輪状軟骨

出典: meddic

cricoid cartilage (Z), annular cartilage
cartilago cricoidea
軟骨輪状甲状靭帯気管喉頭軟骨



筋の付着

臨床関連




Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



UpToDate Contents

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和文文献

  • 気管内挿管、気管切開後の気道狭窄に対するT-tube留置術
  • 小畑 智裕 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(1), 15-20, 2011-03-25
  • … 狭窄は輪状軟骨直下に存在し、気管支ファイバーの通過も不可能であった。 …
  • NAID 110008454354
  • 輪状軟骨の触診による気管挿管判定法の信頼性
  • 石垣 麻衣子,高橋 伸二,田中 誠 [他]
  • 麻酔 60(2), 138-141, 2011-02
  • NAID 40018714049
  • 吸入ステロイドが著効した挿管後気管狭窄の1例
  • 小宮 幸作,山本 英彦,山口 央,福正 りさ,[ツル]野 広介,杉本 幸弘,海老 規之,藤井 宏透,石井 寛,門田 淳一
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 32(5), 435-439, 2010-09-25
  • … イドの使用のみで改善した症例を経験したので報告する.症例.21歳女性.急性薬物中毒による意識障害および呼吸不全のため,2日間の気管内挿管が行われた.抜管35日後に労作時呼吸困難が出現し,気管支鏡にて輪状軟骨部より3軟骨輪下にピンホール型の気管狭窄を認めた.挿管後気管狭窄と判断し,入院を強く勧めるも拒まれ,外来にて吸入ステロイドを開始した.約2ヵ月後に気管支鏡を再検したところ,狭窄部位は著明な改善 …
  • NAID 110007730612

関連リンク

声帯は、いくつもの骨・軟骨で覆われています。豊かな声を出すためには、喉頭筋(内喉頭筋群、外喉頭筋群)からの作用を受け、これらの骨・軟骨が正しいフォームを形成する必要があります。 発声について正しく理解するためには ...
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 輪状軟骨の用語解説 - 喉頭軟骨の一つで,甲状軟骨の下方にある。気管を取巻く輪状の骨であるが,後部が著しく高く,喉頭の後壁の大部分を形成する。外側面で甲状軟骨と,後壁上縁で ...
輪状軟骨や、その関連情報についてまとめたページ。ネットでの調査結果を元に、情報をまとめています。 ... 近年輪状軟骨に対する研究は活発になっており、これまで分かっていなかったいくつかの事実が判明している。

関連画像

もちろん、実物より数倍大きく 輪状軟骨の手作り模型:側 過去に、一色クリニック 図6: 輪状甲状間膜面 c 輪状 軟骨 弓 d 輪状 軟骨


★リンクテーブル★
先読み気管
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関連記事軟骨」「輪状」「

気管」

  [★]

trachea (Z), tracheal tube
trachea
気管支気管支の分岐

解剖

  • 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
  • C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
  • 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)

粘膜

  • 1呼吸上皮(粘膜上皮):多列線毛上皮
  • 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
  • 3. 粘膜下組織 密生結合組織 
  • 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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甲状腺」

  [★]

thyroid gland
glandula thyroidea
甲状腺ホルモン副甲状腺(上皮小体)
喉頭
  • 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)

解剖学

部位

性状

  • 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。

大きさ

よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
単位はmm?
  n 峡部 横断厚 横径 縦経(右) 縦経(左)
男性 34 1.8±0.6 18±3.0 48±4.8 49±3.7 49±3.8
女性 16 1.3±0.8 16±2.2 46±3.6 45±6.0 46±3.0

血管

動脈

静脈

神経

声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71

画像

  • 超音波検査
  • (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー)  ← 要確認

組織学

濾胞上皮細胞 follicular cell

  • 甲状腺ホルモンを産生、分泌。

C細胞 C cell

  • 成人甲状腺全体の0.1%を占める
  • カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
  • 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
  • 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。

機能

発生

神経支配

  • 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。

臨床関連

非腫瘍性疾患

  • 1. 遺伝疾患、発達傷害
  • mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
  • 4. 感染
  • 5. 自己免疫性甲状腺疾患

腫瘍性疾患 (甲状腺腫瘍)

  • 1. 良性腫瘍
  • a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
  • 2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)
  • a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
  • b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
  • c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
  • d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
  • e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
  • f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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分類






気管切開術」

  [★]

tracheostomy, tracheotomy
(国試)気管切開気管切開法
輪状軟骨甲状軟骨輪状甲状靭帯気管開口術輪状甲状切開術 喉頭切開術気管カニューレ抜去困難症 気管套管抜去困難症 difficulty in decanulation after tracheostomy
  • tracheotomy :一時的な開口
  • tracheostomy:永続的な開口


概念

  • 前頚部で気管軟骨を切開し気管を開口すること。

適応

(1)

  • (1)気管挿管が不可能な場合や(2)2週間以上の長期挿管が必要となる場合
  • 例:上気道閉塞(口腔咽頭領域の腫脹や腫瘍など)、頭頚部手術症例(術後出血の可能性を有する症例、呼吸管理が必要となる症例)、人工呼吸管理が必要な症例(重症肺炎、筋神経疾患など)などがあげられる。絶対禁忌となる症例はないが、出血傾向や凝固異常がある症例ではできる限りその改善を待って行うべき。

 

  • 1. 遷延性意識障害患者の気道確保
  • 2. 長期人工呼吸
  • 3. 頻回の気道の吸引・洗浄が必要な場合
  • 4. 上気道狭窄・閉塞(外傷、炎症、腫瘍、異物など)
  • 5. 誤飲、誤嚥の予防、
  • 6. 心肺蘇生時
  • 7. 頭頚部悪性腫瘍などの手術時

SOTO.593

1. 気道閉塞

  • 目的:気道閉塞の防止
  • 適応:喉頭狭窄、口腔・喉頭の炎症性主張、顔面・頭頚部外傷あるいは新生物による閉塞、両側舌下神経麻痺、両側反回神経麻痺(声帯正中位固定症)、甲状腺・気管周囲リンパ節腫脹による気管の圧迫性閉塞、上気道領域の手術後一時的処置、咽頭・喉頭手術の前処置

2. 下部気道における分泌物貯留の処置と予防

  • 目的:頻回の気道吸引、誤嚥防止
  • 適応:延髄球麻痺、重症筋無力症、各種の原因による意識障害、頭頚部外傷など。特に経口的気管挿管による管理がが1週間以上の長期に及ぶ場合(声門の保護)。

3. 呼吸不全

  • 目的:死腔の減少(50%減少)、気流抵抗(声門による)の減少、人工呼吸器による加圧呼吸
  • 適応:中枢性・末梢性神経機能不全による呼吸不全、慢性呼吸器疾患、重症胸部外傷

4. その他

  • 気道異物の摘出(下気管支鏡)
  • 経口挿管不能例
  • 閉塞型睡眠時無呼吸症候群の永続的な治療

術式(1)

時期による分類(1)

  • 緊急気管切開術/救急気道切開
  • 気管挿管が困難な例、気管挿管が不可能な例
  • 待機的気管切開術

部位による分類(1)

  • 上気管切開術
  • 甲状腺の峡部を下方に圧排し、甲状腺の上方で気管切開を行う。
  • 成人の気管切開では原則上気管切開である。
  • 欠点:気道狭窄の原因となることがある。
  • 中気管切開術
  • 甲状腺の峡部を切断した上で気管切開する。
  • 利点:安全で確実な方法
  • 欠点:甲状腺切断部の止血が必須
  • 下気管切開術
  • 甲状腺を上に圧排し、甲状腺の下方で気管切開
  • 欠点:肥満で短頚の患者では難しいことがある

気管切開による合併症

SOTO.598
  • 呼吸困難
  • 出血
  • 呼吸障害
  • 皮下気腫、縦隔気腫、気胸
  • 術後肺合併症
  • 軟骨膜炎・咽頭狭窄  ← 晩期合併症
  • 気管カニューレ抜去困難症

手順

  • 1. 可能なら気管挿管し、局所麻酔 or 全身麻酔する。(緊急時には無麻酔もありうる)
  • 2. 皮膚横切開。(横切開でも縦切開でもokだが、前者の方が術後の瘢痕が残りにくい)
  • 輪状軟骨の下縁約2-3cmで5cmの皮膚を横切開する(SOTO.595)。
  • 輪状軟骨の下縁から約2-5cmの皮膚を縦切開する(SOTO.595)。
  • 3. 軟部組織を鈍的剥離(剥離は縦方向に行う)
  • 4. 舌骨下筋群を左右に分ける。
  • 5. 必要があれば、甲状腺峡部を結紮し切離。
  • 6.十分な止血
  • 7. 気管切開
  • 通常、2-3気管軟骨部で行う。2-4気管輪の高さ(SOTO.596)とする資料もある。
  • 切開法:縦切開、十字切開、逆U字切開など
  • 8. 気道内チューブの挿入
  • 低圧カフ付きのプラスチックカニューレ、金属カニューレ
  • 9. カニューレ口に当てたガーゼ片が呼気時に翻転することによりカニューレの適切な挿入を確認(SOTO.596)。
  • 10. 皮膚縫合
  • 皮下気腫防止のために皮膚縫合は密に行わないようにする(SOTO.596)
  • 11. 創部に約24時間軟膏ガーゼを詰める。
  • 止血と気腫防止のため(SOTO.596)

参考文献

  • 1. イラスト手術手技のコツ : 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 飯沼壽孝 東京医学社


鰓弓」

  [★]

branchial arch
咽頭弓 pharyngeal arch
鰓嚢咽頭嚢


first aid step1 2006 p.122
  • 鰓弓由来の構造とその神経支配.xls
# 鰓弓 神経 骨格 動脈*
1 顎弓(上顎隆起下顎隆起) CN V
三叉神経: 上顎枝、下顎枝(第一鰓弓の筋を支配)
咀嚼筋(側頭筋咬筋内側翼突筋外側翼突筋)、顎舌骨筋顎二腹筋前腹、口蓋帆張筋鼓膜張筋 上顎突起(顎前骨上顎骨頬骨側頭骨の一部)、メッケル軟骨(下顎骨キヌタ骨ツチ骨、前ツチ骨靱帯、蝶下顎靱帯) 消失し一部残存(顎動脈)
2 舌骨弓 CN VII
顔面神経
顔面表情筋(頬筋耳介筋前頭筋広頚筋口輪筋および眼輪筋)、顎二腹筋後腹、茎突舌骨筋アブミ骨筋 アブミ骨茎状突起、茎突舌骨靱帯、舌骨小角と舌骨体の上部 消失し一部残存(舌骨動脈、アブミ骨動脈)
3   CN IX
舌咽神経
茎突咽頭筋 舌骨大角と舌骨体の下部 総頚動脈、内頚動脈の基部。外頚動脈が出芽
4   CN X
迷走神経
輪状甲状筋口蓋帆挙筋 喉頭軟骨(甲状軟骨輪状軟骨披裂軟骨小角軟骨、および楔状軟骨 大動脈弓の一部
5 上喉頭神経(第四鰓弓支配神経) 咽頭収縮筋 消失
6 反回神経(下喉頭神経)(第六鰓弓支配神経) 喉頭内の筋 動脈管と肺動脈の基部





喉頭」

  [★]

larynx (KL,K)
咽頭

解剖

  • 第4~6頚椎の高さにある。約5cm (KL.612) <→ C3-C6椎体の高さにある(M.571)

組織

呼吸器の上皮の移行

リンパ

  • 声帯上:
  • 上喉頭動静脈に沿って舌骨甲状膜を貫通 → 上内頚静脈リンパ節中内頚静脈リンパ節
  • 喉頭粘膜のリンパ網は、仮声帯、喉頭入口部でよく発達。喉頭蓋基部の小孔を通じて喉頭蓋前間隙のリンパ組織に連絡し、さらに内深頚リンパ節につらなっている。このため声帯上部癌のリンパ節転移率は喉頭癌のうち最も高率(SOTO. 560)
  • 声帯下:
  • 下喉頭動静脈に沿って喉頭前リンパ節・気管リンパ節 → 下内頚静脈リンパ節
  • 喉頭前リンパ節、気管周囲リンパ節につながっている(SOTO. 560)

機能

  • 発声
  • 嚥下の際の気道保護

喉頭の固有筋→喉頭筋

臨床関連

  • 喉頭先天性疾患
  • 喉頭外傷
  • 喉頭異物
  • 喉頭炎症
  • 喉頭非腫瘍性病変
  • 喉頭ポリープ(声帯ポリープ):声帯縁にに好発する広基性、有茎性の浮腫性腫瘤。声帯前1/3に好発。一側性が多い。表面平滑、色調は声帯と異なる。種々の嗄声を示す。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
  • 声帯結節:声帯の前1/3に好発。両側性が多い。女性に多く、声を酷使する職業に多い。幼児・学童では男性に多い。表面の色調は声帯と変わらない。嗄声をしめし、気息性嗄声が主。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
  • ポリープ様声帯
  • 喉頭肉芽腫
  • 喉頭嚢胞
  • 喉頭角化症/喉頭白色病変/喉頭白色病変/喉頭白板症
  • 喉頭癌





内喉頭筋」

  [★]

instrinsic muscle
喉頭喉頭筋外喉頭筋
  • 咽頭内にある固有の筋肉
起始 停止 神経支配 主な作用 別名
輪状甲状筋 輪状軟骨の前外側面 甲状軟骨の下縁と下角 上喉頭神経の外枝 声帯ヒダを引っ張り緊張させる 声門緊張筋
後輪状披裂筋 輪状軟骨板の後面 披裂軟骨の筋突起 反回神経 声帯ヒダを外転 声門開大筋
外側輪状披裂筋 輪状軟骨披裂軟骨の筋突起 声帯ヒダを内転 声門閉鎖筋
甲状披裂筋 甲状軟骨の後面 披裂軟骨の筋突起 声帯ヒダを弛緩 声帯弛緩筋?
 声帯筋 甲状軟骨の後面 披裂軟骨の声帯突起
声帯靱帯
声帯ヒダを弛緩
声帯ヒダを内転
声帯弛緩筋?
声帯閉鎖筋
横披裂筋 披裂軟骨 対側の披裂軟骨 声門裂の靱帯間部を閉じる 声門閉鎖筋
斜披裂筋


輪状軟骨圧迫法」

  [★]

cricoid pressure
セリック手技 Sellick maneuver


参考


輪状軟骨甲状軟骨間切開術」

  [★] 輪状甲状膜切開術


軟骨」

  [★]

cartilage (M)
軟骨組織
[[]]


分類


輪状」

  [★]

circularannularorbicular、(ラテン語形容詞)orbicularis
円形環状循環式回覧物


骨」

  [★]

bone
os
骨格






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