腺熱

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伝染性単核球症

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和文文献

  • B-28 乳腺熱画像検査法の検討(一般口演,第25回杏林医学会総会)
  • 司茂 幸英,山川 忠弘,古谷 信滋,内村 英正,関 恒明,福島 久喜
  • 杏林医学会雑誌 28(1), 107-108, 1997-03-31
  • NAID 110007375196
  • 腺熱 (風土病・地方病<特集>) -- (風土病としてのウイルス・リケッチア病)
  • 小林 譲
  • 日本医師会雑誌 103(11), p1815-1818, 1990-06-01
  • NAID 40002818229

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世界大百科事典 第2版 腺熱の用語解説 - 以前は伝染性単核細胞症infectious mononucleosisと同意語とされてきたが,伝染性単核細胞症はEBウイルスを病原とする疾患ということが明らかにされるとともに,腺熱は,腺熱リケッチアRickettsia ...
腺熱 ⇒発熱と全身のリンパ節(腺)が腫れる。 腺熱ともいう。又は日向熱・土佐熱・徳島熱などとも呼ばれる。 青年期に好発する。 悪寒・発熱、頭痛、つづいて嘔吐。 時に膿栓を付着する。
家庭医学館 腺熱リケッチア症の用語解説 - [どんな病気か] 全身のリンパ節(せつ)の腫(は)れ、発熱のほか、血液検査で異型(いけい)リンパ球(単核球(たんかくきゅう))の増加がみられる感染症です。 この病態を示す病気の ...

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特殊な細菌」

  [★]

細菌

マイコプラズマリケッチアクラミジア

寄生性 大きさ グラム染色性 細胞壁 LPS ペプチド
グリカン
封入体 免疫原性 感染経路 無効抗菌薬
マイコプラズマ科   直径0.3μm   なし なし なし なし   飛沫感染 βラクタム薬
リケッチア科 偏性細胞寄生性 (0.3-0.5)x(0.8-2.0)μm 陰性 あり あり あり なし   媒介動物 βラクタム薬
クラミジア科 偏性細胞寄生性   陰性 あり あり なし あり なし 飛沫感染/接触感染/性行為 βラクタム薬、アミノ配糖体系

マイコプラズマリケッチアクラミジアと疾患

病原体名 疾患名 潜伏期 感染経路 診断 症状 治療
マイコプラズマ科 マイコプラズマ属 Mycoplasma pneumoniae 肺炎マイコプラズマ マイコプラズマ肺炎   飛沫感染     マクロライド系・テトラサイクリン系
リケッチア科 オリエンチア属 Orientia tsutsugamushi   ツツガムシ病 4-18日 ツツガムシ Weil-Felix反応/蛍光抗体法/免疫ペルオキシダーゼ法/ペア血清   テトラサイクリン系
ニューロキノロン系
リケッチア科 リケッチア属 Rickettsia japonica   日本紅斑熱 2-8日 マダニ Weil-Felix反応  
リケッチア科 エールリキア属 Ehrlichia sennetsu   腺熱 10-17日 不明    
リケッチア科 コクシエラ属 Coxiella burnetii   Q熱 14-26日 経気道的、経口的、経皮的。人獣共通感染症     テトラサイクリン系・ニューキノロン系・リファンピシン併用
リケッチア科 バルトネラ属 Bartonella henselae   Bartonella henselae感染症
(ネコひっかき病/細菌性血管腫症)
        マクロライド系・テトラサイクリン系
クラミジア科 クラミジア属 Chlamydia psittaci オウム病クラミジア   7-10日       テトラサイクリン系、マクロライド系。
βラクタム、アミノ配糖体無効。
基本小体に作用しない
クラミジア科 クラミジア属 Chlamydia trachomatis トラコーマクラミジア   1-5週 性行為    
クラミジア科 クラミドフィラ属 Chlamydophila pneumoniae 肺炎クラミジア   3-4週    


100Cases 78」

  [★]

☆case78 発熱
症例
36歳 男性
主訴発熱筋痛
現病歴発熱背中・四肢周辺の筋肉の痛みを訴えて来院患者インフルエンザと考えていたが、9-10日間症状持続。3日間下痢症状が見られたが、現在はない。
先週くらいから口の痛みが続いており摂食困難であるが、空腹感はないとのこと。彼は体重は2,3kg減少したと考えている。
(発熱筋痛のこと?)症状が始まったときから中等度の紅斑性赤色の皮疹(erythematous rash)を胸部腹部出現し、現在は消退した。
過去に行きつけのにたいしたことのない訴えで診療所を訪れていた。過去3年の間ベトナムやタイに行くためのワクチン接種してもらうためにpracticeに行っていた。最後旅行は、3ヶ月前に海外旅行した。12ヶ月前のHIV test陰性であった。
嗜好品:タバコ:10本/日。アルコール:20-30 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱本/週)。違法薬物(illicit drug)はやっていない。
既往歴:特記事項無し
家族歴:特記事項無し
社会歴事務弁護士として働いている。
生活歴:独身であり、一人住まいである。過去に多数の同性・異性関係があった。
身体所見 examination
 体温 38℃、脈拍 94/分、呼吸数 16/分、血圧 124/78mmHg。心血管系呼吸器系に異常なし。口腔内潰瘍2ヵ所 直径5-10mm。両側の頚部リンパ節を触知し、わずかに有痛性肝脾腫を認めず。皮疹は認められない。
検査所見 investigations
 正常
 腺熱スクリーニング検査陰性
要点
 ・一週間以上続く感染症かな?
  ・インフルエンザ経過が長くない。
 ・頚部リンパ節腫脹 + 口腔内潰瘍
 ・体温上昇が持続
 ・出現して消失した皮疹
 ・血液所見正常腺熱(伝染性単核球症)の検査陰性
 ・これらの所見腺熱で最もなんだけどね
 ・性感染症を疑うキーワード
  ・同性愛者との性的接触
  ・ベトナム、タイへの旅行
 ・HIV否定するキーワード
  ・12ヶ月前のHIV test陰性
   ・感染後4-6週後にHIV seroconversion illnessが起こる。HIVテストが陰性でもp24 antigenやHIV virus RNAの証明で診断されうる。
 ・そのほかの疾患に当てはまるか?
  ・二期梅毒(secondary syphilis)
   ・当てはまらない点:皮疹は全身性。リンパ腫は無痛性。
  ・肝炎:全身性の前駆症状を呈する
   ・当てはまらない点:肝臓は正常
  ・リンパ腫:リンパ腺腫、発熱
   ・当てはまらない点:口腔内潰瘍皮疹
 ・診断
  ・血清学的検査陰性だったらリンパ節生検を考慮
 ・オチ:検査したら、ウイルス血症であった。抗レトロウイルス療法HIVの明らかな暴露、あるいは暴露の危険が高いとき抗レトロウイルス療法は感染のリスクを減らすのに有効。この段階でウイルス負荷をモニターするための説明と準備が支持的である。
■key points
HIV感染した人の50%でseroconversion illnessが起こる
・既感染もしくは針刺しのようなハイリスクに暴露した症例では、即座おこなう抗レトロウイルス療法がよく適応となる。すぐに助言を求めるべきである。
アルコールunit
 1 unit = 10 ml of ethanol
 350ml アルコール5% → 350x0.05/10=1.75 unit
■glossary
practice
 n.
  実施、実行、実践、実際。経験。(数学)実算
  (個人の)習慣。(社会の)慣行、慣例、習わし
  (教会)礼拝式
  練習、実習、稽古
  熟練(skill)、手腕
  (医師・弁護士などの)業務、営業。事務所、診療所
  患者、事件依頼人
solicitor
 n.
  (米)(地域の)法務官、(州の)巡回検事◆州によっては法務官をattorneyと呼ぶこともある。
  (英)事務弁護士◆事務処理だけをする弁護士。法廷弁護士と訴訟依頼人との間で裁判事務を扱う弁護士。ある種の開催板書を除いて法廷での弁論権がない
prodrome
 n.
  (医)前駆症状、前駆症、前徴、前兆


伝染性単核球症」

  [★]

infectious mononucleosis
キス病 kissing disease伝染性単核症EBウイルス感染症 Epstein-Barr virus infection腺熱 glandular fever
単核球症EBウイルス

概念

疫学

  • 多く(90%以上)は幼児期に初感染し、無症状(不顕性感染)か軽症である。
  • 学童期から青年期(14-18歳)に多い。成人になってからの初感染では症状が出る。 → 肝炎様症状
  • 日本では成人の80%が既感染者。健常者咽頭粘液:10-20%陽性

潜伏期間

  • 一ヶ月? 4-14日? 4-6週(YN.H-75)

病原体

感染経路

  • 唾液感染、経口飛沫感染

病態

  • 飛沫感染 → 咽頭粘膜上皮細胞やリンパ組織で増殖 → Bリンパ球を介して全身に散布 → 増殖能を獲得したBリンパ球によるIgの産生(ポール・バンネル反応ペニシリンアレルギーと関連)・腫瘍化したBリンパ球対して活性化した細胞障害性T細胞(異型リンパ球)の増加
  • EBウイルスがB細胞に感染して癌化させる。ガン化にはEBウイルスが産生する核内抗原(EBNA)と表面抗原(LMA)が重要な役割りを果たす。ガン化したB細胞に対する傷害性T細胞が異型リンパ球として観察される

経過

  • 1-3週間で自然治癒
その後、EBウイルスは持続感染する

症候

  • 発熱、全身性リンパ節腫脹、絶対的リンパ球増加(10%以上の異型リンパ球)
  • 発熱(1-2週間持続,90%)、扁桃炎咽頭炎(咽頭痛・嚥下困難、発赤・腫脹)、全身性リンパ節腫脹(圧痛)、肝脾腫(10-50%)、結膜の充血、麻疹様・風疹様の発疹(10-40%)
  • 扁桃炎・咽頭炎は溶連菌による扁桃炎に似て発赤が強く膿苔を伴うことが多い (SPE.340) → 扁桃白苔とも表現される(滲出性扁桃炎の所見)


検査

血算

  • 末梢血白血球↑、単核球↑?:白血球分画のリンパ球・単核球?が60%以上となる。  ←  Bリンパ球で増殖するため減少、Tリンパ球は反応性に増殖
  • 末梢血異型リンパ球(~50%)
  • まれ:溶血性貧血、血小板減少症、再生不良性貧血、TTP、HUS、DIC (QB.H-196 参考1)  ← 時に見られる造血系の異常は、EBウイルスにたいする抗体との交差反応によるもの、らしい(参考1)

免疫血清検査

  • 1. ペア血清:VCA-IgM↑、VCA-IgG↑ ← VCA-IgMは一過性上昇  ←  急性期に上昇
  • VCAとはウイルスキャプシド抗原(virus capsid antigen)
  • 2. EBNA抗体:陰性   ←  慢性期に上昇
  • 陽性→潜伏感染
  • EBNA抗原はゆっくりと上昇し3ヶ月後に陽転する。

肝臓酵素

  • 肝逸脱酵素↑:AST、ALT、ALP、γ-GTP

診断

鑑別診断

治療

  • 特異的治療法無し
  • 対症療法:解熱薬や肝庇護薬の投与、輸液など

合併症

注意

  • ペニシリン系・セフェム系薬物の投与は禁忌:発疹などのアレルギー反応が起こる

予防

  • 困難

予後

参考

  • 1. [charged] Infectious mononucleosis in adults and adolescents - uptodate [1]

国試



glandular fever」

  [★] 腺熱伝染性単核球症


ぶどう膜耳下腺熱」

  [★]

uveoparotid fever
ヘールフォルト症候群


熱」

  [★]

heathotfever(→発熱)
アイソトープ加温発情発情期放射性加熱熱い熱感ホット




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