- 英
- potassium perchlorate
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過塩素酸カリウム |
組成式 |
ClKO4 |
式量 |
138.55 g/mol |
形状 |
無色固体 |
CAS登録番号 |
[7778-74-7] |
密度と相 |
2.52 g/cm3, 固体 |
融点 |
610 ℃ |
過塩素酸カリウム(かえんそさん—、potassium perchlorate)は化学式 KClO4 で表される無機化合物である。CAS登録番号は [7778-74-7]。消防法において、第1類危険物〈酸化性固体)に指定されている。
目次
- 1 性質
- 2 化学反応
- 3 その他の用途
- 4 脚注
性質[編集]
分子量 138.55 g/mol、無色の結晶であり、融点は 610 ℃。水やアルコールに難溶性を示す。400 ℃ 以上に加熱すると酸素を発生させながら分解する。
化学反応[編集]
過塩素酸カリウム KClO4 は強い酸化剤としてさまざまな化合物と反応する。ここではグルコースとの反応を例に挙げる。
花火のさまざまな部位に用いられる酸化剤としては最も一般的な部類に入る。固体ロケットの推進剤としても使用されてきたが、最近ではより効率の高い過塩素酸アンモニウムへの置き換えが進んでいる。
その他の用途[編集]
甲状腺機能低下症の診断に使われることがある[1]。
脚注[編集]
カリウムのオキソ酸塩 |
|
正塩 |
AlK(SO4)2 · KAlO2 · K3AsO4 · KBrO3 · KClO · KClO2 · KClO3 · KClO4 · K2CO3 · K2CrO4 · K2Cr2O7 · K3Cr(O2)4 · KCuO2 · K2FeO4 · KIO3 · KIO4 · KMnO4 · K2MnO4 · K3MnO4 · K2MoO4 · KNO2 · KNO3 · K3PO4 · KReO4 · K2SeO4 · K2SiO3 · K2SO3 · K2SO4 · K2S2O3 · K2S2O5 · K2S2O6 · K2S2O7 · K2S2O8
|
|
水素塩 |
KH2AsO4 · K2HAsO4 · KHCO3 · KH2PO4 · K2HPO4 · KHSeO4 · KHSO3 · KHSO4 · KHSO5
|
|
カリウムの化合物 - カリウムのオキソ酸塩 |
|
Japanese Journal
- ジルコニウムと過塩素酸カリウム混合物の反応性に及ぼすコーティング剤の影響
- 中村 英嗣,柴崎 敦,秋吉 美也子,谷口 弘幸
- Science and Technology of Energetic Materials : journal of the Japan Explosive Society 67(2), 55-61, 2006-04-30
- NAID 10016801248
- 過塩素酸カリウム・ジルコニウムニッケル合金混合系の電気火花感度について(物質生命化学科)
- 藤田 皓大,園田 真也,永石 俊幸
- 九州産業大学工学部研究報告 42, 143-146, 2005-12-20
- Ignition sensitivity of equi-weight mixture of KClO_4/Zr-Ni alloy by electric spark was experimentally studied with the approaching electrode method and the probe plate method. Thermal analysis was al …
- NAID 110006178444
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- potassium
- 同
- K+
- 関
- 高カリウム血症、低カリウム血症、腎 Kと酸塩基平衡の異常
- 植物の灰(pot-ash)が由来らしい
- アルカリ金属
- 原子番号:19
- 原子量:39.10
カリウム濃度を調節する要素
- PT.481-482
-
- 血中K+が細胞内、細胞内H+が細胞外へ移動→低カリウム血症、K排泄↑
- 血中H+が細胞内、細胞内K+が細胞外へ移動→高カリウム血症、K排泄↓
-
- レニン・アンジオテンシン系の亢進 or 細胞外K+濃度の上昇 のいずれかにより副腎皮質からアルドステロンが放出される
- Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
- β2受容体を介してKの取り込みを促進。Na-Kポンプの活性化による。
例外
- 水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p.153
- 水素イオンと共に投与される陰イオンが細胞内に移行しうる場合、電気的中性は保たれるのでカリウムイオンは細胞外に移動しない。
- (細胞内に移行する)乳酸イオン、酢酸イオン ⇔ (細胞内に移行しない)塩素イオン
基準値
- LAB
- 出典不明
尿細管での再吸収・分泌
- QB.E-128
- 再吸収 :近位尿細管、ヘンレループ
- 分泌・吸収:集合管(QB.E-128)、遠位尿細管(QB.E-130)、皮質集合管の主細胞(参考1)
調節するファクター
- 1. アルドステロン
- 2. 集合管に到達するナトリウムイオン:集合管では能動的にナトリウムが再吸収されるが、電気的中性を保つために受動的にカリウムが管腔側に移動する。(参考1)
臨床関連
-
- 尿中カリウム < 20mEq/L:腎外性喪失
- 尿中カリウム > 40mEq/L:腎性喪失
参考1
- 1. [charged] Pathophysiology of renal tubular acidosis and the effect on potassium balance - uptodate [1]
[★]
- 英
- perchloric acid, perchlorate
- 関
- 塩素酸 HClO3, 亜塩素酸 HClO2, 次亜塩素酸 HClO
- 関
- 過塩素酸塩
HClO4
酸性 :過塩素酸>塩素酸>亜塩素酸>次亜塩素酸
酸化力:次亜塩素酸>亜塩素酸>塩素酸>過塩素酸
-perchlorate
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- chlorine
- 同
- クロル
- 関
- 塩素イオン Cl-
[★]
- 英
- chlorate
- 関
- 塩素酸塩