過敏性腸症候群

出典: meddic

irritable bowel syndrome, IBS
刺激結腸 irritable colon, spastic colon, mucous colitis
過敏性大腸症候群functional bowel syndrome

臨床症状

(IMD.872)
  • 1. 消化器症状
  • 腹痛:腸管の痙攣による。食後に多く、排便により軽快
  • 便通異常:便秘(兎糞状)、下痢(軟便~水様便)、あるいは便秘と下痢が交互に出現
  • 腹部膨満感、悪心、腹鳴、腹部不快感など。
  • 2. 全身症状
  • 自律神経失調症状:心悸亢進、四肢冷感、発汗、顔面紅潮、肩こり、頭痛
  • 精神神経症状  :不安感、不眠、無気力、緊張感、全身倦怠感

診断基準

Rome基準III

  • 繰り返す腹痛あるいは腹部不快感が最近6ヶ月中に、少なくとも3ヶ月以上を占め、下記の2項目以上の特徴を示すもの。
  • 1. 排便により軽快する。
  • 2. 発症は排便頻度(排便回数)の変化で起こる
  • 3. 発症は便性状の変化で起こる

検査

  • 内視鏡、注腸造影、吸収機能は正常

治療

  • 新新療法
  • 食事療法
  • 薬物療法(抗コリン薬、整腸薬、抗不安薬、抗うつ薬)

国試


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/26 22:34:32」(JST)

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和文文献

  • 過敏性腸症候群に対する自律訓練法の効果の性格傾向による違いについて
  • 林 愛恵,松本 千景,桜木 惣吉
  • 愛知教育大学研究報告. 教育科学編 63, 75-79, 2014-03-01
  • 過敏性腸症候群に対して自律訓練法が有効か否かを,自律神経活動,腹部自覚症状,気分の面から検討した。 …
  • NAID 120005412207
  • 過敏性腸症候群(IBS)患者の栄養ケアのポイント (特集 臨床現場で遭遇する認知症・精神科疾患患者への栄養指導の基本 : 心の病を併せもつ患者への栄養ケアのポイント)
  • 辻 秀美,幣 憲一郎
  • Nutrition care 7(3), 244-246, 2014-03
  • NAID 40020024071
  • 過敏性腸症候群における脳腸相関 (特集 身体と精神のクロストーク)
  • 大建中湯(過敏性腸症候群) (特集 外来で汎用される薬剤の上手な使い方) -- (漢方薬のエビデンスと上手な使い方)

関連リンク

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過敏性腸症候群(IBS)過敏性腸症候群 IBS(Irritable 過敏性腸症候群とは(IBS)過敏性腸症候群の画像-p1_36-S 図2.過敏性腸症候群の例 する過敏性腸症候群(IBS過敏性腸症候群(IBS)


★リンクテーブル★
先読みirritable colon
国試過去問100D011」「095F007」「101D017」「108E022」「101F031」「105I018」「104C011」「102G016」「096E020」「103I018」「106I001」「095E038」「105C008」「102D019」「102H006」「107H015」「098E031」「105A003」「108C004」「099B032
リンク元100Cases 28」「100Cases 48」「下腹部痛」「多汗」「テガセロッド
関連記事症候群」「過敏性」「過敏」「」「症候

irritable colon」

  [★]

irritable bowel syndrome

100D011」

  [★]

  • 32歳の男性。腹痛を主訴に来院した。2か月前から時々腹痛を起こしていた。1週前から朝、腹痛で目覚めることが多くなり、1日に数回の腹痛と便意とを生じるようになった。排便すると腹痛は軽快する。便通は1日に3、4回、泥状である。便に血液の付着はない。2週前、同僚と暴飲暴食をしたことがあった。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧132/80mmHg。腹部の聴診で腸雑音が亢進し、下腹部に圧痛を認める。筋性防御を認めない。血液所見:赤血球420万、Hb14.2g/dl、白血球5,600。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100D010]←[国試_100]→[100D012

095F007」

  [★]

  • 80歳の男性。発熱、咳嗽および喀痰を主訴として来院した。2年前に脳梗塞で倒れてから右片麻痺があり、また、飲食の際にむせることが時々あった。3日前から39℃に達する弛張熱、咳嗽および膿性痰がみられるようになった。昨日から食欲低下が顕著で、飲水も不十分となった。本日は朝から尿が出ていない。この患者で存在する可能性が低い病態はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095F006]←[国試_095]→[095F008

101D017」

  [★]

  • 26歳の男性。下痢を主訴に来院した。3年前から通勤途上の電車の中で便意が突然に出現するようになり、我慢をすると徐々に下腹部を中心とした腹痛が出現するようになった。駅のトイレに駆け込むと一気に排便があり、腹痛も便意も改善する。
  • この患者でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D016]←[国試_101]→[101D018

108E022」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108E021]←[国試_108]→[108E023

101F031」

  [★]

  • 大腸疾患と合併症の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F030]←[国試_101]→[101F032

105I018」

  [★]

  • 若年者の難治性痔瘻の原因で最も可能性が高いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 105I017]←[国試_105]→[105I019

104C011」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 104C010]←[国試_104]→[104C012

102G016」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 102G015]←[国試_102]→[102G017

096E020」

  [★]

  • 妊娠に合併する疾患で緊急手術を要するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096E019]←[国試_096]→[096E021

103I018」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 103I017]←[国試_103]→[103I019

106I001」

  [★]

  • 慢性膵炎の成因のうち最も頻度が高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106H038]←[国試_106]→[106I002

095E038」

  [★]

  • 糖尿病が危険因子となるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095E037]←[国試_095]→[095E039

105C008」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 105C007]←[国試_105]→[105C009

102D019」

  [★]

  • 腸閉塞の原因となるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102D018]←[国試_102]→[102D020

102H006」

  [★]

  • 下痢をきたしやすいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102H005]←[国試_102]→[102H007

107H015」

  [★]

  • 過敏性腸症候群にみられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107H014]←[国試_107]→[107H016

098E031」

  [★]

  • 過敏性腸症候群によくみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098E030]←[国試_098]→[098E032

105A003」

  [★]

  • 過敏性腸症候群の症状はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105A002]←[国試_105]→[105A004

108C004」

  [★]

  • 過敏性腸症候群でみられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108C003]←[国試_108]→[108C005

099B032」

  [★]

  • 過敏性腸症候群でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099B031]←[国試_099]→[099B033

100Cases 28」

  [★]

☆case28 慢性経過する胸痛
症例
25歳 女性
主訴胸痛
現病歴:2年前より胸痛出現と消退が持続していた。胸痛は6ヶ月間は収まっていたが、最近10ヶ月間は出現してきていた。胸痛は胸部左方
にあり、左腋窩に放散していた。胸痛は胸を締め付けられる、あるいは握りつぶされるような痛みであり、5-30分持続した。胸痛はどんなときでも出現することがあった。労作時によく出現したが、ある場合には安静時にも出現し、特に夕方に出現した。胸痛には息切れが伴うことが良くあった。胸痛出現したときには、どんなときでも身動きができなくなり、痛みと共にが遠くなったり、めまいをかんじた。時々、胸痛と共に動悸があった。動悸は強く感じられたが、心拍動はしっかりしていた(steady heart beat)。
既往歴
 ・15歳 虫垂摘出
 ・30歳 腹症(irregular bowel habit)と腹痛精査(be investigated for)をうけたが、診断がつかず(no specific diagnosis was arrived at)。症状現在持続
 ・季節性鼻炎(seasonal rhinitis)
 ・2年前コレステロール測定したが4.1 mmol/Lであった
基準値(HIM A-10)
単位mg/dL (mmol/L)
desirable: <200 (<5.17)
borderline high: 200-239 (5.17-6.18)
high: ≧240 (≧6.21)
生活歴medical secretaryとして働いている。既婚子供はいない
家族歴:祖父が1年前MI死亡(77歳)。家族の数人に花粉症、あるいは喘息がある。
身体所見 examination
 血圧:102/65 mmHg脈拍:78/分、整。心音に異常所見はみとめない。左胸部、胸骨左部、乳腺下部に圧痛呼吸数22/分。肺に異常所見を認めない。左腸骨窩に圧痛
検査所見 investigations
 ECG
問診(S) 診察(O) 検査結果(O)
胸痛 左胸部、胸骨左部、乳腺下部に圧痛 ECG(異常なし)
息切れ 呼吸数多い(22/分)  
気が遠くなる感じ 左腸骨窩に圧痛  
めまい    
動悸    
排便習慣不順    
腹痛    
祖父が心筋梗塞死亡    
コレステロール値正常    
家族歴花粉症喘息あり    
アレルギー性鼻炎    
虫垂摘出    
     
1. 心臓神経症疑い    
2. 過敏性腸症候群 2 + 3 = 1を支持  
3. 心疾患心配する環境要因    
4. 喘息による胸痛を疑う要因    

100Cases 48」

  [★]

44歳 女性
主訴頭痛
現病歴:前年より頭痛が続いていた。頭痛増強してきたたため、当院受診となった。
なお頭痛両側性であり、夜に向かって増悪し、視覚障害、または嘔気は伴わない。その他に食欲減退早朝覚醒を伴う睡眠障害がある。
嗜好歴:喫煙 15/day飲酒 15units/week (350mlの缶ビール 10本)
社会歴:パートタイムのoffice cleaner離婚している。2人の子供(10歳と12歳)の世話をしている。
家族歴:母が脳腫瘍死亡
既往歴皮疹過敏性腸症候群(当時はそれ以外になにも問題なかった)
服用薬:頭痛に対してパラセタモールイブプロフェン
身体所見 examination
全身:引きこもっているように見える(withdrawn)。
脈拍:74/分、整。血圧:118/76 mmHg
システミックレビュー:心血管系呼吸器系消化器系胸部および網内系正常神経学所見正常。眼底所見は正常
Q1. 診断は?
Q2. 鑑別診断は?
Q3. 管理方法は?
■鑑別診断
頭痛 問診:(典型例では)眼症状に続く片側性拍動性頭痛で、悪心嘔吐もあり、数時間持続。家族歴
群発頭痛 問診眼窩激烈な痛み(行動不能になる程度)。
占拠病変による頭痛
その他 
 副鼻腔炎 問診頭重感鼻汁の有無、発熱診察上顎洞前頭洞圧痛触診、扁桃腺視診頚部リンパ触診
 歯牙障害 歯科コンサルト
 頚椎症 加齢による退行性変性を考慮しつつ、頚部の可動制限、疼痛、凝り感を問診単純X線、MRI診断
 緑内障 問診視野検査視力眼圧視野、視神経乳頭形態、隅角検査
 外傷頭痛 外傷既往歴頭皮視診
unit
1 unit = 10 ml of ethanol
□350ml アルコール5%
350x0.05/10=1.75 unit
glossary
withdrawn
 v.
  withdrawのpp.
 adj.
  1.(人が)引きこもった、内にこもった、世間と交わらない
  She looks withdrawn.
  2.人里離れた、遠くにある
  3.(商品などが市場から)回収された
  4.(競争などから)撤退した
reticuloendothelial system
細網内皮系 = 網内系
dental disorder 歯牙障害
bereavement 
 n.
  死別
sneezing

下腹部痛」

  [★]

lower abdominal pain
下腹痛腹痛

診療エッセンシャルズ.271 改変

  • 右下腹部+左下腹部
消化器 虫垂炎腸炎憩室炎炎症性腸疾患虚血性大腸炎ヘルニア嵌頓(内鼠径/外鼠径、閉鎖孔大腿)、過敏性腸症候群、S状結腸捻転、腸結核
婦人科 子宮外妊娠卵巣腫瘍茎捻転骨盤内炎症性疾患子宮内膜症
泌尿器 尿管結石膀胱炎精巣捻転

産婦人科疾患

NGY.138

急性かつ重篤な下腹痛

中等度の下腹痛

  • 1. 鎖陰
  • 2. 卵巣嚢腫破裂
  • 3. 子宮内膜症
  • 4. 月経困難症
  • 5. 子宮筋腫
  • 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
  • 7. 流産

産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患

参考1

妊娠の有無による鑑別

参考

  • 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療

3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号

http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf


多汗」

  [★]

hyperhidrosis

疾患との関連

YN.D-6

内分泌

  • 先端巨大症:成長ホルモンなどを介して脂肪分解が亢進し、末梢組織にエネルギーが供給されて多汗が見られる(QB.D234)。 
→ 機序が今ひとつはっきりしない。HIM.2210にも多汗のについてかかれているから間違いないのだが。
  • 脂肪酸がUCP1を介した熱産生のエネルギーになる(参考1)ので、基質の増加が熱産生亢進と相関していると考えることができるかもしれない。

神経疾患

  • 脳血管障害
  • 視床下部症候群
  • 味覚性多汗症
  • 心因性:神経症、過敏性腸症候群
  • 薬物・中毒:アセトアミノフェン、アルコール、有機リン、覚醒剤、毒キノコ

参考

  • 1. エネルギー代謝調節機構―UCP を中心に
[display]http://jams.med.or.jp/symposium/full/124062.pdf
[display]//


テガセロッド」

  [★]

tegaserod
マレイン酸テガセロッド tegaserod maleate
セロトニン受容体
  • 5-HT4アゴニスト
  • 過敏性腸症候群の治療薬
  • 日本では販売されていない。

参考

  • 1. wiki en
  • [display]http://en.wikipedia.org/wiki/Tegaserod
  • 2. kegg
[display]http://www.genome.jp/dbget-bin/www_bget?dr%3AD02730


症候群」

  [★]

syndrome, symptom-complex
症状群
[[]]
  • 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患


内分泌

先天的代謝異常

高プロラクチン血症

分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。

性腺機能低下

嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長

性早熟

思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。

脳神経外科・神経内科

  • Wallenberg症候群 ワレンベルグ症候群:椎骨動脈、後下小脳動脈の血栓塞栓症などで生じる。頚部より下位で温度覚の障害が健側に出現するのに対し、頚部より上位では障害側に温度覚の障害が出現する。



過敏性」

  [★]

hypersensitivityhyperreactivityoveractivityhypersensitiveoveractive
アレルギー過感受性過感受的活動亢進過敏症高感受性知覚過敏反応亢進反応性亢進

過敏」

  [★]

supersensitivityirritationsupersensitiveirritable
過感受性過感受的刺激作用被刺激性易刺激的

群」

  [★]

group
グループ集団分類群れグループ化


症候」

  [★]

symptom and sign
症状, 徴候 兆候




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