 nitrate
(第4パラグラフ)管理
 ・女性入院すべき。
 ・血液と尿の採取
 ・静脈内輸液抗生物質治療開始微生物同定されたら、感受性のある抗菌薬を使用する。初期治療ではゲンタマイシンアンピシリンシプロフロキサシンを用いる
 ・腎臓エコー検査尿路閉塞除外するため。閉塞性尿路疾患では、激しい痛み、発熱敗血症ショック腎不全を伴う脳腎症を起こしうる。
 ・尿路敗血症経過水腎症が疑われたら、合併症を防ぐために緊急に腎瘻を造設すべき
(第5パラグラフ)薬物治療
 ・(腎結石など合併していない)腎感染症(ucomplicated renal infection)患者抗生物質2週間のコース治療すべき。
 ・感染根絶確実にする治療が終わった後10-14日間は、反復して細菌培養をする。<
 ・尿路結石を有する感染症や腎瘢痕を有する患者では抗生物質6週間のコースが用いられる。
鑑別診断ポイント
 腎盂腎炎片側性、あるいは両側性の腰痛を引き起こす。
 腰部痛の鑑別診断
  閉塞性尿路疾患
  腎梗塞心疾患などで生じた血栓腎動脈またはその分枝閉塞し、その血管の支配領域が虚血性壊死に陥った状態
  腎細胞癌:腎尿細管上皮細胞より発生する悪性腫瘍
  腎乳頭壊死腎乳頭より腎髄質にかけて、その支配動脈の虚血により壊死を来したもの。 主として基礎疾患糖尿病を有する人にみられ、しばしば急性腎盂腎炎などの尿路感染に伴って発症する。
  腎結石
  糸球体腎炎
  多発性嚢胞腎先天性かつ両側性に腎実質内に大小無数の嚢胞発生する。 ほとんどが両側性で、貧血、顕微鏡的血尿蛋白尿、高血圧といった症状を呈しながら腎機能が低下し、最終的には腎不全となる疾患
  海綿腎腎錐体における集合管先天性嚢状拡張症。症状としては拡張した集合管に尿の停滞 → 感染・細かな結石ができる。
  腰痛血尿症候群:若年女性に好発し、反復して出現する腰部から側腹部の強い疼痛血尿主徴とする病因不明の疾患。肉眼的血尿軽度蛋白尿がみられることもあるが、特異的検査所見はなく、診断は他疾患除外診断による
■KEYPOINT
急性腎盂腎炎は下部尿路症状があったり無かったりする。
腎臓超音波検査尿路閉塞否定するために入院24時間後に行うべき。
抗菌薬は、再発リスク最小限するために、少なくとも2週間継続すべき。
閉塞性尿路疾患(http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch229/ch229a.htmlより引用)
KUB陰影から尿路結石成分の推定
 リンカルシウム(22.0)
 シュウ酸カルシウム(10.8):シュウ酸カルシウム結石は,尿路結石のうちで最も頻度が高く(70~80%),シュウ酸カルシウム結石の約半数はリンカルシウムとの混合結石である。
 リン酸マグネシウムアンモニウム(4.1):ストラバイト結石:尿素分解菌(Proteus 、Klebsiella 、Pseudomonas )による尿路感染原因で、尿素分解されアンモニアとなると尿がアルカリ性となり、リン酸マグネシウムアンモニウム結石形成される。
 シスチン(3.7):ホモシスチン尿症
 尿酸(1.4):痛風
 キサンチン(1.4):プリン
□多嚢胞
 常染色体劣性多発性嚢胞腎ARPKD
  旧名:幼児型嚢胞
 常染色体優性多発性嚢胞腎ADPKD
  旧名:成人型嚢胞


100Cases 58」

  [★]

63歳 女性
主訴口渇頻尿
来院のきっかけ:(GPから)多尿精査のために泌尿器科医に紹介された。
症状
 (主訴にまつわる症状)
 ・多尿:(発症時期)4週間前。(発症様式)突然。(頻度)一晩に5回排尿
 (主訴以外の症状)
 ・全身倦怠感:3ヶ月間体中調子悪い。
背部痛
 ・体重減少:3ヶ月前から3kg体重減少
 ・頭痛悪心:朝に悪心持続する前頭部頭痛。(増悪因子)臥床咳嗽
既往症:8年前、乳癌のために乳房切断術放射線照射をうけた。
職業歴:市に公務員に勤めていたが、現在退職している。
嗜好歴:喫煙歴無し。飲酒は10 units/week
服薬歴:なし
身体所見 examination
全身:やせている。筋肉萎縮(muscles are wasted)。
循環器系脈拍 72 /分、血圧 120/84 mmHg頚静脈怒張なし。I, II音に亢進減弱無く、過剰心音雑音を認めない。
四肢浮腫なし
呼吸器系腹部神経系に異常所見なし。
眼:眼底乳頭浮腫を認める。
検査所見 investigations
高値Ca(軽度高値)、アルカリホスファターゼ
尿検査蛋白(-)、血尿(-)
frequency n.頻尿
pass urine 排尿する
servant n. 公務員
mastectomy 乳房切断術
乳癌が脳に転移し、視床下部浸潤圧迫尿崩症を来している。頭痛悪心頭蓋内圧によるもので、眼底の乳頭浮腫はこれを指示している。また、朝の頭痛頭蓋内圧亢進症に特徴的らしい。また、咳や体位により増悪するのも頭蓋内圧亢進によるものということを支持している。背部痛があるので、胸椎から腰椎骨転移しており、骨破壊によりCa, AlP上昇を来していると理解される。
尿崩症尿比重血液検査
頭蓋内圧亢進症:頭部MRI。利尿剤によって頭痛が軽快するか検査
骨転移胸部or腰部MRI。ガリウムシンチグラフィーで全身転移巣を精査


100Cases」

  [★]


過活動膀胱」

  [★]

overactive bladder, OAB
過活動膀胱
神経因性膀胱尿失禁蓄尿症状

概念

  • 蓄尿障害の一種。蓄尿期における排尿筋の過活動により生じる諸症状を呈する病態を表現したもの。
  • 症状としては尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁がある。
  • 病因としては神経因性膀胱、非神経因性膀胱に大別される。

定義

ただし、上記症状を示す明らかな疾患は除外する
  • 下部尿路の炎症・感染(例えば、細菌性膀胱炎、間質性膀胱炎、尿道炎、前立腺炎)、下部尿路の新生物(例えば、膀胱癌、前立腺癌)、尿路結石(例えば、膀胱結石、尿道結石)、腹圧性尿失禁、多尿など

病因

参考1
  • 過活動膀胱の病態は排尿筋の不随意な収縮、すなわち排尿筋過活動
  • 神経因性過活動膀胱:下部尿路の支配神経の障害による
  • 1. 脳幹部橋排尿中枢より上位の脳障害(脳血管障害、パーキンソン病など)
  • 2. 仙髄より上位の核上型脊髄障害(脊髄損傷、多発性硬化症など)、
  • 非神経因性過活動膀胱:臨床的に明らかな神経障害がないもの
  • 下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症)、加齢、骨盤底筋障害など。
  • 大部分は病因が特定できない(特発性過活動膀胱)

治療

SURO.168
  • 神経因性過活動膀胱:
  • 1. 脳幹部橋排尿中枢より上位の脳障害:抗コリン薬
  • 2. 仙髄より上位の核上型脊髄障害:抗コリン薬服用/カプサイシンの膀注+間欠導尿
  • 非神経因性過活動膀胱:
  • 前立腺肥大症:α1受容体遮断薬  ×抗コリン薬(尿閉)
  • 混合性尿失禁を伴うOAB:抗コリン薬
  • 特発性:抗コリン薬

ガイドライン?

  • 1.
[display]http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1030&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000005859

国試


下部尿路症状」

  [★]

lower urinary tract symptoms, LUTS
下部尿路機能障害 LUTD(蓄尿障害排尿障害の総称)
  • 症候 100105I

概念

下部尿路症状

SURO.37
  • 1. 蓄尿症状
  • 頻尿(昼間、夜間頻尿):排尿が1日8回以上、夜間睡眠中1回以上の場合
  • 希尿
  • 尿意切迫:過活動膀胱の症状
  • 尿失禁
  • 2. 排尿症状
  • 尿勢低下:BPHの典型的な症状
  • 尿線途絶
  • 排尿遷延(遷延性排尿、再延性排尿)
  • 腹圧排尿
  • 排尿時間の延長:苒延性排尿
  • 排尿終末滴下
  • 3. 排尿後症状


参考

  • まとまっている
[display]http://www.luts.gr.jp/070_system/pdf/dl_first2.pdf



夜間頻尿」

  [★]

nocturia
夜間尿夜間多尿
  • 図:SURO.38
参考1

概念

  • 夜間排尿のために3回以上起きる状態。

分類

原因

参考2
  • 1. 多尿・夜間多尿
  • 2. 膀胱蓄尿障害
  • 3. 睡眠障害

症状

原因

  • 糖尿病、飲水過剰(心因性多飲症など)、尿崩症
  • 高血圧、睡眠時無呼吸症候群、虚血性心疾患、心不全
  • 前立腺肥大症、過活動膀胱
  • 心因性膀胱
  • カフェイン、アルコール、喫煙

診断

  • 症状で分類した群のうち1群と2群では排尿日誌を3日間記録させ、多尿・夜間多尿の有無を確認する。3群に関しては膀胱蓄尿障害があり、これに対する治療を行っていく。

参考

  • 1.
夜間多尿、夜間頻尿についての講演内容
[display]http://www.kanazawa-med.ac.jp/~urol/lecture.pdf
  • 2. 夜間頻尿の鑑別診断
[display]http://rockymuku.sakura.ne.jp/hinyoukika/yakannhinnnyou.pdf

国試


夜間頻尿症」

  [★]

nycturia
尿意頻数頻尿、排尿回数、夜尿症


神経性頻尿」

  [★]

nervous pollakisuria
尿意頻数、膀胱神経症


尿」

  [★]

urine
urina
尿浸透圧尿量


臨床関連

尿中への代謝物質の異常排出

尿の色

決定する要素:ウロビリノゲンヘモグロビンミオグロビンなど





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