足底反射

出典: meddic

plantar reflex (M), sole reflex
屈曲性足底反射伸展性足底反射手掌把握反射

関与する神経

  • 第4,5腰神経、第1,第2仙骨神経根

検査方法

  • 足底の外側部を踵→母趾の底までなぞる

消失時期

  • 独歩開始前(9ヶ月) (SPE.15)

臨床関連


UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 振動刺激が強制把握と緊張性足底反射へ効果を示した脳卒中の2症例
  • 野間 知一,鎌田 克也,海 唯子 [他]
  • 総合リハビリテ-ション 35(6), 605-609, 2007-06
  • NAID 40015516646
  • 耳鍼療法、足底反射区マッサージが視力に及ぼす影響について (第25回(社)東洋療法学校協会学術大会 テーマ「東洋医学--未来へのターニングポイント」)
  • 細木 益美,南野 靖夫,落知 香織 [他]
  • 東洋療法学校協会学会誌 (27), 20-22, 2003-10-16
  • NAID 40006101262

関連リンク

殿筋反射(臀部反射); 足底反射: 足の裏を鍵などでこすると、母趾が屈曲する。常に バビンスキー反射と関連付けて語られるので、詳しくはそちらの記事を参照されたい。 上記の反射は日常生活の様々な場面で起こり、姿勢を保ったり、外傷に弱い臓器を守っ たり ...
なお、バビンスキー反射が現れうるような刺激を与えたときの反応を総称して足底反射( plantar reflex)と言う。バビンスキー反射は異常な足底反射である。バビンスキー反射が 現れる、つまりバビンスキー反射陽性のことをバビンスキー現象、バビンスキー徴候とも ...

関連画像

Image 3足底反射検査この健康法は中国五千年の長い 足底反射区総合チャートPicture身体のいろいろな部位の疾患を


★リンクテーブル★
先読み手掌把握反射
国試過去問103C013
リンク元100Cases 75」「原始反射」「表在反射」「皮膚反射
拡張検索足底反射陽性」「屈曲性足底反射
関連記事反射」「足底

手掌把握反射」

  [★]

足底把握反射
  • 4-6ヶ月で消失


103C013」

  [★]

  • 脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定する指標として重要なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103C012]←[国試_103]→[103C014

100Cases 75」

  [★]

☆case75 自宅での意識消失
症例
21歳 男性
主訴意識消失
現病歴男性のアパートで意識を失っている所を彼女に発見され、午後5時に搬送された。彼女が最後に彼に会ったのは午後8時で、クリスマスの買い物をして帰宅した時であった。翌日午後、彼女が彼に会いに行った所、彼がお風呂の床で意識を失っているのを見つけた。彼女によれば、前日変わった様子(unusal mood)はなかった。彼は心理学の期末試験が1週間に迫っておりこのことを心配していたが、勉強はうまくいっているようだった。また以前試験問題はなかった。
喫煙歴:なし。
飲酒歴:機会飲酒 10 units/week(1週間に350mlビール6本弱)
既往歴:なし
家族歴:父と2人の兄弟のうち1人が糖尿病
服薬歴以前エクスタシー錠剤服用していたが、静脈注射の薬はやったことがない。
身体所見 examination
 顔貌 青白。注射痕は認められない。脈拍 92/分、血圧 114/74 mmHg呼吸数 22/分。心血管系呼吸器系に異常を認めず。神経系 命令に従わないが、痛みに反応して適切に手を引っ込める(GCS M4)。腱反射(+)・対称性足底反射(-)。瞳孔散大対光反射(+)。眼底 視神経円板腫脹
鑑別診断をあげるためのkeyword(司会者用)
・24時間以内に来した意識消失糖尿病家族歴、冬、風呂、精神疾患リスク(試験で悩んでいる。薬物服用歴)、顔色脈拍血圧呼吸数腱反射病的反射瞳孔眼底(司会者用)
keywordからどういう疾患を考えるか?
 真っ先にあげたいもの
 ・二次的脳圧亢進
 ・糖尿病
 ・薬物中毒中毒物質の摂取吸引
 ・神経疾患(てんかんなど)の発作
・24時間以内に来した意識消失
 ・クモ膜下出血:局所神経症状、硝子体下出血(subhyaloid hemorrhage)。
糖尿病家族歴
 ・低血糖発作
  低血糖による昏睡は早いが糖尿病の新規症状として起こらない。まれにインスリノーマによる低血糖による昏睡があり得る。
 ・糖尿病ケトアシドーシス diabetic ketoacidosis DKA
  極度インスリン欠乏コルチゾールアドレナリンなどインスリン拮抗ホルモン増加により、(1)高血糖(≧250mg/dl)、(2)高ケトン血症(β-ヒドロキシ酪酸増加)、アシドーシス(pH7.3未満)をきたした状態。(糖尿病治療ガイド 2008-2009 p.66)
 ・高浸透圧性非ケトン昏睡 nonketotic hyperosmolar coma
  DM type 2
  50歳以上に好発し、インスリン非依存性糖尿病患者腎不全中枢神経障害悪性腫瘍、消化器疾患呼吸器感染などを合併するときに多くみられ、ステロイド利尿薬投与輸液や高カロリー補給人工透析などの際に医原性に起きやすい。
 高血糖性の昏睡発症が早くない。その前に口渇多尿があるはず。
 → 否定するための検査 → 血糖測定
・風呂
 ・脳出血
 ・冬だし、風呂(脱衣所のことか)にガスヒーターがあったら疑わしい。
精神疾患リスク(試験で悩んでいる。薬物服用歴)
 (最も多いのが)薬物中毒(鎮静薬アスピリンアセトアミノフェン)
 (意識障害で運ばれてきたときに考えるべきなのが)一酸化中毒
 一酸化中毒場合顔色蒼白(cherry-red colorと言われてきたが)。眼底所見:(severe CO中毒で)乳頭浮腫
顔色
脈拍血圧呼吸数
腱反射病的反射
 腱反射亢進していたら、上位運動ニューロン障害考慮する。腱反射亢進意識障害共存していれば、障害部位は脊髄伝導路ではなくむしろ脳幹大脳皮質障害があると考えることができる。
瞳孔
 瞳孔散大していれば交感神経興奮、副交感神経麻痺フェニレフリンエピネフリンコカインなど交感神経刺激、動眼神経麻痺脳死徴候
 瞳孔縮瞳していれば副交感神経興奮、オピオイド受容体への刺激:麻薬中毒有機リン中毒橋出血脳幹部梗塞(脳底動脈閉塞症など)
眼底 (IMD.71)
 視神経円板(=視神経乳頭)の腫脹乳頭浮腫(papilledema, DIF.342)を反映乳頭浮腫の発生機序は軸索輸送障害静脈還流うっ滞である。原因として頭蓋内疾患が最も多い。頭蓋外疾患(高血圧視神経炎偽性脳腫瘍)。
乳頭浮腫 papilledema DIF.243
V 動静脈奇形、高血圧による脳血圧脳症・頭蓋内出血クモ膜下出血、硬膜下血腫
I 脳膿瘍、慢性経過の髄膜炎(細菌性×)、敗血症による血栓や静脈洞血栓
N 脳腫瘍
D -
C 動静脈奇形水頭症頭蓋奇形(尖頭症などによる)、血友病、時にSchilder disease
A ループス脳炎動脈周囲炎
T 急性期硬膜外血腫硬膜下血腫ではない。慢性硬膜下血腫ならありうる。
E 褐色細胞腫による悪性高血圧偽性脳腫瘍(=特発性頭蓋内圧亢進症)(肥満無月経・感情障害(emotionally disturbed)をきたした女性に多い)
問題
 症例だけでは絞れないので、最も疑われる疾患をあげ、鑑別診断列挙し、検査治療を考えていくことにします。
一酸化炭素中毒
■オチ
 血中carboxyhemoglobin測定したところ32%。高レベルの酸素投与でゆっくりだが、48時間完全回復脳浮腫にたいするマンニトール高圧酸素療法考慮する。問題は4年間点検されていないガス温水器の不完全燃焼だったとさ。
■KEY POINTS
薬物中毒は若い人の意識消失の最も一般的原因だけど、他の診断もいつも考慮しておく。
一酸化炭素ヘモグロビンレベル屋内や車内、あるいはよく分からない煙に暴露した意識消失患者で測るべき
・一酸化中毒による重度低酸素血症ではチアノーゼを欠く。
initial plan(救急だからのんびりやってられないだろうけど)
A.
1. 呼吸器系循環器系安定確認
2. 血液ガス検査
 3. 血液生化学(電解質(Na,Ca)、血糖)
ビール1本 = 350ml アルコール5%: 350 (ml/本) x 0.05 / 10 (ml/unit) =1.75 (unit/本)
参考文献
 DIF Differential Diagnosis in Primary Care Fourth Edition版 Lippincott Williams & Wilkins


原始反射」

  [★]

primitive reflex
反射


  • 新生児期にみられ、中枢神経系の発達と共にやがて消失する反射
  • 中枢神経系の発達の指標となる
  • 原始反射の欠如は中枢神経系の障害を示す。
  • 左右非対称性な原始反射は末梢性運動神経障害を示す。
  • 原始反射消失の遅延は中枢性の運動神経の発達障害を意味する。

原始反射 (出典不明)

中枢 消失時期 反射  
脊髄 ~生後3ヶ月   magnet reflex  
歩行反射 stepping reflex  
把握反射 grasping reflex  
非対称性緊張性頚部反射 asymmetrical tonic neck reflex 背臥位にした新生児の頭を一方に向けると、顔の向いた方の上下肢は伸展し、後頭側の上下肢は屈曲する
脊髄-橋 ~生後6ヶ月 モロー反射 Moro reflex 頭を持ち上げて急に落とす動作をした時に両上肢を開き、側方から正中方向に抱きつくような動き
口唇探索反射 rooting reflex  
緊張性頚反射 tonic neck reflex 腹位水平抱きまたは座位で頚を背屈すると上肢が伸展、背筋が緊張し、頚を前屈すると上肢が屈曲し、体幹のトーヌスが減弱する
中脳 生後6ヶ月~5歳 立ち直り反射 righting reflex  
頚立ち直り反射    
体幹立ち直り反射    
視性立ち直り反射    
大脳皮質
中脳
生後8ヶ月~終生 パラシュート反射   水平位にして、突然頭を下げると腕が伸びて身体を支えようとすること。

反射の消長

反射 出現 消失
モロー反射 Moro reflex 生来 3~4
口唇探索反射 rooting reflex 生来 4~7
吸啜反射 sucking reflex 生来 4~7
手指把握反射 palmar grasp reflex 生来 6
足底反射 plantar grasp reflex 生来 10
バビンスキー反射 Babinski reflex 生来 24
緊張性頚反射 tonic neck reflex 2 6
Landau反射 Landau reflex 3 24
パラシュート反射   9 一生



表在反射」

  [★]

superficial reflexes
皮膚反射
  • 皮膚あるいは粘膜受容器を刺激することにより生ずる反射性筋収縮であり、多シナプス反射である。
  • 錐体路徴候の一つあり、錐体路が傷害されると表在反射が消失する

分類

  • 粘膜刺激によるもの
  • 皮膚刺激によるもの
  • 睾挙筋反射:L1,2。大腿内面を軽くこすると同側の睾丸が挙上する。
  • 手掌反射
  • 肩甲反射
  • 肩甲間反射
  • 腹壁表在反射/腹皮反射
  • 腹壁皮膚反射/腹壁反射:上部(T6-T9)、中部(T9-T11)、下部(T11-L1)で腹壁の外側より正中に向かってこすると、正中線が刺激側に移動する。
  • 殿部反射
  • 足底反射:(バビンスキー反射)L5-S2。
  • 肛門表在反射
  • 肛門反射:S4,5。肛門又はその周囲の痛覚刺激、あるいは肛門に指を挿入すると肛門八ツ役筋の収縮が見られる。



皮膚反射」

  [★]

skin reflex, cutaneous reflex
皮膚筋反射 skin-muscle reflex
表在反射



足底反射陽性」

  [★]

足底反射
  • reflex plantar upgoing
  • upgoing plantars

屈曲性足底反射」

  [★]

flexor plantar reflex
足底反射


反射」

  [★]

reflex
反射の一覧

反射中枢の存在レベルによる分類

構成要素からの分類

cf.原始反射

原始反射

  • 生命維持のためにする反射
  • 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。

原始反射の例

  • 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
  • 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
  • モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
  • バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。

参考(読んでおく)

[反射]






足底」

  [★]

sole, foot sole


  • 図:N.514-517




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