脊髄神経

出典: meddic

spinal nerve (M), spinal nerves
nervi spinales
脊髄神経根感覚神経節










定義


脊髄神経


脊髄神経の支配領域(SOR.441,476)

上肢

支配神経根 責任椎間高位 深部反射 感覚領域 支配筋 支配運動
C5 C4-5 三角筋腱反射、上腕二頭筋腱反射 上腕外側 三角筋 肩の外転
C6 C5-6 上腕二頭筋腱反射、腕橈骨筋腱反射 前腕外側、1-2指 上腕二頭筋 肘屈曲、手関節背屈
C7 C6-7 上腕三頭筋腱反射 3指 上腕三頭筋 肘伸展、手関節掌屈
C8 C7-C8 なし 4-5指 指屈筋 手指開閉

下肢

支配神経根 責任椎間高位 深部反射 感覚領域 支配筋
L4 L3-4 膝蓋腱反射 膝蓋骨の内側近辺 大腿四頭筋
L5 L4-5   膝蓋骨下外側から母趾にかけて下方に斜行 前脛骨筋長母趾伸筋長趾伸筋
S1 L5-S1 アキレス腱反射 小趾 下腿三頭筋長母趾屈筋長趾屈筋


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/02 00:36:04」(JST)

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和文文献

  • 1. 手術で治療困難なAVM(PS1-1 血管奇形の基礎と臨床,プレナリーセッション,脳神経外科学の課題,第32回日本脳神経外科コングレス総会)
  • 菊田 健一郎
  • 脳神経外科ジャーナル 21(Supplement), 52, 2012-04-20
  • NAID 110009359420
  • 座位手術によるinfratentorial supracerebellar approachで摘出した松果体部脳動静脈奇形の1例
  • 東野 芳史,小寺 俊昭,山内 貴寛,常俊 顕三,細田 哲也,有島 英孝,北井 隆平,新井 良和,竹内 浩明,菊田 健一郎
  • 脳神経外科ジャーナル 21(3), 244-248, 2012-03-20
  • 44歳男性,難聴の精査を受け,松果体部のAVMを指摘された.座位手術によるinfratentorial supracerebellar (ITSC) approachで外科的切除を行った.術中脳血管造影により全摘出を確認した.空気塞栓は心房内に流入する気泡を経食道エコーでモニターすることにより回避した.患者は神経学的な異常を認めず退院した.組織学的検討では,摘出標本には松果体に典型的な葉状配列を示 …
  • NAID 110009419602
  • 頚椎症性脊髄神経根症に対する手術後にPancoast腫瘍が診断された2例
  • 山崎 昭義,渡辺 慶,佐野 敦樹 [他]
  • Journal of spine research : official journal of the Japanese Society for Spine Surgery and Related Research 3(2), 199-206, 2012-02
  • NAID 40019210056
  • しびれの臨床(No.8)脊髄・神経根疾患

関連リンク

脊髄神経(せきずいしんけい、英語:spinal nerves、ラテン語:nervi spinales)とは、 末梢神経のうち、脊髄から分かれて出るものを指す。末梢神経は脊髄神経と脳神経に 分かれるが、脳神経は迷走神経を除いて頭頸部にしか分布しないから、四肢・体幹を 支配 ...
脊髄神経後枝(せきずいしんけいこうし、英: posterior branches of the spinal nerves ...

関連画像

脊髄と神経VR7621A 脊髄神経1. 脊髄神経(Spinal nerves)scanTOKYO産科麻酔チーム☆ 自立.gif内臓ー体制反射、体制ー内臓


★リンクテーブル★
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関連記事神経」「脊髄

感覚神経節」

  [★]

sensory ganglion
ganglia seusoria
知覚神経節知覚性神経節
神経節求心性末梢神経内臓感覚神経



神経根」

  [★]

nerve root
radix
root
根糸



脳神経」

  [★]

cranial nerve, cranial nerves
nervi craniales
脊髄神経

脳幹における脳神経核の所在

脳幹障害時には同側の脳神経麻痺(下位運動ニューロン障害)と、対側の体幹運動神経麻痺(上位運動ニューロン障害)
  脳神経 同側の脳神経症状 代表的症候群
中脳 III IV     内転筋の麻痺、眼球の外方変異 Weber症候群MLF症候群Benedikt症候群
V VI VII VIII 顔面の麻痺 Millard-Gubler症候群
延髄 IX X XI XII 嚥下障害、構音障害 Wallenberg症候群

脳神経核の支配

  • 対側大脳皮質の片側性支配:CN VII(下部顔面筋), CN VII(舌の筋) → 中枢性障害(上位ニューロンの障害)で支配筋の障害が生じる
  • 両側性支配:上記以外の運動性神経 → 中枢性障害(上位ニューロンの障害)でも支配筋の障害は生じない

脳神経一覧

CN# 一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
CN I 嗅神経           嗅上皮           篩骨篩板の穴 左右の鼻腔の天井、鼻中隔の上部、上鼻甲介の粘膜からの嗅覚
CN II 視神経           網膜           視神経板  
CN III 動眼神経                     上眼窩裂 支配筋:上直筋、下直筋、内側直筋、下斜筋
                  毛様体神経節 上眼窩裂 副交感神経:瞳孔収縮筋、毛様体筋
CN IV 滑車神経                     上眼窩裂 支配筋:上斜筋
CN V   三叉神経                            
V1 眼神経           三叉神経節           上眼窩裂 角膜、前頭部、頭皮、眼瞼、鼻の皮膚、鼻腔と副鼻腔の粘膜からの感覚
V2 上顎神経           三叉神経節           正円孔 上唇を含む上顎部の顔の皮膚、上顎の歯、鼻粘膜、上顎洞、口蓋の感覚
V3 下顎神経           三叉神経節           卵円孔 下唇を含む下顎と顔の外側部の皮膚、下顎の歯、顎関節、口の粘膜、舌の2/3の感覚
                    支配筋:咀嚼筋、顎舌骨筋、顎二腹筋の前腹、口蓋帆張筋、膨膜張筋
CN VI 外転神経                       上眼窩裂 支配筋:外側直筋
CN VII 顔面神経           膝神経節           内耳道、顔神経管、茎乳突孔 外耳道の皮膚の感覚
          膝神経節           舌の2/3,口腔底、口蓋の味覚
                  翼口神経節、顎下神経節 副交感神経:顎下腺、舌下腺、涙腺、鼻と口蓋の腺
                    支配筋:顔の表情筋、中耳のアブミ骨、茎突舌骨筋、顎二腹筋の後腹
CN VIII 内耳神経                            
前庭神経           前庭神経節           内耳道 半規管、球形嚢、卵形嚢からの前庭感覚
蝸牛神経           ラセン神経節           ラセン器からの聴覚
CN IX 舌咽神経           脳神経IXの下神経節           頚静脈孔 外耳からの皮膚感覚
          脳神経IXの上神経節           耳下腺、頸動脈小体、頸動脈洞、咽頭、中耳からの臓性感覚
          脳神経IXの下神経節           舌の後ろ1/3からの味覚
                  耳神経節 副交感神経:耳下腺
                    支配筋:茎突咽頭筋(嚥下を助ける)
CN X 迷走神経           脳神経Xの上神経節           頚静脈孔 耳介、外耳道、後頭蓋窩からの感覚
          脳神経Xの上神経節           舌底、咽頭、喉頭、器官、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
          脳神経Xの下神経節           喉頭蓋と口蓋の味覚
                  内臓近傍のニューロン 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)
                    支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋
CN XI 副神経                            
延髄根                     頚静脈孔 支配筋:軟口蓋、咽頭の横紋筋、喉頭(いずれも脳神経Xに加わる神経を経由)
脊髄根                     支配筋:胸鎖乳突筋と僧帽筋
CN XII 舌下神経                     舌下神経管 支配筋:舌筋(口蓋舌筋を除く)





腕神経叢」

  [★]

brachial plexus (B)
plexus brachialis
  • 図:N.413(模式図) N.457(枝の走行) KA.413(腕神経叢)
  • 後頚三角にあり、前斜角筋中斜角筋の間から出るところで3本の神経幹を作った後、外側に下行する。
  • C5-T1までの5本の脊髄神経前根腕神経叢を作る
  • 神経幹より近位の部分は、鎖骨より内側にある (N.412 KA.413)



    C3 C4 C5 C6 C7 C8 T1
 横隔神経          
 肩甲背神経            
 長胸神経          
上神経幹            
 鎖骨下筋神経            
 肩甲上神経            
中神経幹              
下神経幹            
外側神経束          
 外側胸筋神経          
内側神経束            
 内側胸筋神経            
 内側上腕皮神経            
 内側前腕皮神経            
後神経束      
 上肩甲下神経            
 胸背神経          
 下肩甲下神経            
 腋窩神経 上肢          
 筋皮神経        
 正中神経      
 橈骨神経    
 尺骨神経          
損傷レベル 主な動作筋 運動機能
C1-C3 胸鎖乳突筋 頭部の前屈、回転
C4 横隔膜(C3-C5)、僧帽筋 呼吸、肩甲骨挙上
C5 三角筋上腕二頭筋 肩関節屈曲・外転・伸展、肘関節屈曲・回外
C6 大胸筋橈側手根伸筋 肩関節内転、手関節背屈
C7 上腕三頭筋橈側手根屈筋 肘関節伸展、手関節掌屈
C8-T1 指の屈筋群、手内筋 指の屈曲、手の巧緻運動


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




筋萎縮性側索硬化症」

  [★]

amyotrophic
amyotrophic lateral sclerosis, ALS
シャルコー病 Charcot diseaseゲーリック病Gehrig病 Gehrig's diseaseルー・ゲーリック病 Lou Gehrig病 Lou Gehrig's disease
運動ニューロン疾患

まとめ

  • 上位運動ニューロンと下位ニューロンが障害される運動ニューロン疾患の一つである。多くが孤発性であるが、5-10%に家族性の発症が見られ、発症年齢は20歳と若いが、進行は緩徐である。通常は、40歳以降の発症、特に50歳代が多い。下位ニューロンの障害が先行する。一側上肢遠位の筋萎縮で始まり対側上肢、両下肢に筋萎縮が進行し、球麻痺の出現、呼吸筋萎縮に至る。下位ニューロンの障害により、舌の線維束性攣縮、四肢筋の脱力、萎縮、線維性攣縮(これらは上肢優位、遠位筋優位)、また腱反射消失が見られる。また、上位ニューロンの障害により構音障害、嚥下障害、舌運動障害が認められ、下顎反射亢進が認められる。四肢では痙縮が下肢優位にまた、腱反射の亢進と病的反射が認められる。自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されないため、他覚的感覚障害、眼球運動障害、膀胱・直腸障害、小脳徴候、錐体外路徴候、認知症、褥瘡は認められない。根治療法はなく、リルゾールでの延命治療、対症療法として、嚥下障害に対して経管栄養、呼吸障害に対して人工呼吸器を用いる。(BET.440)

概念

  • 軸索変性をきたす神経変性疾患
  • 誘発筋電図上ではM波の振幅の減衰が見られる
  • 上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが侵される。四肢、呼吸筋が侵される。ついには球麻痺をきたす。
  • 自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されない → (筋萎縮性側索硬化症の陰性症状) (1) 他覚的感覚障害、(2) 眼球運動障害、(3) 膀胱・直腸障害、(4) 小脳徴候、(5) 錐体外路徴候、(6) 認知症、(7) 褥瘡

疫学

  • 有病率:4-6人/10万人
  • 男女比=1.3:1 (YN.J-130)
  • 発症年齢:中年以降。40歳以降でみられ、多くは50歳以降
  • 日本では紀伊半島、米国ではグアムで多く見られる。

病因

  • 孤発性:90%以上
  • 遺伝性:5-10%

病理

  • Lwey body-like hyaline inclusions, Hirano bodies, ブニナ体, slein-like inclusions

症状

  症状 上肢 下肢
脊髄神経 上位運動ニューロン 錐体路症状(痙性麻痺腱反射亢進バビンスキー徴候陽性)   優勢
下位運動ニューロン 筋力低下、線維束性収縮、筋萎縮、呼吸障害 優勢  
脳神経 上位運動ニューロン 偽性球麻痺  
下位運動ニューロン 球麻痺(構音障害嚥下障害、舌の萎縮・線維束性収縮)、顔面神経麻痺

検査

軸索変性を来すので、神経伝導速度の低下は顕著ではない → 筋電図で神経原性変化を見る!!

鑑別診断

  • 変形性頚椎症:知覚障害が出現するので鑑別されるが、症状が神経所見がはっきり分からず、診断に難渋することがある、らしい。


球麻痺呼吸筋麻痺を呈する疾患
  腱反射 病的反射 クレアチンキナーゼ 神経伝導検査 筋電図
筋萎縮性側索硬化症 ↑↑ 軽度高値 正常 神経原性変化
重症筋無力症 正常 正常 waning
多発性筋炎 著明高値 正常 筋原性変化
ギラン・バレー症候群 正常 脱髄/ブロック 神経原性変化

国試



解剖学」

  [★]

anatomy
anatomia
体表解剖学臨床解剖学神経解剖学比較解剖学

系統解剖

運動

筋肉

部位ごとの分類

関節ごとの分類

筋の付着部

神経

部位別

上肢

体幹

下肢

下肢の皮神経

名称
陰部大腿神経大腿枝
外側大腿皮神経
大腿神経前皮枝
閉鎖神経皮枝
伏在神経
浅腓骨神経
深腓骨神経
上殿皮神経
中殿皮神経
下殿皮神経
大腿皮枝の枝
後大腿皮神経の終末枝
内側腓腹皮神経
外側腓腹皮神経
腓腹神経
外側足背皮神経

脳幹の神経解剖

血管

臓器に分布する血管

臓器 栄養血管 機能血管
動脈 静脈 動脈 静脈
食道        
       
小腸 上腸間膜動脈 上腸間膜静脈門脈    
大腸 上・下腸間膜動脈 上・下腸間膜静脈門脈    
肝臓 固有肝動脈 肝静脈下大静脈    
胆嚢 胆嚢動脈 胆嚢静脈    
膵臓        
気管        
気管支動脈 気管支静脈 肺静脈 肺動脈幹肺動脈
腎臓        
尿管        
膀胱        
脾臓 脾動脈 脾静脈    
精巣 精巣動脈 蔓状静脈叢    
卵巣 卵巣動脈 蔓状静脈叢卵巣静脈    

各体部位に分布する血管

  • 頭部
頚部



脛骨神経」

  [★]

tibial nerve (N,B)
nervus tibialis
総腓骨神経


筋枝:下腿、足底の屈筋
皮枝:下腿の外側半、足底}
  • 図:N.484(大腿後面),523(下腿後面)

由来

支配 (KL.214)

走行

脊髄神経

支配神経根 責任椎間高位 深部反射 感覚領域 支配筋
L4 L3-4 膝蓋腱反射 膝蓋骨の内側近辺 大腿四頭筋
L5 L4-5   膝蓋骨下外側から母趾にかけて下方に斜行 前脛骨筋長母趾伸筋長趾伸筋
S1 L5-S1 アキレス腱反射 小趾 下腿三頭筋長母趾屈筋長趾屈筋



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



脊髄神経根障害」

  [★]

myeloradiculopathy
脊髄神経根症

神経」

  [★]

nerve
nervus
ニューロン


解剖で分類

情報で分類

機能で分類


脊髄」

  [★]

spinal cord (M)
medulla spinalis









  • 成人の脊髄は大後頭孔からL1-L2の椎骨まで達する (M.279)

解剖






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