薬疹

出典: meddic

drug eruption, drug rash
薬疹検査法、薬疹の診方と対応
  • 薬疹
  • アレルギー機序による薬疹
  • 非アレルギー機序による薬疹
  • 特殊な薬疹
中毒性表皮壊死症Stevens-Johnson症候群多形紅斑





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/26 09:35:24」(JST)

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和文文献

  • その皮疹、本当にアレルギー? (特集 "不適正使用"ケースで学ぶ抗菌薬ピットフォール)
  • 小松 真成
  • Infection control : The Japanese journal of infection control 24(9), 829-833, 2015-09
  • NAID 40020594082
  • 臨床研究 テラプレビルを含む3剤併用療法による薬疹の治療と経過についての検討
  • 佐野 沙織,種子島 智彦,小田 香世子 [他]
  • 皮膚科の臨床 57(10), 1545-1549, 2015-09
  • NAID 40020587904
  • 臨床研究・症例報告 複数の薬剤で薬疹を認めレベチラセタムでコントロールできたてんかんの1例
  • 西岡 隆文,前川 講平,井上 賢治 [他]
  • 小児科臨床 68(9), 1725-1730, 2015-09
  • NAID 40020559791
  • シンポジウム 薬疹情報の将来
  • 橋爪 秀夫
  • Journal of environmental dermatology and cutaneous allergology = 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌 9(3), 151-156, 2015-07
  • NAID 40020555734

関連リンク

薬疹の概要。 薬疹とは薬剤によって引き起こされる皮膚の症状で、出現する症状はさまざまです。 内服、注射などによって体内に入った薬剤が、皮膚の発疹を引き起こします。アレルギー性と非アレルギー性の原因がありますが、多…
薬疹(重症) - 皮膚科Q&A どんな病気?治療法は?専門家が皆さんの疑問にお答えします。 ... 薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に ...
... のない薬剤に対してもすぐに発症することもありますし、逆に投与後数年経過してから薬疹を呈することもあります。 症状は多岐にわたり、ほとんどあらゆるタイプの発疹を呈し得ます。そのため皮疹のみで薬疹と診断することは ...

関連画像


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★リンクテーブル★
国試過去問103C028」「101G007
リンク元薬剤性過敏症症候群」「結節性紅斑」「紅皮症」「中毒性表皮壊死症」「硬結性紅斑
拡張検索汎発性水疱性固定薬疹」「薬疹検査法

103C028」

  [★]

  • 次の文を読み、28~29の問いに答えよ。
  • 28歳の女性。全身の皮疹と発熱のため搬入された。
  • 現病歴 : 4日前から頭痛と咽頭痛とがあり、感冒薬を内服した。3日前から発熱が持続し、眼球結膜の充血、口腔内びらん、顔面、体幹および四肢の皮疹が出現した。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現 症 : 意識は清明。身長158cm、体重49kg。体温39.2℃。脈拍112/分、整。血圧104 /72mmHg。全身に紅色皮疹を認める。顔面の写真と大腿部の写真とを以下に示す。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球380万、Hb 10.8 g/dl、Ht 32%、白血球 9,400、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.4 g/dl、アルブミン 3.8 g/dl、尿素窒素 5.5 mg/dl、クレアチニン 0.8 mg/dl、AST 104 IU/l、ALT 283 IU/l、LD 487 IU/l(基準176~353)、Na 129 mEq/l、K 3.8 mEq/l、Cl 94 mEq/l。CRP 15.8mg/dl。


  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103C027]←[国試_103]→[103C029

101G007」

  [★]

  • 47歳の女性。口唇と体幹との皮疹を主訴に来院した。2日前から発熱咽頭痛とがあった。昨日、市販の感冒薬を内服した。今朝、軽度の痛みを伴う皮疹が出現した。口唇と体幹との写真を以下に示す。検査として適切なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101G006]←[国試_101]→[101G008

薬剤性過敏症症候群」

  [★]

drug-induced hypersensitivity syndrome DIHS
drug rash with eosinophilia and systemic symptoms DRESSdrug-induced delayed multiorgan hypersensitivity syndrome DIDMOS
薬疹


概念

  • 高熱と臓器障害を伴う薬疹で、医薬品中止後も遷延化する。多くの場合、発症後2-3週間後にHHV-6の再活性化を生じる。(参考1)

病因

  • 薬剤アレルギーとHHV-6の再活性化で起こる。

原因薬物

原因薬物としては芳香族抗てんかん薬とスルホンアミド系抗菌薬が最も多い (参考2)
参考3

病態

  • 特定の薬剤を服用した2-6週間後に突然の発熱と紅斑を来たし、ついには紅皮症を呈する。
  • リンパ節腫脹、血液学的異常、肝機能障害を伴う。
  • 肺炎、腎不全、心筋炎、甲状腺炎、神経学的症状を呈することがある。(参考2)

症状

  • 全身症状:発熱、関節痛
  • 皮膚症状:紅斑・紅皮症

身体所見

  • 顔面浮腫
  • リンパ節腫脹

検査

  • 血算:白血球増多、異型リンパ球有り、好酸球増多
  • 血清学的検査:IgM-抗HHV-6抗体陽性

検査異常の出現頻度

参考2
  • 肝炎:51%
  • 間質性腎炎:11%
  • 血液学的異常(好酸球増多、異型単核球):30%


診断基準

参考1
  • 1. 限られた薬剤投与後に遅発性に生じ、急速に拡大する紅斑。多くの場合、紅皮症に移行する
  • 2. 原因薬剤中止後も2週間以上遷延する
  • 3. 38 ℃以上の発熱
  • 4. 肝機能障害
  • 5. 血液学的異常:a、b、c のうち1 つ以上
  • a. 白血球増多(11,000/mm3 以上)
  • b. 異型リンパ球の出現(5%以上)
  • c. 好酸球増多(1,500/mm3 以上)
  • 6. リンパ節腫脹
  • 7. HHV-6 の再活性化
典型DIHS:1 - 7 すべて
非典型DIHS:1 - 5 すべて。ただし4 に関しては、その他の重篤な臓器障害をもって代えることができる。

治療

  • 薬剤の中止、全身ステロイド療法(要するに静注ということか)。(参考1)

予後

  • 完全に治癒する。重症例では生命予後不良。(参考1)

参考

  • 1. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
[display]http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1a09.pdf
  • 2. [charged] Drug eruptions - uptodate [1]
CLASSIC DRUG REACTION PATTERNSの1項目として記載。
  • 3.
[display]www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1012_01.pdf


国試


結節性紅斑」

  [★]

erythema nodosum EN

概念ツリー

  • 皮下脂肪組織疾患

疫学

  • 成人女性に多い
  • 上気道感染が先行することがある

病理

  • 皮下脂肪隔壁への炎症細胞浸潤(septal panniculitis)がみられ、小葉は保たれる(小葉が冒されるのは硬結性紅斑)。通常は血管炎を伴わない。
[display]http://dermatology.cdlib.org/144/drugs/erythemanodosum/3.jpg

症状

  • 下腿伸側を中心、左右対称性、境界不明瞭な淡紅色の紅斑
  • 大きさは1-10cm
  • わずかから盛り上がる硬結、熱覚、圧痛・自発痛、潰瘍は形成しない。

原因

  • 細菌、真菌、ウイルスによる感染アレルギー

NDE.307

疾患 所見
細菌,真菌,ウイルスによる感染アレルギー 各種感染症の他症状
ベーチェット病 ほかの所見の存在(口腔内アフタ、眼ぶどう膜炎、外陰部潰瘍)、針反応
結核 ツ反、組織にて結核性肉芽腫、胸部Xp
サルコイドーシス 胸部XpにてBHL、眼ぶどう膜炎、血中Ca・ACEリゾチームの高値、ツ反陰性化
薬疹 薬剤内服歴の調査
潰瘍性大腸炎Crohn病 便潜血、消化管検査
骨髄異形成症候群 骨髄および末梢血の血球像の異型性、染色体異常
Hansen病 組織所見、レプロミン反応、神経学的所見

結節性紅斑硬結性紅斑

NDE.305
  結節性紅斑 硬結性紅斑
圧痛 ×
潰瘍 ×
病理 皮下脂肪組織隔壁の炎症 小葉性脂肪織炎
病因 感染アレルギー
ベーチェット病
結核
サルコイドーシス
薬疹
潰瘍性大腸炎クローン病
骨髄異形成症候群
ハンセン病
結核によるアレルギー(結核疹)


参考

  • 1. [charged] 結節性紅斑 - uptodate [2]
  • 2. 皮膚写真
[display]http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bb/ENlegs.JPG/230px-ENlegs.JPG
[display]http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e0/A_single_EN.JPG/220px-A_single_EN.JPG
  • 3.
[display]http://medicalpicturesinfo.com/erythema-nodosum

国試


紅皮症」

  [★]

erythroderma
剥脱性皮膚炎 exfoliative dermatitis

定義

  • (1)全身(体表の80%以上)の持続性の炎症性発赤(潮紅)し、健常部皮膚を殆ど残さず、(2)粃糠様・落葉状の落屑が持続する病態

原因

起こしやすい疾患 (2009 CBT QB2 p.116)

(%)は紅皮症に占める割合
湿疹続発性(約50%) アトピー性皮膚炎自家感作性皮膚炎など
各種疾患続発性 乾癬(数%)、毛孔性紅色粃糠疹天疱瘡など
中毒性 薬疹(約10%)(ピラゾロンINHSMなど)、ウイルスなどの感染症、GVHD
落屑性 ビタミンB群欠乏症
腫瘍性 T細胞リンパ腫(Sezary症候群菌状息肉腫)

起こしうる疾患 (NDE.122)



中毒性表皮壊死症」

  [★]

toxic epidermal necrolysis, TEN
ライエル症候群Lyell型薬疹
薬疹術後薬物アレルギー難病(重症多形滲出性紅斑として)
[show details]

治療

  • 原因薬物の中止
  • 支持療法:創傷管理、済み・電解質管理、栄養補給、眼の管理、体温管理、疼痛管理、感染予防
  • 補助療法:支持療法を超える有効で確立された治療はない。
  • 糖質コルチコイド
  • γグロブリン製剤
  • 併用療法:糖質コルチコイド+IVIG
  • 血漿交換(plasmapheresis)
  • 免疫抑制薬(シクロスポリン)
  • サリドマイド:禁忌。TNF-α阻害作用があるが、TENに対しては死亡率を高めたという結果が出ている。

参考

  • 1. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 中毒性表皮壊死症(中毒性表皮壊死融解症) (ライエル症候群、ライエル症候群型薬疹)
[display]http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1a05.pdf
  • 2. [charged] Stevens-Johnson syndrome and toxic epidermal necrolysis: Management, prognosis, and long-term sequelae - uptodate [3]



硬結性紅斑」

  [★]

erythema induratum
バザン病


病理


結節性紅斑硬結性紅斑

NDE.305
  結節性紅斑 硬結性紅斑
圧痛 ×
潰瘍 ×
病理 皮下脂肪組織隔壁の炎症 小葉性脂肪織炎
病因 感染アレルギー
ベーチェット病
結核
サルコイドーシス
薬疹
潰瘍性大腸炎クローン病
骨髄異形成症候群
ハンセン病
結核によるアレルギー(結核疹)

国試

汎発性水疱性固定薬疹」

  [★]

generalized bullous fixed drug eruption
固定薬疹


薬疹検査法」

  [★]

examination tests for drug eruption




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