腫瘍随伴体液性高カルシウム血症

出典: meddic

humoral hypercalcemia of malignancy HHM
-humoral hypercalcemia of malignancy
HHM

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

関連リンク

あくせいしゅようずいはんせいこうかるしうむけっしょう BACK 悪性腫瘍随伴性高カルシウム血症 Malignancy-associated Hypercalcemia 悪性腫瘍では経過中にしばしば高Ca血症が合併し,時にはこの高Ca血症が直接死因となることさえある。
・悪性腫瘍患者における高カルシウム血症の機序は,①腫瘍随伴体液性高カルシウム血症 (humoral hypercalcemia of malignancy:HHM),②局所性骨溶解性高カルシウム血症 (local osteolytic hypercalcemia:LOH)に大別される. ・HHMは ...

関連画像

して の 高 カルシウム 血 症 は 章 腫瘍随伴症候群 1.腫瘍随伴  、その他腫瘍随伴症候群で


★リンクテーブル★
リンク元humoral hypercalcemia of malignancy
関連記事カルシウム」「体液」「腫瘍」「」「腫瘍随伴

humoral hypercalcemia of malignancy」

  [★] 腫瘍随伴体液性高カルシウム血症

カルシウム」

  [★]

calcium
カルシウムイオンリン
calcium channel blockers, calcium channels

基準値

  • 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
  • 8.6-10.2 mg/dL (QB)   だいたい  9.4 ± 0.8
  • 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl

血液ガス

  • 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる  原子量が約40ゆえ

溶解度積

リン酸カルシウム 366x10-6 (30℃)
リン酸カルシウム 0.35x10-6 (38℃)
炭酸カルシウム 0.0087x10-6 (25℃)
酒石酸カルシウム 0.0077x10-6 (25℃)
シュウ酸カルシウム 0.00257x10-6 (25℃)
オレイン酸カルシウム 0.000291x10-6 (25℃)
パルチミン酸カルシウム 0.000000161x10-6 (23℃)

カルシウムの吸収(SP.744)

  • +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
  • +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
  • -吸収されるCa          0.7g
  • -そのまま排泄          0.5g
  • 正味吸収されるCa 0.1g

カルシウムの吸収部位

  • 十二指腸

カルシウム代謝の調節機構

副甲状腺ホルモン

  • 血中Ca上昇+血中P低下を行う。
  • 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
  • 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
  • 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。

1,25(OH)2D3

  • 血中Ca上昇+血中P上昇
  • 1. 空腸からのCaとPの吸収。
  • 2. 骨形成促進。
  • 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
  • 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制

尿細管における部位別カルシウム輸送

  • 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
  • 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
  • 近位尿細管:60-70%
  • ヘンレループ:20-25%
  • 遠位尿細管、集合管:10-15%

近位尿細管

  • Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
  • 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系

ヘンレループ

  • 太いヘンレループ上行脚で
  • 受動輸送:管腔内電位が正であるため
  • 基底側のCa2+ ATPase

遠位尿細管~集合管

  • 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
  • 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
  • PTHカルシトニンに調節されている
  • チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。

接合尿細管

  • 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
  • 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系

尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796

  • 循環血漿量
  • Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
  • 血漿電解質濃度
  • Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
  • 酸塩基平衡

血清カルシウム濃度

  • 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
                       →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????

循環血液量

  • 循環血液量↑→尿中Na排泄↑、尿中Ca排泄↑

血清Ca濃度

  • 血清Ca濃度↑→PTH↓
  • 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
イオン化Caは一定に保たれる

pH

アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)

低蛋白血症

  • 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。

尿中カルシウム

血中カルシウムと尿中カルシウム

  • 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン

血清カルシウムと心電図

  • QT時間と血清カルシウムは負の相関関係にある

元素

  • 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
  • 原子番号:20
  • 元素記号:Ca
  • 原子量 40.078  g/mol

臨床関連

参考

  • カルシウム製剤の特徴
[display]http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html







体液」

  [★]

body fluid
細胞外液細胞内液


体液と血液の容量 ICU.184

  男性 女性
体液 600 mL/kg 500 mL/kg
 全血液 66 mL/kg 60 mL/kg
  血漿 40 mL/kg 36 mL/kg
  赤血球 26 mL/kg 24 mL/kg

体液の区分

  • 成人で体重の60%
  • 体液はさらに血漿・組織液・細胞内液に分類される
    • 血漿  :5%
    • 組織液 :15%
    • 細胞内液:40%
  • 体液のうち、血漿のみが外部環境との連絡がある。すなわち開放系である。
  • 血漿と組織液は濾過、浸透により物質が移動する

体液の組成

  • 図:SP.761, PT.3
  • 細胞外:Na+,Cl*が多い
  • 細胞内:K+が多い
  • 組織液:タンパク質が少ない

体液の恒常性

  • 組成・量・浸透圧・pHはほぼ一定に保たれている
  • 血漿電解質の正常値
    • Na 139*146 mEq/l
    • Cl 101*109 mEq/l
    • K 3.7*4.7 mEq/l
    • Ca 8.5*10.2 mg/dl
    • P 2.5*4.5 mg/dl
  • 血漿のタンパクの正常量
    • TP 8.5 g/dl ←Total protein
    • Alb 4.5 g/dl
    • Globulin 3.0 g/dl

体液(水分)の出納

摂取 排出
食物 1100 ml 尿 1400 ml
飲水 1100 ml 不感蒸散 1000 ml
代謝水 300 ml 大便 100 ml
合計 2500 ml 合計 2500 ml

血漿浸透圧の正常値

    • 275*290 mOsm/kg・H2O
    • 血漿浸透圧の算出

  血漿浸透圧(mOsm/kg・H2O) = 2[Na]+BS/18+BUN/2.8

   [Na]:(mEq/l)

  BS  :blood suger, 血糖 (mg/dl)   BUN :blood urea nitrogen, 血中尿素窒素 (mg/dl)

    • 血漿pHの正常値

  7.35*7.45   Henderson*Hasselbalchの式 (この式の導出はSP.767)    pH=pK+log([HCO3*]/αPCo2)

      • アシドーシス
      • アルカローシス

体液の動態

1.血漿と組織液の間の移動

  • 連続型毛細血管が血管と組織を隔てている→小さな分子は通し、大きな分子は通さない
  • 血漿と組織液の間で体液の移動を考える際の要素は「静水圧(厳密には違う)」と「膠質浸透圧」である
静水圧 膠質浸透圧
細動脈 細静脈
血漿 30mmHg 10mmHg 25mmHg
間質   ≒0mmHg 5mmHg
  • SP.580*も参考に。

リンパ循環

  • SP.583*も参考に。
  • 毛細血管→組織液 20 l/day
  • 組織液→毛細血管 18 l/day
  • 組織液→リンパ循環 2 l/day

2.組織液と細胞内液の間の移動

  • 組織液と細胞内液の間で体液の移動を考える際の要素は、「化学的平衡」と「電気的平衡」である。


腫瘍」

  [★]

tumor
新生物 neoplasm new growth NG


分類(EPT.65)

悪性度

細胞と間質の割合

発生学的由来

  • 上皮性腫瘍
  • 外胚葉性、中胚葉性、内胚葉性
  • 非上皮性腫瘍
  • 間質由来(中胚葉性)

組織学的分類

上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

非上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

臓器別分類

外陰部(女性)

子宮

卵巣

  • 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
  • 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
  • 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors

腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294

症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態

腫瘍随伴」

  [★]

paraneoplastic
傍腫瘍性傍腫瘍




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡