腎筋膜

出典: meddic

renal fascia (KH,Z)
ゲロータ筋膜ジェロタ筋膜Gerota's fascia、Gerota fascia
腎臓腎摘出術



  • 図:KH.174

概念

  • 腹膜下結合組織が膜状になったもの。前葉と後葉に分かれて腎臓と副腎を包む (KH.173)
  • 腎筋膜の内部には腎周囲脂肪組織、外部には腎傍脂肪体

腎筋膜の前葉と後葉に包まれるもの



和文文献

  • 腹部外傷診療に必要な臨床解剖学 (特集 腹部外傷診療) -- (腹部外傷の診断・治療戦略)
  • 腎癌の手術療法 根治的腎摘除術 (腎・泌尿器癌--基礎・臨床研究のアップデート) -- (腎癌 臨床研究)

関連リンク

ゲロタ筋膜(英語: Gerota's fascia; ジェロタ筋膜; ゲロータ筋膜; 腎筋膜)とは、密性結合組織の膜状の構造物である。筋組織を包んでいるのではなく、腎、腎周囲脂肪組織(脂肪被膜)、副腎を被っている。 腹膜腔から腎臓のあたりで壁側 ...
... の結合組織から生じたものと考えられる腹膜下筋膜Fascia subperitonaealisである.これは前腎筋膜と後腎筋膜Fascia praerenalis, Fascia retrorenalisという2 ...
1. 腎の解剖 腎臓はソラマメ形の充実性臓器です。主な機能は尿を作ることです。腹腔の後壁にあたる後腹膜内に左右一対が存在します。腎の周囲は脂肪組織で覆われ、さらにその周りをゲロタGerota筋膜と呼ばれる膜様の結合織で ...

関連画像

スクリーンショット 2013-12-02 15 図3 腎周囲腔と後腹膜の構造  の腎筋膜の緊張が著しい画像サムネイルスクリーンショット 2013-12-02 16 女性の泌尿器系の解剖図:左右


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関連記事筋膜」「

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腎機能








  • 図:N.265(水平断,上部) N.320(背面) N.332(水平断)
  • 図:Z.92、M.173(体表解剖)、N.321,322

解剖

大きさ

  • 長さ:11cm
  • 幅:4-5cm
  • 厚み:2-3cm

重量

  • 115-170g(PT.461), 160g(♂)/140g(♀)(KL.395)

血管尿管との関係

  • 腎臓を内側から見るとき、腹側から静脈動脈尿管の順に並んでいる

位置

  • 腹腔の後壁で、脊椎の両側にある(PT.461)
  • 右腎:T11-L2椎体、左腎:T12-L3椎体 (M.173)。T12-L3椎体。右腎は左腎より約1.5cm低位 (KL.395)
  • 両方の腎も幽門平面を貫くが、右腎は腎の上方で貫いている (M.173)
  • 尋問は中面より5cm離れた場所にある (M.173)
    • 腸骨稜の高いところを通る矢状面を貫く。この面は第12肋骨の先端をかすめる (M.173)
  • 腎臓の背側側は上方では横隔膜を挟む。さらにその下層では第11胸神経、肋下神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経が下外側に走行している (M.173)

血管

  • 腎動脈前枝
  • 上区動脈
  • 上前区動脈
  • 下前区動脈
  • 前区動脈
  • 下区動脈
  • 腎動脈後枝
  • 後区動脈
それぞれから以下の通りに分岐する

部位名

生理

機能 (SP.776 2007年度後期生理学授業プリント)

  • 1. 代謝により生じた老廃物の濾過・排出
  • 1-1. 酸の排泄
  • リン酸の排泄
  • NH4+の分泌
  • 重炭酸イオンの分泌
尿中酸総排泄量 = 滴定酸(リン酸, 硫酸など) + NH4+ - HCO3-(重炭酸イオンの再吸収)
  • 1-2. 尿素・尿酸・クレアチニンの排泄
  • 1-3. 異物の排泄
肝臓でP450やグルクロン酸抱合された解毒物の排泄
  • 2. 体液恒常性の維持 (腎機能参照)
  • 体液のNa,Kなどの電解質濃度
  • 浸透圧
  • pH
  • 3-1. ビタミンD3
活性型ビタミンDの産生(腎小体で濾過したビタミンDを近位尿細管で再吸収し、活性型に転換して血中に戻す)
pO2↓→近位尿細管近傍の線維芽細胞が分泌~
赤血球を作る増殖因子
輸入細動脈顆粒細胞から分泌される
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最初に位置する
副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイド(アルドステロン)を放出させる & 血管の平滑筋を刺激して血圧を上昇させる。
  • 4. 代謝機能
糖新生

ホルモンによる調節

  • バソプレシン[視床下部後葉]により、遠位尿細管で水の再吸収が促進される
  • 鉱質コルチコイド(アルドステロン)[副腎皮質]により、遠位尿細管でのNa( H2O)の再吸収が促進される
  • 重炭酸イオン(HCO3-)の再吸収[近位尿細管、CO2が細胞内に拡散]
  • ナトリウムイオン(Na+)の再吸収[近位尿細管、遠位尿細管]
  • アンモニア(NH3)の排出[細胞外に拡散]
  • 水素イオンH+の排出[近位尿細管、遠位尿細管のNa+-H+交換輸送体]

神経による調節 (SP.784)

  • 交感神経により腎血流が調節されている
  • 弱い刺激:輸出細動脈が収縮→RPF↓、濾過圧↑→GFRほぼ不変
  • 強い刺激:輸入細動脈も収縮→RPF↓、GFR↓

尿の生成 (生理学実習1 実習テキストp.3)

  • 腎を流れる血流量 1L/min = 1440L/day
  • 原尿生成 0.1L/min = 160L/day
  • 尿生成 0.7-1.0ml/min = 1-1.5L/day


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腎摘出術」

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腎筋膜腎傍脂肪体


Gerota's fascia」

  [★] ジェロタ筋膜腎筋膜


筋膜」

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fascia (KL)
  • 筋の表面を包む結合組織膜で、筋を保護すると共に、筋収縮の際、接する筋との間に摩擦が起こらないようにし、運動を円滑にする(KL.16)


膜」

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