脈圧

出典: meddic

pulse pressure, PP
血圧、脈圧低下 脈圧狭小

  • 収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最小血圧)の差。

脈圧の上昇

  • 血管壁の硬直によるウインドケッセル効果?の消失による
  • 動脈管開存症:拡張期血圧低下?
  • 拡張期に血流が肺動脈に流れてしまうため?

脈圧の低下

  • 脈拍増加を来す病態:出血、脱水、ショック
  • 拡張期の短縮 → 心室に血液が充分充満しないうちに駆出されるため
  • 十分な血流を大動脈に駆出できないため




UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 胆道閉鎖症術後の門脈圧亢進症による消化管出血-特に小腸からの出血が疑われた症例について-
  • 大畠 雅之 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(1), 1-9, 2011-03-25
  • … 胆道閉鎖症術後門脈圧亢進に伴う小腸出血の頻度は高くないが, 治療に難渋することが多い。 … 1982年から2010年までの19年間に4例の胆道閉鎖症術後門脈圧亢進に伴う小腸出血が疑われた症例を経験した。 … 肝予備能の保たれている症例では摘脾などの門脈圧を下げる治療が小腸出血に有効であるが、コントロール困難な出血には肝移植を視野にいれた治療が必要となる。 …
  • NAID 110008454322
  • 食塩負荷によって動脈圧受容器反射は減弱する : 孤束核の影響
  • P1-10-11 子宮筋腫による下大静脈圧迫のため肺血栓塞栓症と脳梗塞を同時発症後,子宮全摘術を施行した1例(Group13 良性卵巣腫瘍・症例2,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
  • 福田 友彦,浜井 葉子,今西 由紀夫
  • 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 498, 2011-02-01
  • NAID 110008508921

関連リンク

東京医大八王子医療センター循環器内科の高沢謙二教授によると、脈圧は、「中枢の 太い動脈の硬さをチェックする指標」だそうです。脈圧の上限は60mmHgだということ です。脈圧が高いほど、心筋梗塞など、心臓の病気のリスクが増えていきます。ただし、 脈 ...
「脈圧」とは - 収縮時血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)から求められる心臓への 負担の指標となる数値。 計算式は (脈圧) = (最高血圧) - (最低血圧) 例えば、血圧が 最高 125 mmHg / 最低 80 mmHg の場合 脈圧...

関連画像

第24回北海道門脈圧亢進症 1101 脈圧も気にかけましょうマイクロバルーンカテーテル 肝硬変(門脈圧亢進)図表5 血圧の年齢推移(男性 平均血圧と脈圧


★リンクテーブル★
先読みPP
国試過去問106B060」「102D024」「103A006」「096B033」「077B019
リンク元血圧」「動脈管開存症」「脈拍」「循環障害」「速脈
拡張検索頚静脈圧」「観血的動脈圧測定法」「肺動脈圧」「下大静脈圧迫症候群」「動脈圧受容器反射
関連記事

PP」

  [★]


106B060」

  [★]

  • 次の文を読み、 58-60の問いに答えよ。
  • 78歳の男性。意識障害のため家族に伴われて来院した。
  • 現病歴:3日前から発熱と黄色痰を伴う咳とが続いていたが、病院に行くのを嫌がっていた。いつもの時間に起きてこないため家族が部屋に様子をみに行ったところ、呼びかけに対する反応が悪い患者を発見し、家族が乗用車で救急外来に連れてきた。
  • 既往歴: 43歳から高血圧症で内服加療中。 55歳から糖尿病で内服加療中。
  • 生活歴 :長男家族と同居。
  • 現 症:意識レベルはJCSⅡ-10。体温39.0℃。心拍数118/分、整。血圧84/42mmHg。呼吸数28/分。 SpO2 90%(room air)。四肢末梢の皮膚は温かく、軽度の発赤を認める。刺激に対する上下肢の動きは良好である。左の背部下方にcoarse cracklesを聴取する。
  • 酸素投与、モニター装着および静脈路確保を行い、輸液を開始した。現時点から数時間後までの治療の効果を判断するのに最も適切な指標はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106B059]←[国試_106]→[106B061

102D024」

  [★]

  • 72歳の女性。胸部圧迫感を主訴に来院した。1か月前から駅の階段を上がるときに前胸部の圧迫感を自覚していた。数年前から心雑音を指摘されていたが、放置していた。心エコー図を以下に示す。
  • この患者でみられないのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102D023]←[国試_102]→[102D025

103A006」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 103A005]←[国試_103]→[103A007

096B033」

  [★]

  • 脈圧が大きくなるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096B032]←[国試_096]→[096B034

077B019」

  [★]

  • a. 幼児に多い
  • b. 症状が最も悪化しやすいのは秋である
  • c. 朝起き不良がよく見られる
  • d. 立位心電図でTmの陰転は診断上有用である。
  • e. 起立時に脈圧の拡大が見られやすい

血圧」

  [★]

blood pressure, BP
動脈圧 arterial pressure AP
血圧測定

成人の血圧(日本高血圧学会 2004年版ガイドライン)

  • 至適血圧:120mmHg かつ 80mmHg
  • 正常血圧:130mmHg かつ 85mmHg
  • 正常高値血圧:130~139mmHg または 85~89mmHg
  • 軽症高血圧:140~159mmHg または 90~99mmHg
  • 中等症高血圧:160~179mmHg または 100~109mmHg
  • 重症高血圧:≧180mmHg または ≧110mmHg
  • 収縮期高血圧:≧140mmHg かつ <90mmHg

糖尿病性腎症

  • 管理目標: 130/80 mmHg
  • 尿蛋白1g/日以上:125/75 mmHg

冠血管と血圧

  • In the normal state, autoregulatory mechanisms adjust coronary tone tomatch myocardial oxygen supply with oxygen requirements. In the absence of obstructive coronary disease, thesemechanisms maintain fairly constant rate of coronary flow, as long as the aortic perfusion pressure is approximately 60 mmHg or greater.

血圧の異常

血圧の上肢における左右差

  • 大動脈炎症候群:腕頭動脈、鎖骨下動脈の狭窄・閉塞を生じる
  • 動脈硬化:鎖骨下動脈領域の病変があるとき、左右の脈拍差や皮膚温の違いを生じる

血圧の上下肢の差(下肢>上肢)

  • 大動脈炎症候群:大動脈弓部が冒されやすいが、鎖骨下動脈が冒された場合に上肢の血圧が低下。
  • 解離性大動脈瘤:解離腔に生じた血腫が鎖骨下動脈を圧迫すると、上肢の血圧が低下
  • 大動脈閉鎖不全症Hill徴候

収縮期血圧のみ高い。拡張期血圧は高くない

拡張期に動脈血流が減少する病態(血流が体循環に押し出されないか、心収縮力のみ上昇している状態?(体循環の血管抵抗が上がっていない?))
脈圧が上昇する
  • 1. 大動脈基部の血流が逆流やシャントにより減少する場合
  • 3. その他

ショック

  • 収縮期血圧 90 mmHg以下

非侵襲的な血圧測定法による血圧の上肢・下肢の差

  • 血圧を測定するために駆血帯で血流を遮断する必要がある。このとき、下肢の動脈の方が深部を走行しているため上肢より強く駆血帯で圧迫する必要がある。強く圧迫を要する分だけ下肢の血圧が高く測定されてしまう。


心血管とその周囲の血圧 YN.C-29

see also PHD.61
中心静脈   肺動脈楔入圧
4~8 8~20
右心房 左心房
1~4 8~20
右心室 左心室
8~20 120~20
肺動脈 大動脈
8~20 120~70

臓器移植における脳死判定の除外

脳死判定#脳死判定の除外規定臓器の移植に関する法律施行規則#第二条第四項
  • 収縮期血圧が以下で定められる数値未満の場合には脳死判定ができない。
  • 1歳未満の者 65
  • 1歳以上13歳未満の者 年齢x2+65
  • 13歳以上の者 90

国試



動脈管開存症」

  [★]

patent ductus arteriosus, PDA
心室中隔欠損症心房中隔欠損症
動脈管動脈管索


まとめ

  • 出生後72時間以内に閉鎖するはずの動脈管が残存することが本疾患の本態である。多くの症例では無症状であり、2LSBに連続性雑音を聴取することで診断されうる。動脈管開存の程度が大きい場合、左心系負荷、左心不全、あるいは肺高血圧によりアイゼンメンゲル症候群を来しうる(この場合のチアノーゼは下半身に起こる)。また、動脈管の圧迫により左反回神経麻痺を起こしうる。治療は動脈管結紮切離術、コイル塞栓法、(未熟児に対しては)インドメタシン投与により行う。(YN.C-123 SSUR.360)

概念

病因

疫学

  • 先天性心疾患の約5-10% (YN.C-123)
  • 男女比 = 1:2-3 (YN.C-123)

病態

肥大部位 PHD.380-

  RA RV LA LV
ASD    
VSD  
PDA    

症候

  • 左心房肥大、左心室肥大
  • 左心不全
  • (次第に)肺高血圧
  • (肺高血圧からアイゼンメンゲル化した症例)下半身のチアノーゼ

身体所見

脈拍

  • (動脈管の開存度が大きい場合)速脈脈圧

聴診

シャント量によって所見が変化する。
  • 新生児期(つまり病初期)には収縮期雑音。 → 拡張期雑音が出現し連続性雑音となる(拡張期雑音は高まった動脈圧によりdriveされる動脈管から肺動脈への血流を反映。よってII音でピークとなる)。 → 肺高血圧の進行により、収縮期雑音のみとなり、IIp音が亢進。

検査

胸部単純X線写真

  • 左第一弓↑、左第三弓↑、左第四弓↑
  • 左第二弓↑(SPE.449)
  • 肺血管陰影増強


心エコー

  • 動脈管での左右シャント

心カテーテル検査

  • カテーテルの肺動脈から大動脈弓への到達
  • 肺動脈血の酸素飽和度上昇
  • 肺動脈圧上昇

心電図

  • 左室肥大、V5-V6に目立つq波 (SPE.449)

治療

生後半年を過ぎると動脈管自然閉鎖はまれである

方針

ガイドライン1
  • 細い動脈管で心雑音のない場合(silent PDA)について治療適応かどうかは統一見解がない。
  • 治療適応は連続性雑音が見られる場合であり、肺血管抵抗が高くなり右左短絡が主体で高度の肺高血圧が見られる例、あるいはEisenmenger化した例については治療適応がない。
  • 治療法の選択は形態と太さによる。心エコーで評価できなければ造影CTやMRIを施行する。
  • 経皮的コイル塞栓術は最小内径が2.5mm以下の場合に第一選択となり、狭窄部がない筒型や、最小内径が4mm以上の場合にはコイル塞栓症は適応とならない。窿形成を伴っている場合や、動脈管の長さが短いwindowsタイプではステントグラフト内挿術や外科手術が適応となる。

↓これは出典不明

  • シャント量が小さい場合でも感染性心膜炎のリスクとなるため、全例で手術適応。
  • 未熟児~乳児期に心不全を認める例:早期手術
  • その他:待機的に3-6歳での手術

手術療法

  • 適応:肺高血圧合併症例、易感染性や発育不全を認める症例。(SPE.450)
  • 手術法:動脈管の結紮切離

interventional radiography

  • コイル塞栓法

内科的治療

ガイドライン

  • 1. 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf




脈拍」

  [★]

pulse
脈拍数
  • see. IMD.42,44-45

大きさ

  • 脈拍の大きさ:収縮期と拡張期の間の動脈壁の動きの幅 → 脈圧を反映
1. 大脈(large pulse)
2. 小脈(small pulse)

速さ

  • 動脈壁が上下に動く速さ → 血圧の上昇、下降の急峻さを反映
  • 速脈---大脈で、遅脈---小脈
1. 速脈(rapid pulse)
2. 遅脈(slow pulse)

その他

1. 二峰性脈(double apical pulse)

  • 最初に急峻な峰があり、続いて緩徐な峰を生じる。
  • 左室流出路狭窄を伴う肥大型心筋症(HCM) → HOCM
  • IHSSAR(QB.C-351)

2. 交互脈(alternating pulse)

  • 脈拍の大きさが交互に変化する
  • 心筋梗塞心筋炎など心筋障害があるときにみられる。
  • 心拍出量が一定しない重症心不全の徴候

3. 奇脈(paradoxical pulse)

呼吸による変化

  • (吸気時)拍出量が減る → 駆出時間短縮 → 脈拍の間隔短縮 → 脈拍
(II音のページより)吸気時には、肺静脈が拡張 → 左房・左室への血液還流量が減少 → 左室を充満する血液量減少 → 一回拍出量減少 → 駆出時間の短縮 → A弁の開放時間が短縮
  • 糖尿病により呼吸性変化がなくなるらしい。

成長と脈拍(SPE.50)

  脈拍数
新生児 120
乳児 120
幼児 90
学童 80
中高生 70




循環障害」

  [★]

circulatory disturbance, circulatory disorder, disturbances of circulation

PALS

  • 全身性に組織灌流が不十分な病態を循環障害として広義にとらえている。そのなかでショックとは組織への酸素・栄養受容がその供給を上回る病態となっている。

原因による大分類

重症度

  • 代償性ショック :収縮期血圧正常、末梢血流低下、重要臓器血流やや低下
  • 低血圧性ショック:収縮期血圧低下、末梢血流低下、重要臓器血流低下。ついには臓器障害を呈するようになる。
代償機序 部位 徴候
心拍数増加 心臓 頻拍
SVR上昇 皮膚 冷感、蒼白、まだら模様、発汗
末梢循環 毛細血管再充満時間の遅延
脈拍 末梢脈拍微弱、脈圧減少
腎臓・内臓の
血管抵抗上昇
腎臓 乏尿
腸管 嘔吐、イレウス


速脈」

  [★]

quick pulse, rapid pulse
pulsus celer
鋭脈
脈拍コリガン脈拍

速脈が見られる場合 QB.C-352


頚静脈圧」

  [★]

jugular venous pressure, JVP
[[]]

juglar venous pulsation (PHD.31)

  • a wave:右心房の収縮によるback pressure ← 内径静脈まで弁がないから右心房圧のイベントを反映
  • x descent:右心房の弛緩。途中で三尖弁の閉鎖による小さな上向きの波が出るが、普通は分からない
  • v wave:三尖弁閉鎖状態で体循環の静脈圧による受動的な静脈血の充填
  • y descent:三尖弁が開いて急激に右心室に血液が流入する
  • 心タンポナーデでは、右心室があまり拡張できないため、y谷が浅くなる(すぐに心膜腔の内圧=右心室圧となる)
  • 収縮性心膜炎ではy谷が深くなる

参考

  • wiki en
  • [display]http://en.wikipedia.org/wiki/Jugular_venous_pressure


観血的動脈圧測定法」

  [★]

direct measurement of arterial pressure
血圧測定血圧観血的モニター


特徴

  • 持続的血圧測定が可能(カテーテルと圧トランスデューサの使用による)
  • 心臓一拍ごとの情報が得られる。
  • 採血が可能:動脈血液ガス分析

適応

  • 虚血性心疾患のある患者、心臓血管手術、脳外科手術、長時間麻酔、大量出血が予想される場合、頻回の採血の必要がある場合。(SAN.174)

合併症

  • 末梢虚血
  • 動脈血栓
  • 血腫形成
  • 挿入部感染、皮膚壊死
  • 接合不良による失血


肺動脈圧」

  [★]

pulmonary arterial pressure pulmonary artery pressure PAP
肺静脈圧肺動脈楔入圧血圧

図:ICU.144

  • スワンガンツカテーテルで測定
  • 圧波形は歪んだ三角波

正常値

  • (安静時)
  • 収縮期圧 15-35 mmHg
  • 拡張期圧 8-12 mmHg、6-12 mmHg(ICU.144)
  • 17-32/4-13 mmHg (YN.C-29)

臨床関連

参考

  • 1. 図 圧波形
[display]http://www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/20600BZY00755000_A_01_01/figures/200225_20600BZY00755000_A_01_01_fig05.gif




下大静脈圧迫症候群」

  [★]

inferior vena cava compression syndrome
下大静脈


動脈圧受容器反射」

  [★]

arterial baroreceptor reflex
圧受容器反射


圧」

  [★]

pressure
圧力




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡