難治性潰瘍

出典: meddic

intractable ulcer
胃潰瘍


  急性潰瘍 慢性潰瘍
誘因 薬剤、ストレス H.pylori, NSAID
症状 激烈 鈍痛
治癒傾向 強い 治癒、再発
発生数 多発 単発
部位 前庭部前後壁、胃体部 胃角部、胃底部小弯
形状 不規則 円形
深さ UL-1,UL-2 UL-3,UL-4

UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 全大腸肛門切除術により難治性潰瘍性大腸炎を治療した後期高齢者男性の1例
  • 宮澤 智徳,古川 真一,小野 知巳 [他]
  • 日本農村医学会雑誌 60(2), 114-118, 2011-07
  • NAID 40018986125
  • 症例 V.A.C.ATS治療システムとピンチグラフトにより治療した難治性潰瘍の2例
  • 原 裕太,門松 香一
  • 形成外科 54(9), 1041-1046, 2011-09
  • NAID 40018974449
  • コンピュータ・シミュレーションによる持続陰圧洗浄療法の洗浄効率の検討
  • 佐野 仁美,梶川 明義,上田 和毅
  • 形成外科 54(7), 797-803, 2011-07
  • NAID 40018906772

関連リンク

杏林大学医学部附属病院形成外科・美容外科のホームページ, 形成外科の疾患, 難治 性潰瘍, フットケア.
広島の「たかの橋中央病院」の血管外科外来、静脈瘤に関する「下肢静脈瘤の治療法」 のページです。弾性ストッキング、硬化療法、ストリッピング術、内視鏡下手術などの 詳細と利点、不向きなケースなどご説明しております。

関連画像

 血小板を皮下・潰瘍下に注入順天堂大学医学部附属順天堂 肘の突端に縫合部位が来ない 難治性潰瘍に対する再生治療の 肘の突端に縫合部位が来ない  管に出来る難治性の潰瘍ですさらに濃縮血小板ゲルシートを  難治 性 の 皮膚 潰瘍 が できる


★リンクテーブル★
先読み胃潰瘍
国試過去問104A016
関連記事難治性」「潰瘍」「難治

胃潰瘍」

  [★]

gastric ulcer GU, stomach ulcer
ulcus ventriculi UV
十二指腸潰瘍胃十二指腸潰瘍消化性潰瘍

疫学

  • 十二指腸潰瘍に比べで高齢のヒトに多い。

病態

  • 潰瘍好発部位:幽門腺と胃底腺の境界
  • 高位潰瘍:高齢者。低酸。 ← 幽門腺(ガストリン分泌)と胃底腺(胃酸・ペプシノゲン分泌)の境界が上昇する。このため潰瘍形成部位が上昇する
  • 幽門部潰瘍:若年者。高酸
  • 急性潰瘍:多発性。体部
  • 穿孔・穿通:潰瘍が筋層以下に進展すれば生じうるが、十二指腸潰瘍に比べで頻度は多くない。→穿通性潰瘍 →穿孔性潰瘍

症状

  • 食後1時間以内の早期痛と数時間後の晩期痛がある。(QB.A-308)
  • 腹痛の十二指腸潰瘍/胃潰瘍に対する陽性予測率は高くない。NSAIDによる粘膜病変をもつ患者の10%までが先行症状なくcomplication(出血、穿孔、閉塞)を来す。(HIM.1860)
  • 十二指腸潰瘍/胃潰瘍では、焼けるようなあるいは差し込むような痛みと表現される。the discomfort is also described as an ill-defined, aching sensation or as hunger pain.(HIM.1861)
  • 痛みのパターン:(十二指腸潰瘍)食事後30分~3時間で痛みが治まる。深夜からA.M.3時までの間に痛みで目をさます。これがとっとも鑑別する症状であり、2/3の患者にみられる。しかし、non ulcerative dyspapsia患者の1/3でもこのような症状はみられる。(胃潰瘍)痛みは食事により強まり、悪心と体重減少が起こるのが一般的である。(HIM.1861)

合併症

  • 好発部位:小弯部上の巨大潰瘍
  • 症状:突然現れる上腹部痛。前屈位・側臥位となる。上腹部腹壁緊張亢進、筋性防御、板状硬をみとめ、Blumberg徴候陽性となる。
  • 出血
  • 狭窄

検査

上部消化管内視鏡

  • 白苔を伴う辺縁平滑な円形・楕円形の粘膜欠損

崎田分類(ステージ分類)

参考1
  • 胃潰瘍急性期
  • A1:潰瘍辺縁は浮腫状であり潰瘍底は黒苔で覆われている
  • A2:辺縁の浮腫は改善し潰瘍底は白苔により被覆されている
  • 胃潰瘍治癒期:白苔の残存している場合は治癒期
  • H1:潰瘍辺縁に再生上皮の出現を認める
  • H2:白苔は薄く縮小し再生上皮の部分が拡大している
  • 胃潰瘍瘢痕期:潰瘍の治癒期には再生上皮による被覆が完成し白苔は消失
  • S1:赤色瘢痕
  • S2:白色瘢痕

消化管造影

  • ニッシェ、粘膜ヒダの集中像、B型砂時計胃、嚢状胃
胃癌との対比(RNT.191)
  良性潰瘍 悪性潰瘍
ニッシェ 円形、輪郭明瞭、深い 不整型、輪郭不明瞭、浅い
軟膜ヒダ 不整なく均一 不整、不均一(先細り、肥大、融合)

診断

治療

  • 胃十二指腸潰瘍治療の第一選択は内科的療法

生活療法

  • 精神的・肉体的安静
  • 食事療法(刺激物摂取禁止)
  • 生活習慣改善(禁煙・禁酒)

薬物療法

  • 胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプインヒビター、H2受容体拮抗薬、ムスカリン受容体拮抗薬)
  • Helicobacter pyloriの除菌(プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン、クラリスロマイシン)。クラリスロマイシン無効ならメトロニダゾールに変更。

interventional radiology

  • 内視鏡的に止血できない場合

手術療法

SSUR.501
手術適応:内科的手法で止血が得られず、また止血されても繰り返す場合。
  • 広範囲胃切除術
  • 迷走神経切離術
  • 幹迷走神経切離術 truncal vagotomy:腹部食道の高さで迷走神経を切離:肝枝や腹腔枝が切離され、下痢や胆石症を生じる。胃内容物停滞が起こる
  • 選択的迷走神経切離術 selective gastric vagotomy:胃枝のみ切離し、肝枝、幽門枝、腹腔枝を温存:胃内容物停滞が起こる
  • 選択的近位迷走神経切離術:selective proximal vagotomy, proximal gastric vagotomy, highly selective vagotomy, parietal cell vagotomy:胃の壁細胞領域に分布する胃体部枝のみを切離する。幽門洞枝が温存され、幽門洞の運動機能が保存される。

予後

  • 再発は十二指腸潰瘍ほど多くない。

参考

  • 1. H19(2007)胃潰瘍GLの適用と評価に関する研究班編/医療・GL(07年)胃潰瘍GLの適用と評価に関する研究班編/医療・GL(07年)
http://minds.jcqhc.or.jp/lo/ps/Fpastlist.aspx

国試



104A016」

  [★]

  • 組合せで正しいのはどれか。 3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 104A015]←[国試_104]→[104A017

難治性」

  [★]

intractablerefractoryinveterate
困難抵抗性難治不応不応性難分解性


潰瘍」

  [★]

ulcer
ulcus
びらん
  • 粘膜の損傷が粘膜筋板に達し、その筋層を貫通した場合。



難治」

  [★]

intractableinveterate
困難難治性




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