遷延分娩

出典: meddic

prolonged labor, protracted labor
分娩


  • 初産婦30時間以上経産婦15時間以上(「日産婦」)


UpToDate Contents

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和文文献

  • 遷延分娩,分娩停止 (周産期診療指針2010) -- (産科編 異常分娩と分娩時偶発症(合併症)への対応)
  • 2.CQ404微弱陣痛が原因と考えられる遷延分娩への対応は?(産婦人科診療ガイドライン(産科編)解説,生涯研修プログラム,<特集>第61回日本産科婦人科学会生涯研修プログラム,研修コーナー)
  • 徳永 昭輝
  • 日本産科婦人科學會雜誌 61(9), "N-462"-"N-466", 2009-09-01
  • NAID 110007360102

関連画像


★リンクテーブル★
国試過去問102E059
リンク元羊水過少症」「弛緩出血」「低在横定位」「巨大児」「分娩所要時間
関連記事分娩」「遷延

102E059」

  [★]

  • 30歳の初妊婦。妊娠37週。5時間前に少量の性器出血の後、規則的な子宮収縮が始まり次第に強くなったため来院した。28歳時に子宮筋腫核出術を受けた後、不妊治療で妊娠が成立し、妊婦健康診査を受けていた。1週前の妊娠36週時の診察では、血圧140/92mmHg、尿蛋白1+であったが、胎児発育は正常で胎児心拍数モニタリングでは異常を認めなかった。意識は清明。身長160cm、体重70kg。体温37.0℃。脈拍92/分、乳血圧142/941mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。右上腹部に軽度の圧痛を認める。5分間隔で40秒間の子宮収縮を認めるが、間欠期には子宮は軟らかく圧痛を認めない。Leopold診察法第2段で大きくて板状の塊を右手に触れる。膣鏡診では子宮口から少量の出血を認める。内診では子宮口は軟らかく、前方に位置し、4cm開大しており胎児の頭髪を触れる。児頭の高さはSp±0である。尿所見:蛋白1+、糖1+。血液所見:赤血球350万、Hb9.8g/dl、Ht34%、白血球9,600、血小板9万。血液生化学所見:空腹時血糖105mg/dl、HbA1c(基準4.3~5.8)、総蛋白6.0g/dl、アルブミン2.7g/dl、尿素窒素19.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸5.8mg/dl、AST50IU/l、ALT40IU/l、LDH400IU/l(基準176~353)。CRP0.6mg/dl。
  • この患者で正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102E058]←[国試_102]→[102E060

羊水過少症」

  [★]

oligoamnios, oligohydramnios
羊水過少(臨床所見を認めないもの。臨床所見を認めるものが羊水過少症)
羊水

概念

疾患 最大羊水深度 羊水インデックス
MVP AFI
羊水過多症 ≧8cm ≧24cm
羊水過少症 ≦2m ≦5cm

原因

  • 1.羊水の流出
  • 2.胎児尿産生減少

胎児合併症

母体合併症

治療

  • 特にない
  • 分娩時に臍帯圧迫などによる変動一過性徐脈が認められたら人口羊水の注入をすることがある。

参考

  • 1. 〔よりよい妊娠管理を目指して(その1)〕羊水過多(症),羊水過少(症)の管理 - 日産婦誌51巻1号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5101-009.pdf
  • 2.
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5403-039.pdf

国試



弛緩出血」

  [★]

atonic bleeding, atonic postpartum hemorrhage
子宮弛緩症 uterine atony, Uterusatonie, atonia uteri


疫学

  • 全分娩の約10%(他の文献では5%)に起こる。
  • 経産婦に多い。
  • 妊産婦死亡の20.4%を占める

原因

徴候

身体所見

  • 外診:子宮底の上昇、柔軟な子宮

治療

  • 0. 子宮内容物の除去、子宮底の輪状マッサージ
  • 1. 全身の管理:輸液・輸血、抗ショック療法
  • 2. 子宮収縮薬の投与
  • 3. 双手圧迫法
  • 4. 子宮・膣強圧タンポン
  • 5. 内腸骨動脈結紮術、子宮摘出


低在横定位」

  [★]

low transverse arrest, deep transverse position
回旋異常遷延分娩異常分娩


概念

  • 児頭が骨盤を下降するが、第2回旋がおこらず骨盤底に達し、矢状縫合が骨盤横径に一致するもの(NGY.450)

原因

NGY.451
  • 産道の問題:広骨盤、児頭過少
  • 回旋の障害:骨盤底の強靭、微弱陣痛、臍帯巻絡

治療

  • 微弱陣痛を伴う場合は陣痛促進をはかる。
  • 陣痛が整調になっても分娩の進行が見られない場合やnon-reassuring fetal statusが生じた場合には、急遂分娩(吸引分娩鉗子分娩)。(NGY.451)

国試



巨大児」

  [★]

macrosomia, giant baby giant infant、excessively large fetus
巨人症heavy for dates infant HFD

定義

原因

G10M.232
  • 耐糖能異常合併妊娠
  • 妊娠糖尿病
  • 糖尿病合併妊娠
  • 過期妊娠
  • そのた
  • 肥満
  • 巨大児分娩既往妊婦
  • 両親の体格が大きい
  • 頻産婦

合併症

G10M.232 NGY.411

母体

新生児



分娩所要時間」

  [★]

duration of labor
遷延分娩分娩



分娩」

  [★]

delivery, labor
異常分娩


分娩の前兆

  • 胎児下降 →  児頭が骨盤腔内に下降 →
  • 子宮底:前傾、子宮の高さの低下
  • 胎動減少:児頭の骨盤入口部固定
  • 頻尿:胎児による膀胱圧迫
  • 下腹部緊満感
  • 前駆陣痛
  • 子宮頸管の熟化
  • 恥骨の痛み:児頭による圧迫
  • 産徴:卵膜が子宮壁から剥がれて出血し、子宮頚管粘液とともに排出される


臨床関連

  • 遷延分娩



遷延」

  [★]

prolongprolonged
延ばす延長遷延性




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