出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/09 10:57:17」(JST)
酢酸イソアミル | |
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IUPAC名 | 酢酸3-メチルブチル |
別名 | 酢酸イソペンチル |
分子式 | C7H14O2 |
分子量 | 130.18 |
CAS登録番号 | [123-92-2] |
形状 | 無色液体 |
密度と相 | 0.876 g/cm3, 液体 (15 ℃)[1] |
融点 | −78.5 °C |
沸点 | 142 °C[1] |
SMILES | CC(C)CCOC(C)=O |
酢酸イソアミル(さくさん—、isoamyl acetate)とは、分子式 C7H14O2、示性式 CH3COO(CH2)2CH(CH3)2 で表されるカルボン酸エステルの一種である。また、酢酸イソペンチル(isopentyl acetate)、酢酸3-メチルブチル(3-methylbutyl acetate)とも呼ばれる。CAS登録番号は [123-92-2]。酢酸とイソアミルアルコールが縮合したカルボン酸エステルにあたる。
分子量 130.18、融点 −78.5 ℃、沸点 142 ℃、比重 0.876 (15 ℃) のバナナあるいはメロン様の果実臭のする無色の液体である。通常の有機溶媒には易溶で、水にもわずかに溶ける。
香料(バナナエッセンス)や有機溶媒として用いられる。
日本酒の芳香成分の一つで、吟醸酒には数100 ppb–数 ppm 程度含まれている。日本酒の高品質化のため、大量の酢酸イソアミルを生産する清酒酵母の開発が進んでいる。
日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される。熱には比較的安定するが、強酸や強塩基、強酸化剤との接触により火災・爆発のおそれがある[2]。動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与・ウサギへの経皮投与とも5g/kg以上[3]。
他のエステルと同様に、フィッシャーエステル合成反応を用いて、濃硫酸などの酸触媒および脱水剤の存在下、酢酸とイソアミルアルコールを混合、加熱することで得られる。
CH3COOH + (CH3)2CHCH2CH2OH → CH3COOCH2CH2CH(CH3)2+H2O
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