failpicload@./t_image/100H010.JPG 門脈圧 - meddic
 

門脈圧

出典: meddic

portal vein pressure PVP, portal pressure
  • 正常範囲:100-150mmH2O。200mmH2O以上は異常 (YN.B-58) → 7.4-11mmHg
  • 20cmH2Oを超えると食道静脈瘤胃静脈瘤が形成されやすくなる

臨床関連




UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 多分葉を呈した肝の1例
  • 秦 温信,松岡 伸一,中川 隆公 [他]
  • 肝臓 53(12), 886-890, 2012-12
  • NAID 40019530774
  • HIV-HCV重複感染患者における肝予備能評価の重要性
  • 曽山 明彦,江口 晋,高槻 光寿 [他]
  • 肝臓 53(7), 403-408, 2012-07
  • NAID 40019350583
  • 門脈圧亢進症における肝臓と心臓の相関
  • 近森 文夫,国吉 宣俊,岡本 博司,高瀬 靖広
  • 肝臓 53(6), 316-323, 2012-06-25
  • NAID 10030790118

関連リンク

日本門脈圧亢進症学会,門脈圧亢進症学会,門脈圧亢進症 2014-01-06 技術認定制度のページを掲載致しました。 2013-12-24 学術集会のお知らせを更新致しました。 2013-10-25 評議員一覧を更新致しました。 2013-10-25 賛助会員一覧を ...
... として使用される。この静脈は食道静脈瘤を介して奇静脈、半奇静脈と交通しており、門脈圧亢進症における食道静脈瘤の形成に大きく関与している。その他の食道静脈瘤に関る側副血行路として短胃静脈がある。 Ⅱ.門脈 ...

関連画像

1 大腸吻合部の静脈瘤第24回北海道門脈圧亢進症 肝臓 を 通過 しない バイパス 演題募集、内容のポスターが 門 脈圧 亢進 状態 が どう 肝硬変 門 脈圧 亢進


★リンクテーブル★
先読み胃静脈瘤
国試過去問081C031
リンク元食道静脈瘤」「圧力」「閉塞肝静脈圧」「PVP」「portal pressure
拡張検索門脈圧亢進症」「特発性門脈圧亢進症」「門脈圧亢進性胃障害」「門脈圧亢進」「門脈圧亢進症状
関連記事脈圧」「門脈」「

胃静脈瘤」

  [★]

gastric varix, gastric varices
噴門部静脈瘤 cardiac varices
食道静脈瘤食道胃静脈瘤


概念

  • 門脈圧の亢進により胃の静脈に側副血行路が形成され、これが静脈瘤として認められたもの。

病因

疫学

病態

  • 食道胃噴門部静脈瘤:食道静脈瘤と連続:奇静脈系の側副血行路 (SSUR.643)
  • 孤立性胃静脈瘤:食道静脈瘤を伴わず胃噴門部弓隆部に存在:80%以上の症例で胃腎静脈シャントを形成 (SSUR.643)

症状

診断

検査

治療

いろいろある。

カテーテルインターベンション

  • 孤発性胃静脈瘤治療で中心の治療法。経カテーテル的に下大静脈から胃静脈瘤の排血路である胃腎静脈シャントを逆行性にアプローチし、胃静脈瘤を塞栓する方法。硬化剤はエタノラミンオレイトを使用。胃静脈瘤消失流は90%以上。長期的に見ても胃静脈瘤の再発率は5%以下。問題点は長期の経過中に胃静脈瘤が出現すること。(SSUR.650)

予後

予防

国試




081C031」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

食道静脈瘤」

  [★]

esophageal varix, esophageal varices
胃静脈瘤variceal bleeding門脈圧


病態

  • 門脈圧亢進を背景として粘膜下層~粘膜固有層の静脈叢に静脈瘤が形成される。
  • 好発部位:下部食道

検査

上部消化管内視鏡検査

  • 日本では形態(form, F)F2以上や発赤所見(red color sign, RC)RC2以上が危険な静脈瘤として予防的治療の適応となっている(SSUR.645)
  • 青色静脈瘤、連珠状静脈瘤(F2)以上、red color sign陽性は治療対象(QB.A-341)

内視鏡所見の分類

参考3
F:form
形態
F0 静脈瘤として認められないもの
F1 直線的な細いもの
F2 連珠状、中等度
F3 結節状、腫瘤状
C: color
色調
Cw (白色静脈)
Cb (青色静脈)
RC:red color sign
発赤所見
Red color sign(RC)
ミミズ腫れ所見 red wale marking (RWM)
サクランボ様発赤 cherry red spot様所見 (CRS)
血マメ所見 hematocystic spot (HCS)
F3, red color sign [show details]

治療

SSUR.649-
  • バルーンタンポナーデ法
  • 薬物療法
  • (緊急出血)バソプレシンソマトスタチン:門脈の流入血流を減少させ、門脈圧を減少させる。肝機能悪化リスクあり。
  • (予防)プロプラノロールナドロール:非選択的βブロッカーを使うことで、β2受容体を介した血管拡張がblockされα1受容体を介した血管収縮が優位となり、腸管の細動脈の収縮により門脈の血流が減少、門脈圧が低下する。さらに多く用いれば、β1受容体を介した心拍出量の低下により脾動脈血流量が減少し、門脈圧がより低下する。(参考2)
  • 内視鏡的治療
  • interventional radiology, IVR
  • 手術療法
適応:内視鏡的硬化薬注入量法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)で止血不可能な例、再発・出血を繰り返す例
  • 直達手術:
  • シャント手術
  • 肝移植術

予後

  • 予後不良
  • 血小板減少:止血が困難となるため
  • 肝硬変:総ビリルビン4mg/dl以上では硬化療法が選択できないため

参考

フリーPDF有り
  • 1. 食道静脈瘤内視鏡所見記載基準 (日本門脈圧亢進症研究会)
  • 井口 潔
  • 日本消化器外科学会雑誌 13(4), 338-340, 1980-04-01
  • NAID 110001359486
  • 2. [charged] Primary prophylaxis against variceal hemorrhage in patients with cirrhosis - uptodate [1]
  • 3. 消化器基本画像集
大変勉強になる資料です!!
[display]http://www.pariet.jp/alimentary/picture.html



圧力」

  [★]

  • 生理学での圧力の単位には以下のようなものが使われている。
    • mmHg
    • mmH2O
    • torr
  • 例えば、気体の分圧、血圧、浸透圧の大きさを表現するために使われている。

mmHgとtorr

  • 1 torr ≒ 1mmHg
厳密には異なる → トル

mmHgとmmH2O

Wikiによれば

1  [mH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1  [m] = 9806.65 [Pa]

ゆえに

1 [cmH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1 [mm] = 98.0665 [Pa]
1 [mmH2O] = 9.80665 [m/s2] × 1000 [kg/m3] × 1 [mm] = 9.80665 [Pa]

また

133.322 [Pa]=1 [torr] ≒ 1 [mmHg]~

よって

1 [mmHg] = 1.35951 [cmH2O] = 13.5951 [mmH2O]};

これはHgの密度を反映している

生体内の圧力

  • 参考
[display]http://www8.ocn.ne.jp/~halfboil/note/not-03.html
正常血圧 120/80mmHg SpO2=98%
CVP 中心静脈圧 4-8 mmHg 50-100mmH2O
SpO2=70-75%
RA右房圧 6mmHg SpO2=75%
LA左房圧 10/0mmHg SpO2=95%
RV右室圧 20/0mmHg SpO2=75%
LV左室圧 110/10mmHg SpO2=95%
PA肺動脈圧 20/10mmHg SpO2=75%
Ao 大動脈圧 110/70mmHg SpO2=95%
PAWP肺動脈楔入圧 10-12mmHg SpO2=100%
PaO2動脈酸素分圧 100-80mmHg  
PaCO2動脈炭酸ガス分圧 45+-5mmHg  
頭蓋内圧ICP intracranial pressure 6-12mmHg 120-180mmH2O
髄液圧   20-40mmH2O
門脈圧PVP   80-180mmH2O
胸腔内圧  
正常眼圧 15±5mmHg  
  • 肺毛細管圧:8-10 mmHg (SAN.192)
  • 肺静脈圧:4-5 mmHg (SAN.192)

閉塞肝静脈圧」

  [★]

wedged hepatic venous pressure WHVP, hepatic venous wedge pressure
閉塞性肝静脈圧
特発性門脈圧亢進症門脈圧亢進症
[show details]


概念

  • 肝静脈が下大静脈に流入する部位で閉塞させたときに測定される圧。
  • カテーテルを下大静脈から肝静脈に嵌入させて末端圧を測定する。
  • 類洞における血流が完全に停止するのに必要な圧にほぼ比例する。(参考3)
  • 肝静脈末端圧。
  • 正常では門脈圧 PVP ≒ 類洞内圧 ≒ 閉塞肝静脈圧 WHVP

病態との関連

  • 類洞性・後類洞性(肝硬変)、肝後性(Budd-Chiari症候群、うっ血性不全)により上昇。(1)
  • 肝後性、肝外肝静脈、脾内圧↑、WHVP↑、腹水++
  • 特発性門脈圧亢進症:門脈圧(PVP) ≒ 類洞内圧 ≠ 閉塞肝静脈圧 WHVP

正常値

  • 70-80mm/H2O

参考

  • (1)
[display]http://blog.livedoor.jp/idiacorp/archives/1605441.html
  • 2. suuchan.net
[display]http://suuchan.net/note/Chapter-040803.html
  • 3.
[display]http://blog.livedoor.jp/idiacorp/archives/1605441.html


PVP」

  [★]


portal pressure」

  [★]

  • 門脈圧
portal vein pressure

門脈圧亢進症」

  [★]

portal hypertension
門脈高圧症
門脈圧門脈閉塞肝静脈圧
  • 正常範囲:100-150mmH2O。200mmH2O以上は異常 (YN.B-58) → 7.4-11mmHg  (cf. 静脈圧 2-8 mmHg (PHD.61))

分類

部位による

参考1.
  • 肝前性:肝前性門脈圧亢進症:門脈圧(PVP)>閉塞肝静脈圧(WHVP)
  • 門脈血流↑:動脈・門脈シャント、腹部臓器血流増加、腹腔臓器肉腫
  • 門脈閉塞:肝外門脈閉塞症、門脈血栓、脾静脈血栓、門脈圧排
  • 肝内性:肝内性門脈圧亢進症:類洞前性は肝前性、類洞後性は肝後性と同じ:

門脈圧亢進症をきたす疾患

参考1 SSUR.644改変
  肝前性 肝内性 肝後性
肝外門脈閉塞症 特発性門脈圧亢進症 肝硬変 Budd-Chiari症候群
extrahepatic portal obstruction idiopathic portal hypertension liver cirrhosis  
門脈圧亢進症に占める割合   2-5% 90%以上  
閉塞肝静脈圧 vs 門脈圧
閉塞部位 肝外門脈 肝内門脈
類洞前
肝内肝静脈
類洞後
肝外肝静脈
疫学 (一次性)小児期に発症 中年女性に多い    
病因 (一次性)原因不明(新生児臍帯炎)
(二次性)腫瘍病変
原因不明   (一次性)原因不明
(二次性)血栓説
症状 肝機能はほぼ正常
食道胃静脈瘤、脾腫、汎血球減少
肝機能は良好な事が多い
巨脾、食道胃静脈瘤、汎血球減少、脾機能亢進
  進行例で肝機能低下
腹水、下腿浮腫、下肢静脈瘤、難治性下腿
胸腹壁の上行性皮下静脈怒張
食道胃静脈瘤、脾腫、汎血球減少
肝臓の外観   表面平滑or波打ち状 再生結節により表面に凹凸を認める  
血管検査   (肝静脈造影)肝静脈枝相互吻合、しだれ柳状   (下大静脈造影)膜様閉塞 or 完全閉塞
病理 海綿状血管増生 肝内門脈末梢枝のつぶれ像 肝小葉構造の改築 肝静脈周囲のうっ血と壊死。進行すれば肝硬変
予後 (一次性)10年生存率90%
10年生存率70-80%
肝硬変より良好
  (一次性)10年生存率40%

症状

  • 静脈瘤 → 破裂により吐血、下血
  • 食道静脈瘤:肝硬変の60-80%に合併。
  • 胃静脈瘤:肝硬変の8-60%に合併。
  • 異所性静脈瘤
  • 十二指腸静脈瘤、消長静脈瘤、結腸静脈瘤、直腸静脈瘤、人工肛門静脈瘤、胆管静脈瘤

参考

  • 1.
http://shutoku.fc2web.com/special_subjects/study_room/benkyoukai/liver2.doc
  • 2.
[display]http://jsge.or.jp/cgi-bin/yohgo/index.cgi?type=50on&pk=D79



特発性門脈圧亢進症」

  [★]

idiopathic portal hypertension, IPH
バンチ症候群 Banti's syndrome Banti syndrome
門脈圧亢進症

まとめ

  • 原因不明の肝内末梢門脈枝の閉塞をきたす肝疾患であり、肝内性、前類洞性の門脈圧亢進症を呈する。中年女性に多い。腹腔鏡では肝臓の外観は表面平滑、もしくは波打ち状である。肝静脈造影では肝静脈枝相互間吻合し、しだれ柳状所見がみとめられる。門脈圧は亢進しているが、閉塞感静脈圧は正常化軽度上昇にとどまる。門脈造影あるいはMRAで門脈末梢枝の走行異常・分岐異常が認められ、病理所見では、軽度から中等度の線維化が見られるが、実質はほぼ正常であり、特に肝内門脈末梢枝のつぶれ像が特徴的である。肝機能は正常であり、肝硬変、慢性肝炎の所見は認められない。予後は比較的良好で、10年生存率は70-80%程度である。

(YN.B-59 SSUR.644)

疫学

  • 中年女性に多い(男女=1:3で40歳代に最も多い) (YN.B-59)

病理

  • 肝内門脈末梢枝のつぶれ像

病態

  • 門脈圧の亢進:30cmH2Oを越えない(YN.B-59)
  • 閉塞肝静脈圧は正常

検査

確定診断のために門脈造影、肝静脈カテーテル法、腹腔鏡、肝生検を行う(YN .B-59) ← 肝硬変などを除外診断するのため?

腹腔鏡

  • 正常、もしくは波打ち状

肝静脈造影

  • しだれ柳状所見(肝静脈枝の相互間吻合)

閉塞性肝静脈圧

肝内性、前類洞性の門脈圧亢進症の所見
  • 正常~中等度上昇 (検査の本)
  • 正常~軽度上昇 (SSUR.645)

治療

  • 脾機能亢進、門脈圧亢進、食道静脈瘤に対する治療を行う。

予後

  • 10年生存率:70-80% (SSUR.645)
  • 年死亡率約1%(YN.B-60)


門脈圧亢進性胃障害」

  [★]

portal hypertensive gastropathy
門脈圧亢進症性胃症


門脈圧亢進」

  [★]

門脈圧亢進症


原因

門脈圧亢進症状」

  [★]

portal hypertension


脈圧」

  [★]

pulse pressure, PP
血圧、脈圧低下 脈圧狭小
  • 収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最小血圧)の差。

脈圧の上昇

  • 血管壁の硬直によるウインドケッセル効果?の消失による
  • 動脈管開存症:拡張期血圧低下?
  • 拡張期に血流が肺動脈に流れてしまうため?

脈圧の低下

  • 脈拍増加を来す病態:出血、脱水、ショック
  • 拡張期の短縮 → 心室に血液が充分充満しないうちに駆出されるため
  • 十分な血流を大動脈に駆出できないため




門脈」

  [★]

portal vein PV
vena portae hepatis, vena portae


  • KH. 149,153,164

門脈の側副路

-門脈&側副路
KH. 154
-門脈系の側副循環路
KH. 249
-門脈の側副路(門脈大静脈吻合)
N.302
  • 側副路
    1. 食道 :left gastric vein - esophageal venous plexus - azygos vein, hemiazygos vein
    2. 臍傍 :paraumbilical vein - superior epigastric vein, inferior epigastric vein
    3. 直腸 :superior rectal vein - middle rectal vein, inferior rectal vein
    4. 腹膜後:colic vein, splenic vein - renal vein, veins of the posterior body wall



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

臨床関連


圧」

  [★]

pressure
圧力




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