腰椎穿刺

出典: meddic

lumbar puncture LP
Trendelenburg体位 (M.481)

  • 腰部椎間から背側を穿刺し、脳脊髄液採取する方法。
  • 腰椎穿刺の目的

注意

  • 腰椎穿刺後は一両日、安静臥床が望ましい(SCN.113)

副作用 SCN.113

  • 頭蓋内圧低下 → 頭重、頭痛、悪心など

禁忌 SCN.112

  • 2. 穿刺部位に褥瘡などの感染創がある場合



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/11 12:59:08」(JST)

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和文文献

  • 腰椎穿刺法,髄液採取法 (特集 内科医に必要な基本的診療手技のノウハウ)
  • 骨髄穿刺検査と腰椎穿刺検査を受ける子どもと養育者へのプレパレーションの実践
  • 河村 昌子,泊 祐子
  • 日本小児看護学会誌 20(1), 86-92, 2011-03
  • NAID 40018775356
  • 骨髄・腰椎穿刺検査を受ける患児へのプレパレーションを病棟に導入する試み

関連リンク

腰椎穿刺のやり方を知っていますか? 腰椎穿刺は,医者なら誰でもできなければならない手技ですが,正しいやり方を知っている人,教えてくれる人がいません.この解説があなたの手技を進歩させるのに少しでも役立ちますように.
Ⅰ、どんな検査か 腰椎穿刺とは、腰椎クモ膜下腔よりスパイナル針で穿刺し、髄液の一部を穿刺することで、髄液の測定および診断を行う検査である。 腰椎穿刺は、治療を行う手段として用いられることもある。 Ⅱ、検査の目的
※頭蓋内圧が亢進している時は脳ヘルニアを起こす可能性があり、腰椎穿刺は禁止 ... 金属のカップ 培養 (ケンキポーター3つ)2CCずつ 滅菌手袋穴あき(オイフ・ドレープ) 中四(オイフ・ドレープ)

関連画像

腰椎穿刺:台の上で背中を 内容見本1新生児腰椎穿刺トレーニング 腰椎穿刺(脊髄穿刺)figure799解剖写真検査の手順


★リンクテーブル★
先読みTrendelenburg体位
国試過去問099I025」「106G060」「106G061」「106G059」「107G058」「099C018」「108A033」「098F009」「097F020」「100G094」「095F012」「106F001」「106D003」「104F013」「106C013」「097E027」「102F011
リンク元100Cases 76」「100Cases 34」「ヤコビー線」「LP」「脳脊髄液検査
拡張検索腰椎穿刺後頭痛
関連記事穿刺」「腰椎

Trendelenburg体位」

  [★] トレンデレンブルグ位

099I025」

  [★]

  • 次の文を読み、25~27の問いに答えよ。
  • 78歳の男性。急にぼんやりしたり、うとうとするようになり妻と一緒に来院した。
  • 現病歴 :これまで比較的元気で身のまわりのことは、ほとんど自分で行っていた。2日前から急にぼんやりしたり、うとうとすることが多くなった。日常の行動や着衣の状態がだらしなくなり、呼びかけには応じるが反応が鈍くなった。今朝、下着に黒色の便が付着しているのに妻が気付いた。2、3日前から胃の調子が悪いと言っていた。食欲はなく、2日前までは焼酎を毎日1合飲んでいた。排便の状態は不明である。数年前から外出時にころぶことがあった。
  • 既往歴 : 40歳代からアルコール性肝障害を指摘されている。約5年前に十二指腸潰瘍に罹患した。
  • 現症 : 意識は傾眠傾向で、表情に乏しく動作は緩慢である。起立・歩行はできる。身長164cm、体重62kg。体温36.4℃。呼吸数14/分。脈拍84/分、整。血圧122/74mmHg。瞳孔は左右同大、対光反射は正常。前頭部に打撲痕がある。項部硬直はない。胸部に心雑音なく、ラ音を聴取しない。腹部は平坦で、腸雑音が減弱している。圧痛と抵抗とを認めない。肝を心窩部に2cm触知する。下肢に浮腫を認めない。両手指に振戦がある。上下肢の腱反射はやや減弱しているが病的反射はない。直腸指診で指先に黒色便の付着を認める。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
  • 血液所見:赤血球379万、Hb9.8g/dl、Ht31%、白血球4,200、血小板9万、プロトロンビン時間54%(基準80~120)。
  • 血清生化学所見:総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.2g/dl、γ-グロブリン24.7%、尿素窒素35mg/dl、クレアチニン1。2mg/dl、総コレステロール166mg/dl、トリグリセライド80mg/dl、総ビリルビン2.3mg/dl、AST74単位、ALT62単位、γ-GTP96単位(基準8~50)、Na141mEq/l、K4.5mEq/l。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。
  • この患者の診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 099I024]←[国試_099]→[099I026

106G060」

  [★]

  • 次の文を読み、 59-61の問いに答えよ。
  • 17歳の女子。頭痛を主訴に母親に伴われて来院した。
  • 現病歴: 2日前から頭痛と発熱とがみられていた。頭痛は後頸部が突っ張るような感じで、次第に増強してきたという。咽頭痛や咳はない。悪心や腹痛はなく、排尿時痛もない。
  • 既往歴: 14歳時に虫垂炎で手術を受けた。薬物アレルギーはない。
  • 家族歴:父親が高血圧症で内服加療中。
  • 現 症:意識は清明。身長161cm、体重48kg。体温38.0℃。脈拍76/分、整。血圧116/70mmHg。呼吸数22/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直とjolt accentuationとを認める。
  • 患者と母親は腰椎穿刺(髄液検査)に同意し、局所麻酔下での穿刺を希望した。リドカインによる局所麻酔を開始したところ、患者は悪心と呼吸困難とを訴えた。脈拍124/分、整。血圧76/48mmHg。呼吸数28/分。胸部全体にwheezesを聴取する。心音に異常を認めない。
  • 血圧低下の原因として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G059]←[国試_106]→[106G061

106G061」

  [★]

  • 次の文を読み、 59-61の問いに答えよ。
  • 17歳の女子。頭痛を主訴に母親に伴われて来院した。
  • 現病歴: 2日前から頭痛と発熱とがみられていた。頭痛は後頸部が突っ張るような感じで、次第に増強してきたという。咽頭痛や咳はない。悪心や腹痛はなく、排尿時痛もない。
  • 既往歴: 14歳時に虫垂炎で手術を受けた。薬物アレルギーはない。
  • 家族歴:父親が高血圧症で内服加療中。
  • 現 症:意識は清明。身長161cm、体重48kg。体温38.0℃。脈拍76/分、整。血圧116/70mmHg。呼吸数22/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直とjolt accentuationとを認める。
  • 患者と母親は腰椎穿刺(髄液検査)に同意し、局所麻酔下での穿刺を希望した。リドカインによる局所麻酔を開始したところ、患者は悪心と呼吸困難とを訴えた。脈拍124/分、整。血圧76/48mmHg。呼吸数28/分。胸部全体にwheezesを聴取する。心音に異常を認めない。
  • 直ちに投与すべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G060]←[国試_106]→[106G062

106G059」

  [★]

  • 次の文を読み、 59-61の問いに答えよ。
  • 17歳の女子。頭痛を主訴に母親に伴われて来院した。
  • 現病歴: 2日前から頭痛と発熱とがみられていた。頭痛は後頸部が突っ張るような感じで、次第に増強してきたという。咽頭痛や咳はない。悪心や腹痛はなく、排尿時痛もない。
  • 既往歴: 14歳時に虫垂炎で手術を受けた。薬物アレルギーはない。
  • 家族歴:父親が高血圧症で内服加療中。
  • 現 症:意識は清明。身長161cm、体重48kg。体温38.0℃。脈拍76/分、整。血圧116/70mmHg。呼吸数22/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直とjolt accentuationとを認める。
  • 髄膜炎を疑い、腰椎穿刺(髄液検査)を予定した。穿刺後の合併症として頻度が高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106G058]←[国試_106]→[106G060

107G058」

  [★]

  • 21歳の男性。プールサイドで転倒して右の側頭部を強く打ち、創部から少量の出血がみられるため来院した。意識は清明で神経学的異常はみられなかった。右の側頭部に頭皮挫創があり創処置を行った。頭部エックス線写真(別冊No.11A)と頭部単純CT(別冊No.11B)を別に示す。創傷部から少量の出血があり、再度創傷処置を行っていたところ、意識レベルが急速にJCSⅢ-100に低下し、左上下肢麻痺、左瞳孔の散大および対光反射の消失がみられた。
  • まず行うべきなのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107G057]←[国試_107]→[107G059

099C018」

  [★]

  • 67歳の男性。乗用車に後方から跳ねられ、救急車で搬送された。意識は清明で、四肢麻痺はなかったが、頚部の疼痛を訴えたので頚椎カラーを装着した。頭部エックス線単純写真と頭部エックス線単純写真とに異常所見を認めなかった。しかし、1時間後に意識が混濁し、右瞳孔が散大し、右側の対光反射の消失と左半身の麻痺とが出現してきた。
  • まず行う検査はどれか。
  • a. 腰椎穿刺
  • b. 脳波 
  • c. 頭部単純CT
  • d. 脳血管造影
  • e. 頭部単純MRI
[正答]


※国試ナビ4※ 099C017]←[国試_099]→[099C019

108A033」

  [★]

  • 62歳の女性。交通事故で頭部を強く打って搬入された。搬入後、頭痛を訴え嘔吐を繰り返しているうちに意識レベルが低下し、 JCSIII-100となった。右瞳孔が散大し、対光反射が消失している。心拍数 62/分、整。血圧 180/90 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO299%(マスク 6 l/分酸素投与下 )。
  • 診断のためにまず行うべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108A032]←[国試_108]→[108A034

098F009」

  [★]

  • 6歳の男児。頭痛と歩行時のふらつきとを主訴に来院した。1か月前から平地歩行でよく転倒するようになった。2週前から噴出するような嘔吐を時々きたすようになった。意識は清明。身長116cm、体重21kg。眼底検査で視神経乳頭の発赤と腫脹とを認める。 まず行うべき検査はどれか。
  • a. 血糖測定
  • b. 頭部エックス線単純撮影
  • c. 頭部単純MRI
  • d. 脳波
  • e. 腰椎穿刺
[正答]


※国試ナビ4※ 098F008]←[国試_098]→[098F010

097F020」

  [★]

  • 19歳の男性。バイクで走行中に立木に激突し、救急車で搬入された。事故直後は意識清明であったが、搬送中に昏睡状態となった。来院時Cheyne-Stokes呼吸と瞳孔不同とを認める。視診では明らかな外傷はない。
  • まず行うべき検査はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097F019]←[国試_097]→[097F021

100G094」

  [★]

  • a. 通常第2、3腰椎間で行う。
  • b. 頸静脈を圧迫すると髄液圧は低下する。
  • c. 終了後は約1時間の床上安静が必要である。
  • d. 一側性のうっ血乳頭であれば問題なく施行できる。
  • e. 穿刺部に感染巣がある場合には抗菌薬投与下に行う。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G093]←[国試_100]→[100G095

095F012」

  [★]

  • 63歳の男性。肺悪性腫瘍の化学療法中に、激しい頭痛と嘔吐とがあり、更にけいれんも起こした。眼底検査で乳頭の腫脹を認める。直ちに行うべき検査はどれか。
  • a. 脳波
  • b. 頭部CT
  • c. 腰椎穿刺
  • d. 血清生化学
  • e. 胸部エックス線撮影
[正答]


※国試ナビ4※ 095F011]←[国試_095]→[095F013

106F001」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106E069]←[国試_106]→[106F002

106D003」

  [★]

  • 腰椎穿刺で得られた検体の写真(別冊No. 2)を別に示す。この疾患の治療に使用すべきなのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D002]←[国試_106]→[106D004

104F013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 104F012]←[国試_104]→[104F014

106C013」

  [★]

  • 院内感染のリスクとなりにくいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106C012]←[国試_106]→[106C014

097E027」

  [★]

  • 脳腫瘍の診断に最も有用な検査はどれか。
  • a. 脳波
  • b. 頭部MRI
  • c. 腰椎穿刺
  • d. 頭部超音波検査
  • e. 頭部エックス線単純撮影
[正答]


※国試ナビ4※ 097E026]←[国試_097]→[097E028

102F011」

  [★]

  • 清潔操作が必要ないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102F010]←[国試_102]→[102F012

100Cases 76」

  [★]

☆case76 頭痛
glossary
傾眠 drowsiness 正常病的の区別なく眠り込む場合に用いられる
意識不鮮明 confusion 周囲に対する認識や理解は低下し、思考清明さや記憶正確さが失われる
錯乱 confusion 夢幻様状態より見当識障害思考滅裂が見られる状態(PSY.40)
MA = Master of Arts 文学修士
 The Master of Arts (BrE: MA, UsE: M.A.) is awarded in Arts, Humanities, Theology and Social Sciences (Wikipedia)
graduate student 大学院生
rousable adj. 覚醒できる、目を覚ますことができる
rouse vt. ~の目を覚まさせる、呼び起こす。喚起する、鼓舞する、奮起させる。(感情を)起こさせる、かき立てる
lateralize vt. (生理)(大脳が)(左右半球に心的機能差がある、左右差がある。(器官機能活動などが)大脳の(左右いずれかの)片側優位下にある。(医学)(障害などが)大脳の片半球にあると診断される
乳頭浮腫 papilledema 原因を問わず視神経乳頭腫脹している状態
うっ血乳頭 choked disc 脳圧亢進による乳頭浮腫
症例
24歳、男性 精神学の修士過程を専攻している大学院生
主訴:激しい頭痛
現病歴頭部全体に痛みがある。2回嘔吐傾眠錯乱が認められるようになった。明るい光を嫌う()he finds bright lights uncomfortable
既往歴病気既往はない。アレルギーはない。タバコ1日10本。アルコール24 unit/week(缶ビール(350ml)13.7本/週)。薬は服用してない。
家族歴:彼女と同居。3歳と4歳の子供がいる。
診察 examination
 見た感じ紅潮しており、調子が悪そう。体温:39.2℃。項部硬直あり(he has stiffness on passice flexion of his neck)。皮疹なし。副鼻腔圧痛なし。鼓膜所見は正常脈拍:120/分。血圧:98/74 mmHg心血管系胸部腹部に異常所見なし(normal)。意識レベル低下。命令に応じて覚醒する(JCS10?)。局所神経症状認めない。眼底所見正常
検査 investigation
 血液検査
  白血球上昇血清Na:低下。血清尿素:上昇血清クレアチニン上昇血液培養検査
 画像検査
  胸部X線:異常所見なし。頭部CT正常
 心電図洞性頻脈
 腰椎穿刺
  髄液所見:混濁白血球:増多。蛋白:増多。糖:低下(普通の人の血糖100mg/dLと考える。→ 1g/L → 1/180 mol/L → 5.56 mmol/L。グラム染色結果待ち
■Q
 診断鑑別診断管理
■A
 細菌性髄膜炎髄膜炎クモ膜下出血、経験的抗菌薬投与
解説
(第1パラグラフ)細菌性髄膜炎
・(症状)突然発症。激しい頭痛嘔吐錯乱羞明項部硬直
・低血圧白血球増多、腎機能低下 → ウイルス性よりむしろ細菌性感染示唆する。 ← 重症敗血症敗血症ショックかな?(私見)
・(髄膜炎菌の種類)
テーブル挿入 髄膜炎
・(疫学)HIM. 2621 (多分、全患者中(←私見))
 Streptococcus pneumoniae ~50%
 Neisseria meningitidis ~25%、
 group B streptococci ~15%
 Listeria monocytogenes ~10%
 Haemophilus influenzae type B <10%
Neisseria meningitidis全身性脈管皮疹(点状出血紫斑)が特徴的(generalized vasculitic rash)
(第2パラグラフ)鑑別診断
・激しい頭痛
 ・the most severe headaches are experienced in meningitis, subarachnoid hemorrhage and classic migraine.
  ・meningitis単回発作(single episode)。症状は時間単位で出現
  ・subarachnoid hemorrhage単回発作(single episode)。突然発症(突発完成?)。硝子体出血を認めることがある。
  ・classic migraine:繰り返す(数回/年~1回/週。平均月2回。発作は4-72時間継続)
髄膜刺激急性発熱をきたした多くの病態でみられる(acute febrile conditions)。特に子供。 ← そうなの?
頚部硬直頚部脊椎の局所感染症でも起こる。 ← パーキンソン病などによる筋トーヌスの異常亢進も除外しよう
・他の髄膜炎:脳脊髄液所見で鑑別する
(第3パラグラフ)経験的治療
・(細菌性)髄膜炎が疑われたら、確定診断する前に適切抗菌薬投与(empirical treatment)。 → 数時間の経過死亡することがある。
・ペニシリンアレルギーがなければ、ceftriaxoneかceftaximeの静脈内投与一般的治療法
(第4パラグラフ)腰椎穿刺
乳頭浮腫がない、あるいは占拠性病変示唆する片側性の神経徴候(lateralized neurological signs)がある患者では(CT結果を待たずに)腰椎穿刺をすぐにやるべき(CASES) ← どういう事?
局在性の神経徴候(localized neurological sign)がある場合はまずCTを撮るべき(CASES)。 → the dangers of coning ← 鉤ヘルニアの事?
(第5パラグラフ)細菌性髄膜炎管理
診断CSF検査(グラム染色、髄液培養(確定診断感受性試験)
管理
 ・意識が低下しているのでそれなりの看護(must be nursed)。アヘン剤による鎮痛生理食塩水による低ナトリウム血症の補正。低血圧補正するためにinotrope(a drug with positive inotropic effects, e.g. dobutamine, digitalis, milrinone )も必要かもしれない。(100CASES)
 ・感受性のある抗菌薬投与(大量静注、髄液移行性の高いもの)、髄液所見の正常化・CRP 陰転後、1週間抗菌薬投与して治療終了対症療法として脳圧亢進には高張脳圧降下薬(マンニトールなど)を投与。(IMD.1042)
(第6パラグラフ)家族構成を考えた治療
・(意訳)誰が3-4歳の世話をしていたのか分からないけど、子供検査すべき。髄膜炎菌か原因菌が不明だったら、リファンピシンによる予防的治療髄膜炎球菌に対する予防接種をすべき。 ← 日本ではどうなんでしょうか。
□350ml アルコール5%
350x0.05/10=1.75 unit
莢膜を有し、髄膜炎を起こす細菌 → 莢膜を有することで血液中補体などを介した貪食を免れ、血行性クモ膜下腔まで到達しうる。
Streptococcus pneumoniae
Haemophilus influenzae type b
Neisseria meningitidis
敗血症
定義
 感染症による全身性炎症反応症候群(SIRS)をセプシス(sepsis, 広義の敗血症?)とする
 感染症の病原体は、一般細菌(グラム陽性菌・陰性菌)、真菌寄生虫ウイルスなど
 皮膚粘膜の傷とか、種々の臓器にある感染巣から、細菌リンパ流から血中に入り、全身播種されて、新たに転移性感染巣をつくり、重篤全身症状を引き起こす。
全身性炎症反応症候群の診断基準
 下記項目のうち2項目以上が当てはまる
  1. 体温>38℃ or 体温<36℃
  2. 心拍数>90bpm
  3. 呼吸数>20回/min or PaCO2<32mmHg
  4. (白血球数>12,000/ul or 白血球数<4,000/ul) or ( 幼若好中球>10% ) ← ここでいう幼若好中球とは桿状好中球のことである。
敗血症の周辺疾患概念
 1. 全身性炎症反応症候群 systemic inflammatory response syndrome SIRS
  発熱白血球増加などの全身炎症徴候によって特徴づけられる病態(SIRS診断基準に合致する病態)
 2. 敗血症 sepsis
  SIRS感染結果である場合
 3. 重症敗血症 severe sepsis
  主要臓器障害を伴う敗血症
 4. 敗血症ショック septic shock
  輸液投与不応性の低血圧を伴う重症敗血症
 5. 多臓器機能障害症候群 multiorgan dysfunction syndrome MODS
  2つ以上の主要臓器機能異常
 6. 多臓器不全 multiorgan failure MOF
  2つ以上の主要臓器の不全状態
参考文献
HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
PSY = 標準精神医学 第3版
CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
IMD = 内科診断学第2版


100Cases 34」

  [★]

☆case34 てんかん発作
症例
23歳 アフリカ-カリブ系 女性 銀行の店員
主訴てんかん発作
現病歴強直間代発作を2回起こしたところを母親が目撃していた。娘の行動次第におかしくなり、また娘は自分のことを話している声が聞こえていた(幻聴)。最近頭痛を訴えていた。体重が減少し、脱毛があった。盗汗と主に足と手の小関節に及ぶflitting 関節痛を訴えていた。服用薬なし。タバコ1日5-10本、アルコール10 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱)
既往歴:特記なし(medical or psychiatric history)
家族歴
生活歴
・身体診断
意識:眠そうだが痛みに反応頚部硬直:なし。頭髪:薄く斑状体温38.5℃。リンパ節:たくさんの部位で触知。
心拍:104/分、整。血圧:164/102 mmHg心血管系呼吸器系腹部:異常なし。
神経所見focal anormalityなし(局所性異常)。乳頭浮腫:認めず。
検査
(血液生化学)
上昇erythrocyte sedimentation rateureacreatinine
低下:hemoglobinwhite cell countplatelet
正常mean corpuscular volumesodiumpotassiumglucose
(腰椎穿刺)
上昇leukocytesCSF protein
正常CSF glucose
(尿検査)
蛋白:+++。血尿:+++。赤血球:++。赤血球円柱:あり。
(その他)
胸部X線:異常なし。ECG洞性頻脈頭部CT正常CSFグラム染色陰性(光顕レベル細菌なし)
glossary
fall out (毛髪などが)抜ける
night sweat 盗汗寝汗
tonic-clonic generalized seizure 全般性強直間代発作
flit vi (鳥・蝶など)すいすい/ひらひら飛ぶ、飛び回る、飛翔する。(人が)軽やかに通る、行き交う。(時が)(飛ぶように)すぎる。(幻想など)去来する、よぎる、(表情が)かすめる
drowsy adj. 眠い。眠そうな。眠気を誘う。ものうい。眠ったような
stiffness n. 堅いこと、堅ぐるしさ、がんこさ
delirium tremens 振戦譫妄
hypertensive encephalopathy血圧性脳症
alopecia 脱毛
African-Caribbean アフリカ-カリブ系
fit n. (病気の)発作。引きつけ、痙攣。(感情の)激発、一時的興奮、気まぐれ
chorea n. 舞踏病
recreational drug 耽溺性があり乱用される脱法薬物
urgent adj. (物・事が)急を要する、緊急の、背拍質(pressing)。(~を)緊急に必要とする(in)。(S is ~ (with O1) for [in] O2)(人が)(O1(人)に)O2(物・事)をしつこく求める。(人に/~するように)催促する(for/to do)。(要求などが)執拗な。
てんかん発作
・新規発生したてんかん発作原因(ICU.805-806)
薬物中毒(テオフィリンなど)
薬物からの離脱(アルコールなど)
感染症(髄膜炎膿瘍など)
頭部外傷
虚血障害(虚血あるいはびまん性)
占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
代謝性障害(肝性脳症尿毒症性脳症敗血症低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
合併症(ICU.805-806)
全身性てんかん発作場合:高血圧乳酸アシドーシス、高体温呼吸障害誤嚥肺水腫横紋筋融解自傷不可逆性神経学的障害(30分間以上てんかん発作持続した場合)
可能性の高い診断
 全身性エリテマトーデス systemic lupus erythematosus(SLE)
■鑑別診断ポイント
 自己免疫疾患多彩症状を示す。そのため、個々の症状着目して鑑別診断をあげるのではなく、症状検査値の異常を総合的に見て判断する必要がある。
解答
 (第1パラグラフ)SLE病態
精神症状:(SLEは脳で血管炎を呈することで生じる)うつ(depression)、統合失調症様の精神病痙攣(fits)、舞踏病(chorea)、脳梗塞/脊髄梗塞
脳脊髄液:白血球増多(leukopenia)、蛋白増加
血液:自己免疫性溶血貧血(Coombs'-positive hemolytic anemia)がありうる。白血球減少血小板減少症普通にみられる。
症状ループス腎炎普通に見られ、顕微鏡的血尿タンパク尿、ネフローゼ、あるいは腎不全が現れるかもしれない。
関節症状変形を伴わない関節痛(PIP関節(近位指節間関節)、MP関節(中手指節関節)、手関節)
 (第2パラグラフ)SLEの確定診断のための検査治療
 ・すぐにすべきことは降圧薬、抗痙攣薬の投与
 ・確定診断のために次の検査を行っていく(もっとも症例提示された所見で(日本の?)SLE診断基準を満たすけど)
  ・検疫血清検査:抗DNA抗体C3C4
  ・腎生検ループス腎炎程度把握
 ・治療活動性感染がないことを確認 ← 薬物療法ではステロイド免疫抑制薬を使うため
  ・ステロイド静脈内投与、あるいはシクロホスファミドなどの細胞毒性薬(cytotoxic agents)の投与
  ・重症治療抵抗性だったら血漿交換を行う。
■鑑別診断 頭痛/精神病的様態(psychiatric features)/痙攣
髄膜炎脳炎
レクリエーショナルドラッグ中毒(例えばコカイン)
・脳腫瘍
急性アルコール禁断症状振戦譫妄
・高血圧脳症
■KEYPOINT
SLEは特に若いアフリカ系-カリブ系に普通一般的
SLEでは主に神経症状と精神症状をを伴って現れることがある
・白血球低下と血小板の低下はしばしばSLE示唆する
tonic-clonic seizure 強直間代発作
 意識消失とともに全身随意筋強直痙攣が生じ(強直痙攣tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連発作
□350ml アルコール5%
350x0.05/10=1.75 unit
細胞毒性薬
 免疫抑制薬や抗腫瘍薬として用いられる。
antimetabolites
アザチオプリン azathioprine
メトトレキセート methotrexate
ミコフェノール酸 mycophenolic acid, ミコフェノール酸モフェチル mycophenolate mofetil
レフルノミド leflunomide
alkylating agents
シクロホスファミド cyclophosphamide

ヤコビー線」

  [★]

Jacoby line (KH)
Jacoby線、ヤコビ線

概念

  • 左右の腸骨稜の最高点を結ぶ線
  • L4の棘突起の位置に相当することが多い (KH.87)
  • 脊髄円錐はL2椎体の高さより上なので、ヤコビー線が腰椎穿刺の目印となる

参考

  • シェーマ
[display]http://www.nikinin.com/mem/3904/niki/484578333234a.jpg
[display]http://harikyu-massage.com/yakobi.gif


LP」

  [★]

WordNet   license wordnet

「a long-playing phonograph record; designed to be played at 33.3 rpm」
L-P

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「エルピーレコード(1分間331/3回転のレコード;商標名)」

脳脊髄液検査」

  [★]

cerebrospinal fluid test, CSF test
CSF検査
腰椎穿刺



腰椎穿刺後頭痛」

  [★]

post-lumbar puncture headache PLPHAlumbar puncture headache
硬膜穿刺後頭痛腰椎穿刺



穿刺」

  [★]

punctureparacentesisprickstabneedlingpricking
穿開術穿刺術微小穿刺プリッキングパンクチャー



腰椎」

  [★]

lumbar vertebrae (N)
lumbar spine
vertebrae lumbales
椎骨頚椎胸椎






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