軟性ドルーゼン

出典: meddic

soft drusen
ドルーゼン、硬性ドルーゼン
  • 網膜色素上皮下の黄色の病巣。
  • 網膜色素上皮の基底膜とブルッフ膜の内コラーゲン層との間に老廃物が沈着したモノ
  • 新生血管の前駆病変(←加齢黄斑変性)


和文文献

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図 3 軟性 ドルーゼン の 組織 網膜 黄斑 部 に ドルーゼン 数年 後 に は こんな 大きな 血管 新生 neovascularization17 % の 進行 抑制 2 21 % の 進行 図 2 硬性 ドルーゼン の 組織

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関連記事ドルーゼン」「

加齢黄斑変性」

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黄斑黄斑変性症黄斑疾患
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概念

  • 加齢に伴って生じる黄斑変性
  • 主として網膜色素上皮細胞、ブルッフ膜、脈絡膜毛細血管板の加齢変化に関係した黄斑変性の総称

疫学

  • 60歳以上の片眼に発生し、70歳までに両眼性となり失明(SOP.147)。
  • 欧米で頻度が高く失明の原因の第一位(3)。日本でも増加傾向(3)。
  • 放置すれば約90%の症例で視力が0.1以下となる (3)
  • (日本)有病率:0.87%。(欧米の半分) (3)
  • (日本)5年間の発症率:0.8%(欧米と同程度) (3)

病型

  • 1. 萎縮型(dry type)   :血管新生なし。網膜色素上皮細胞や脈絡膜毛細血管板の萎縮のみ。
  • 2. 滲出型(exudative type):血管新生あり → これは脈絡膜に由来する ← こちらの方が治療の対象となる(3)。
2. = 老人性円板状黄斑変性症

病因

  • 加齢。脈絡膜新生血管が発生する機序は不明

病態

2. 滲出型

  • 黄斑部の加齢変性に基づいて脈絡膜新生血管, choroidal neovascularization, CNVが発生し、色素上皮状あるいは色素上皮下に伸びて出血・滲出を生じる。
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  • 新生血管から出血や滲出(網膜。もちろん黄斑にも) → 瘢痕化 → 視力の著明な低下や中心暗点
  • 新生血管から出血・滲出の繰り返視し → 網膜下血腫、硬性白斑、漿液性網膜剥離、網膜色素上皮剥離 → 線維性瘢痕 (3)
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病理

  • 前駆病変:黄斑部に軟性ドルーゼン網膜色素上皮異常
  • 網膜下に血管新生(血管線維性増殖組織。つまり脈絡膜新生血管網)

脈絡膜新生血管分類

  • 脈絡膜神経血管と網膜色素上皮との位置関係で分類
  • 1型:網膜色素上皮下
  • 2型:網膜色素上皮の上に達したもの

症状

検査

フルオレセイン蛍光眼底造影

  • 神経血管からの蛍光漏出を見る(3)。

インドシアニングリーン蛍光眼底造影

  • 本方法は一般的に色素上皮下の新生血管を検出する際に用いられる(3)。
  • 特殊病型のポリープ状脈絡膜血管症と網膜血管腫状増殖の確定診断に有用(3)。

光干渉断層計

  • 新生血管の有無、網膜剥離、上皮剥離の有無を観察 (3)

治療

萎縮型加齢黄斑変性

参考4
有効な治療が確立していない。
  • 生活指導:
  • 禁煙:喫煙は病態の増悪因子
  • 薬物療法:
  • ビタミンA,C,E、およびZnのサプリメント (中等度から重症の患者には病態の進行リスクを下げる作用が見られた)
  • 手術療法:(ドルーゼンを有する高リスク群を対象とした)レーザー治療。有効性については相反する研究結果が出ておりやらない方がよい。

滲出型加齢黄斑変性

  • 1. レーザー光凝固療法 
  • 脈絡膜新生血管が中心窩から離れている場合に利用できる。新生血管全体にレーザー光凝固を行いこれを破壊する。(3)
→ 黄斑部は組織を損傷するので照射できない
  • 2. (欧米)光感受性物質 + レーザー → 光線力学療法
  • 日本における光線力学的療法の治療成績は、欧米のそれより良好(3)
  • 脈絡膜には光感受性物質であるベルテポルフィンが集積しやすい(3)。この物質を静注後、病変に弱いレーザー光を照射することで新生血管を閉塞する(3)。網膜に障害を来すことなく中心窩のCNVを破壊できる(3)。2004年より認可
  • 3. 抗血管新生薬
  • 脈絡膜新生血管の発生にVEGFが重要な役割を果たしている(3)。抗血管新生薬によりCNVを押さえようとする治療が臨床応用されてきている。例えば抗VEGF薬がある
  • 抗VEGF薬:VEGFは血管新生を促進するサイトカインで、増殖糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の眼内新生血管の発生にも関与(3)。bevacizumabの硝子体内治療が前述の眼内血管新生性疾患の治療に応用されつつある(3)。日本では保険未収載(2010年現在)。加齢黄斑変性を対象としたpegaptanibranibizumabがある(3)。

予後

  • 萎縮型加齢黄斑変性の患者は5年間で7%が滲出性加齢黄斑変性に移行する (参考4)

参考

  • 1. 加齢黄斑変性症に対する光線力学的療法のガイドライン
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/karei.pdf
  • 2. 加齢黄斑変性に対するPDT
http://www2.wind.ne.jp/tanakaganka/pdt.htm
  • (3) 現代の眼科学 第10版第1刷 金原出版株式会社 ISBN 9784307351355
  • 4. [charged] Age-related macular degeneration: Treatment and prevention - uptodate [1]
  • 5. 難病情報センター | 加齢黄斑変性 - 難病情報センター
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/228

臨床関連

  • 黄斑下の脈絡膜新生血管は、網膜色素線条症、強度近視、眼ヒストプラスマ症、外相殿脈絡膜破裂などに続発(SOP.149)

国試


ドルーゼン」

  [★]

(np)drusen, (ns)druse ドルーゼ
脈絡膜硝子疣 choroidal verruca
菌塊硫黄顆粒 sulfur granule
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眼科

  • 網膜色素上皮の外側にあるBruch膜の硝子様変性と肥厚。加齢性変化
  • 硝子膜ドルーゼン
  • 軟性ドルーゼン:黄斑部
  • 硬性ドルーゼン:黄斑部、周囲眼底

細菌

  • 放線菌属やノカルジア属の感染巣に見られる顆粒状小体




性」

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sex, gender





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