非ケトン性高浸透圧性昏睡

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高浸透圧性非ケトン性昏睡

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/24 09:04:17」(JST)

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和文文献

  • 症例 広範前壁急性心筋梗塞による重症左室機能低下例でアミオダロンにより急性呼吸促迫症候群を惹起し,救命し得なかった症例
  • 福本 義弘,山田 明,安藤 洋志 [他]
  • 福岡医学雑誌 97(2), 37-41, 2006-02-25
  • … が,21病日,急性呼吸促迫症候群の所見を認め,ステロイドパルス療法を開始した.胸写上,徐々にではあるが,急性呼吸促迫症候群所見は改善傾向に向かった.しかしながら,ステロイドパルス療法による非ケトン性高浸透圧性昏睡,低アルブミン血症,消化管出血による軽度の貧血を合併し,輸血およびアルブミン投与も無効で,救命し得なかった.アミオダロンによる肺障害は重篤な合併症の1つであるが,本症例のように重症左室 …
  • NAID 120002834600
  • 非ケトン性高浸透圧性昏睡
  • 板東 浩
  • 日本内科学会雑誌 93(8), 1513-1518, 2004-08-10
  • 非ケトン性高浸透圧性昏睡(nonketotic hyperosmolar coma, NKHC)は,糖尿病性ケトアシドーシス(Diabetic Retoacidosis, DKA)に比して,高齢者や重篤例が多く,腹痛が少ないエビデンスが得られ,年齢と浸透圧の程度が転帰予測の因子となる. …
  • NAID 10014292266

関連リンク

非ケトン性高浸透圧性昏睡(ひケトンせいこうしんとうあつせいこんすい、英語: Nonketotic hyperosmolar coma, NKHC) とは、糖尿病においてみられる神経症状の ひとつ。2型糖尿病を基礎疾患に有する高齢者が、感染症などを契機に急性発症する ことが多いと ...
非ケトン性高浸透圧症候群(NKHS)は糖尿病の代謝性合併症で,高血糖,極度の脱水 ,血漿高浸透圧,および意識障害を特徴 ... 見当識障害から昏睡までと幅広い意識障害 であり,通常は,前腎性高窒素血症,高血糖,極度の脱水(高浸透圧を伴う場合と伴わ ...

関連画像

 非ケトン性高浸透圧性昏睡とは 非ケトン性高浸透圧性昏睡を 高浸透圧を特徴とする症候群で


★リンクテーブル★
国試過去問093F049」「097H060」「098H062」「090B085
リンク元意識障害」「高浸透圧性非ケトン性昏睡」「代謝性昏睡
関連記事浸透圧」「高浸透圧性」「高浸透圧」「浸透圧性」「昏睡

093F049」

  [★]

  • 65歳の男性。意識混濁のため来院した。3年前に耐糖能異常を指摘されたことがあった。 10日前にかぜをひき、口渇と全身倦怠感とが出現した。3日前に近医で血糖660mg/dlを指摘され、インスリンによる治療が開始された。 身長160cm。体重50kg。血圧140/85mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖4+、ケトン体(±)。 血清生化学所見:空腹時血糖520mg/dl,尿素窒素65mg/dl,クレアチニン2.2mg/dl。 Na 156mEq/l, K4.5mEq/l。動脈血pH 7.38, HCO3- 22mEq/l。
  • 最も考えられるのはどれか。

097H060」

  [★]

  • 正しいのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097H059]←[国試_097]→[097H061

098H062」

  [★]

  • 誤っている組合せはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098H061]←[国試_098]→[098H063

090B085」

  [★]

  • 非ケトン性高浸透圧性昏睡について正しいもの。2つ。

意識障害」

  [★]

consciousness disturbance, disturbance of consciousness
意識


分類

時間による分類

急性/慢性, 持続性/一過性

PSY.38

  • 単純な意識障害
明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
  • 複雑な意識障害
  • せん妄     意識混濁 + (高度)精神運動興奮
  • 夜間せん妄
  • 意識障害に関連した特殊な病態

意識レベルの分類 覚醒度

Mayo Clinicの分類

救急 意識障害をみたら

  • AIUEOTIPS (also see DIF.96)
  症候学プリント DIF.95
A alcohol アルコール関連 accidents, arterial occlusions, arteriosclerosis, aneurysms, autoimmune disorders
I insulin インスリン関連(低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス非ケトン性高浸透圧性昏睡) inflammatory, intoxication (encephalitis, cerebral abcess, meningitis, alcoholism, opiates, barbiturates)
U uremia 尿毒症電解質異常、内分泌異常、肝性脳症 undefined disorders (narcolepsy, conversion hysteria)
E encephalopathy, endocrinopathy, electrolyte 脳症(脳炎、脳血管障害)、てんかん後 endocrine disorders(myxedema coma, hyperparathyroidism, diabetic coma, insulin shock), epileptic coma
O opiate, other overdose of O2 & CO2 薬物中毒 organ failure(hepatic coma, respiratory failure, uremia)
T trauma, tumor, temparature 頭部外傷、脳挫傷、硬膜外血腫、硬膜下血腫  
I infection 感染症、髄膜炎
P psychogenic 精神疾患
S syncope, seizure, stroke, shock, senile 失神クモ膜下出血

意識障害を来した患者が来た場合:どのような疾患を鑑別に挙げるべきか(IMD.237)

  • 1. 脳原発の疾患(一次性)
  • a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
  • 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
  • 2) 硬膜下血腫
  • 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
  • 4) 脳膿瘍
  • b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
  • 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
  • c. びまん性病変
  • 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
  • 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
  • a. 代謝性またはびまん性病変
  • 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
  • 2) 薬物、毒物
  • 3) 無酸素ないし低酸素血症
  • 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
  • 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
  • 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
  • 7) 脳振盪、てんかん大発作後
  • 8) 酸塩基平衡および電解質異常
  • 9) 栄養障害
  • b. 心因性無反応
  • 1) ヒステリー、統合失調症


意識障害をきたす電解質異常

QB.D-345
カリウムは静止膜電位にかかわるが、ニューロンの活動にはそれほど関わらないから、意識障害はきたしにくいのかもしれない。
pHの異常も局所的に干渉されるため意識障害をきたしにくいのかもしれない。

意識障害の評価法

evaluation of consciousness disturbance



高浸透圧性非ケトン性昏睡」

  [★]

nonketotic hyperosmolar coma (HIM) non-ketotic hyperosmolar coma, hyperosmolar non-ketotic coma(DMR) HONK hyperosmolar nonketotic coma
高血糖高浸透圧昏睡糖尿病性高血糖性高浸透圧性昏睡 hyperglycemic hyperosmolar nonketotic coma hyperglycemic hyperosmolar non-ketotic coma(DMR) HHNC高浸透圧性非ケトン性糖尿病昏睡 hyperosmolar non-ketotic diabetic coma hyperosmolar nonketotic diabetic coma HONK非ケトン性高血糖性昏睡 nonketotic hyperglycemic coma非ケトン性高浸透圧性昏睡
hyperglycemic hyperosmolar stateHHS? (HIM)
糖尿病
[show details]


概念

  • 2型糖尿病が基礎にある。
  • 50歳以上に好発し、インスリン非依存性糖尿病患者が腎不全や中枢神経障害、悪性腫瘍、消化器疾患、呼吸器感染などを合併するときに多くみられ、ステロイドや利尿薬の投与、輸液や高カロリー補給、人工透析などの際に医原性に起きやすい。

鑑別

  • 呼吸(Kussmaul呼吸があるわけではない。代謝性アシドーシスの呼吸性代償が必要ないことが多い?)
  • 尿中ケトン体、動脈血HCO3-

国試


代謝性昏睡」

  [★]

metabolic coma
昏睡
研修医当直御法度 症例帳 p.17



浸透圧」

  [★]

osmotic pressure
圧力オスモル
  • 単位はmOsmが使われる。
  静水圧 膠質浸透圧
細動脈 細静脈
血漿 30mmHg 10mmHg 25mmHg
間質 ≒0mmHg 5mmHg



高浸透圧性」

  [★]

hypertonicityhyperosmolalityhyperosmolarityhypertonichyperosmotichyperosmolar
高浸透圧高張高張性高塩濃度過緊張性

高浸透圧」

  [★]

hyperosmolarity
浸透圧
  • 血清浸透圧の基準範囲:275-295 mEq/l (HIM. A-6)



浸透圧性」

  [★]

osmoticosmoticalosmotically
浸透圧浸透圧的


昏睡」

  [★]

coma
意識障害





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