血腫

出典: meddic

hematoma
haematoma
血瘤


MRI

参考1
血腫におけるヘモグロビンの変性とMRI所見
出血 血液成分 T1強調画像 T2強調画像
直後(~24時間) オキシヘモグロビン 軽度低信号 軽度高信号
1~3日(急性期) デオキシヘモグロビン 軽度低信号 低信号
3日~1カ月(亜急性期) 血球外メトヘモグロビン 高信号 高信号
1カ月以上(慢性期) ヘモジデリン 軽度低信号 低信号

参考

  • 1. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf


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和文文献

  • 脳幹部海綿状血管腫の手術 : 摘出病理標本の検討に基づく考察
  • 宮原 宏輔,市川 輝夫,向原 茂雄,岡田 富,郭 樟吾,谷野 慎,柴田 明美,畑岡 峻介,藤津 和彦,新野 史,柳下 三郎
  • 脳神経外科ジャーナル 20(1), 49-54, 2011-01-20
  • … 脳幹部病変の手術は危険と困難を伴い,アプローチの選択にも慎重な検討を要することが多い.しかし,海綿状血管腫の場合は,大多数の症例で血管腫の大部分は血腫に置き換わっているため,内減圧しながら血腫被膜を剥離,全摘出することは,多くの場合,新たな神経脱落症状なく可能である.むしろ逆に菲薄化した被膜を残さぬような配慮が必要である.本疾患の積極的な手術に関する文献は多いが,摘出病 …
  • NAID 110008007222
  • 深部静脈血栓症の抗凝固療法中に骨盤内血腫を発症した妊婦の一例
  • 荻原 章子,平田 真由美,與那嶺 尚絵 [他]
  • 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター雑誌 4(1), 12-15, 2011-03
  • NAID 40018800599

関連リンク

肘の血腫。採血後9日目. 前腕の打撲後血腫. Star of life caution.svg. ウィキペディアは 医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 血腫(けっしゅ、英: hematoma)は、出血によって組織内に血液貯留が形成された状態。胸腔内における 血液貯留を ...
頭蓋骨で囲まれた内部に大量の出血が起こると、脳は血のかたまりのために圧迫され、 脳幹の働きが保てなくなります。この血のかたまりとしてあるような出血(塊状出血)を 血腫と呼びます。 出血は頭蓋の中のあらゆる部分に起こり得ます。しかし血腫は そのうち ...

関連画像

血腫(血まめ)両側慢性硬膜下血腫⑤急性硬膜下血腫の初期治療図1 硬膜外血腫図1 急性硬膜下血腫http://aquariusjapan.img.jugem.jp/20091013 慢性硬膜下血腫の写真CT像


★リンクテーブル★
国試過去問097H052」「108I038
リンク元MRI」「100Cases 34」「間接ビリルビン」「心嚢血腫」「皮下出血
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関連記事

097H052」

  [★]

  • 脛骨骨幹部閉鎖性骨折の治療で誤っているのはどれか。
  • a. 腫脹消退後に内固定術を行う。
  • b. 骨折部を切開し血腫を除去する。
  • c. 骨髄腔の切削は最小限度にする。
  • d. 患肢に早期から部分荷重する。
  • e. 骨膜を温存して整復する。
[正答]


※国試ナビ4※ 097H051]←[国試_097]→[097H053

108I038」

  [★]

  • 耳下腺腫瘍摘出術を行う際、手術前に説明すべき合併症はどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108I037]←[国試_108]→[108I039

MRI」

  [★]

magnetic resonance imaging核磁気共鳴画像、磁気共鳴撮像、磁気共鳴断層撮影 magnetic resonance computed tomography MR-CT、磁気共鳴映像法磁気共鳴画像法核磁気共鳴画像診断法



頭部MRIにて使用するシークエンス

  • 造影剤を使わない方法
  • TOF法(time-of-flight法)
  • 流入してくるプロトンの量を強調→流入する血流のみを高信号に描出
  • PC法(phase contrast法)
  • 流速に応じた位相の変化を利用
  • 造影剤を使用する方法
  • MRDSA(MR digital subtraction angiography)
  • 造影剤の急速注入→適応:動静脈病変、血行動態、例えば脳動静脈奇形
  • T2*強調画像:出血性病変
  • ダイナミックMRI:下垂体、vascularity
Perfusion imaging:vascularity
  • 頭蓋内スクリーニング(T2より病変がわかりやすい)
  • 適応:急性期脳梗塞

MRIの撮像条件と信号強度

  脂肪
T1強調画像 T1WI
T2強調画像 T2WI
FLAIR
拡散強調画像 DWI

基本的な物質のMRI画像

参考2 SOR.122
T2

調

高信号          










 
               
               
               
              脂肪
               
               
        線維組織      
               
    皮質骨
空気
血流
           
低信号                
   

  .
 
 
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  .
 
 
  .
 
 


    T1強調画像


YN.J-60

  • MRIの組織間信号強度
  • MRIの血液信号の強度 経時的変化(脳出血)

整形外科分野でのMRI信号強度(SOR.122)

脳のCT, MRIの比較

  CT MRI
T1 T2
灰白質 high low high
白質 low high low
CSF low low high
血液 high void void

疾患とMRI

脳出血

wiki_jaを引用改変
病期 ヘム鉄の性状 磁性 局在 T2WI T1WI CT
超急性期(24時間以内) オキシヘモグロビン oxyhemoglobin Fe2+/反磁性 赤血球内 軽度高信号 軽度低信号 高吸収域
急性期(3日以内) デオキシヘモグロビン deoxyhemoglobin Fe2+/常磁性 赤血球内 低信号 軽度低信号 高吸収域
急性期(7日以内) メトヘモグロビン methemoglobin Fe3+/常磁性 赤血球内 低信号 高信号 高吸収域
亜急性期(2週間以内) フリーメトヘモグロビン   Fe3+/常磁性 赤血球外 高信号 高信号 辺縁部から低下
慢性期(1か月以後) ヘモジデリン hemosiderin Fe3+/常磁性 赤血球外 低信号 低信号 低吸収域

脳梗塞

  • CTでは発症早期の所見は取りづらく(early CT signは除く)、12-24時間後に低吸収が出現するため、拡散強調画像(DWI)による発症1-3時間後の高信号をとらえるのが早期診断に有用である。

肝臓

SRA.482
  • 正常:T1 >筋肉、脾臓、T2 脾臓、腎臓> >筋肉。
  • 病変:T1 軽度低信号、T2 敬語高信号
  • T1強調画像で高信号:脂肪沈着を伴う病変(脂肪肝、肝細胞癌、線種様過形成)、高蛋白貯留液を含む嚢胞性病変(粘液性嚢胞、感染後の嚢胞)、線種様過形成、常磁体物の沈着(亜急性期メトヘモグロビン)、メラニン、ガドリニウム
  • T2強調画像で著明な高信号:液体の貯留 → 肝嚢胞海綿状血管腫
  • T2強調画像で低信号:水分減少を伴う病変(凝固壊死、線種様過形成)、メラニンデオキシヘモグロビンヘモジデリン

血腫

参考5改変
血腫におけるヘモグロビンの変性とMRI所見
出血 血液成分 T1強調画像 T2強調画像
直後(~24時間) オキシヘモグロビン 軽度低信号 軽度高信号
1~3日(急性期) デオキシヘモグロビン 軽度低信号 低信号
3日~1カ月(亜急性期) 血球外メトヘモグロビン 高信号 高信号
1カ月以上(慢性期) ヘモジデリン 軽度低信号 低信号

T1とT2

  • T1が場所、T2が性質を知るために行う?

造影

  • ガドリニウム:MRIで造影といえばこれ。
  • 超磁性体酸化鉄粒子 SPIO:肝網内系をターゲットとした造影剤である。SPIOはKupffer細胞に貪食されリソソームにクラスター化される家庭でT2*緩和時間およびT2緩和時間を短縮させる。ゆえにKupffer細胞を含む正常肝組織の信号が低下し、含まない腫瘍とのコントラストを強調することができる。(参考1)

磁場

参考3 参考4
  • 2010年現在、臨床で主流となっているMRIは1.5Tが主流。3Tも入り始めている、らしい。
  • 臨床で使用可能な磁場強度の上限は厚労省が決めているらしい。

参考

  • 1. 多様化する肝転移治療の選択|肝転移の画像診断:Cancer Therapy.jp:コンセンサス癌治療
[display]http://www.cancertherapy.jp/liver_metastasis/2007_autumn/02.html
  • 2. C.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌59巻5号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5905-113.pdf
  • 3. MR検査室 - 慶応大学病院
[display]http://www.hosp.keio.ac.jp/kensa/hoshasen/m0.htm
  • 4. MRI開発史と科学者たち 物理学専攻 M1 24B07054 森尾豊
[display]http://www-het.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~higashij/lecture/coe07/4hanmorio.pdf
  • 5. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf


100Cases 34」

  [★]

☆case34 てんかん発作
症例
23歳 アフリカ-カリブ系 女性 銀行の店員
主訴てんかん発作
現病歴強直間代発作を2回起こしたところを母親が目撃していた。娘の行動次第におかしくなり、また娘は自分のことを話している声が聞こえていた(幻聴)。最近頭痛を訴えていた。体重が減少し、脱毛があった。盗汗と主に足と手の小関節に及ぶflitting 関節痛を訴えていた。服用薬なし。タバコ1日5-10本、アルコール10 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱)
既往歴:特記なし(medical or psychiatric history)
家族歴
生活歴:
・身体診断
意識:眠そうだが痛みに反応頚部硬直:なし。頭髪:薄く斑状体温38.5℃。リンパ節:たくさんの部位で触知。
心拍:104/分、整。血圧:164/102 mmHg心血管系呼吸器系腹部:異常なし。
神経所見focal anormalityなし(局所性異常)。乳頭浮腫:認めず。
検査
(血液生化学)
上昇erythrocyte sedimentation rateureacreatinine
低下:hemoglobinwhite cell countplatelet
正常mean corpuscular volumesodiumpotassiumglucose
(腰椎穿刺)
上昇leukocytesCSF protein
正常CSF glucose
(尿検査)
蛋白:+++。血尿:+++。赤血球:++。赤血球円柱:あり。
(その他)
胸部X線:異常なし。ECG洞性頻脈頭部CT正常CSFグラム染色陰性(光顕レベル細菌なし)
glossary
fall out (毛髪などが)抜ける
night sweat 盗汗、寝汗
tonic-clonic generalized seizure 全般性強直間代発作
flit vi (鳥・蝶など)すいすい/ひらひら飛ぶ、飛び回る、飛翔する。(人が)軽やかに通る、行き交う。(時が)(飛ぶように)すぎる。(幻想など)去来する、よぎる、(表情が)かすめる
drowsy adj. 眠い。眠そうな。眠気を誘う。ものうい。眠ったような
stiffness n. 堅いこと、堅ぐるしさ、がんこさ
delirium tremens 振戦譫妄
hypertensive encephalopathy血圧性脳症
alopecia 脱毛
African-Caribbean アフリカ-カリブ系
fit n. (病気の)発作。引きつけ、痙攣。(感情の)激発、一時的興奮、気まぐれ
chorea n. 舞踏病
recreational drug 耽溺性があり乱用される脱法薬物
urgent adj. (物・事が)急を要する、緊急の、背拍質(pressing)。(~を)緊急に必要とする(in)。(S is ~ (with O1) for [in] O2)(人が)(O1(人)に)O2(物・事)をしつこく求める。(人に/~するように)催促する(for/to do)。(要求などが)執拗な。
てんかん発作
・新規発生したてんかん発作原因(ICU.805-806)
薬物中毒(テオフィリンなど)
薬物からの離脱(アルコールなど)
感染症(髄膜炎膿瘍など)
頭部外傷
虚血障害(虚血あるいはびまん性)
・占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
代謝性障害(肝性脳症尿毒症性脳症敗血症低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
合併症(ICU.805-806)
全身性てんかん発作場合:高血圧乳酸アシドーシス、高体温呼吸障害誤嚥肺水腫横紋筋融解自傷不可逆性神経学的障害(30分間以上てんかん発作持続した場合)
可能性の高い診断
 全身性エリテマトーデス systemic lupus erythematosus(SLE)
■鑑別診断ポイント
 自己免疫疾患多彩症状を示す。そのため、個々の症状着目して鑑別診断をあげるのではなく、症状検査値の異常を総合的に見て判断する必要がある。
解答
 (第1パラグラフ)SLE病態
精神症状:(SLEは脳で血管炎を呈することで生じる)うつ(depression)、統合失調症様の精神病痙攣(fits)、舞踏病(chorea)、脳梗塞/脊髄梗塞
脳脊髄液:白血球増多(leukopenia)、蛋白増加
血液:自己免疫性溶血貧血(Coombs'-positive hemolytic anemia)がありうる。白血球減少血小板減少症普通にみられる。
症状ループス腎炎普通に見られ、顕微鏡的血尿タンパク尿、ネフローゼ、あるいは腎不全が現れるかもしれない。
関節症状変形を伴わない関節痛(PIP関節(近位指節間関節)、MP関節(中手指節関節)、手関節)
 (第2パラグラフ)SLEの確定診断のための検査治療
 ・すぐにすべきことは降圧薬、抗痙攣薬の投与
 ・確定診断のために次の検査を行っていく(もっとも症例提示された所見で(日本の?)SLE診断基準を満たすけど)
  ・検疫血清検査:抗DNA抗体C3C4
  ・腎生検ループス腎炎程度把握
 ・治療活動性感染がないことを確認 ← 薬物療法ではステロイド免疫抑制薬を使うため
  ・ステロイド静脈内投与、あるいはシクロホスファミドなどの細胞毒性薬(cytotoxic agents)の投与
  ・重症治療抵抗性だったら血漿交換を行う。
■鑑別診断 頭痛/精神病的様態(psychiatric features)/痙攣
髄膜炎脳炎
レクリエーショナルドラッグ中毒(例えばコカイン)
・脳腫瘍
急性アルコール禁断症状振戦譫妄
・高血圧脳症
■KEYPOINT
SLEは特に若いアフリカ系-カリブ系に普通一般的
SLEでは主に神経症状と精神症状をを伴って現れることがある
・白血球低下と血小板の低下はしばしばSLE示唆する
tonic-clonic seizure 強直間代発作
 意識消失とともに全身随意筋強直痙攣が生じ(強直痙攣tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連発作
□350ml アルコール5%
350x0.05/10=1.75 unit
細胞毒性薬
 免疫抑制薬や抗腫瘍薬として用いられる。
antimetabolites
アザチオプリン azathioprine
メトトレキセート methotrexate
ミコフェノール酸 mycophenolic acid, ミコフェノール酸モフェチル mycophenolate mofetil
レフルノミド leflunomide
alkylating agents
シクロホスファミド cyclophosphamide


間接ビリルビン」

  [★]

indirect bilirubin
ビリルビン


  • ポリフィリンが開裂してビリルビンとなるが不溶性であるために、血中ではアルブミンと結合する(これが、間接ビリルビン)。肝臓に運ばれた後、グルクロン酸抱合を受けて水溶性となったビリルビンが直接ビリルビンである。

基準値

  • (HIM A-4)
総ビリルビン 0.3-1.3 mg/dL
直接ビリルビン 0.1-0.4 mg/dL
間接ビリルビン 0.2-0.9 mg/dL

鑑別疾患

  • 0.9-5mg/dl(軽度増加)
  • 5-20mg/dl(中等度増加)
  • 20mg/dl以上(高度増加)
LAB 568
ジェネラリストのための内科外来マニュアル. 384



心嚢血腫」

  [★]

hemopericardium, haemopericardium
心膜血腫
心嚢液貯留心嚢水腫乳糜心膜症心タンポナーデ
[show details]
  • 心嚢内への出血、血液の貯留により血腫を形成がみられる状態。
  • 心臓破裂胸部大動脈瘤の破裂、心臓外傷、医原性の心損傷により生じる。
  • 心嚢内に血液・血腫が充満することで心収縮が障害され、心タンポナーデという病態を来す。
  • 治療は心嚢穿刺により血液をドレナージする心嚢ドレナージ。奏効しない場合には開胸止血術を要することもある。



皮下出血」

  [★]

subcutaneous hemorrhage, subcutaneous bleeding, bruise



腸腰筋血腫」

  [★]

iliopsoas hematoma
腸腰筋出血
[show details]


脊髄硬膜外血腫」

  [★]

spinal epidural hematoma
脊髄硬膜外出血


骨盤内血腫」

  [★]

obstetric pelvic hematoma
産科的骨盤血腫


会陰血腫」

  [★]

perineal hematoma


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物




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