赤血球とヘモグロビンの構造と機能
出典: meddic
- 関
- 赤血球
UpToDate Contents
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- 1. 貧血を有する成人患者に対するアプローチ approach to the adult patient with anemia
- 2. 正常ヒトヘモグロビンの構造および機能 structure and function of normal human hemoglobins
- 3. 不安定ヘモグロビン変異体 unstable hemoglobin variants
- 4. 自動血液分析装置 automated hematology instrumentation
- 5. 赤血球細胞の力学 red blood cell mechanics
関連リンク
- 赤血球の役割は酸素と二酸化炭素の運搬であり、その構造は表面の赤血球膜と内部の 細胞質に分けられるが、赤血球細胞膜を通して酸素と二酸化炭素が交換され、細胞質 のヘモグロビンと酵素の働きで酸素と ...
- ヘモグロビン. ヘモグロビン(hemoglobin)とは、ヒトを含む全ての脊椎動物や一部の その他の動物の血液中に存在する赤血球 ... 1 構造; 2 人間のヘモグロビンの種類; 3 機能; 4 生物界におけるヘモグロビン; 5 他の酸素結合タンパク質; 6 関連記事; 7 外部 リンク ...
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★リンクテーブル★
関連記事 | 「血球」「ヘモグロビン」「赤血球」「構造」「機能」 |
「血球」
血球の割合
- 下図の値から算出。
個数(/ul) | 個数(/ul) | 個数(%) | ||
赤血球 | 男:500万 女:450万 | 5000000 | 95.1 | |
白血球 | 5000-10000 | 7500 | 0.1 | |
血小板 | 15万-35万 | 250000 | 4.8 |
血球 | 直径(μm) |
前赤芽球 | 14~19 |
好塩基性赤芽球 | 12~17 |
多染性赤芽球 | 10~15 |
正染性赤芽球 | 8~12 |
赤血球 | 7~8.5 |
骨髄芽球 | 12~20 |
前骨髄球 | 16~23 |
骨髄球 | 12~20 |
後骨髄球 | 12~18 |
杆状核(好中球) | 10~18 |
分節核(好中球) | 10~16 |
分節核(好酸球) | 13~18 |
分節核(好塩基球) | 12~16 |
リンパ芽球 | 11~18 |
リンパ球 | 7~16 |
形質球 | 10~20 |
異形リンパ球 | 15~30 |
単球 | 13~21 |
巨核球(骨髄巨核球) | 35~160 |
血小板 | 2~4 |
寿命
- 赤血球:120日
- 好中球:6-8時間
- 血小板:10日
- 形質細胞:1-3日
- メモリー細胞:数年
血球の特徴
赤血球 | 単球 | 好酸球 | 好中球 | 好塩基球 | リンパ球 | |
大きさ | 7~8μm | 12~20μm | 10~15μm | 10~13μm | 9~12μm | 7~15μm |
赤血球と比べた大きさ | ------ | かなり大きい | 2倍以上 | 約2倍 | 2倍弱 | 小リンパ球は同じ程度 |
細胞質 | アズール顆粒。 広く不規則な突起 | 橙赤色の粗大円形顆粒 | 暗紫色に染まる微細な顆粒 アズール顆粒 | 赤紫色の大小不同の顆粒 | 狭く淡い青色 | |
核 | くびれ有り | 2葉、眼鏡型 | 桿状好中球 分葉好中球 | 格の上にも顆粒あり | 球形 |
- 核小体
- クロマチン
- 細胞質
- 顆粒
「ヘモグロビン」
生化学
- 67 kDa
血液内科学
- 2種類のグロビンタンパク質が各2個集まりヘテロ4量体を形成したもの。
- 発生段階によってできるヘモグロビンが異なる
- α鎖系はζ→α
- β鎖系はε→γ→β δ
発生初期:ZE 成人 :B > D > G , Aは共通
機能
- O2運搬
- CO2運搬
- 体液pHの調整
CO2運搬
- 血液中に溶解する :排泄されたCO2の5%(Kaplan Q book p.101)、9%(SP.655)
- ヘモグロビンのN末のアミノ基でカルバミン酸を形成して :排出されたCO2の15%(HBC.45)、11%(SP.655) カルバミノヘモグロビン
- 赤血球中のCAによりbicarbonateを産生し、血漿により運搬される :排泄されたCO2のほとんど(HBC.45)、80%(SP.655)
臨床検査
- 臨床検査では、血液1dl中のヘモグロビンの量(g)を定量する。略号はHb
基準値 (ヘモグロビン濃度)
- -2007前期生理学授業プリント
- 男性:14 - 18 (g/dl) 16±2 (g/dl)
- 女性:12 - 16 (g/dl) 14±2 (g/dl)
- 異常値の出るメカニズム第5版 p.79
- 男:13~19 g/dl
- 女:12~18 g/dl
- HIM. A-2
- 男:13.3-16.2 g/dl
- 女:12.0-15.8 g/dl
パニック値
- 出典不明
- ≦5 g/dl、≧17.0 g/dl
輸液によるヘモグロビン濃度の上昇
- 予測方法(1):予測されるヘモグロビン上昇(g/dl) = 投与ヘモグロビン量(g) / 循環血液量(dl)
- 予測方法(2):濃厚赤血球2単位でおよそヘモグロビン上昇は1(g/dl)
国試
「赤血球」
- 英
- erythrocyte (Z), red blood cell (Z), RBC
- 関
- 血液、貧血、血液像
赤血球の形状
- 直径:7.62±0.61μm → 7-8μm
- 厚さ:1.0-2.0μm
- 容積:90μm3
- 表面積:130μm2
- 比重:1.097
分化
基準値
2007前期解剖学授業プリント ♂:420万 - 570万 (/μl) 495万±75万 x 10^6 (/μl) ♀:380万 - 550万 (/μl) 465万±85万 x 10^6 (/μl) -2007前期生理学授業プリント ♂:450万 - 610万 /μl ♀:380万 - 530万 /μl -PT.233 ♂:500万 /mm3 ♀:450万 /mm3 -異常値の出るメカニズム第5版 p.79 男:400万-700万/ul 女:350万-600万/ul -HIM 男:430–560 x 10^4/μl 女:400–520 x 10^4/μl
寿命
- 100-120日 → 4ヶ月
赤血球の増加
- テストステロン、低酸素、コルチゾール、エリスロポエチン
「構造」
- 英
- structure、formation、architecture、conformation、constitution、makeup
- 関
- 気質、組立、形成、高次構造、構成、構築、コンフォメーション、コンホメーション、組成、体質、配座、編成、立体構造、立体配座、仕組み、体格、建築物、構造物、構造体、成立
「機能」
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