脳動脈瘤

出典: meddic

cerebral aneurysmintracranial aneurysm
頭蓋内動脈瘤 intracranial aneurysm
前交通動脈動脈瘤頭蓋内動脈瘤嚢状動脈瘤脳底動脈瘤桑実状動脈瘤後交通動脈分岐部動脈瘤中大脳動脈瘤

好発部位

BPT.867
海外のデータ
  • 1. 前交通動脈分岐部 40%
  • 2. 中大脳動脈の第1分岐部 34%
  • 3. 内頚動脈-後交通動脈分岐部 20%
  • 4. 脳底動脈から後大脳動脈の分岐部 4%


SQ.520
日本のデータ
ウイリス動脈輪の前半部分が90%を占める
  • 1. 前交通動脈
  • 2. 内頸-後交通動脈分岐部
  • 3. 中大脳動脈分岐部

未破裂脳動脈瘤による症状

国試






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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/12 13:06:41」(JST)

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和文文献

  • 脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後の言語性記憶の特徴
  • 大沢 愛子,前島 伸一郎,棚橋 紀夫
  • The Japanese journal of rehabilitation medicine 49(9), 625-630, 2012-09
  • NAID 40019445570
  • くも膜下出血(破裂脳動脈瘤) (特集 速習!3日で学ぶ 血管内治療と看護) -- (速習2日目 疾患別血管内治療がわかる!)
  • 脳動脈瘤コイル塞栓術支援システムの開発 (特集 医療機器)
  • 山田 裕之,丸井 直樹
  • 月刊トライボロジー 26(9), 44-46, 2012-09
  • NAID 40019432305

関連リンク

脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう、英cerebral aneurysm)とは、動脈壁の脆弱性等に起因 する先天的な血管壁が瘤状に変化したもの。大きさは1~2mm程度の比較的小さなもの から、30mmを超える大きなものまで様々である。 動脈瘤の血管壁は中膜を欠いて ...
A:脳の血管(動脈)の一部が膨らんで弱くなっているところを脳動脈瘤と言います。人は 1.5-5%の割合で有していると思われています。そのうちの0.5-3%が破れて症状を 引き起こすと言われています。 脳動脈瘤は生まれつき持っているわけではなく、40歳 以降に ...

関連画像

ページ の 上 へ 戻る脳動脈瘤は、開頭手術を行い AN.MRA.#1.jpg1脳動脈瘤イメージ 1 脳動脈瘤が発見され、破裂前動脈瘤は長径が約11mm,動脈瘤


★リンクテーブル★
国試過去問103I079」「108A035」「107A042」「101A019」「096A047」「095C027」「101A042」「100A046」「098B005」「101D015」「103E011」「102I012」「098H054」「099D113
リンク元クモ膜下出血」「常染色体優性多発性嚢胞腎」「動眼神経麻痺」「内頚動脈後交通動脈分岐部動脈瘤」「前交通動脈
拡張検索無症候性末破裂脳動脈瘤」「感染性脳動脈瘤」「症候性末破裂脳動脈瘤」「破裂脳動脈瘤」「多発性脳動脈瘤
関連記事動脈瘤」「動脈」「脳動脈

103I079」

  [★]

  • 80歳の男性。右眼の視力低下を主訴に来院した。約2年前から縦の線がうねって見えることに気付いていた。3か月前に急激な視力低下をきたし、硝子体出血の治療を近医で受けたが改善しなかった。5年前から糖尿病と高血圧とを指摘され治療を受けており、1年前から不整脈が発生し抗血小板療法を受けている。視力:右手動弁/30cm(矯正不能)、左0.8(矯正不能)。前眼部、中間透光体所見:両眼に軽度の白内障を認めたが、角膜、前房および隅角には異常を認めなかった。右眼の硝子体に強い混濁を認めた。血液所見:赤血球350万、Hb 11.0g/dl、Ht 33%、白血球 4,230、血小板 13万。血液生化学所見:血糖 145mg/dl、HbA1C 7.2%、総蛋白 6.3g/dl、アルブミン 4.0g/dl、尿素窒素 20mg/dl、クレアチニン 0.9mg/dl、Na 142mEq/l、K 4.7mEq/l、Cl 107mEq/l。右眼の硝子体切除術を施行した。混濁した硝子体を除去すると網膜下にも出血があり、出血は黄斑部を含んで下方に広がっていた。手術後3日の右眼(手術眼)の眼底写真と左眼の眼底写真とを以下に示す。
  • 硝子体出血の原因として最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 103I078]←[国試_103]→[103I080

108A035」

  [★]

  • 76歳の女性。見えにくいことを主訴に来院した。 10年前に糖尿病を指摘され経口血糖降下薬を内服している。起床時に物が二重に見えることに気付き受診した。意識は清明で頭痛はなく、複視は左方視で増強する。眼瞼下垂はない。瞳孔径は両側3 mmで対光反射は正常である。四肢筋力低下はなく、手袋靴下型の軽度の表在・深部感覚低下を認める。四肢の腱反射は全体に左右差なく減弱している。来院時血糖 112 mg/dl、HbA1c(NGSP) 6.4% (基準 4.6~6.2)。正面視を指示した際の眼位 (別冊 No. 12)を別に示す。
  • 正しいのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108A034]←[国試_108]→[108A036

107A042」

  [★]

  • 50歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。3年前に高血圧を指摘されたが降圧薬は内服していない。母親が慢性腎不全で60歳から血液透析を受け、65歳時にくも膜下出血で死亡している。腹部触診で両側の腹部に凹凸のある腫瘤を触れるが圧痛はない。腸蠕動音は弱い。体温36.5℃。血圧162/90mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(±)。血液所見:赤血球382万、Hb 10.2g/dl、Ht 32%、白血球5,600、血小板28万。血液生化学所見:アルブミン3.8g/dl、尿素窒素22mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl。CRP 0.2mg/dl。腹部単純CT(別冊No.16)を別に示す。
  • この患者で検索すべきなのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107A041]←[国試_107]→[107A043

101A019」

  [★]

  • 32歳の女性。発熱と労作時呼吸困難とを主訴に来院した。1か月前に抜歯を受けたが、発熱が持続し、昨日から労作時呼吸困難が出現した。意識は清明。身長155cm、体重48kg。血液所見:赤血球330万、Hb10.5g/dl、白血球14,500。CRP11.2mg/dl。断層心エコー図とドプラ図とを以下に示す。
  • この患者でみられないのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A018]←[国試_101]→[101A020

096A047」

  [★]

  • 36歳の男性。2か月前から頭痛、めまい及びふらつきが出現したため来院した。14歳時に両側眼底出血の既往がある。意識は清明。眼振、四肢協調運動障害および体幹失調を認める。四肢の麻痺と感覚障害とはみられない。頭部MRIのT1強調像、造影T1強調像及び椎骨動脈造影側面像を以下に示す。最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096A046]←[国試_096]→[096A048

095C027」

  [★]

  • 65歳の男性。朝起きたら左のまぶたが挙がらないと言って来院した。複視を訴える。意識は清明。左眼瞼下垂、左瞳孔散大および左眼の外転位を認める。顔面の感覚は正常。この患者で考えられるのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095C026]←[国試_095]→[095C028

101A042」

  [★]

  • 53歳の女性。朝からものが二重に見えることを主訴に来院した。意識は清明。右眼瞼下垂と右眼球運動障害とを認める。頭部単純MRIのT1強調像とT2強調像とを以下に示す。
  • 診断の確定に必要なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A041]←[国試_101]→[101A043

100A046」

  [★]

  • 6歳の女児。1週前から頭痛と嘔吐とが出現し、歩行時ふらつくようになってきたため来院した。右上下肢に運動失調を認める。頭部単純MRIのT1強調像と右椎骨動脈造影側面像とを以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 100A045]←[国試_100]→[100A047

098B005」

  [★]

  • 50歳の女性。突然出現した右眼瞼下垂を主訴に来院した。複視前頚部痛とを訴えており、脳動脈瘤が疑われた。
  • 考えられる病変部位はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 098B004]←[国試_098]→[098B006

101D015」

  [★]

  • 36歳の男性。急に出現した頭痛と右眼瞼下垂とを主訴に来院した。意識は清明。右瞳孔は左より大きく対光反射は消失している。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D014]←[国試_101]→[101D016

103E011」

  [★]

  • 治療法の選択で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103E010]←[国試_103]→[103E012

102I012」

  [★]

  • 常染色体優性遺伝多発性嚢胞腎症に合併するのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I011]←[国試_102]→[102I013

098H054」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 098H053]←[国試_098]→[098H055

099D113」

  [★]

  • 塞栓術が適応となるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099D112]←[国試_099]→[099D114

クモ膜下出血」

  [★]

subarachnoid hemorrhage, SAH
(国試)くも膜下出血
[show details]

疫学

SCN.206
  • 発症率:6-29/10万人/年
  • 50-60歳が発症のピーク。
  • 加齢によって発生率が上昇
  • 動脈瘤破裂によるクモ膜下出血は女性に多い

リスク因子

参考1
  • 喫煙、高血圧、過度の飲酒

病因

外傷によるクモ膜下出血を除く
  • 1. 脳動脈瘤破裂:60-80% →  ちなみに脳動脈瘤の破裂部位は前大脳動脈領域40%、内頚動脈領域30%、中大脳動脈領域20%、らしい(出典不明、資料によって%異なるので注意)
  • 2. 脳動静脈奇形:10%
  • 3. 高血圧性脳内出血:10%
  • 4. その他(もやもや病、外傷)

症状

  • 前駆症状なし
ただし、内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺(眼瞼下垂や複視)は動脈瘤サイズの拡大や限局した出血である可能性がある(SCN.207)。内頚動脈から眼動脈が分岐する部位での動脈瘤では視力障害をきたしうる。
  • 1. 突然の(これまで経験したことのないような)激しい頭痛。持続的。
  • 2. 悪心・嘔吐 ← 脳圧亢進症状
  • 3. 意識障害(半数の症例) ← 一過性
  • 4. 項部硬直 ← 硬膜刺激症状:初期には出現しないことがある(YN.J-91 NHB.603 )。 ← 発症初期には明らかでないことが多い(出典不明)。
発熱で気づかれることもあるらしい。

検査

  • 血液検査:白血球増加(頭蓋内出血による急性炎症反応が起こった場合 → 102C031)
  • 眼底
  • 硝子体下出血を認めることがある(CASES.194)
  • 画像
  • CT

その他

(研修医当直御法度 症例帳 p.8
  • 28%の例にCK上昇が見られる。
  • 90%の例に心電図異常が認められる。

重症度分類

SCN.207 参考1
Grade Hunt and Hess分類(1968) Hunt and Kosnik分類(1974) WFNS分類(1983)
GCS score 主要な局所神経症状(失語あるいは片麻痺
I 無症状か、最小限の頭痛および軽度の項部硬直をみる 15 なし
Ia 急性の髄膜あるいは脳症状をみないが、固定した神経学的失調のあるもの
II 中等度から強度の頭痛、項部硬直をみるが、脳神経麻痺以外の神経学的失調はみられない 14~13 なし
III 傾眠状態、錯乱状態、または軽度の巣症状を示すもの 14~13 あり
IV 昏迷状態で、中等度から重篤な片麻痺があり、早期除脳硬直および自律神経障害を伴うこともある 12~7 有無は不問
V 深昏睡状態で除脳硬直を示し、瀕死の様相を示すもの 6~3 有無は不問
    重篤な全身性疾患、たとえば
高血圧、糖尿病、著明な動脈硬化、
または慢性肺疾患、
または脳血管造影でみられる頭蓋内血管攣縮が
著明な場合には、重症度を1段階悪いほうに移す。
   

合併症

SCN.211 YN.J-92
  • 再出血:発症後24時間以内(6時間未満が最多(出典不明))。動脈瘤破裂によるSAHの場合、再発率は50-80%。初回死亡率50%、再発作死亡率50-70%
  • 脳血管攣縮
  • 脳血管攣縮により遅発性虚血脳神経脱落症状が出現することがある。出現は4-14日(SCN)/7-8日(YN)がピーク。早期(3日以内)や後期(21日以降)の発症もあり売る。脳血管上の攣縮は70%の症例で見られ、このうち36%で症状が出現する。予防は循環血液量を保ち、開頭術・コイル祖塞栓術を施行したのち、脳槽・脊髄ドレナージをおこない原因となる血性髄液を排出する。
  • 脳梗塞:血管攣縮による
  • 水頭症(クモ膜下出血後水頭症):数週~数ヶ月後(YN)。血性髄液によりクモ膜顆粒に炎症が生じ髄液の吸収障害をきたす。


治療

YN.J-92 SCN.209
治療方針:脳動脈瘤破裂の治療として再出血の防止を行う(24時間以内のクリッピング、脳血管内治療)。
  • 対症療法:
  • 降圧療法:120-150mmHg
  • 根治療法
  • 外科手術
  • 早期手術:Grade I-IIIの症例が対象。Grade IV-Vであっても意識回復の見込みがあれば行う。
  • 晩期手術:
  • 血管内手術:瘤内塞栓術、親動脈閉塞術

予後

  • 発症時に約20%が死亡
  • 発症後、2週間以内の死亡が多い。6か月以内に約半数は再出血して死亡することが多い。


参考

  • 1. 脳卒中治療ガイドライン2009
[display]http://www.jsts.gr.jp/jss08.html

国試

著名人

  • 2010/4/2 巨人・木村拓也コーチ



常染色体優性多発性嚢胞腎」

  [★]

autosomal dominant polycystic kidney disease, ADPKD
常染色体優性嚢胞腎成人型嚢胞腎 adult polycystic kidney disease APKD APCD、adult-type polycystic kidney disease
腎嚢胞
[show details]

遺伝

疫学

  • 10万人対11-12。(SURO.125)

病因

  • PKD1, PKD2遺伝子の変異による。

病態

  • 腎臓にサイズが大きめの嚢胞が多発し(⇔常染色体劣性嚢胞腎 ARPKD)、腎実質を圧迫して腎機能を低下させる。

症状

SURO.125
  • 高血圧(半数以上の例)

合併症

  • 頭蓋内出血(脳動脈瘤+高血圧)

参考

uptodate

  • 1. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎の遺伝学および嚢胞成長のメカニズム - uptodate [1]
  • 2. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎の診断およびスクリーニング - uptodate [2]
  • 3. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎の腎外症状 - uptodate [3]
  • 4. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎の腎症状 - uptodate [4]
  • 5. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎における高血圧 - uptodate [5]
  • 6. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎における尿路感染症 - uptodate [6]
  • 7. [charged] 常染色体優性多発性嚢胞腎の経過および治療 - uptodate [7]
  • 8. [charged] 小児における常染色体優性多発性嚢胞腎 - uptodate [8]


動眼神経麻痺」

  [★]

oculomotor nerve paralysis, oculomotor paralysis, oculomotor palsy
paralysis oculomotoria
動眼神経

概念

病因

  • 動脈硬化症
  • 腫瘍:
  • 糖尿病
  • 髄膜炎
  • 外傷


国試

[show details]


内頚動脈後交通動脈分岐部動脈瘤」

  [★]

internal carotidartery-posterior communicating artery aneurysm IC-PC aneurysm
内頸動脈後交通動脈分岐部動脈瘤IC-PC動脈瘤
脳動脈瘤
[show details]


前交通動脈」

  [★]

anterior communicating artery Acom ACOM
arteria communicans anterior
ウィリス動脈輪内頸動脈前大脳動脈、交通動脈

概念

  • 前大脳動脈が吻合してできた交通動脈
  • 脳動脈瘤の好発部位(欧米では最多で40%(BPT))

臨床関連



無症候性末破裂脳動脈瘤」

  [★]

asymptomatic unruptured cerebral aneurysm
[show details]


感染性脳動脈瘤」

  [★]

脳動脈瘤感染性心内膜炎

病原体


症候性末破裂脳動脈瘤」

  [★]

symptomatic unruptured cerebral aneurysm
末破裂脳動脈瘤


破裂脳動脈瘤」

  [★]

ruptured cerebral aneurysm, ruptured aneurysm


多発性脳動脈瘤」

  [★]

multiple cerebral aneurysm, multiple aneurysm

動脈瘤」

  [★]

aneurysm, arterial aneurysm
大動脈瘤真性動脈瘤仮性動脈瘤


動脈」

  [★]

artery (Z)
arteria
静脈



脳動脈」

  [★]

cerebral artery
大脳動脈




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